カテゴリー

検索

便利な「検索」機能の使い方

上の検索バーに、「vol.○○」あるいは、「●年●月●日配信号」などと入力していただきますと、カテゴリ別だけでなく配信号ごとにお読みいただけます。

また、ブログ記事のアップロードは時系列で逐次していきますが、「カテゴリ別」表示をしますと、「Q&Aコーナー」だけを読む、あるいは「先月観た映画」のコーナーだけを読む、などの読み方が可能です。

スマートフォン

この他の活動媒体

●9年間続くブログです。↓
陣内俊 Prayer Letter ONLINE

●支援者の方々への紙媒体の活動報告のPDF版はこちらです↓
「陣内俊Prayer Letter」 PDF版

陣内が読んだ本 2018年10月21日〜11月10日 『フリーエージェント社会の到来』他

2019.03.20 Wednesday

+++vol.065 2018年11月13日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■2 陣内が先週読んだ本 
期間:2018年10月21日〜11月10日
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

先週私が読んだ本(読み終わった本)を紹介していきます。
一週間に一冊も本を読まない、
ということは、病気で文字が読めなかった数ヶ月を除くと、
ここ数年あまり記憶にないですから、
このコーナーは、当メルマガの
レギュラーコーナー的にしていきたいと思っています。
何も読まなかった、という週は、、、
まぁ、そのとき考えます笑。

ただ紹介するのも面白みがないので、
twitterに準じて、
140文字で「ブリーフィング」します。
「超要約」ですね。
(どうしても140字を超えちゃうこともあります。
 140文字はあくまで「努力目標」と捉えてください笑。)

忙しい皆さんになり代わって、
私が読んだ本の内容を圧縮して紹介できればと思います。
ここで紹介した本や著者、テーマなどについて、
Q&Aコーナーにて質問くださったりしたら、
とても嬉しいです。



●脳科学からみた「祈り」

読了した日:2018年10月24日
読んだ方法:けいちゃんに借りる

著者:中野信子
出版年:2011年
出版社:潮出版社

リンク:
http://amzn.asia/iX94X08

▼140文字ブリーフィング:

義理の母から借りました。
潮出出版って、創価学会系の出版社だというのを初めて知りました。
私は学会員ではありませんが、
だからといってその出版社のものを禁忌するわけでもありません。
そこに書かれていることが良いか悪いかだけが問題です。
キリスト教出版社から出ているゴミみたいな本(失礼)もありますし、
仏教系の出版社から出ている素晴らしい本もあります。

これは本当に。

本書では脳科学者である著者が、
「利他的に生きることが幸福をもたらす」という、
聖書をはじめとする様々な宗教の教えが、
脳科学的にも実証されてきている、ということを論証しています。
けっこう面白かったです。
引用します。

→P70〜72 
〈人間の脳では、ほめられる、他者から良い評価をされる、
などの社会的報酬を得ると、金銭的な報酬を得たときなどと同様に、
「線条体」という、快感を生み出すのに関わる脳内の回路
――これを「報酬系」といいます――
の一部が活動することがわかったのです。

では、利他行動を取るとき、誰かから誉められなければ、
大きな快感を得ることが出来ないのでしょうか?

じつは、「他者からの良い評価」は必ずしも必要ではないのです。

人間には、人間の行動をつぶさに監視する機能を持つ
内側前頭前野の働きがあります。
これは天台大師の『摩訶止観』巻八に説かれる
「同生天(どうしょうてん)」「同名天(どうみょうてん)」
の働きを思わせるような部分で、
自分の行動をいちいちを記録したり評価したりするところです。

誰かから誉められなくても、
自分の内側前頭前野が自分の行動を「すばらしい!」と評価することにより、
非常に大きな快感がもたらされるのです。
これが、いわゆる「社会脳」と呼ばれたりする機能の一つです。

つまり、心の底から人々の幸福を願っての利他行動なら、
たとえ誰にも誉められなくてお、
そんなことでは幸福感はまったく揺らがないのです。
見返りなど必要ないくらい、大きな快感があるのが利他行動です。
そして自ら進んでやろうとする利他行動こそ、
最も大きく、持続的な幸福感に結びつくのです。〉


、、、本当の「利他行動」は、
「承認欲求」と結びついていません。
利他的に行動した結果、相手が感謝しなかったので腹が立った、
というのは実は「利己的行動」です。
イエスが「施しをするときに自分の前で鐘を鳴らす人は、
すでに報いを受けている」と言っているのはこのことです。
承認欲求を満たすために「表面上の利他的行動」をしても、
脳はそのことを知っていますから「本当の報酬」は得られない。

人間の脳は、
「感謝や評価をされなくても、利他行動それ自体を報酬として受け取る」
ように出来ているので、
誰も見ていなくても、誰からも評価されなくても、
他者の幸せを願って行動したときに、
本当の幸福をもたらすように出来ています。
イエスが「施しをするときは隠れたところでするように」
と言われたのはこういうわけです。
「そうすると、隠れたところでみている、
 天の父が報いて下さる。」

愛したことの報いは、
愛したことそれ自体なのです。
(1,243文字)



●筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方

読了した日:2018年10月25日
読んだ方法:Amazonプライムリーディング

著者:テストステロン
出版年2017年
出版社:KADOKAWA

リンク:
http://amzn.asia/d/49i244j

▼140文字ブリーフィング:

『人生の99.9%の問題は筋トレで解決する』
を書いたテストステロン氏、、、
もとい「尊師」による、
栄養学の本です。
*注:「尊師」はギャグですからね、ギャグ。

筋トレやってる人って、
栄養学とかにめちゃくちゃ詳しくなります。
それもそのはずで、
筋トレって言うのは、ダンベル持ってる時間は、
全体の3分の1の重要性しかないからです。
残り3分の1は食事(栄養)で、
もう3分の1は休息です。

こんな「スポーツ」は他にありません。
尊師はこの本で「マクロ管理法」という、
栄養管理法を解説しています。
私もそろそろ採り入れようかと思っているところです。
引用します。

→位置No.514 
〈マクロ栄養素を算出するために覚えることは次の3つだけだ。
1.タンパク質は体重の数値の2倍
2.脂質は総カロリーの25%
3.炭水化物は総カロリーからタンパク質と脂質のカロリー数を引いたもの
 
先ほどの「170cm、60kg、35歳、アクティブ度高め、
1日の消費カロリーが2574kcalの人」の場合、
減量を目的としたとき、1日の総カロリーは2059kcalになる。
この2059kcalをベースに、1日に摂取すべき栄養素を考えてみよう。

・P(タンパク質)の摂取量
タンパク質(P)は、体重の数値の2倍(体重が60kgの場合は60gの2倍と換算)
 ↓
必要なタンパク質は60×2=120g
 ↓
タンパク質1gは4kcal
 ↓
120×4=480kcal

・F(脂質)の摂取量
脂質(F)は、総摂取カロリー25%
 ↓
2059kcal×0.25=515kcal
 ↓
脂質は1gで9kcal
 ↓
515÷9=57g

・C(炭水化物)の摂取量
タンパク質(P)と脂質(F)を除いた残りのカロリー
 ↓
2059kcal−480kcal(タンパク質)−515kcal(脂質)=1064kcal
 ↓
炭水化物1gは4kcal
 ↓
1064kcal÷4=266g

まとめると、1日に摂取すべきマクロ栄養素は、
・タンパク質(P)120g
・脂質(F)57g
・炭水化物(C)266g
となる。〉


、、、めちゃシンプルです。
「摂取カロリーが消費カロリーを下回る」以外の、
「痩せる方法」はすべてデマだと考えて間違いがありません。

本当に。

なぜか?

物理学の熱力学第二法則に逆らうからです。
「●●さえ食べれば痩せる」というのは、
聞く前から嘘だと思って聞きましょう。
ちなみに今私はバルクアップを目指していますので、
摂取カロリーが消費カロリーを少し上回るように生活しています。
4月から数えて、6キロほど体重を増やしました。
着れていた服が着られなくなるという悩みが出てきました。
(1,046文字)



●組織の掟


読了した日:2018年10月31日
読んだ方法:図書館で借りる

著者:佐藤優
出版年:2016年
出版社:新潮新書

リンク:
http://amzn.asia/d/hEE077A

▼140文字ブリーフィング:

佐藤優氏は今はベストセラー作家ですが、
もともとは「組織人」です。
外務省という典型的な日本型の組織で働いていた著者の視点は、
「組織というジャングルを生き抜くサバイバル術」として面白いです。
組織は魑魅魍魎が跋扈する世界です。
組織は常に責任を回避し、
組織を護るために個人を切るという本能があります。
そのなかで組織に属しながら、
どのように個人の自己実現を果たすのか?
組織の愚痴を言うだけの人は無能の証です。
組織の理論と個人の理論、
この複雑な連立方程式を解くしたたかさが必要なのです。
(237文字)



●人物叢書 津田梅子

読了した日:2018年10月31日
読んだ方法:

著者:山崎孝子
出版年:1962年
出版社:吉川弘文館

リンク:
http://amzn.asia/d/34QwDIX

▼140文字ブリーフィング:

同じ教会に、岡田聡さんという、
素晴らしい信仰者そして起業家の方がいます。
彼は戸田市に住んでいまして、
私が戸田で仕事があったりすると、
夕食をご一緒して2、3時間ぐらい語り合います。
前回語り合ったとき、何かの拍子に明治〜大正の時代に、
国に影響を与えたキリスト者たちの話になりました。
内村鑑三、新渡戸稲造、新島襄などなど。
私は去年、自由学園の創立者、羽仁もと子の伝記を読んで、
感銘を受けていたのですが、
そのとき岡田さんの口からでた津田梅子に関しては、
まったく知識がなかった。
なので、さしあたり伝記的な本書を読みました。
めちゃ面白かったです。

