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忙しい日々

2018.04.19 Thursday

+++vol.036 2017年10月31日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
今週はショートバージョンで失礼します。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼忙しい日々▼▼▼

メルマガ読者の皆様、お元気でしょうか?
わりと今週から来週にかけて、
私は忙しい日々が続いています。

FVIの総会、よにでしセミナー、ICBCでの奉仕など、
いろいろと立て続けです。
病気療養から復帰してから、
意図的に、注意深く「忙しく」なることを禁忌してきました。
ヘルニアの人にとっての重いものを持つみたいなもので、
鬱病寛解期の「忙しさ」は、かなり危険だからです。

でも、今はかなり忙しいです。
病気になる前の標準的な毎日ぐらいかもしれませんが、
療養後の「生まれ変わった自分」にとっては、
「過去最高の忙しさ」です。

ひとつだけ病気再発防止のためにしていることがあって、
毎日8時間〜10時間、寝ています。
これはもう、「死守」ですね。
午前中からトップスピードで仕事をして、
午後はペースダウンして、
早めの夕食を食べたら、
30分だけ本を読んで、もう寝る体制に入ります。
8時台に布団に入り、翌日6時から7時台まで、
こんこんと眠ります。

これがヘルニア持ちにとっての「コルセット」のようなもので、
たぶんこの忙しさでも病気の再発の足音という、
「死神の吐息」が聞こえないのは、
がっつり、しっかり、みっちり寝ているからでしょう。

私の脳にとって「睡眠」は魔法の薬です。
昔、チョロQという玩具がありました。
小さな車を後ろにギーっと引いて、
パッと手を離すと、ピューっと走って行くあれです。

睡眠って、あの後ろに引いて推進力を貯める部分だと思っています。
、、、で、ロングスリーパーの私は、
他のチョロQが30センチの「貯め」で1メートル走るところを、
私の場合1メートルぐらい「貯め」なければならない。
それで、走るのは90センチとかね笑。
「負けんのかい!!」
っていうね。

、、、でもね。
あまり人前で話すようなことではないのですが、
私の脳はちょっと特殊なので、
睡眠時間も特別に長いのかもしれない、
というのは小さい頃から母親に言われてきました。
私は異常に算数ができたり、
逆に異常に道を覚えなかったりしましたから、
母親はこの子は発達がいびつだと感じていたのでしょう。
若いときは「短時間睡眠」に憧れていましたから、
「縁起でもないことを言わないでくれよ」と思っていましたが、
最近とみに「本当にそうかもしれない」と考えるようになりました。

数学が得意なことのほかに私はわりと、
脳の領野を広く使うんですよね。
これは「遠いコンセプト同士をコネクトする能力」と言ってもいい。
「喩えが上手な人」というのはこの脳の使い方が上手です。
、、、で、私はわりと比喩が得意です。
また、数学と神学とか、
お笑いと政治とか、
物理学と料理とか、
靴磨きと日本経済とか、
ゲームと信仰とか、
一見何も関係のない二つの領域に、
共通の原則を見つけたりするのが上手です。
私の「セールスポイント」と言っても良い。

その分、多分「脳の消耗」は早くて、
さらに「『貯め』は人一倍たくさん必要」というのは、
推論としてあながち暴論ではない気がしてくるのです。

世界最高のバスケットボール選手である、
レブロン・ジェームズはNBAシーズン中、
毎日12時間寝る、という記事を読んだとき、
「あっ」と思いました。

▼参考記事:レブロン・ジェームズは1日12時間眠る。
https://forbesjapan.com/articles/detail/16632

バスケットボールを4クォーターフル出場したとき、
筋肉も消耗しますが、それよりも脳が消耗している、
と私は思います。
だって、NBA選手が5秒間に、
いくつの推論と選択、
決断と実行を繰り返しているか、
気が遠くなります。
たぶん5秒で20とかは下らない。
つまり4クォーターでは、
何万回という推論、選択、決断、実行、
そのフィードバックと反省、新たな推論、、、
を繰り返しているのです。

比較するものではないけれど、
多分世界的企業のCEOが2週間にする決断の量と同じぐらい、
レブロン・ジェームズは1試合につきしているはずなのです。
彼が12時間寝る、というのは筋肉ではなくて脳を休めている、
と考えると腑に落ちます。

レブロンと俺は同じだ。

、、、なんて気恥ずかしく、
おこがましく、
口幅ったくて言えませんが、
何かしらの共通項を見つけたように思ったのです。

、、、というわけで、
私は寝ます。

寝ることは仕事をすることの一部だからです。
チョロQにとって、引っ張ることは走ることの一部なのと同じです。

「気力より体力」という本の著者で、
トリンプインターナショナル社長時代、
記録的増収増益を達成した吉越浩一郎さんは、
「仕事が忙しすぎる?」
「ならばいつも以上に沢山寝ろ」
と言っています。

「寝る暇がないほど忙しい?」
「ならば寝ろ。」と。

もはや会話が成立していませんが笑、
吉越さんに言わせれば、
寝る暇がない人の仕事なんて、
「貯めのないチョロQの走行」なのだから、
たいした仕事ができない。
そんなボロボロの脳で出社されても困る。
しっかり寝た脳で、短時間で結果を出す仕事をしてくれ、
という経営者としてまっとうな意見を言っているのです。

アメリカではじっさい、
それをインセンティブで実行している保険会社があります。
20日連続で7時間以上寝た社員には、
上限年間300ドルまでのボーナスを支払う、
というルールをこの「エトナ」という会社はもっています。

吉越理論によれば当たり前です。
「人力車」とか「飛脚」の会社があったとして、
20日以上下半身の筋トレを続けた社員にボーナスを払っても、
誰も驚かないでしょう。
知的労働者にとっての睡眠は、
肉体労働者にとっての筋トレです。

というわけで、
私は最近めちゃくちゃ忙しいので、
めちゃくちゃ長時間寝ています。
そして「剃刀のような集中力」で、
圧縮したアウトプットをしています。

フリーランスだからこそできることかもしれませんが、
これからの日本人の働き方は、
ますますこういうことが重視されるようになるといいな、
と私は思ってますし、
こうならないともはや日本は生き残れない、
と先日読んだデイヴィッド・アトキンソン氏の本には書いてありました。

、、、というわけで、
今日は睡眠の話しでした。

ショートバージョンなので、
オープニングトークは以上!



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自宅以外で安らぐ場所は?

2018.04.12 Thursday

+++vol.035 2017年10月24日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
自宅以外で安らぐ場所は?
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼心が安らぐ場所▼▼▼

今週も質問カード、さっそく行きます。

▼質問:
「自宅以外で最も心が安らぐ場所はどこですか?」

、、、これは良い質問ですね。
良い質問なのですが、今の私は「これだ」というのがありません笑。
独身時代はわりと、近くのカフェみたいな
「サードスペース」を持っていたのですが、
結婚してからはあまりそういうのはなくなりました。
小遣いが1万円なのでお金が続かないというのもありますが、
生活のダイナミズムが変わったことのほうが大きいでしょう。

ガチで今の自分が最も心安らぐ場所をお答えしますと、
「妻の実家」ですかね。
9月21日に赤ちゃんが生まれ、
28日に妻が退院してから、
妻と赤ちゃんは妻の実家にお世話になっています。
11月初旬に家に帰ってきます。そこからが、
私たち夫婦の本格的な子育てが始まります。
私はこの1ヶ月、妻の実家に2日に1回かもうすこし多いぐらい、
だいたい、5日に3回ぐらい赤ちゃんに会いに行っています。

ミーティングや会合などの予定がない日は、
朝起きて家で執筆やらプレゼンの準備やら翻訳やらしてから、
夕方に自転車で妻の実家に行きます。
そして赤ちゃんを沐浴させて、
夕食をみんなで一緒に食べて、
赤ちゃんの寝顔を観て帰ってきます。
幸せな毎日です。
今は赤ちゃんをお風呂に入れるのが一番楽しいですね。
そもそも「何かを洗う」のが結構好きな方ですから、
それが赤ちゃんの場合はとても幸せです。

都内も寒くなってきましたので、
全ての行程を3分以内で終え、
なおかつ洗い残しのない「手早さ」が、
だんだん磨かれてくるのは愉悦です。

ベルトコンベアで赤ちゃんが運ばれてきて、
それを3分以内に洗っては「次の赤ちゃんを洗う」
という「赤ちゃん洗浄工場」のアルバイトがあったら履歴書を送ります。
その工場内の光景はディストピアSFのようで恐ろしいですが笑。
いったいどんな社会なんだ、と笑。

私は自分の適性として、
学者も向いていると思うけれど、
職人にも向いてると思うんですよね。
何かを操作したり加工したり洗浄したりする、
自分の「手際」「技術」が向上することに、
無上の喜びを感じるタイプですから。
(もともとの性質は不器用なのですが、
 「好きこそものの上手なれ」で、
 時間をかけて器用な人をたいてい逆転します。)



▼▼▼ICBCのゲストルーム▼▼▼

、、、というわけで、
今私が自宅以外で最も心安らぐのは妻の実家です。
もっと言えば、
妻と赤ちゃんがいる場所が一番安らぐのでしょう。

あと、かなり遠いのですが、
愛知県のICBCのゲストルームも心安らぎます。
この数年、毎回愛知に滞在するときに宿泊させていただいています。
(来週の後半からまた5日間ほどお世話になるわけですが。)
ベッドがあって、シンクがあって、シャワーがあって、
冷蔵庫があるだけの「旧牧師館」です。
家具は必要最小限しかなく、
窓からは山しか見えません。

めちゃくちゃ静かで、
めちゃくちゃ落ち着きます。
愛知県には以前6年間住んでいたので、
その影響もあるのでしょうか。
あと、夜になると真っ暗になる場所というのは、
やはり心が落ち着きます。
私は性根が「田舎育ち」なのです、きっと。

東京ってコンクリートだらけで、
「何もないじゃん」と思いますから。
田舎には山も川も草木も花もある。
「ここには何でもある。」
都会育ちの人はこれが完全に「逆転」するそうですが。
東京には何でもあって、
田舎は何もない、、、と。

これはもう、どっちが正しいとかではなく、
「差異」ですから違いを認めるしかない。
「違う」ということを確認して、それで終わりです。
人間の世界も生物多様性が大切ですから、
色んな人がいることが大事なのです。



▼▼▼西武新宿線の電車内▼▼▼

、、、あと、
今年になって西武新宿線沿いに引っ越しまして、
西武新宿線の電車は、心安らぎます。
以前は地下鉄が最寄り駅でしたので、
それと比べるととても違う。

どう違うかといいますと、西武新宿線って、
東京のなかでも「田舎」というか「マイナー」というか、
私にとって世界で最もどうでも良い、
「東京土地柄ヒエラルキー」の最下層に位置しているのです笑。
東急田園都市線=JR中央線>京王線>京急線>西武池袋線>西部新宿線
みたいな感じでしょうか。

西武新宿線がどれぐらい東京のなかで「マイナー」かというと、
なんと高田馬場と西武新宿駅を除くと沿線にひとつもスタバがないです。
あと、「高架もしくは地下」の駅がひとつもありません。
すべて「踏切」です。

西武鉄道の株主総会で、
「池袋線ばかりに金をかけて、
新宿線を軽んじないでください」という意見が出た、
というのがニュースになったぐらいですから笑。

この界隈に土地を所有しているわけでもないし、
お店を経営しているわけでもない私は、
「もっと軽んじてください」と心密かに思っています笑。
だって、家賃が上がったら嫌だし、
人が増えたら嫌ですから。

今の地方都市の駅のようなのどかな感じを、
いつまでも保ってください(小声)。

、、、で西武新宿線の、
しかも「各駅停車」しか停まらないマイナー駅に住んでいる私は、
35分かけて「西武新宿駅」と自宅の往復をすることがあります。
(地方在住の人には理解不能だと思いますが、
 西武新宿駅から「本当の新宿」は徒歩10分かかります。
 ・・・「え?」
 「え?」
 説明するのも面倒なのでしませんが笑)

、、、で、その「各駅停車」の電車って、
朝夕の(他線に比べると)極めて短いラッシュ時を除けば、
ほぼ必ず座れます。

座れるだけじゃなくて、両隣も空いてたりします。
足を組んで荷物を隣に置いても邪魔にならない。
その時間、私はタブレットにダウンロードしてある、
Amazonプライムの映画をずーっと見てます。
これが結構至福の時間で、
「移動時間がこんなに楽に感じるのは何年ぶりだろう」
と感慨に浸っています。

往復70分ありますから、
早送りなどをして見ると、
行き帰りで映画を一本見られてしまったりします。
電車で本を読むのって、部屋で本を読むより疲れますが、
電車で映画見るのって、部屋で映画見るより楽です。
この「逆転現象」に最近気づき、
映画をたくさん観るようになりました。
西武新宿線は私のミニシアターです。
みなさんの「心安らぐ場所」はどこですか?




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これを自動販売機で売ればいいのに、と思うものは?

2018.04.05 Thursday

+++vol.034 2017年10月17日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
久しぶりの質問カード
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼自販機で売ったら良いと思うもの▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
今週は久しぶりに「質問カード」、やります。
ではさっそく引いてみましょう。

▼今週の質問:
「これを自販機で売れば良いのに」
と思うものは何かありますか?

、、、どうでしょう?
皆様は何かありますか?