まぎれもなく明治初期というのは日本にとって、
「激動の時代」でした。
あらゆる価値体系が揺さぶられ、
あらゆる前提が覆った。
そう、現代がちょうどそうであるように。

面白いことにあの激動の時代というのは、
日本に「私塾」がたくさん出来た時期でもあります。
そもそも明治を作ったのは「松下村塾」という私塾ですし。
明治初期には福沢諭吉の慶應義塾を筆頭に、
たくさんの私塾が出来たわけです。
それだけ激動の時代に、「未来を担う人材を養成する」
ということは、国家だけではなしえない、
「オールジャパンの取り組み」だったということです。
津田梅子が創立した津田義塾もそのひとつです。
日本初の「女性留学生」だった彼女は、
もともと公的機関で英語を教えていましたが、
それは彼女が考える未来の人材を育成するには、
どうも不十分だと思った。
彼女は「自分サイズの教育」が必要だと考え、
私塾創立にいたります。

実は私自身も、個人的なライフワークと言いますか、
人生のテーマのひとつとして「私塾」というキーワードを持っています。
このメルマガもその一環と捉えられなくもない。
私にとって津田梅子の生き方、
その「自分サイズの教育機関を作ること」に対する姿勢。
徹底して名声やブランドよりも「実」を取る姿勢などが、
非常に参考になると同時に励ましを与えてくれました。

→P185〜197 
(開塾の挨拶より)、
「わたくしが十数年来教育に関係いたしております間に、
深く感じたことが二つ三つあります。
第一は本当の教育は立派な校舎や設備がなくても
出来るものであるということであります。
よい教室や書物、その他の設備も
出来るならば完全にしなければなりませんが、
真の教育には物質の設備以上にもっと大切なものがあると思います。
それは一口に言えば、教師の資格と熱心と、
それに学生の研究心とであります。
こういう精神的の準備さえ出来ておりますならば、
物質的の設備が欠けていましょうとも、
真の教育はできるものである、と私は考えております。」
 (中略)
来賓の祝辞もなく、新入生の言葉もなく、
いわゆる開校式らしい華やかさはどこにもなく、
まことに素朴な開校風景であった。
従ってこの日のことは、「塾日誌」に記された
わずか二行のことば意外に実証的な記録は何も残っていない。
一葉の記念写真もないのである。
梅子が私塾創設の志を抱いてから
十年の月日が流れた後の出発点としては、
むしろあっけないといいたいほどであろう。
資金を集め、設備を整え、華やかに宣伝を展開し、開校することも、
梅子の経歴と力を持ってしては不可能ではなかったであろう。
しかし、梅子はこうしたことを一切退けた。
十年間かかって考え、準備し、決意したことは、
虚飾・虚栄・虚名その他すべて真実ならざるものを
振り捨てると言うことではなかったであろうか。
 (中略)
一番町の塾は「女子英学塾」の看板は掲げていたものの、
もとより普通の住居である。
学校らしい設備は何一つもっていなかった。
この塾において教師も生徒も貧しさ不自由さを共に分かちつつ、
ゆたかな学生生活を営んでいた。
名よりも実をとった梅子の第一歩はこのようにして、
大地を踏みしめたのである。〉


、、、津田梅子が一軒家を借りて始めた「女子英学塾」は、
現在「津田義塾大学」として知られています。
なんとこの大学、
私が現在住んでいる隣町の小平市にあるじゃないですか。
自転車で行ける距離です。
機会があったら訪れたいと思いました。
(1,667文字)


▼参考リンク:岡田さんの会社「シードコンサルティング」
https://seed-consulting.jp/



●絶唱

2018年11月5日読了
読んだ方法:図書館で借りる

著者:湊かなえ
出版年:2014年
出版社:新潮社

リンク:
http://amzn.asia/d/2PbRhx8

▼140文字ブリーフィング:

先週、『ユートピア』を読んで、
やっぱり湊かなえは面白いなぁ、
と思いこちらも手に取りました。
こちらは4章からなるオムニバス短編が、
パズルのピースのようにつながる、湊かなえお得意の手法です。
ただ、全体のトーンはかなり異質です。
それはおそらく、阪神淡路大震災に関する、
作者自身のトラウマの吐露が含まれているからでしょう。
あるパートに関しては著者の実体験にかなり近いそうですから。
これが書き上げられたのは2011年の東日本大震災を跨ぐころですから、
彼女ほどの文才をもってしても、95年の阪神淡路大震災という、
心の傷を物語にするのに、15年以上かかった、ということなのでしょう。
人間の心というのは複雑であり機械とは違いますので、
たとえば東日本大震災の「総括」なんて、簡単にできるものではありません。
私も「死ぬまでに言語化できたらいいかな」ぐらいに考えています。
(375文字)



●フリーエージェント社会の到来 組織に雇われない新しい働き方

読了した日:2018年11月7日
読んだ方法:図書館で借りる

著者:ダニエル・ピンク
出版年:2014年
出版社:ダイヤモンド社

リンク:
http://amzn.asia/d/8NvqiVy

▼140文字ブリーフィング:

7月にメルマガで、『モチベーション3.0』
という本を紹介しました。
覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
『モチベーション3.0』の著者ダニエル・ピンクを、
一躍有名にした「出世作」です。

彼はもともと、クリントン政権時代に、
ワシントンDCで大統領のスピーチライターをしていました。
ところがその「組織の中でガチガチに働く」ことに、
ある日過労で吐き気に襲われたことで気がつきます。

彼は速やかに組織を去り、
自宅のガレージで「フリーエージェント」として働き始めます。
ワシントンDCというのは日本でいうと「永田町・霞ヶ関」ですから、
官僚や政治家とのコネクションを彼は持っていました。
彼はそのコネクションを使い、国勢調査の責任者に面会にいきます。
現代のアメリカの国勢調査は、
3000万人いるといわれるフリーエージェントを、
そもそも最初から前提としていないため、
実情を反映していないのではないか、
ということを提言するためでした。
責任者は彼にこう言います。
「あなたの言ってることは最もなのだけど、
 まぁ、察してくれや」

巨大な官僚組織というのはどこの国でも硬直化する運命にありますから、
社会の変化に追いつけないのです。
彼は「じゃあ分かった。俺が調査します。」
といって、自家用車に乗り、全米を横断して、
何百人というフリーランスで働く人々に、
インタビューをして実地調査をします。
そうして書かれたのが本書です。

私も事実上、フリーランスとしてかれこれ10年ぐらい活動してますから、
かなり勇気づけられ、かなり「これでいいんだ」という確信を深め、
かなりヒントを貰いました。

本書が英語で書かれたのは2001年ですが、
和訳されたのは2014年です。
この13年の開きが、アメリカと日本の変化のスピードの開きです。
(そしてもしかしたら、
 00年代に日本経済がアメリカに水を空けられた原因とも、
 どこかでつながっているかもしれません。)

本書執筆当時「アメリカには3300万人のフリーランサーがいる」
と著者は言っていますから、
現在ではさらに膨れあがっているのは間違いありません。
著者は、フリーエージェントが登場した4つの背景を指摘していますが、
これは言うまでもなく、日本社会にも押し寄せている変化です。

→P62〜63 
〈経済の子ども時代の終焉、小型で安価な生産手段の登場、
経済の繁栄、組織の短命化。この4つの材料を混ぜ合わせて、
10年間かけて調理して生まれたのが、
3300万人のフリーエージェントたちなのだ。
 (中略)
フリーエージェントという働き方が登場した背景には、
4つの重要な変化があった。

1.従来の労使間の社会的契約、
すなわち従業員が忠誠心と引き換えに
会社から安定を保障して貰うという関係が崩壊した。

2.生産手段(富を生み出すのに必要な道具)が
小型で安価になって個人で所有できるようになり、操作も簡単になった。

3.繁栄が社会の広い層に行き渡り、しかも長期間続いている結果、
生活の糧を稼ぐことだけが仕事の目的ではなくなり、
人々は仕事にやりがいを求めるようになった。

4.組織の寿命が短くなり、
人々は勤め先の組織より長く生きるようになった。〉

著者が指摘しているのは、
「大きな組織に個人が自由を差し出し、
 それと引き換えに安定と報酬を得る」
という働き方のスタイルは、巨視的に歴史を見た場合、
19世紀から20世紀だけの一時的な現象だということです。

なぜか。

製造業が主軸産業だと「規模の経済」が働くからそうなるのです。
18世紀には靴職人、画家、大工、船乗り、農家、、、
全員、フリーランサーだったのです。
21世紀にはそれが元に戻るだけだ、と著者は言います。

私は10年間フリーランサー的に働いています。
めちゃくちゃ大変な部分もあります。
巨大組織に属するというのは、「30年後の給料が計算できる」
ということですから。
フリーランサーは、明日の収入の保障もありません。

しかし、その「保障」ってなんなんでしょう?
とも思います。
新約聖書のヤコブ書には「来年あそこで商売しよう」
と計画している人に、警告がなされています。
「あなたたちは明日生きてるかどうかすら、
 自分で計画できないじゃないか。」と。
これは現代の「組織に属していれば将来安泰」と考える人にも、
当てはまる警告です。

フリーランサーに「保障」はなく、「庇護」もありません。
スパイダーマンの名言を借りれば、
「大きな自由には大きな責任が伴う」のです。
しかし、10年やってみて私が確信しているのは、
この「大きな自由」はその大変さに見合う報酬がある、
ということです。

それは、
「私は今、自分にしか出来ない仕事を、
自分に与えられた能力を使って、
社会のために還元し、神の栄光のために働けている」
という圧倒的な充実感と、
そして、地獄の通勤時間がないことで、
家族との時間をたくさん過ごせること。
子育てにいつでも協力できること。
「定年後の不安」がないこと。
だって、もう私は「早めの定年(退職金・年金なし)」を、
すでに10年前にスタートさせているのですから。
組織を辞めると地獄ですが、
地獄の先には大きな祝福がまっています。
(あくまで個人的な体験なので、
 一般化するつもりはさらさらありません。
 結局のところ、それぞれの人生というものは、
 その人が選択するしかないのですから。)
(2,063文字)