私は、特にないです(爆死)。
沢尻エリカの「別に・・・」事件以来の衝撃です。
本当に、特にないですねぇ笑。

そもそも自販機自体、
別に要らないんじゃないかと思ってますから笑。
諸外国から帰ってくるといつも思うのですが、
日本、自販機多すぎです。
「災害時に役に立つ説」がありますが、
真偽のほどはどうか分かりません。
災害によっては道をふさいだり、
感電を引き起こしたりしてリスクにもなりますし。

、、、という身も蓋もない意見からはじまりましたが、
「そこをなんとか」考えるのが質問カードの楽しみかたですので、
「そこをなんとか」考えてみます。

けっこう考えてみましたが、
自販機で売る「必然性のあるモノ」って、
今の社会にはもはや存在しない気がしてきました。
自販機で「希望」が買えたらいいのに、
みたいなポエティックなことしか思い浮かびません。

小池百合子が「希望の国のエクソダス」を引用して、
「日本には何でもあるが希望だけがない」と言っていました。
しかしあの言説は00年代で消費期限が切れている気もします。
「希望以外にもいろいろないものがあるぞ」と、
今の若者は思っていますから。
(そしてそれはあながち妄言ではないです)

「教育機会」とか、安心して働ける環境とか、
人間らしい生活を営める収入(心身を死ぬまで酷使しない形で)とか、
相手の両親から「結婚できる」と思ってもらえる生活基盤とか、
「月に一回外食できる程度の余裕」とか、
「正社員という貴族的身分」とか。

日本は90年代をピークに、
国際比較で言えば下降の一途を辿り、
現在の「相対的な経済的国力」は、
70年代と同じぐらいになっている、
と先日デービッド・アトキンソンが書いているのを読みました。

政治家の多くは軽井沢や山梨や伊豆に別荘を持ち、
赤坂の料亭で食事をする階層ですから、
政治家と市民の「皮膚感覚のズレ」は、
こういうところで現れます。

話しはそれましたが、
似たようなポエティックな自販機表現として、
尾崎豊はかつて、
「100円玉で買えるぬくもり
 熱い缶コーヒー握りしめ♪」
と『15の夜』で歌っています。

あの頃は消費税もなく、
そして物価も今より安かったわけです。
POKKAの
「得も言われぬオジサンのイラストが描かれた缶コーヒー」は、
やたらと懐かしいです。
私の家庭では小学生時代、
「店で買ってきた甘いものは御法度」でしたので、
年に何回か、「家庭内治外法権」のお父さんが、
「内緒だよ」と缶コーヒー(甘いやつ)を、
買ってくれたりすると、めちゃくちゃテンションが上がりました。

▼参考画像:POKKAのおじさん(何この「おじさん進化論」?)
https://goo.gl/6jhSV8



▼▼▼自販機選挙、コンビニ選挙の未来▼▼▼

結局の所、自販機で売れる消費財というのは、
ある程度コモディティ化されており、
消費期限が長く、サイズが大きくなく、
そして「購入機会が多いもの」ですね。
携帯電話を自販機で売られても困るし、
刺身を自販機で売るのは不可能ですから。

実現不能だと言うことは承知の上で言いますと、
役所の各種書類が(コミュニティセンターにある専用機械でなく)、
自販機で買えたら便利だなぁと思います。
あとスイカのチャージもできたら便利だし、
さらに言えば、投票が自販機でできたら最高だと思います。

日本のシルバーポピュリズムの原因となっているのは、
選挙区だけでなく投票形態も一役買っている、
というのは良く言われます。

つまり若い人は忙しいので、
日曜日に近所の小学校に足を運び投票する、
という「コスト」が相対的に高く、
自分の一票が世間を変える可能性(の薄さ)を考えると、
「費用対効果」が悪すぎる。

しかし高齢者は「投票日に選挙に行く」という習慣が、
若い頃から染みついていて、時間もあり、
さらに自分の生活を良くするために、
「高齢者福祉に手を付けないポピュリスト的政治家」に、
投票すること以外、ほとんどできることは何もない。
(年金を主たる収入源としている人は特に)

現在の投票形態の
「インセンティブ勾配」は、
「高齢者の民意が圧勝」するように構造化されている。
私は「ネット選挙解禁」よりも、
「コンビニ投票」とか、
(技術的に可能なら)「自販機投票」ができるようにすることのほうが、
「若い世代の民意が反映される」ことに一役買うと思います。
(もちろん旧来の投票形態も残します。
 そうしないと「逆勾配」になってしまい、
 それはそれでゆがみを生みますから。)

「ネット投票」は、
実は「行きすぎ」で、
「インターネットに個人情報をなるべく入力したくない」
と若い世代ほど考える傾向にありますから、
実は「投票の自由化」としては二世代先の話で、
まだ早すぎると私は思っています。

その中間形態ぐらいに、
「コンビニ投票」は面白いと思うんだけどなぁ。
AKB総選挙に倣い、コンビニで投票を「購入」する形にしても良い。
(もちろん有権者一人一回しか買えない仕組みを作って)
そして、その購入代金(例えば100円)は、
申請すれば税金から「還付」されるようにする。
役所の得意な「申請なきものは払わず(冷酷)」ということで、
還付を棄権した分の100円は、
選挙の運営資金にする。

私は還付申請しません。
税金がらみの申請書を埋める作業は、
私には「地獄の労働」ですから、
1,000円もらってもやりません。
「国でどうか使ってください」と思います。

、、、まぁ、
きっとそのシステム構築って、
信じられないほどのお金がかかるので難しいのでしょうが、
もし、仮に、30年後とかに、
今の選挙形態からそちらに「完全にシフト」できる目算があるのなら、
50年後ぐらいに「損益分岐点」を越えて黒字になると思います。
だって今の選挙の「人海戦術」って途方もないお金がかかってますから。
衆院選一回にかかるお金は「800億円」だそうです。
「消費増税分数兆円の使途」が今回安倍さんが設定した、
「争点」だそうですが、
それをこそ「教育費」にまわして欲しいものです。
800億円あれば小さな大学のひとつぐらいできると思いますから。

、、、という、なんだかまとまりのな雑談でした。

自販機で皆さんは何が買いたいですか?

追伸:
ボーリング場で買うセブンティーンアイス(チョコミント味)と、
砂浜で買う「レモン味の炭酸飲料(500ミリリットル)」と、
船の中とかに自販機で売っているカップヌードルやポッキーは、
「オツな味わい」があるので、残って欲しいなぁとは思います。



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「携帯電話事件」の顛末

2018.03.22 Thursday

+++vol.032 2017年10月3日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
先週起きた「携帯事件」について
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼出生届▼▼▼

今週のオープニングトークは、
先週月曜日に起きた事件についてです。
その名も「携帯事件」です。

結論から言いますと、
私は4年半使った携帯(ガラケー!)を、
機種変更しました。

それは意図してしたことではなく、
ある「アクシデント」からやむなくそうしたという、
一大スペクタクル物語の結果です。

どこから話しましょうか、、、。

まず、先週の月曜日(25日)、
前日の武蔵野福音自由教会での3度のメッセージで消耗した体で、
私は西東京市の保谷庁舎に行きました。
娘の出生届を出しに行くために、、、。
それから、国からの出産育児一時金と、
育児手当を受け取る申請をするために、、。

手続き自体はスムーズに行きました。
晴れて私の娘は「かなえ」と命名され、
社会的(行政的)にも、
この世に存在することとなったのです。

日本の人口がひとり増えました。

少子高齢化で疲弊する日本で最大の社会貢献は、
投票でもデモでも掲示板への書き込みでも、
政府批判でも官僚批判でも体制批判でも資本主義批判でも、
「日本スゴイ本」や「嫌韓・嫌中本」を書くことでも、
「クールジャパン」という、
クールじゃないキャンペーンをすることでもありません。