●思考する言語(上) 「ことばの意味」から人間性に迫る

読了した日:2018年11月7日
読んだ方法:図書館で借りる

著者:スティーブン・ピンカー
出版年:2009年
出版社:NHKブックス

リンク:
http://amzn.asia/d/2H8tTdG

▼140文字ブリーフィング:

やばい。文字数が足りなくなってきました。
こちらは、「人間の本性を考える」の著者、
スティーブン・ピンカーの、「言語」に関する本です。
かなり難しかったです。
というのも著者は英語の動詞を研究している人で、
「動詞」と「脳の働き」にはどんな関係があるか、
ということを綿密に考察するというのが本書の内容ですから。
日本語ですら難しいことを、英語でやられるとかなりキツイ。
今年面白かった本ベスト10に必ずランクインする、
『中動態の世界』で書かれていたことにかなり近いと思いました。
(232文字)



●なぜ世界は存在しないのか

読了した日:2018年11月7日
読んだ方法:柳沢美登里さんに借りる

著者:マルクス・ガブリエル
出版年:2018年
出版社:講談社新書メチエ

リンク:
http://amzn.asia/d/d1syJYu

▼140文字ブリーフィング:

こちらは、FVIの柳沢美登里が読んで、
面白いよ、とお勧めされていた本です。
図書館で予約が100人待ちぐらいだったので、
柳沢さんからお借りしました。
「存在するとは何か」という哲学分野における、
現代の卓越した哲学者がどう考えているか、
ということが分かる面白い本です。

一般向けに書かれているとは言え、内容はかなり難しい。
なるべくかみ砕いて言えばこうなります。
「科学的な唯物論」という実在論が今日の世界では支配的です。
目に見える世界だけがすべてだ、ということですね。
人間というのは結局のところ水分とアミノ酸だし、
この宇宙というのはたくさんの水素原子とヘリウム原子、
そして広大な空間、ときどき炭素がある場所だ、みたいなことです。
日本の知識人にはなぜかこれを支持する人が多いですが、
著者に依れば、この世界観は「完全に破綻」している、
というのです。

その代わりに著者が定立する実在論が、
「意味の場の存在論」というものです。
何かが存在するときそれは、
「何らかの意味の場」に立ち現れるという形でしか存在し得ない。
では、「あらゆる意味の場」を包摂するような「意味の場」はあるのか?
この問いは「世界は存在するのか?」という問いに置き換えられる。
この問いの答えが「その意味における世界は存在しない」ということです。

そうすると人間は不安になる。
だからその「世界」を「物質界」と置き換えたのが近代の、
科学的世界観であると著者は看破します。
しかし、「すべての意味の場を包摂する世界」を人間が作るとき、
それは例外なく偶像崇拝の一形態となる。
だから近代の科学的唯物主義は、
外観は近代的だが、その実は古代の偶像崇拝に似ているのだ、
というのです。

面白いでしょ。

本書の結論部分を引用します。

→P292〜293 
〈意味の場の存在論が、
ハイデガーの有名な表現を借りて言えば
「存在の意味」とは何かという問いに対する、わたし自身の答えです。
存在の意味、つまり「存在」という表現によって指し示されているものとは、
意味それ自体に他なりません。

このことは、世界は存在しないと言うことのうちに示されています。
世界が存在しないことが、意味の炸裂を引き起こすからです。
いかなるものも、何らかの意味の場に現象するからこそ存在する。
そのさい、すべてを包摂する意味の場が存在し得ない以上、
限りなく数多くの意味の場が存在するほかない、というわけです。
それらの意味の場は、互いに連関を為して一個の全体を形作ったりはしません。
もしそうなら、世界が存在することになってしまいます。
さまざまな意味の場が為す連関は、じっさい、
わたしたちによって観察されたり引き起こされたりしますが、
それ自体、つねに新たな意味の場のなかにしかあり得ません。
わたしたちは、意味から逃れることは出来ません。
意味は、いわばわたしたちの運命に他なりません。
この運命は、わたしたち人間にだけでなく、
まさに存在するいっさいのものに降りかかってくるのです。

人生の意味に対する答えは、意味それ自体の中にあります。
わたしたちが認識したり変化させたりすることの出来る意味が、
尽きることなく存在ししている
――このこと自体が、すでに意味に他なりません。
ポイントをはっきりさせて言えば、
人生の意味とは、生きるということに他なりません。
つまり、尽きることのない意味に取り組み続けるということです。〉
(1,377文字)



▼▼▼リコメンド本「今週の一冊」▼▼▼

ご紹介した本の中から、
「いちばんオススメだったのは?」という基準でリコメンドします。
「いちばん優れていた本」というよりも、
「いちばんインパクトの大きかった本」という選考基準です。
皆さんの書籍選びの参考にしていただけたら幸いです。


▼今週の一冊:『フリーエージェント社会の到来』

コメント:

これは面白かったです。
日本も近未来に必ず、
「フリーエージェント社会」に近づくでしょう。
それはAI、3Dプリンタ、インターネットとグローバリズムにより、
二次産業的な「規模の経済」が成り立たなくなること、
そして労働集約的なホワイトカラーの機能がなくなることにより、
社会が「フリーランサーの集合体」として形成されたほうが、
競争力を持てるからです。

マルクスは「生産手段の独占による労働の疎外」を説き、
「生産手段を資本家から労働者に取り戻す」ために、
全世界に連帯を呼びかけました。
ダニエル・ピンクは現代を「デジタルマルクス主義」と呼んでいます。
つまり、ムーアの法則により小さく安くなったPC、
インターネット環境の整備、シェアエコノミーの浸透など、
社会インフラの変革により、
「生産手段が労働者の手に取り返されている」のだと。

人気ユーチューバーのHIKAKINを考えて下さい。
20年前なら彼がひとりでやっている、
動画の撮影、編集、アップロード、配信などは、
大手テレビ局と総務省と広告企業と書店とビデオ屋さんと、、
という企業複合体にしかその「生産手段」がなかったのですが、
彼はいまひとりでそれをやっています。
「生産手段」はフリーランサーの手に取り戻されたのです。

その結果訪れるフリーランスの世界というものは、
HIKAKINを観れば分かるように、
決して「お花畑」ではありません。
私も実感していますが、むしろ雇用されて働くよりも、
何倍も厳しく辛い側面もあります。
何より日々は「不安定」の連続です。

しかし10年間フリーランスとして活動をして、
最近強く思うのです。
「終わりなき不安定の積み重ね」こそが、
振り返ったときに「安定」と呼べるのではないか、と。
それは「瞬間において不安定な自転車」が、
500キロ走り終えたとき、
ずっと安定していた、と呼べるのと同じです。
これを「動的安定」と言います。
逆に大企業や自治体など大きな組織に雇われて得られる安定は、
「静的安定」です。
東京都庁のような大きなビルが、
20年立ちつづけていて、
今後50年もおそらく立ち続けるだろう、
という種類の安定。

どちらが本当の安定なのか?

どちらも「本当の安定」には違いないのでしょう。
しかし両者の安定は質的に異なります。

思い出さなければならないのは現代が、
「(比喩的にも文字通りにも)巨大地震が頻繁に起きる時代」
だということです。
福島第一原発の事故を思い出して下さい。
そのような時代に、
一人でこぎ続ける自転車と、
「安全神話」によって支えられた高層ビル、
どちらが「強い」のでしょう?
「強さ」は見た目とは逆のこともあります。

どちらを選ぶのも、その人の人生ですので、
ご自由にしたらいいと思うのですが、
実は現代というのは、
「東京都庁的な安定」というものが、
本当に盤石な安定なのかどうか、
問われている時代なのは間違いありません。



▼▼▼部門賞▼▼▼

ご紹介した書籍の中から、
陣内の独断と偏見で、
「○○賞」という形で、
特筆すべき本をピックアップします。
こちらも何かのご参考にしてくだされば幸いです。

▼「久しぶりに哲学に浸ったで賞」:
『なぜ世界は存在しないのか』

コメント:

「実在とは何か」ということを、
数百ページにわたって延々と語る、
という本書。
いかにもドイツ人らしい「シワの深い議論」が、
延々と続きます。
冬のドイツで、暖炉を囲みながら、
静かにこんなことを対話したら、
本当に豊かな時間だろうなぁ、
と思います。

人間の性格を、国民性でタイプ分けする、
みたいな性格診断を私は観たことがありませんが、
作ったら面白いかも、とときどき思います。

・ブラジルのダンサータイプ、とか、
・アメリカの田舎のおじさんタイプ、とか、
・ニューヨークの女優志望の野心家タイプ、とか、
・韓国の情熱的なオムニタイプ、とか、
・日本の生真面目サラリーマンタイプ、とか、
・ロシアの筋肉ウォッカマッチョ野郎、とか、
・イタリアの陽気な店主タイプ、とか、
・フランスの愛想悪い官僚タイプ、とか、
・イギリスのスノッブな貴族気取りタイプ、とかね。

私はそんな性格診断があったら、
「ドイツの哲学者タイプ」だと自分で思います。



寝る前のルーティーン

2019.03.19 Tuesday

+++vol.065 2018年11月13日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
いつも通り、質問カードから
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼寝る前にすること▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
今週も質問カードからいきましょう。

▼質問:
「寝る前に必ずすることは何かありますか?」

これは簡単に答えられます。
まず、歯磨きとフロスです。

あと、「記録類」があります。
Evernoteに2種類、
手書きの手帳に1種類。
全部で3種類の記録です。
全部で5分〜10分ぐらいかかり、
地味に面倒なのですが、
得られるメリットも大きいので、続けています。

そして「布団を敷く」
→「鼻スプレー」
→「電気を消す」
→「くりぃむしちゅーオールナイトニッポン」を2時間タイマーにセット。
→寝る。

という感じです。

ひとつずつ説明していきます。

歯磨きとフロス。
これはまぁ、普通ですね。
私は歯間が狭いため、
歯間フロス選びが大変です。
いままでで一番良かったのは、
アメリカ土産で買ってきてもらった、
たしかデンマーク製かなんかの細いやつ。
日本では入手困難なので、
妥協案として日本製の一番細いやつを使ってますが、
使用中にけっこう切れてしまいます。
親知らずを抜いたらマシになるかもですが、
今のところ抜く予定はありません。

痛そうだし。

怖いし。

いつか松田優作のように、
役作りのために抜くことがあるかもしれません。

、、、いや、ないな。

次に記録。

Evernoteの1種類目は、
「フードログ・運動ログ」というもので、
Evernoteの「ノートブック」があります。
そこには現在184個のノートがあります。
ノートひとつにつき1週間分ですから、
三年ほど続けてきたことが分かります。
1週間分の「フォーマット」があり、
そこには朝測った体重、昨日の睡眠時間、
朝、間食、昼、間食、夜、夜食、
という食事のリストがあります。
その下に合計カロリー(概算)と、
合計タンパク質を記録する箇所があります。
そして「運動」という箇所が最後にある。

まず、体重についてはそのまんまです。
土曜日には「一週間の平均体重」を算出し、
それを翌週の最初に貼り付けます。
そうすることで、体重の日ごとの変化だけでなく、
週ごとの変化を追い、より正確に、
自分の体重の変動を知ることが出来ます。

睡眠時間を記録するのは、
「寝過ぎないように」ではなく、逆です。
「たくさん寝られるように」です。
メルマガで何度も書いていますように、
私は一日平均9時間の睡眠時間が確保できないと、
一日の脳の認知負荷によって生まれたエントロピーが、
元に戻りません。

私の場合、病気の前後で必要な睡眠時間は2時間延びました。
睡眠の研究によりますと必要な睡眠時間は個人差が多きく、
7時間から9時間の間が一般的らしいです。
なので、「日本人の平均睡眠時間は7時間以下だから、
自分もそれぐらい」というのは「ナンセンス」です。
「日本人の平均的な食事量がこれぐらいだから、
 私もこれぐらい食べる」って言ってるのと同じですから。
身長140センチの人と身長200センチの人で、
必要な食事量が同じわけがありません。
睡眠時間も同じように、その人の「脳の個性」によって、
必要な量が長くなったり短くなったりします。
あと、「睡眠の量を質でカバー」みたいな本がたくさん出ていますが、
私はほとんど真に受けてません。
とにかく、私の経験上、睡眠は量、量、量がものを言います。
「睡眠を圧縮して、、」みたいな虫の良い考えは捨てた方が良い。
無理をして鬱病などの脳のクラッシュをしたときの損失を考えると、
「一日9時間の睡眠」なんて安すぎる投資だと、
今は心から思います。
(病気になる前はそう思ってませんでしたが。)

次に食事の記録。
これは「レコードダイエット」の要領で、
記録していきます。
食べたものとカロリーを書く。
春に筋トレを始めてからは、
タンパク質の量も記録しています。
筋トレをすると筋繊維が破壊されるため、
タンパク質が不足すると同化作用がうまく働かず、
筋トレの効果がなくなってしまいます。
なので、トレーニーは、
体重×1.5〜3グラムのタンパク質を取る必要がある。
体重70キロですと、100〜200グラムぐらいは取りたい。
これがやってみると簡単ではない。
ブロック肉100グラムに含まれるタンパク質は約20グラムです。
肉だけで200グラムのタンパク質を取ろうとすると、
毎日1キロの肉を食べなければならない。
精神的にも経済的にもきつすぎます。
なので、プロテインパウダーに頼ることになります。
あと、筋トレはじめてから「間食(おやつ)」が変わりました。
スナック菓子的なものはほとんど口にしなくなり、
今の私のおやつはもっぱら「ゆで卵」です。
1パック100円で小玉の卵が売られているときに大量に買い、
鍋でゆで、皮を剥き、袋に入れ、めんつゆを流し込みます。
これで冷蔵庫で1週間ぐらいは保ちます。
めんつゆを入れるのは、「味玉」みたいで美味しいのと、
塩分による防腐作用があるためです。

本当は「PFCバランス」といって、
タンパク質、脂質、炭水化物のマクロ管理が出来れば良いのですが、
いまのところそこまでには至っていません。
食事を記録する習慣はもう何年もあるので、
いつかやり始めるかもですが。

「運動」に関してはそのまま。
筋トレをしたらその内容を書くし、
たくさん歩いたらそう書くし、
プールで泳いだらどのぐらい泳いだか記録するし、
縄跳びや腹筋運動などをしたら書きます。
そういったことが何もない日は、
「運動:なし」と書きます。

次に、Evernoteの記録2つめ。
「今日の感謝」と、「神からの啓示」を、
書き記します。
これには3分以上時間をかけないように簡潔に。
毎日3つぐらい、
神の恵みを数える、という意味で、
神に感謝したいことを書き出します。
そして、神の声に耳を傾ける。
そのときは意味が分からないが、
後に、「ああいうことだったのか」と分かることもある。
まったく自分の脳内の気まぐれだったこともある。
「占い」とは違い、それによって、
運命を決めているわけではありません。
そんなにシリアスにならず、
「練習」だと思って、
神に聞く時間を一日の終わりに1分〜2分もちます。
なんにも聞こえないこともあるし、
「あ!あれを忘れていた!」と思い出すこともある。
「あれは重要じゃないと思っていたが、
 とてもたいせつに思えてならない」と、
自分の考えが流れを変えることもある。
重要なのはそこで「明確なガイダンスを得る」ことではなく、
「自分の理性や直観以上の何かがある」という前提で、
人生をすすめていくことを練習することだと思っています。

最後に、手書きの記録。
これは、岡田斗司夫氏の、
「あなたを天才にするスマートノート」
という本に書かれていた手法をそのままやってます。
その日の行動を5項目で書き出し、
それぞれの「点数」を書き記す。
これも2年ぐらい習慣にしていて、
後で振り返ると役に立つ。
ある日にいやーな時間帯があったとします。
実はそれが前日あまり寝ていないことと関係していたりする、
というのが振り返ると分かるからです。
人間というのは自分で思ってるほど賢くないですから、
自分の快・不快の因果関係を取り間違えます。
「何をしたときに自分が良い状態になり、
 何をしたときに逆になるのか」
というマクロな動きを客観的に把握することで、
自分を不快にする不毛な行動を避け、
自分を幸せにする良い習慣を強化する効果がある、
と思います。

▼参考リンク:「あなたを天才にするスマートノート」岡田斗司夫
http://amzn.asia/3LI0JDt


ふぅ。



書き疲れた。



あとちょっと。



布団を敷きます。
昨年9月に子どもが生まれてから、
私は自分の書斎で寝ております。
妻の授乳が夜中に3時間おきにあったため、
別に毎回起きても何かができるわけではないので、
別の部屋で寝させて貰っています。
良く出来た妻の優しさですね。
今は授乳期間が終わったので、
どこかのタイミングで一緒に寝るようになるかもですが。
ただ、マットレスがあまり大きくないので、
一緒に寝た場合、
私の寝相が悪くて子どもを圧殺してしまわないか不安です。
じっさい私は幼い頃、酔っ払った父の下敷きになり、
圧死しそうになったと母から聞きましたから笑。
気がついたら顔が青白くなっていたそうです。
もしあのまま「逝っていた」ら、
私は今頃天国から2018年の世界を見下ろしていることでしょう。


、、、で、「鼻スプレー」ですね。
私は季節の変わり目に「寒冷アレルギー」みたいな感じで、
鼻水が止まらなくなります。
現在の日本は一年のうち350日ぐらいが季節の変わり目なので笑、
私の鼻は350日間詰まっているわけです。
起きているときは気にならないのですが、
寝ると鼻呼吸が疎外されるのは、
けっこう良くないんじゃないか、と思い始め、
今までは講演のときとかだけ使っていた鼻スプレーを、
寝る前にしてみたのです。
そうしたら非常に「具合が良かった」。
なんか、眠りの質が良くなったように感じた。
眠りは量!とさっき力説した舌の根も乾かぬうちに、アレですが。

でも本当にそうなんです。

眠る前に必要なのは入眠剤ではなく鼻スプレーだった!
というのは大きな発見でした。
それ以来毎日やってます。
薬局で500円ぐらいで買える安いやつで十分です。

▼参考リンク:鼻スプレー
http://amzn.asia/d/8ECCWz2


最後に、
タブレットに録音してある、
「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」を、
タブレットのタイマー機能でかけます。
小さな音で、耳元で。
これが鬱病闘病中から、かれこれ4年ぐらい、
私の「子守歌」になっています。
鬱病期間中は切実な理由がありました。
「何かを自律的に考える」状態を作らない、
ということが死活的に大事だったからです。
自律思考が始まると、
鬱病の症状により「自罰感情」や、
「自己否定感情」が暴発します。
ひどいときは「希死念慮」に至る。

何度も繰り返しますが、
これは単なる「ネガティブ思考」とは違うので、
「気の持ちよう」でなんとかなるものではありません。
セロトニンが枯渇した事による脳の器質的異常がもたらす、
「病気の症状」です。
鬱病の人の希死念慮に「もっとポジティブに考えろよ」
というアドバイスというのはナンセンスというか、
まったく的外れです。
病気の症状なのだから。
ぜんそくの発作でヒーヒーいっている人に、
「もっとポジティブに息をしろよ」と言ってるのと同じです。
そのアドバイスはまったく役に立ちません。

大切なのは、適切な治療と休息、
症状を軽減する具体的な行動です。
私は闘病中に、寝る前の「自罰感情の暴走」が辛すぎて、
何か「思考を停止させる手段」を考えねば、
という必要にかられ、
「くりぃむオールナイト」を枕元で聞き始めました。
「1ミリも役に立たない」二人の馬鹿話を聞いていると、
少なくとも自分の思考はストップします。
それによってどれだけ救われたか。

私の妻は私の闘病中、
有田哲平宛てに感謝の手紙を書き、
くりぃむの事務所宛に送ろうとしたぐらいですから。

病気が治ってからもその習慣は途切れず、
今は「入眠剤」として聞いています。
人間の脳が眠りに入るとき、
「ランダムな情報」が一番良いというのが、
最近の研究で分かってきているそうです。
「羊が一匹、羊が二匹、、」もそうですし、
「子守歌」もそうです。
脳というのは端的に言うと、「秩序器官」です。
エントロピーを減少させる(無秩序を秩序に変える)のが、
脳の働きです。
エントロピー保存の法則というのがありますから、
起きている間に作られた「秩序」の裏で、
同じだけの「無秩序」が脳のなかに生まれます。
その「無秩序の掃除」をしているのが睡眠だ、
と脳科学者の養老孟司は言っています。

なぜそう思うのか?