今の日本への最大の貢献は、
1.子どもを産んで育児すること
2.労働し、納税すること
この二つです。
いや、本当に。
佐藤優さんも同じことを言っています。
国家安全保障への最大の貢献は納税だ、と。
きっと私の娘を含む、
大多数の子どもは将来、働いて納税しますから、
子どもを育てることはダブルで国家への貢献です。

、、、で、私は「国の未来への最大の貢献」をしまして笑、
ちょっと満足していたわけです。

、、、というのは話しの半分(以下)で、
もっと大きなことは私と妻の、
そして新しく生まれた命のストーリーです。
神が一時的に私たち夫婦を信頼して預け、
「養子」として託してくれたご自身の命を、
私たちは賜ったのだという感慨がありました。

また、私の父と母がまだ30歳そこそこだったころ、
私たち家族(父、母、姉、私、弟)は、
西東京市(当時の保谷市)に住んでいました。
家族でアメリカに行くまでの数年間のことです。
父は虎ノ門にある「日本鉱業(当時)」本社に出勤し、
家族は現在の「ひばりが丘」という西武池袋線の駅から、
ほど近い会社の「社宅」に住んでいました。

私はあまりそのころの記憶はありませんが、
豆腐屋さんに豆腐を買いに行くというお遣いを楽しんでいたことや、
一匹の蟻を3時間以上追いかけ続けるような子どもだったことを、
母から聞かされて知っています。

私の娘はプロフィール的には、
「西東京市生まれ」ということになりますから、
なんというか「還ってきた」という感じがします。
期せずして、幼少期の私や30代のころの父がいた場所に、
「帰還」してDNAが生まれてきたのです。

私は輪廻転生は信じていませんが、
遺伝情報と分子レベルで言えば、
「輪廻」はじっさいに起きています。
私の父を構成していた分子の最低1つは灰となって大気を経由し、
おそらく娘の体に含まれます。
(これは感覚的には理解しづらいですが本当にそうです。
 それに関する物理化学的な説明の詳述は省きます。)
さらに娘は遺伝情報的には4分の1の確度で、
私の亡き父の情報を含みます。
(娘の寝顔は16年前に他界した私の父にそっくりです)
家族の物語が西東京市において、
「ループ」を結んだのです。



▼▼▼書類への苦手意識▼▼▼

、、、というような色んなことを考えながら、
私は西東京市保谷庁舎(たぶん築50年ぐらい)の一階にある窓口で、
職員の方がいろんな書類を処理してくれるのをベンチで待っていました。

午後には入院中の妻と赤ちゃんに会いに行く予定でしたから、
早く出生届を終えて、その足で電車に乗り、
病院に行くという計画をしていました。
完璧なスケジュールです。

ところが、事はそんなに簡単ではありません。
そもそもの話しをしますと、
私は「ドキュメンテーション(書類作業)」が、
非常に非常に非常に苦手です。
特に役所で書くようなタイプの書類は、
なんかもう挙動がおかしくなるぐらい苦手です。
小学生のころプリントを紛失しすぎたトラウマかもしれません。
昨日もらったプリントはすべてランドセルの「肥料」となり、
最下層でくしゃくしゃになって埋まっていましたし、
一昨日もらったプリントはあら不思議、
どこかに紛失していました。
私がプリントをプリントとして扱えるのは、
もらってから30分だけでした。

宿題をやったかどうかなんて私にとっては問題ではない。
宿題を無くさずに持っておけるかどうかが問題でした。
現代なら特別学級に入れられていたと思うのですが、
当時の私は多分、なんらかの発達障害だったのだと思います。

、、、で、そのトラウマと苦手意識は大人になっても消えず、
あのカーボン紙が重ねられ、
漢字と読み仮名をボールペンで書かされる、
各種書類に対する苦手意識は大人になっても消えません。

書き損じまくるので毎回2枚ぐらい余分に持って帰るのですが、
まず2枚ともなくしちゃうケースが多々あり、
運良く家に持って帰ったとしても、2回とも書き損じます。
あり得ない書き違いをしたりして。

なかんずく今回驚いたのは、
役所の人が見守る中文字を書いている途中で、
自分の住所を忘れてしまったことです。
まったく思い出せない。
普段はサラサラと書いているのに。

、、、で、タブレットを開いて、
「ちょっと待って下さい、、、(全身から汗)」
とか言いながら自分の住所を調べてなんとか書きます。

さらに驚いたのは、
カタカナの「ネ」という字を忘れてしまったことです。
さすがにこれには自分でもドン引きしたのですが(笑)、
「ネ」ってどう書くんだっけ、、、と笑。

完全にヤバイ親です。

市役所の人は私を観ながら、
「あぁ、また日本で無学と貧困の再生産が起こる、、、」
と天を仰いだことでしょう笑。

、、、というようなことを取り繕いながら(取り繕えてない)、
私はなんとか書類を書き終え、
「ふぅ、最大の山場を越えた、、、」
と安心して汗をふきふき、
役所のベンチで待っていたのです。

保谷庁舎は仕事が遅いので(笑)、
けっこう待たされるのを覚悟した私は、
パソコンを開いてメールチェックや返信をし、
明日発行するメルマガの最終チェックをし、
Googleカレンダーで今日の予定をチェックし、、、
などの仕事をしていました。

ベンチでは隣に誰もいませんでしたので、
気を大きくした私は自分の隣の席に、
準備した書類や印鑑、手帳、ガラケー、タブレット、、、
などをおっ広げ、家から持ってきたポットのコーヒーを飲み、
という感じでそこを「リモート書斎」として使い始めました。
私にとってそれは日常ですのでお手の物です。

で、仕事モードに脳が切り替わり始めた10分後ぐらいに、
突如「陣内さーん!」という声が。
私は「221番」と書かれた整理券を持っていましたし、
他の人はみんな「ポーン、199バンノおキャクサマ、、、」
という機械音で呼ばれていましたから、
私は「びくっ」としました。

タダでさえ「書類のトラウマという亡霊」に、
追いかけられていますから、
小学校時代に怒られていた記憶とあいまって、
その役所の方の呼ぶ声が、
先生に呼び出される声の記憶とオーバーラップし、
私は「びくぅぅっっ!!」となったわけです。
きっと何か書類に不備があったに違いない、と。
私の提出する書類に完璧なものなどあったためしがないんですから。

、、、で、
あわてて私はパソコンを閉じ、
ベンチに拡げたタブレット、書類、携帯、印鑑などをかき集め、
左手にデイパックを、右手に書類の類いやタブレットやPCや、、、
を抱え、そのおじさん職員のもとに走りました。

「なんで俺だけ電子音じゃないの?」
「ネ」っていう字、間違ってた?
字が汚すぎて読めないって怒られるのかなぁ?
などと思いながら。



▼▼▼窓口での事件▼▼▼

結果的に不備があったというよりは、
「空欄になっているところがあるのでそれを埋めて下さい」
ということを指摘され、
証明のための母子手帳を返還してもらっただけでした。
「それだけかい!」
「じゃあ、電子音で呼んでよー、びっくりするから」
と思いながら窓口で私は空欄に住所を書きました。