脳は起きている間と寝ている間で、
まったく同じだけエネルギーを消費しているからです。
寝ている脳は「休んでいる」のではありません。
パソコンの「デフラグ作業」のように、
意識活動によって生まれた無秩序を片付けているのです。

何が言いたいか?

脳に「無」を作ろうとすると、上手く行きません。
秩序器官である脳は、その「無」を、
秩序で埋めていこうとしますから。
だから布団に入った暗闇で、
「何も考えまい、考えまい」
とすると、そこから秩序的連想ゲームが始まってしまうのです。
この意識活動を、寝ている状態に誘うのは、
「ランダムな連想」だというのが、
最近の脳科学の研究結果なのです。

、、、くりぃむオールナイトは、
「ランダムな連想装置」として優れています。
二人の会話の断片の単語が、
脳に「ちょうど良いランダムさ」を生みます。
なので、これを聞いてると、
5分か10分ぐらいで、
私は自然に寝ているのです。

別にくりぃむオールナイトである必要はないのだけど、
「ランダムな連想装置」というのは、
不眠で悩む人にとって、ひとつのソリューションになり得る。
スマホアプリでそういうのも出ているらしい。
「海・・・兎・・・ステーキ・・・椅子・・・」
みたいに何の脈絡もない単語を一定リズムで放り投げてくれるアプリが。
これって私がくりぃむオールナイトでやっていることとまったく同じです。
「羊が一匹、、、」の進化形ですね。

、、、以上が私の「寝る前のルーティーン」です。

めっちゃ説明が長いので、
寝る前にどんだけのことをしてるんだ、
と思うかもですが、じっさいの所要時間は15分以内です。
寝る前にスマホやテレビをずっと観てる人より、
短時間ですんなり寝ているはずです。

別に参考にする必要はまったくありません。
こういうのは「人それぞれ」であり、
自分なりにたどり着いた答え、
というのが最適解なのですから。
私も試行錯誤しながら日々バージョンアップしてますので、
1年後は違うルーティーンになってるかもしれませんし。

陣内が先月観た映画 2018年10月 『三度目の殺人』他

2019.03.13 Wednesday

+++vol.064 2018年11月6日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■2 陣内が先月観た映画 2018年10月

月に一度のお楽しみ、
「陣内が先月観た映画」のコーナー。

タイトルそのまんまの企画です。
先月私がいろんなかたちで観た映画を、
一挙に紹介しちゃうというコーナー。

5本以上観た月だけの限定コーナーとなります。
先月はけっこう観たので、
けっこう紹介できます。

もともと映画を観るほうではありますが、
Amazonプライムのストリーミングで観るようになって、
観る本数が3倍ぐらいに増加しました。
移動中に観れるというのが大きいです。
電車の中やバスの中で本を読むのは少し疲れますが、
映画はノーストレスです。
長時間移動がある月なんかは、
往復の移動だけで4、5本観れたりします。

観るだけではもったいないので、
皆様に紹介しちゃおう、
というのがこのコーナー。

世界一小規模の映画賞、
「月間陣内アカデミー賞」もやります(笑)。

「おもしろそうだな」と思うやつがあったら、
それをレンタルして観てみる、とか、
あとこれを読んで、観たつもりになって、
誰かに知ったかぶりする(笑)などの
使い方をしていただければ、これ幸いです。

「陣内が先週読んだ本」の
140文字ブリーフィングが好評なので、
映画評論も140文字で試みます。

時短は正義(!)ですから笑。

「読んだ本」コーナーと同じで、
140文字はあくまで「努力目標」です。

*どうしても「ネタバレ」要素をいくらか含みますので、
絶対にネタバレしたくない作品がありましたら、
器用に読み飛ばしてくだされば幸いです。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

●フィフス・エレメント

鑑賞した日:2018年10月1日
鑑賞した方法:Amazonプライム特典

監督:リュック・ベッソン
主演:ブルース・ウィリス、ミラ・ジョヴォヴィッチ
公開年・国:1997年(フランス)
リンク:
http://amzn.asia/d/35q2YDO

▼140文字ブリーフィング:

名作映画「レオン」の監督、リュック・ベッソンの作品です。
リュック・ベッソンだと、「ANGEL アンジェラ」も今年見ました。
リュック・ベッソンの話形はいつも同じです。
冴えない男に、「天使」としての美少女が舞い降り、
そこから話しが展開していきます。。
「アンジェラ」もそうだし「レオン」もそうです。
この話形は実は、宮崎駿とまったく同じなのです。
リュック・ベッソンと宮崎駿は気が合うに違いありません。
本作はSF作品ですが、
「レオン」や「アンジェラ」のほうが私は好きです。
リュック・ベッソンはどこかレトロな感じこそが持ち味なので、
本作のようなSFをやると、まさにレトロフューチャーになってしまい、
未来を旅している感じにはならないので。
映画としては「並」でした。
(324文字)



●岳

鑑賞した日:2018年10月1日
鑑賞した方法:Amazonプライム特典

監督:片山修
主演:小栗旬、長澤まさみ
公開年・国:2011年(日本)
リンク:
http://amzn.asia/d/8qYivfQ

▼140文字ブリーフィング:

これはですねぇ。
あまり面白くなかったです。
すみません。
「特になんということはない」邦画です。
見た先から内容を忘れてしまう笑。
マンガが原作ですが、
マンガで読んだらもっと面白いかも。
(89文字)



●ブラックパンサー

鑑賞した日:2018年10月1日
鑑賞した方法:横田家から借りる

監督:ライアン・クーグラー
主演:チャドウィック・ボーーズマン、マイケル・B・ジョーダン
公開年・国:2018年(アメリカ)
リンク:
http://amzn.asia/d/317JiQh

▼140文字ブリーフィング:

練馬グレースチャペルの牧師の横田師の息子さんが、
マーベル系の映画が大好きでいろいろDVDを持ってるので、
興味のあった「ブラックパンサー」を貸していただきました。
マーベルのなかでは一番面白かったです。暫定ベスト。
ライアン・クーグラーというこの監督、
実は「ロッキー」シリーズの最新作、
「クリード チャンプを継ぐ男」の監督です。
「クリード」は一昨年に観た映画のベスト5に入る面白さでした。
本作の凄いところは、「アメコミ」という舞台装置で、
架空のアフリカの都市国家「ワカンダ」の王子の話しをする、
という思いっきりフィクションに寄った設定のなかで、
「現実世界の差別や人種の多様性の問題」という、
非常に現代的な社会批評を語っているところです。
(314文字)



●イヴの時間

鑑賞した日:2018年10月3日
鑑賞した方法:Amazonプライム特典

監督:吉浦康裕
主演:福山潤ほか
公開年・国:2010年(日本)
リンク:
http://amzn.asia/d/bvYrF6u

▼140文字ブリーフィング:

アニメーション作品です。

なんていうんでしょう、、、。

うーん、、。

全然面白くなかったです笑。

ロボットが人間と区別がつかなくなった未来で、
「ロボットに関する法律」がつくられ、
ある喫茶店ではロボットと人間を差別なく扱うというルールがある
、、、というアイディアは「非常に凡庸」です。

100回ぐらい見たことある。

音楽や効果やアニメーションも、
なんか「ドンシャリスピーカー」みたいで、あざとい。
どこで盛り上がって良いか分からないし、
何が良いのか分かりません。
「アニメであることの良さ」もありません。
シーンは三種類(喫茶店、家、学校、以上。)ぐらいなんだもの。
アニメっていうのは実写ではできない、
架空を描けるところにメリットがあるのに、
この作品では創造力の翼は骨折してしまっています。
舞台でやればいいのに。
Amazonのレビューの高評価の意味が私には解せません。
声優オタクとかが高評価をつけてるのかな?
分からん。
(399文字)



●ウルフ・オブ・ウォールストリート

鑑賞した日:2018年10月8日
鑑賞した方法:Amazonプライム特典(横須賀への往復電車のなかで)

監督:マーティン・スコセッシ
主演:レオナルド・ディカプリオ
公開年・国:2013年(アメリカ)
リンク:
http://amzn.asia/d/bp9X78s

▼140文字ブリーフィング:

もはや映画の古典、『タクシードライバー』の、
マーティン・スコセッシ作品です。
最近だと、『沈黙』を撮った監督、
と言った方が分かりやすいでしょうか。

これはすごかったです。

「沈黙」と匹敵するぐらい面白いかも。
「沈黙」とはベクトルが真逆ですが笑。
マーティン・スコセッシの底力を見た気がします。
マーティン・スコセッシはかつてカトリックの司祭になることを夢見たほど、
敬虔なカトリック教徒として知られています。
しかし彼の宗教観は既存の伝統的な神学と相容れず、
だから彼は映画というフィールドで「神学」しているのだと、
私は解釈しています。
映画監督のなかには「在野の神学者」がけっこういます。

この映画は3時間ありますが、
3時間ずっと「金とセックスとドラッグと下品な言葉」の応酬です。
ずーっと不謹慎で、ずーっと公序良俗に反しています笑。
「こいつら狂ってる。
 最低だ!
 、、、
 ん?
 、、、
 、、、
 でも最低だ!
 、、、いや、やっぱり最低だ!」と思いながら、
アドレナリン出まくりで魅せられます。

「やられた」と思いました。

この映画は実在の人物、
ジョーダン・ベルフォードの伝記に基づいています。
人間という生き物の「生々しい欲望」をひたすら見せられる3時間。
圧倒的でした。

レオナルド・ディカプリオはこの作品の後、
一定期間俳優業を休業しました。
「まぁ、そうだろうな」と思います。
それぐらい「高カロリー」な作品ですから。
(570文字)



●ヤング=アダルト

鑑賞した日:2018年10月6日
鑑賞した方法:Amazonプライム特典

監督:ジェイソン・ライトマン
主演:シャーリズ・セロン
公開年・国:2011年(米国)
リンク:
http://amzn.asia/d/4sM6xg6

▼140文字ブリーフィング:

タイからの帰り道に飛行機で見た、
『タリーと私の秘密の時間(原題Tully)』は秀作でした。
私の私淑する映画評論家、ライムスター宇多丸さんがラジオで、
『タリー・・』と同じ主演女優&監督のタッグ作品があると知り、
本作を見ました。

『タリー・・・』では三段腹を揺らす、
「鬼神の役作り」のシャーリーズ・セロンは、
この映画では「性格の悪い超美人」を演じています。

映画を観ていて「この主人公はクソだ」と、
こんなに思うことも珍しいほど、
クソ主人公なのですが、
同時にクソ面白かったです。

美貌に恵まれたがゆえに人の痛みが分からず、
性格がねじ曲がってしまった主人公は、
「十代のころの栄光の日々」の精神のまま、
三十代に突入します。
プライドだけは怪物のように肥大し、
世間の認識と自意識が乖離した、
「痛い女」の標本のような主人公なのですが、
不思議なことにこのクソ主人公の気持ちが、
観客はちょっとだけ分かるようになるのです。

この映画、日本に置き換えるとこんな感じです。
主人公は田舎町から都会に出てきたクソ女です。
地元の高校では学校一番の美人で、
スクールカーストの最上位に位置し、
外見がイケていない男子をいじめることに加担したが、
その男子の名前すら覚えていない。
その子は地元の短大を卒業し、東京に出る。
そこで「六本木キラキラ女子」として、
華やかな世界に暮らしているが、
東京に出れば当然上には上がおり、
相対的に見れば「たいしたことはない」。

そんな彼女も、
田舎に帰ると全員が絶望的にダサく見える。
その中で孤立する姿がたまらなく痛々しい。
「田舎に順応することを大人になると呼ぶ常識人」
のなかで孤立していく彼女は、
クソであることは変わらないのですが、
「うん、分かるぞ。
 田舎で安定を志向した人たちの、
 本人は自覚すらしていない、
 底知れぬ傲慢さ、ってあるよね。
 お前はクソだが、
 その犠牲者であることは確かだ。
 分かる、分かるぞ!」
と、最後にはちょっと応援してしまう、
という不思議な作品です。

本谷有希子の『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』という小説があります。
吉田大八監督が、佐藤江梨子主演で映画化もしています。
こちらは日本版の「ヤング=アダルト」と言えるかもしれません。
そう考えると、このテーマ(誰か名前をつけてくれ)は、
案外と世界中で普遍的なテーマなのかもしれません。
(891文字)



●三度目の殺人

鑑賞した日:2018年5月19日
鑑賞した方法:Amazonでレンタルストリーミング 500円

監督:是枝裕和
主演:福山雅治、役所広司、広瀬すず他
公開年・国:2017年(日本)
リンク:http://amzn.asia/eCkwlne

二度目の観賞 2018年10月11日
Amazonプライム特典にて

▼140文字ブリーフィング:

この映画をみるのは二回目です。
今年の5月に、Amazonビデオで新作レンタル料の500円を支払って、
ストリーミングで観賞しました。
そんで最近、なんとプライム特典で、
無料観賞出来るようになっているではありませんか。
こういうのを「損した」と感じる人もいますが、
私は「損した」とはまったく思いません。

観るのに500円払う価値があると思ったから観たのであり、
実際その価値があったのですから。
モノの価値というのは「絶対値」を観るべきです。
それが●●円払う価値があると自分が確信したら、
定価であってもそれを買えば良いし、
その価値がないと思えば、
いくら「90%オフ」で売られていても、
買わなければ良いのです。

私の経験から言って、
「相対値」で価値判断する人は、
買い物が下手な人です。

何かが1000円安くなっているとき、
「1000円得した」と感じる人は、
価値を相対値でみています。
それが定価であろうが割引後であろうが、
「現在それに●●円の価値があるかどうか」
だけを絶対的な基準とすべきです。

私は本や映画などのソフト(知的創造物)にお金を払うとき、
自分の選球眼にわりかし自信があります。
あと、ソフトにお金をちゃんと使うことは、
その業界自体を維持させるためにも、
絶対に必要だと考えます。
誰も本を買わなければ出版業は衰退しますし、
誰もが違法無料動画で映画を観るようになったら、
映画産業は衰退します。
結局そのツケは自分が払うことになるのです。

、、、何の話し?

そう。

「三度目の殺人」。

プライム特典で無料になっていたので、
私はテンションが上がって、
もう一度みました。

結果、めちゃくちゃ面白かったですね。
改めて、是枝監督の最高傑作かもしれない、と思います。
『万引き家族』を未見なので断定できないですが。

人を裁いて殺す権限を持っているのは誰なのか?という点で、
「裁く者と裁かれる者」「殺す者と殺される者」の、
主客が逆転するさまは見事ですし、また、
真実がどこにあるか敢えて分からないようにしている、
その「80%のシースルー感」もすばらしいです。

、、、あ、ここからはちょっと内容に立ち入るので、
恒例のアレを。
以降は自己責任において読んで下さい。


+++++ネタバレ注意+++++


+++++ネタバレ注意+++++


+++++ネタバレ注意+++++


5匹の小鳥のうちの逃がした一匹が、
足をケガした少女(広瀬すず)だったりするメタファー、
「十字架」というシンボル、
「彼は器なのだ」という、
他者の殺意を具現化する人間としての犯人像が、
ヒントになっている点、、、
文句なしの100点の映画でした。

ここからは二度目に見たときの発見。

「これはキリスト論だ」と確信しました。
小鳥の墓が十字架のかたちになっていること。
殺人現場の人型の十字架。
雪遊びのシーンでの十字型に寝る姿。
ラストシーンの「十字路」。

「十字架」がこの映画を読み解く鍵です。
最後に法廷で役所広司は広瀬すずを救おうとし、
その罪を自らの身に背負います。

彼は「救済者」であり、キリストなのです。

広瀬すずを観ながら満足そうに死罪判決をうけ、
両手を縛られ法廷の外に連れて行かれる役所広司の視線は、
キリストの代わりに釈放された強盗犯のバラバへの、
キリストの視線と重なります。

三度目の殺人とはだから、
司法制度による役所広司の殺人であり、
司法制度全体がポンテオ・ピラトや、
ユダヤの大祭司のメタファーになっています。
その返り血を浴びた福山雅治は、
さしずめローマの兵隊や、
殉教者ステパノの返り血を浴びた、
使徒パウロに相当します。

是枝監督は、キリスト教の素養がかなりある監督だと、
改めて感心しました。
(1390文字)



●わたし出すわ

鑑賞した日:2018年10月14日
鑑賞した方法:Amazonプライム特典

監督:森田芳光
主演:小雪
公開年・国:2009年(日本)
リンク:
http://amzn.asia/d/dp1KkPu

▼140文字ブリーフィング:

面白くはなかったです笑。
ただ、目指したメッセージ性自体は面白かった。
それは、「過剰なお金がそのひとの本質を浮き彫りにする」
というメッセージです。
おそらく株で大儲けしている主人公(小雪)が故郷に行き、
いろんな旧友にお金を渡していきます。
それが彼らの人生を変えていく。
崩壊する人もいるし、より強靱になる人もいる。
過剰なお金は「その人の潜在的な問題や、
生の人間性を試すテスト」なわけです。

面白そうでしょ?
藤子不二雄Aの、
「笑うセールスマン」というマンガがありますが、
あれと感覚がちょっと似ています。

もっと上手にやれば、
もっと面白くなる映画なんだけど、
そのメッセージ性が、
なんか薄いというか、
薄ぼんやりしてるというか、、、。
ぱっとしませんでした。

素材は良いのだけど、
味付けを間違えた料理みたいな感じでした。
(302文字)



●グッド・フェローズ

鑑賞した日:2018年10月20日
鑑賞した方法:Amazonプライム特典

監督:マーティン・スコセッシ
主演:ロバート・デ・ニーロ、レイ・リオッタ、ジョー・ペシ
公開年・国:1990(アメリカ)
リンク:
http://amzn.asia/d/6DGkEtG

▼140文字ブリーフィング:

出ました。
マーティン・スコセッシ再び。

ウルフ・オブ・ウォールストリートを観た後、
ラジオでライムスター宇多丸の解説を聞きました。
なんでもこの『グッドフェローズ』が、
宇多丸にとっての「生涯ベストワンの映画」だというので、
興味をもって見た次第です。

映画評論の師匠が言うなら、
観なきゃダメでしょ、ということで。

そんで鑑賞した結果、、、
これが90年の作だとすると、
確かに映画の流れを変えた一作だというのが分かります。
宇多丸が言っている、
「ヒップホップの技法・サンプリングの技法を使った初めての映画」
というのも良く分かります。
この映画が約30年前に作られ、
それが現在に至るまで映画の技法に影響を与え続けている、
という意味も分かりました。