その受付窓口はお腹から胸にかけてぐらいの高さがあり、
なので窓口で何かを書くには適していました。
私が印鑑を探すために窓口に置かれた、
「右手にあったPC、タブレット、携帯など、、、」の山を探しているとき、
私の左手がそこにあった私の携帯に触れました。

、、、前段が長くなりましたが、
ここからが「事件」の始まりです。
私の手に触れた携帯は、その少し高めの窓口から、
保谷庁舎の床にむかって、150センチのダイブをしたのです。

今思い返すと、
あの0.5秒は私のなかでスローモーション映像になっています。
私の(あまり愛着のあるわけでもない)その携帯(ガラケー)は、
きれいな放物線を描きながら150センチを落ちていきました。
、、、で、保谷庁舎のダイヤモンドのように堅い床に直撃した。
、、、携帯は三つのパーツに分かれて2メートル先まで飛んで行きました。
、、、スローモーションで。
、、、周囲にいた人々が全員注目するぐらいの音を立てて。

だって、「携帯が3つのパーツに分かれて別々に飛んで行く」
って、なかなかあることじゃないですから。

その三つとは、
1.携帯本体
2.電池カバー
3.電池
の三つです。

さすがに冷静沈着そうな役所のおじさんも窓口から、
「大丈夫ですか?」と私に声をかけました。

私は「かつて携帯だったもの」を拾い集めながら、
なんとかこう言いました。
「あ、大丈夫ですよ、全然。」

それを観ていた全員が、
「ぜったい大丈夫じゃないだろうお前!!」
と心でツッコミを入れていたと思います。
動揺とショックが顔にもろに出ていたと思いますから。

、、、こういうときの「全然大丈夫ですよ」って、
痛々しいですよね。
駅のホームの階段で派手に転んで、
なにやら流血し、すべての荷物が散乱した人が発する、
「あ、全然大丈夫ですよ」
に近いものがあります。
「見るからに大丈夫じゃないだろう」という笑。

そんな感じで、
窓口での残りのやりとりを虚ろな表情でやり終えた私は、
ベンチに一目散に駆け戻り、3つの部品を組み合わせて、
携帯が復活することを祈りました。
「大丈夫、ぜったいなんとかなる」と思いながら。
電池を元の場所に戻し、電池カバーをセットし、
電源を入れると、、、、

、、、

、、、


着きました、電源が。
ちゃんとONになった!
やった!

、、、と思ったのも束の間、
様子がおかしいことに気付きます。

何が?
液晶です。

液晶がまったく写っていない。
何度も電源をオンにしたりオフにしたりして悟りました。
液晶が「逝ってしまった」ことに。

きっと、打ち所が悪かったのでしょう。
携帯の液晶はお亡くなりになっていました。
人間ならば頸椎損傷ですね。
完全に打ち所が悪かった。
さっきまであんなに元気だったのに。

ひとつの命が誕生したその日、
携帯という一つの命が天に召されたのです。
諸行無常、世の中の常です。

あーあ。

まいったな。

しょうがない、
この足で携帯ショップに行き、
それから病院に行くとするか。
、、、そうだ、妻に連絡しなきゃ、、、
と思ったところで初めて事態を飲み込みました。

あれ?

電話できないじゃん、と。

当たり前ですが、
液晶が見えないと携帯って発信すらできないんですね。
でも、よーく観ると、液晶がちょっと生きています。
90パーセント死んでいるのですが、
左の10パーセントぐらいがうっすら見えるのです。

、、、やった、なんとかなりそうだ。

私は今まで操作してきた「勘」を頼りに、
濃霧の中の熟練ドライバーよろしく、
「このボタンからの、このボタンだ!いけ!」
と、「勘」で妻に発信しました。

「もしもし、出生届は無事できたよ。
 でも、ひとつ問題が発生してね、、、」
と今の携帯破壊事件を手短に話すと妻は笑って言いました。
「やっぱり、何かあると思ってたわー。」
私が自分の適性がない苦手なことをすると、
何らかの「ありえない事件」が、
巻き起こることを妻は織り込み済みなのです。

、、、で携帯ショップに立ち寄ってから病院に行く段取りをし、
私は保谷駅前にあるauショップに向かいました。
携帯ショップは「激混み」でした。
きっとiPhone8の発売の影響でしょう。
ガラケーの私にとっては良い迷惑です。

ここから昨今の携帯会社への不満を述べ始めたら、
たぶん今週のメルマガの文字数がそれだけで終わっちゃうので、
あくまで簡潔にひとつだけ言いますが、これだけは言いたい。
「ガラケーをもっと大切にしてくれ!」

私のガラケーの維持費は月々2,500円以下であり、
平均的なスマホ所持者の月額の3分の1ぐらいなので、
「客単価を高めたい」という経営的な気持ちは分かります。
分かるんだけど、露骨すぎるんです。
まずガラケーをもはや開発する情熱が失われている。
ガラケーコーナーはもう風前の灯火で、
あと2年もすれば「完全に排除」する方向に向かう魂胆が見える。

喫茶店で一杯200円のコーヒーで6時間粘る客は、
経営者にしたら1,000円のランチを頼んで1時間滞在する「上客」とは、
等価ではないことは分かります。
だからといってマスターが「200円の客」をぞんざいに扱えば、
それは「ああ、客を大切にしない店なのね」と思われるので、
結果的には損をします。

今の大手携帯会社(特にメジャー3社)は、
ガラケー顧客を完全にぞんざいに扱い始めています。
「迫害されている」と言ってもいい。
マジで悲しくなります。

そんなこんなで、auが現在販売しているガラケーは現在、
たったの「3型」です。
3種類しかないんだよ(涙)。
しかもやたらデカく、ガラケーユーザーをさらに貶めるごとく、
無駄にデカくてもっさりしていて重い!!

なんでそんなにデカいの?

新機能があるの?

「気圧が分かります」
いらんわ!!
分かりたくないわボケ!!
死ねぇぇ!!
ボケェェ!!

、、、2回死ねぇぇ!!
、、、このハゲぇぇぇえぇ!!