ただ、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は、
同じ監督によるその「純粋な進化形」なので、
『ウルフ・オブ・・・』のほうが面白かったかな、正直笑。
最新モデルのマスタングに乗った後に、
「これが原点なんだ!」と、
T型フォードを見せられても、
あんまり興奮しないというか、、、。

伝わるのかな、このたとえ。

ただ、技法以外の部分で純粋に映画として面白い部分もいっぱいあります。
この映画はアメリカのイタリアマフィアの家族の話しです。
『ゴッド・ファーザー』とかと同じテーマですね。
あと、北野武は絶対認めないでしょうが、
『アウトレイジ』は確実にこの映画を参照しています。
オマージュと言っても良い。

あと、映画とはちょっと離れますが、比較文化論として、
イタリアンマフィアの家族を、
ユダヤ人妻が分析するところが面白かったです。
血族かどうかがモノを言う縁故主義、
ねっとりとした人間関係など、
イタリア、もっと言えばカトリック圏の文化を、
ユダヤ人の妻がアングロアメリカ的な視点から冷静に分析する視点は、
かなり勉強になります。

主人公が麻薬とトマトソースを同じテンションで話すシーンも面白いです。
死体を処理する帰り道に、お母さん(スコセッシの実母が演じる)の、
「何か食べて行きなさい」という言葉に逆らえないマフィアの姿も、
マリアを拝む「グレートマザー」のいるカトリック性が現れています。

カトリック圏は教皇という「グレートファーザー」と、
マリヤという「グレートマザー」がいるんだなぁ、と思いました。
だからカトリック圏は「大家族」が多い。
もちろん避妊禁止の影響もありますが、
カトリック圏のほうが家族が濃密なのは、
彼らがグレートマザーを持っており、
「父なき世界」を知らないからだと思います。

プロテスタントは「プロテスト」したわけです。

誰に??

それは「父」にです。
グレートファーザー、教皇と神父です。
よってプロテスタント性というのは、
母親も父親も持たない、「孤独な反抗児」的になります。

あるとき何かでこんなことを読みました。
世界のカトリック国とプロテスタント国を比較したときの違いについて。
カトリック国とは欧州の南部(イタリア・スペイン・フランス南部)、
そして南米、フィリピンとかが入ります。
プロテスタント国とはイギリス・ドイツ・北欧・アメリカ、
カナダ・オーストラリアなどですね。
後で説明しますが、日本もここに入ります。

そこで指摘されていたのは、
「豊かさ」ではプロテスタント国が圧倒しており、
「不正や汚職の指標」がプロテスタント国は低い。
プロテスタント国の職業倫理は高く、
犯罪率も低く、そして金持ちである。
ここまでは皆さんも知るとおりです。
マックス・ヴェーバーが、
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』で言ったとおりです。
対するカトリックは職業倫理が低く、
不正や汚職の指標は高く、犯罪率は高く、
そして貧乏です。
南米やフィリピンの薬物汚染事情や大規模な不正、
イタリアのスリの多さなどを考えれば分かります。

ところが、ここからが面白い。

ここに、「幸福度」という指標を加えるのです。
すると何と、幸福度ではカトリック国が逆転するのです。
お金がなく、犯罪率が高く、職業倫理が低いカトリック国は、
「あなたは今幸せですか?」という質問に、
プロテスタント国以上に「はい」と答えるのです。
ちなみに、「自殺率の指標」も両者で逆転します。
プロテスタント国は自殺率が高く、
カトリック国は低いのです。
カトリックは長い間「自殺した人は地獄へ行く」
と言っていましたから、その影響もあるでしょう。
(第二バチカン公会議において、この見解は公式に覆りましたが)
しかし、紛争中の国々を除けば、
最も自殺率が高い国の常連はスウェーデンなどの北欧諸国であり、
北欧は濃厚なプロテスタンティズム文化が根付いています。

なぜカトリック国が幸せなのか?

その本には書いてませんでしたが、
『グッド・フェローズ』に描かれているような、
「濃密な家族関係と人間関係」が関係しているのは間違いありません。
フィリピンに何度か行ったことがありますが、
彼らはいつも、いつも、本当にいつも一緒にいます。
家族や友人でずっと一緒にいて、
ずっと何かを食べ、ずっと冗談を言って笑い合っています。
「幸福」の研究が明らかにしているのは、
人間の幸福にとって「所有」よりも「関係」のほうが大事だ、
ということです。
対するプロテスタント国は「個人主義」であり、
誰かの成功は、兄弟ですらそれに関係ない。
それは彼だけが成し遂げたことだ、
という世界観がある。
それがプロテスタント国を豊かにしたわけですが、
同時にその社会を孤独にしました。

あと、めちゃ乱暴に言うと、
「ご飯が美味しい」のもカトリック国です。
「不味いことで有名な」イギリスの食事と、
イタリア・南仏・スペインの食事を考えてみて下さい。
両者には雲泥の差があります。
「働くために食べる」(ご飯はエネルギーチャージ)と考える、
プロテスタント国(アメリカのファストフードを思い出して下さい)と、
「食べ、味わうために働く」(ご飯はそれ自体人生の喜び)と考える、
カトリック国(南欧では食事を2時間とかかけて食べます)、
食事のおいしさに差が出てくるわけです。
また、カトリック国の人々は良く踊り、
音楽を愛し、人生を楽しみます。

これは非常に示唆的なことだと思います。

プラトンの「真・善・美」という概念がありますが、
プロテスタント社会は「真・善」を独占したため、
対するカトリック社会が余った「美」を持っていったのかもしれない、
と私は思いました。

山本七平が指摘するように、日本もまた、
大別すると「プロテスタント国」に分類されます。
職業倫理が高く、不正・汚職指標が低く、豊かです。
そして自殺率が高く、国民の幸福度は低い。
日本もまた「真・善」だけを取り、
美を忘れた国なのかもしれません。

「美の回復」が、日本には必要です。

人生を「コスパ」で測るのを辞め、
今この瞬間、太陽が輝き、自然が美しく、
ご飯が美味しいことを堪能するセンスが必要です。
音楽に合わせて自然に踊り出すセンスが。
仕事をさぼって恋人と逃避行するセンスが。
朝から晩まで冗談を言い合い、
人生をシリアスに捉えすぎるのをやめ、
すべてを笑い飛ばすセンスが。

カトリック圏から学べることは、
実は思いの外たくさんあるのです。
(2,669文字)



●ヒューゴの不思議な発明

鑑賞した日:2018年10月22日
鑑賞した方法:Amazonプライム特典

監督:マーティン・スコセッシ
主演:エイサ・バターフィールド、クロエ・グレース・モレッツ
公開年・国:2011年(アメリカ)
リンク:
http://amzn.asia/d/07vgDvE

▼140文字ブリーフィング:

はい。
出ました。
マーティン・スコセッシ三たび。

先月は私は「マーティン・スコセッシ祭り」でした。

先月観た中ではこれが一番最近の作品でした。

これはねぇ。

日本語タイトルと、宣伝の仕方が悪いと思いました。
原題は単に「HUGO(ユゴー)」です。
フランス人作家の「ビクトル・ユゴー」という人がいますが、
その人と同じ、「ユゴー」です。
「ヒューゴの不思議な発明」という、
「のび太の鉄人兵団」とか「崖の上のポニョ」的な、
日本の子どもたちに耳馴染みの良いワーディングをすることで、
本作の本当の内容とはまったく違う印象を与え、
映画館で鑑賞した人は「え?こういうジャンルだったの?」
となったことでしょう。

ただ、難しいのは、
確かに表面上の内容は、「のび太の●●」的な内容でもあるのです。
しかし、本当の内容は全然違う。
この映画は「お菓子のパッケージにイカの塩辛が入っている」
みたいな映画なのです。

では、イカの塩辛とは何か?

それは、シネフィル(映画愛好家)の、
シネフィルによる、シネフィルのための映画です。
これは私はライムスター宇多丸や町山智宏の解説を聞いてやっとわかりました。
「映画の父」リュミエール兄弟とジョルジュ・メリエスの実話を題材にした、
「映画黎明期」の、「見世物としての映画」を、
現代の見世物小屋である3D映画館で上映する、
というメタ的オマージュにあふれるシネフィル作品なのだ、と。

日本だとどういうことなんだろう?

表面上は「のび太の●●」的な作品なんだけど、
登場人物が、黒澤明とか、小津安二郎とか、円谷英二とか、
日本の映画黎明期を作った人々の実話で、
彼らの映画技法などを余すところなく開陳しており、
日本古典映画マニアの垂涎が止まらない、
みたいな感じです。
「映画史博物館」とかで流すといい作品ですね。
(718文字)



▼▼▼月間陣内アカデミー賞▼▼▼

世界一小さな映画賞、
「月間陣内アカデミー賞」を、開催いたします。
主催者、プレゼンターは陣内がつとめます。

作品賞、主演(助演)俳優賞、そしてもうひとつ、
という感じで、ぬるーくやります。
皆さんの映画選考の参考にしていただければ幸いです。


▼作品賞
「三度目の殺人」

コメント:

これは文句なしに面白かったです。
2回目に観ても、さらにいろんな発見があり楽しめました。
日本人の監督でこうい「キリスト論」を描けるというのは、
本当にスゴイことです。
是枝裕和監督は現代の日本人映画監督のなかで、
頭ひとつ抜けていますね。



▼主演(助演)男優賞
レオナルド・ディカプリオ(ウルフ・オブ・ウォールストリート)

コメント:

先ほども書きましたが、
この映画の撮影後、ディカプリオは俳優活動を一時休業します。
それほど「すべてを出し尽くした演技」だったのです。
俳優って、命を削って演じてますよね。
この映画に関しては、命を削ってるなぁ、、、
というのが観てて分かります。
「俳優が命を削る」というとき、
ジャッキー・チェンが「折ったことのない骨はない」とか、
トム・クルーズが骨折したままヘリコプターに捕まる演技をした、
とか、極度の減量とか増量は「分かりやすい」です。
しかし、「感情の消耗」のほうが私は過酷だと思います。
この映画でのディカプリオもまさにそれ。
ちなみにヒース・レジャーという俳優は、
『ダークナイト』というバットマンの映画で、
狂気の悪役、ジョーカーを演じ、
「役に呑み込まれる」形で、
直後に薬物過剰摂取で死んでいます。
『ダークナイト』を観ますと、
「まぁこれは、死んだとしてもおかしくない」と思います。
それほどにあのジョーカーの演技は鬼神の領域に踏み込んでいた。
「入魂の感情の演技」は命がけなのです。



▼主演(助演)女優賞
シャーリズ・セロン(ヤング=アダルト)

コメント:

先月の「タリーと私の秘密の時間」に続き、
今月も主演女優賞はシャーリズ・セロンです。
「タリー・・・」のあとにこの映画を観ると、
分かってはいても、同一人物と思えないほど、
まったく違う役を演じています。
「自分の美貌ぐらいしか頼るものがない、
 危うい杖に支えられている、
 どこまでもイタイタしい『キラキラ』女子」
を怪演しています。
この映画公開時にはまだ「Instagram」というツールは、
世の中に普及していないわけですが、
もし彼女がInstagramを手にしていたら、
その殺傷能力は何倍にもふくれあがっていたことでしょう。
もちろんそれは諸刃の剣ですので、
殺傷能力は他者に向かうとともに、
彼女にも返ってきます。
その場合、彼女の「崩壊の仕方」は、
この映画どころでは済まなかったでしょう。
観てみたい気もしますが、
怖くて観られない気もします。



▼その他部門賞「監督賞」
マーティン・スコセッシ

コメント:

先月は私の中で「スコセッシ祭り」でしたので、
彼の映画を立て続けに3本観ました。

同志社大学神学部の木谷佳楠(かなん)さんという人が、
卒業論文か何かで書いたものが書籍化され、
それを今年の3月に読みました。
佐藤優氏が絶賛していたので興味を持ち。
ちなみに後日談として、この本を読んだ翌月、
木谷さんの元同級生という方と、
名古屋で偶然お会いしました。

奇遇というものがあるものです。

その本の中で著者は、
マーティン・スコセッシについても語っていますので引用します。

▼参考リンク『アメリカ映画とキリスト教 120年の関係史』
http://amzn.asia/0DzGS3M

→P150 
〈したがってスコセッシは、
単なる話題性のためにイエスが女性と関係を持つ場面を含む
『最後の誘惑』を映画化したのではなかった。
彼は同年のヴェネツィア映画祭で、
『最後の誘惑』を上映した後の記者会見において、
彼自身の信仰やイエスへの愛、
そして1972年に初めて作家ニコス・カンザキスの原作を手にして以来、
『最後の誘惑』を撮り上げるまでの長い間に経験した
様々な困難や苦闘について率直に語る中で、以下のように述べている。

「私はこの映画を神への祈り、
あるいは礼拝のように作った。
私は司祭になりたかった。
私の人生はずっと映画と宗教が占めていて、
それ以外には何もないんだ。」

一時は司祭になることを目指したこともあるスコセッシにとって、
この映画を撮るという行為そのものが、
彼自身の宗教的なルーツに立ち返って祈る、
あるいは礼拝するという意味を持っていたのである。〉


、、、スコセッシにとって、
「映画を撮る」という行為は祈りなのです。
彼が遠藤周作の『沈黙』を映画化したというのは、
話しの流れとしてごく自然なことです。
キリスト教の神学的タブー領域に敢えて踏み入れることで、
人々の「規格品としてのイエスのイメージ」に揺さぶりをかけ、
より深い位相におけるイエスとの出会いに誘う、
という手法を観るとき、
遠藤周作がそうであったように、
スコセッシもまた「在野の神学者」の一人であるのが分かります。

好きな輸入お菓子

2019.03.12 Tuesday

+++vol.064 2018年11月6日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
今週も質問カードです
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼輸入お菓子の話し▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
今週も早速、質問カードから行ってみましょう。

▼質問:
「輸入お菓子」で、
美味しいと思うものがあれば教えて下さい。


、、、これは、いっぱいありますよ。
輸入お菓子、楽しいですよね。
「KALDI」などの輸入お菓子が売ってる店に、
ときどき入ってうろつくのは好きですし、
アメリカなどに行くと近くのウォルマートのお菓子コーナーで、
小一時間楽しめます。

ですので際限なく語れるのですが、
長くなりすぎないように、
ぱっと思いつくかぎりで、1位〜5位までをご紹介します。

▼▼▼5位:
ティムタム(オーストラリア)

▼画像(ティムタム):
https://bit.ly/2zgl1OL

これはカルディに必ずありますから、
食べたことある方も多いんじゃないでしょうか。
オーストラリアのお菓子、TimTamです。

振り切った甘さと、
ねっとりした感じが、
日本にはないセンスで、
年に1度ぐらい食べたくなります。

本当か嘘か知りませんが、
ティムタムって、本場オーストラリアでは、
角をかじって、コーヒーにつけて、
ストローみたいに熱いコーヒーを吸う、
と聞いたことがあります。
そうすると中のチョコレートが溶けて、
焼いたマシュマロ的な味わい方が出来る、と。

じっさいやってみたことがあります。

どうだったか?

、、、

まぁ、普通に食べたらいいんじゃないでしょうか笑。
ティムタムがコーヒーで溶けたような味わい(そのまま)です。

普通の食べ方に飽き足りなくなったら、
やってみるのも一興かもしれません。
ただ、多分このお菓子、
確実にカロリーがえげつないので、
飽きるほど食べるというのは恐ろしいです。



▼▼▼4位:
テリーズチョコレート オレンジ(イギリス)

▼画像(テリーズチョコ)
https://bit.ly/2PC7Sti

、、、これは、思い出のお菓子です。
大学時代にこのチョコを食べて感動してから、
カルディなどにときどき置いてあると、
買っちゃうことがあります。
結構高いんですけど。

今ではあまり珍しくないですが、
私が大学時代にこのチョコに出会ったときは、
オレンジフレーバーのチョコというのが、
まず新鮮だったし、
あと、口のなかでネトっとする感じが、
なんとも言えず美味しくて衝撃だったのです。
あと、まんまるい形と、
それがオレンジのようにバラバラになる、
という面白さも好きです。

イギリスは物価が高いので、
きっとこのお菓子は現地では、
子どもが普通に食べてるのかもしれませんが、
日本人の私には「高級品の部類」です。



▼▼▼3位
サワーパンチ(アメリカ)

▼画像(サワーパンチ)
https://i.ebayimg.com/images/g/Ls4AAOxylhxRF5Ey/s-l640.jpg


、、、これは、日本でもときどき見ます。
カルディにも類似品がありますが、
サワーパンチそのものを見たことはないかも。

ひたすらに酸っぱいグミキャンディですね。
梅干しの3倍ぐらい酸っぱいです。
なんでこんな酸っぱい思いをして、
食べなきゃ行けないんだ、、、

、、、


、、、


、、、


もう一本!


という、マゾヒズム食品です。
アメリカに行ったとき、
セブンイレブンとかガソリンスタンドのレジ横で、
けっこう買っちゃいます。



▼▼▼2位
リーセスチョコ(アメリカ)

▼画像(リーセス)
https://bit.ly/2CT5LKZ


、、、これは日本では、
運が良いときしかお目にかかれないレアキャラです。
西友がウォルマートと提携していたときは、
ときどき西友に置いてありましたが、
どうやらウォルマートは撤退したそうですので、
今後さらに見かけなくなるかも。

私は無類のピーナツバター好きです。
それも、ピーナツバターそのものがというよりも、
ピーナツバターを使ったお菓子が好きなのです。
ピーナツバタークッキー、最高です。

アメリカではときどき、
ピーナツバターのm&m'sとか売ってたりして、
そういうときは5袋ぐらい買って持って帰ります。

リーセスはチョコの中にピーナツバターが入っている、
という夢のようなお菓子です。

日本人はピーナツバターを、
もっと再評価すべきだと私は主張したい。
パクチーみたいに、
意味不明に流行ればいいのに。



▼▼▼1位
ジャックリンクスのビーフジャーキー・テリヤキ味(アメリカ)

▼画像(ビーフジャーキー)
https://bit.ly/2CWWh1x


、、、最後は、「お菓子」と言えるかどうか微妙になってきましたが、
すべての輸入食品のなかでも、
私はこれが一番テンションあがるかも。

ビーフジャーキー大好き人間です。
BSE発生以降、アメリカ土産に、
これを頼めなくなり、さらに希少価値が上がりました。
そんで、日本で買うと高いこと高いこと。
アメリカで買ってもそこそこ高いですが。

小さいとき、
「大人になったらラムネをお皿に山積みにして、
 わしづかみにしてボリボリ食べるのが夢だ」
みたいな話しを友達とした記憶があります。

じっさいに大人になると、
実現可能性は高まります。
今すぐにでも出来る。
問題は大人になると、
それをしたいと思わなくなることです。

大人の「大人の夢」として、
私が夢見るのは、
もし際限なくお金が使える身分になれたら、
ジャックリンクスのビーフジャーキー・テリヤキ味を、
キロ単位で買って、皿に山積みにして、
2リットルのコーラを片手に、
朝から晩までゲームをして遊びます。

なんか、
最後は「バカさ」が爆発していますが、
今日はそんな話しでした。

以上。

皆様のお勧めを、
よろしければ教えて下さい。


| 1/55PAGES | 次のページ>>