豊田真由子の気持ちがちょっとだけ分かりました。

、、、いややっぱり分からないです笑。

話しを戻します。

とにかく昨今の携帯会社は、
ガラケーユーザーの気持ちがまったく分かっていない。
もしくは分かっていて敢えてその「裏張り」をすることで、
嫌がらせをしてスマホに替えさせようとしている。

私の要望を言えば、
「カード電卓のように薄くて軽く
ただただ通話だけができるガラケー」
を作ってくれれば、他より1万円高くても買います。
さらに通話品質(音)が良ければ言うことなし。
技術的にはぜんぜん可能だと思います。
カメラすら必要ないんですから、こっちは。

▼参考画像:カード電卓
https://goo.gl/7H5faJ

、、、こんな感じで薄くて軽くて、
通話だけができる携帯、
誰か作ってくれないかなぁマジで。

、、、長々と怒りが爆発してしまいましたが、
「(その3種類の中から)どれにいたしますか?」
と、死んだ魚のような目をした店員から聞かれ、
こっちも負けずに死んだ魚の目で食い気味に答えました。
「一番安いやつで(無表情)。」
欲しいモノがまったくないんだもん。
じゃあ安い奴がいいに決まってる。

iPhone8を買う「上客」と比べたら、
実に寒々しいやりとりです。



▼▼▼かんたんケータイとの一週間▼▼▼

、、、で、その後いろいろありまして、
結果的に私が買ったのは「かんたんケータイ」という、
高齢者向けのガラケーです。
理由は簡単、一番安いからです。
それより安いのは、子どもに持たせる、
「たまごっち」のような形をした携帯だけです。
さすがにそれは、いろいろ支障を来たしそうなので、
「次点」で、高齢者向けを選びました。

あと、いろいろあったのですが、
「旧携帯のデータ」は首の皮一枚で救われました。
良かったぁ、と安堵しました。
さらに、料金プランを見直したりして、
月額150円の「携帯本体分割払い」を加えても、
毎月の支払いはさらに安くなりました。
月々2,000ぐらいになった。

やった。

、、、それから1週間経つのですが、
私は心から、かんたんケータイにして良かった、
としみじみ思っています。
auショップではあんなにキレていたのに笑。

▼参考画像:かんたんケータイ
https://goo.gl/55WtGx

何がいいって、面白い!
これに着きます。

ずーっと面白いんです笑。
かんたんケータイってやつは。

いろいろあるのですが、
まず、文字がデカい!
文字の大きさは選べます。

、、、2種類から。

とにかく「選択肢を増やさない」
とういうのが高齢者が使う機械の鉄則のようです。
「よく分からん!」と怒られてしまいますから。

だから文字の大きさも2種類だけです。
「大」と、「特大」です(爆死)。

マジで字がでかい!
どんだけ目が悪いと思われてるんだ、俺は、という笑。

さらに、本体側面になにやらボタンがあり、
赤い文字で何か書いてあります。
なになに、、、?
「ブザー」。


「ブザー!!!」
「ブザー!!?」
今、「ブザー」って言った?

説明書には、
「2秒以上長押しすると、緊急ブザーが鳴ります。」
たぶん、心臓が止まったときなどに使うのでしょう。

、、、ふむふむ、なるほど、
確かに心臓が止まったときとかに便利だよねぇ、、、。

、、、って
どんだけ俺は間もなく死ぬと思われてるんだ笑。

側面にはもうひとつボタンがあり、
「読み上げ」と書いてある。
これを押すと、メールだけでなく、
現在液晶に表示されたすべての文字を、
かんたんケータイは読み上げてくれます。
「特大」の文字すら読めなかったときの救済措置でしょう。
だからどんだけ目が悪いと思われてるんだ、というね。
「もうすぐ着くからね〜(笑)」という文章をたとえば、
読み上げてもらいますと、無機質な機械音声で、
「モウスグツクカラネカッコワライカッコトジル」と、
読み上げられるのは結構シュールです。

あと、デフォルトで万歩計がついています。
ホーム画面に歩数が常に表示されている(多分消せない)。
デフォルトのホーム画面の壁紙はちなみに、
2種類から選べます(ここでも2種類!!)。
ひとつは、「豪華客船」。
もうひとつは、「東海道五十三次」。
シブすぎだろ!!

デザートで言うなら、
「干し柿」と「くずきり」の二択です笑。

極めつけ機能は、
「かんたんボタン」という、
ワンタッチキー機能です。
折りたたみ式携帯の液晶側の下の部分に、
3つの物理キーが配置されています。
「1」「2」「3」と書かれたそのキーには、
それぞれ「人」を当てはめることができる。

つまり私がおじいちゃんならば、
「妻」「タクシー」「病院」みたいに設定する、
ということが想定されています。

ここまではまぁ、いいでしょう。
驚いたのはそこからで、
「1」のボタンに当然私は妻を登録しました。
すると、質問が表示されます。
「この連絡先に、
 歩数と充電状況を毎日メールしますか?」
だからどんだけもうすぐ死ぬと思われてるんだ(笑)!!
当然「NO」を選びましたが。
妻にしたらウザいことこの上ないと思いますので笑。

「二日連続で一歩も歩かず、
 充電もされてない。
 おじいちゃん1人で死んでるんじゃあ、、、」
というときのための機能ですね。
ヤクルトの配達の代りです。

他にもいろいろあるのですが、
とにかく親切。
目と脳と内臓に負担をかけないことが一番に考えられており、
何よりいつ心臓が止まっても大丈夫という安心感がある。
すばらしい!

かんたんケータイ、おそるべしです。
ここまで来ていたのか。
かんたんケータイはとんでもないところまで、
ガラパゴっていました。

、、、というわけで、
auにあれだけキレていたのですが、
一週間で考えを改めました。
au、やるじゃん。
正確には、京セラ、やるじゃん。
ガラパゴス、万歳!


――完――



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父になりました

2018.03.15 Thursday

+++vol.031 2017年9月26日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
父親になりました&今週もショートバージョンで笑
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼21日に子どもが生まれました▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
先週告知していましたように、
10月4日の予定日よりもかなり早まり、
帝王切開にて無事赤ちゃんが生まれました。

私は父親になったわけです。

ちょっとバタバタしている関係で、
大変恐縮なのですが、
今週もショートバージョンにて、
メルマガをお送り致します。

「拡大版Q&Aコーナー」を、
先々週から「やります」と告知しながら、
先週は風邪を引き、今週は赤ちゃんが生まれ、
延期に次ぐ延期をしております。
もはや「やるやる詐欺」ですねこれは笑。

3万字は量が多すぎる、
という人も中にはいると思うので、
その半分ぐらいのこの量が最適解なのかも、
という気もいたします。

時々はがーっという熱量で書きたいときもあるでしょうが、
しばらくはこんな感じで続けていければと思っています(怠惰)。

、、、で、赤ちゃんですが、
先週の木曜日、21日に生まれました。

、、いやー、生まれましたねー。
、、、父になりました。

特に気の利いたことも言えませんが笑。



▼▼▼ひらがなの名前▼▼▼

赤ちゃんは女の子です。
名前はひらがなで「かなえ」といいます。
「陣内」という苗字が男っぽいので、
女の子ならバランスを取るために、
ひらがなの名前がいいな、と1年前から考えていました。
あと、わりと最近の名前は「読めない」名前が増えているので、
学校の先生とかいろんな人に「ありがたがられる」だろうな、
というのもあります笑。

妻は幼稚園の先生をしていましたので、
「ひらがなの名前は本当に安心する」とも言っています。
ユニークな読み方の名前が増えていますので。

土屋アンナの息子は澄海(スカイ)だそうです。

、、、、


、、、


いや、別に何でもないんです。

、、、

素敵な名前ですよね。


、、、


ただ、人生で何度も、
いろんな場所で自分の名前を訂正しなきゃいけないのも、
大変だろうなと思います。
「いや、すうみじゃなくてスカイです。」
「いや、ちょうかいではなくスカイです。」
「いや、だからスイカじゃなくてスカイです(怒)。」
このやりとりを人生で何千回もするのはけっこう気の毒だと、
私は考えるタイプの親です。

甘やかしているのです。
土屋アンナさんはきっと、
子どもを谷底に突き落とすトラの思いで、
「スカイ」にしたのかもしれませんが笑。
冷たい世間に負けるな!と笑。
何度でも訂正しながら生きろ!と笑。

、、、で、ひらがなの名前って、
そんなわけで安心します。
自分にも他人にもやさしい。
だって、一通りしか読み方がないんだもの。
ぜったいに間違えられない。

、、、


、、、


2人目の男の子が生まれた時、
私が、
「名前は流希空(るきあ)です。」
と言ったならそのときは、
集団で石を投げて下さい笑。



▼▼▼「かなえ」という名前について▼▼▼

「かなえ」という名前は、
妻と二人で話し合ってつけました。
「ふさわしい名前を与えて下さい」と、
お祈りもしました。

「詩と賛美と霊の歌を歌い、、、」
という聖書の言葉から、
妻は「(賛美を)奏でる」という意味の、
「かなで」を考えていました。

私は「笑う」とか「笑顔」というニュアンスを、
どこかに入れたかった。
一番素敵な女性は、
笑顔が魅力的な女性だと私は考えるからです。
(私の妻において証明されているように笑)

顔立ちが整っているかどうかは問題ではなく、
「笑顔が魅力的な人」というのは、
その人の内面の高潔さや知性や愛嬌や素直さや美しさが、
笑顔において「見える化」されていると思います。
そういう意味でたくさん笑う人であって欲しい、
という私の願いがありました。

、、、それで、
「じんない」に「濁音」が入っているので、
名前には「で」という濁音ではなく最後を「え」
にしたら「笑」という意味を込められるのではないかと考えた。

で、「かなえ」にすれば、
「奏恵」(恵みを奏でる)という漢字を第一に、
そして「奏笑(笑いを奏でる)」というのを第二にあてられる。
さらに「叶え」という前向きな響もある。
「なかなかいい名前じゃないか、、、。」
「うん、なかなかいい名前だね。」

というやりとりを夏頃から妻としていて、
その後、特に夢で「子どもの名前はスカイと付けなさい」とか、
そういったバプテスマのヨハネ的な、
天使からの告知もありませんでしたので(笑)、
「よし、じゃあかなえにしよう」
ということになったわけです。

あんまりドラマティックなストーリーじゃなくて、
なんか恐縮してしまうのですが、
二人で話し、考え、祈ったので、
そのプロセスから与えられた名前を、
娘もきっと好きになってくれる(といいな)と思ってるのです。


、、、


、、、


さっきからこの話し、楽しいですか?

「人の子どもの名前の話しを聞かされて、
何が面白いねん(怒)」
と思われる方は是非読み飛ばして下さい。

もうすこし鷹揚で寛容な方は、
ご祝儀だと思って聞いてください笑。



▼▼▼新生児の写真▼▼▼

そんなわけで父となったのですが、
月並みですが我が子は可愛いですね。

子どもというのは神様が、
「信頼して一定期間預けてくれている」、
授かりものなので大切にしなければなりません。

私たち両親の所有物ではなく、
あくまで「神様の子ども」であり、
「世界中の両親のなかで、
どの両親の元に里子に出そう、、、
、、、よし、この両親ならば信頼できる。」
と、私たちを選び、信じて託してくれた、
「一定期間の授かり物」であり、
「大切なプレゼント」です。
子どもをはじめて腕に抱いた時、
「あぁ、これは神からのプレゼントだ」
とハッキリ思いましたから。
大切にしなきゃですし、
重大な責任です。

気になる子どもの顔ですが、
私か妻のどちらに似ているかと言われれば、、、

その二択だと、
どっちかと言えばという話しですが、
、、、ガッツ石松に似ています。

本当の話、
「誰って言うより、ガッツ石松だなこれは」、
と正直思ったのですが、
病院の新生児室に並べられた6人ほどの赤ちゃんを、
ガラス越しに観て安心しました。
全員ガッツ石松でしたから。
6タイプのガッツ石松が、
そこではスヤスヤと眠っていました。

「新生児、全員ガッツ石松説」を、
水曜日のダウンタウンに提唱したいと思います。
VTRは2分で終わると思いますが笑。

、、、で、肝心の赤ちゃんの写真がこちらです。

▼参考画像:
https://goo.gl/mH85ej


、、、あ、間違えました。
ガッツと目が合って心臓が止まった方、すみません。
それにしてもこのガッツ、なんでガラケーを持ってるんでしょう笑?
いろいろ考えるとこの写真が面白くなってきました。

、、、というようなことを考えていたら、
「新生児、ガッツ石松説」を、
唱えているのはどうやら私だけではないらしく、
こんな画像を見つけました。

▼参考画像:「ガッツと赤ちゃん」
https://goo.gl/Fw5Le3


、、、で悪ふざけはこのへんにしまして笑、
今度こそ本当の赤ちゃんの写真です。

▼参考画像:今度こそ赤ちゃん
https://goo.gl/dv8Def

この写真、生後5時間ぐらいですが、
もう「ガッツ度」が下がっている。
「赤ちゃんが生まれてからガッツ石松なのは、
3時間だけ説」も成り立つのかもしれない。

というわけで、
今週のオープニングトークは、
「生まれた子どもについての雑談」でした。
ご祝儀だと思って読んでくださった方、
ありがとうございました。

私もまだ「親として生後5日」ですので、
「親として新生児」つまり「親としてガッツ」です。
これから父として少しずつ成長していきたいです。
数ヶ月前に「ファーザーリング・ジャパン」というNPOが出している、
「新しいパパの教科書」に、
「いい父親ではなく、笑っている父親になろう」
と書いてあり、やけにその言葉を覚えています。

私の年齢で親になるのはかなり遅いほうですので、
同年代の「子育ての先輩」たちから、
「つらいよー大変だよー今の生活は続けられないよー、
 精神的に追い詰められるよー20年は遊べなくなるよー、
 体力的に不安だよーお金が飛んでいくよー、
 寝れないよーうるさいよー」などと、
しこたま「脅されて」きましたが(笑)、
まぁそれはそれとして、
楽しみながら子育てできたらいいなーと思っております。

そんなわけで、何をよろしくなのか分かりませんが、
メルマガ読者の皆様にも、よろしくお願いします。
今後、お見知りおきを。


▼参考リンク:「新しいパパの教科書」
http://amzn.asia/e2j3eLa




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同世代のタレント

2018.03.08 Thursday

+++vol.030 2017年9月19日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
今週も「省エネモード」になります(すみません)。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼風邪を引きました▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
いきなりで大変恐縮なのですが、のっけからお詫びを。
先週に引き続き、今週も省エネモードでお送りします。

「拡大版Q&Aコーナー」をやると予告していたのですが、
「拡大版」どころか「縮小版」になってしまいました。
楽しみにしてくださっていた読者の皆様の、
期待を裏切る形になってしまいましたことを、
お詫び申し上げます。
(「これぐらいの分量が読みやすい説」もありますが。)

メルマガ執筆は毎週、
ウィークデーにちょっとずつ書いて2割〜3割やっといて、
残りを月曜日にぶわーっと一気に書く、
という習慣になっているのですが、
今週は日曜日の東京は異様に寒く、
「なんか嫌な感じがするなぁ」と思っていたら、
やはり風邪を引いてしまいました。
私は虚弱体質なのです。

日曜日の夜ぐらいからちょっと風邪っぽい感じになり、
月曜日は午前中は寝ていて、
午後も昼寝して身体を休めました。

よって執筆時間が取れず、
「休載にしようかな」とも思ったのですが、
自分会議に諮ったところ、
「書けたところまでで送ろう」ということに致しました。

こういうところから
「完全主義を止めていかなければならない」
と思いまして(笑)。
もともとさほど、
完全主義でもないですが(笑)。
完全主義になれるほどの実力もありませんので。

ただ、「やるからには良いものを」
みたいなこだわりはけっこうあったりしますから、
「まぁこのぐらいで良いか」という割り切りは、
私に欠けている要素です。

「不完全なメルマガを発行する」
というのは欠けている要素を鍛える訓練です。
なので今週はいつにも増して誤字脱字が多いかもですが、
月曜日の夜に書けるところまで書きましたので、
おつきあいいただければ幸いです。


▼▼▼同世代のタレント▼▼▼

、、、で、オープニングトークは、
いつものごとく「質問カード」をやります。

質問:
「あなたと同世代のタレントや有名人を教えて下さい。
 そのなかで誰がいちばん感情移入出来ますか?」

自分と同じ年生まれの有名人って、
みなさんは把握しているんでしょうか?
私はなぜか把握しています。

なんだろう?

なぜ知っているのかは思い出せません。
大学時代とかに友人と、
「この人って同い年なんだよな、
 なんかすげーよな」
みたいな会話をしたからでしょうか。

あるいは、
ラジオやテレビとかで、
「●●年生まれの○○さんは、、、」
みたいなのを聞いたり見たりして、
「あ、俺と同じじゃん」
って思ったりした記憶の蓄積でしょうか。

とにかくまずは、私と同じ1977年の有名人、
私が知っている人を挙げていきます。

・安室奈美恵
・香取慎吾
・南海キャンディーズ山里亮太
・中田英寿

香取慎吾と中田英寿は早生まれで、
「学年ではひとつ上」のパターンですが、
この四人は1977年生まれです。

安室奈美恵と中田英寿という、
「カリスマ」が二人もいます。
こう見てみると、「この世代」というのはスポーツ選手や芸能人が、
「ミステリアスなオーラをまとったカリスマ」
として存在しえた最後の世代ぐらいに、
位置しているのかもしれません。

これより若い世代になると、
本格的にインターネットや「炎上」といった現象が際立つ、
2000年代以降のデビューなので、
有名人の「脱神話化」は進み、
「近寄りがたいカリスマ」は登場しにくくなります。
登場したとしてもそれを維持できない。
「失言」や「劣化」や「オワコン」といったディスが、
ネットを通して一瞬で拡散する時代ですから。

香取慎吾は「カリスマ」というタイプではないですが、
彼の「スマップの末っ子」というポジションは象徴的です。
スマップの年齢構成って、完全に「団塊ジュニア」なんです。
「団塊ジュニア」とは、
「団塊の世代」という戦後日本で最も人数の多い、、
現在60代後半から70代前半の世代の子どものことを指します。

生まれ年でいうと1971年〜74年生まれで、
スマップは香取くんを除く4人は全員この世代です。

アイドルだとスマップ、
お笑いだとボキャ天世代の、
くりぃむしちゅー、ネプチューン、爆笑問題、
雨上がり決死隊、さまぁ〜ずなどが、
「ざっくりと団塊ジュニア」だし、
ミュージシャンだとミスチルの桜井和寿も、
「だいたい団塊ジュニア」です。
彼の書いた歌詞に、
「♪団塊の世代が産んだ愛の結晶は、
 今日もwalking in the street」
という、自らの世代を揶揄したものもあります。

こうやって見てくると
「団塊ジュニア」という世代のパワーがうかがえます。
各分野でこの20年ほど時代を牽引してきた世代であり、
これからもしていくであろう世代なのです。

これにはやはり「数」が関係していると私は思います。
彼らの親世代である団塊の世代にも、
まったく同じことがいえるのですが、
彼らの世代はとにかく「数」が多い。
たとえば小学校中学校のクラス数が10クラスも15クラスもあったり、
一クラスの人数が40人とか50人だったり、
「同じ年齢の人の数」というのはそういうところに現れる。

そうすると当然競争も激しくなります。
たとえば同じ早稲田大学に入学するのでも、
団塊ジュニアの世代が一斉に受験する年と、
少子化に悩む最近の世代の受験では、
倍率はまったく異なるわけです。
そんなわけで「日本で受験が一番難しかった時期」に受験したのが、
団塊ジュニア世代だとも言われています。

1970年生まれで一浪して早稲田大学に入学した上田晋也は、
おそらく今なら同じ学力があれば京大か東大に入れたでしょう。
上田晋也が京大に入っていたら、
有田を誘ってお笑いやらないかもしれないですから、
もしかしたら「くりぃむしちゅー」は存在しないかもしれないのです。

今のは余談としても、
「受験」というのは象徴であり、
べつに受験と関わらない人でも、
ありとあらゆる世界で、同い年が多いというのは、
競争が激化するということを意味します。

音楽でも役者でも会社員でも官僚でも美容師でも、
その世代はあらゆる分野で競争が激しい。
だからそのなかで「突出」する人のスケールは、
やはり大きくなるわけです。

それがスマップでありミスチルであり、
現代のテレビを支えているお笑い第三世代なのです。

、、、で、
私と同じ1977年産まれの香取慎吾は「スマップの末っ子」で、
多のメンバーより3〜5歳ぐらい年下です。
これが私と同世代のすべてを現している、
と言って良い。

「すごいお兄さんお姉さん世代を目前に見ながら、
 世代交代したまったく新しいジェネレーションでもない。」
非常に中途半端な世代です。

ジャニーズに引きつけるならば、
「スマップでもないが嵐でもない」
という世代です。



▼▼▼カリスマ、中田英寿▼▼▼

こんな私たちの世代のムードというのはだから、
どこか「斜に構えた」というか「ニヒリスティックな」というか、
競争や世間的な名声や成功や、そういったものから、
「デタッチした」雰囲気を持つ人が多い気がします。
しかし、いわゆる「さとり世代」みたいな達観までは行かない。

ここでもやはり中途半端で、
そうすると、
「今まであったルールを脱構築するような、
 メタ視点を備えた人間」が、比較的多いようにも感じます。
団塊ジュニアが「100メートル走の早さ」で競っていたとしたら、
私たちの世代は「100メートル」って早く言えた人が勝ちにしようぜ、
みたいな感じで、「ゲームのルールを改変してしまう」ような。
(まっっっつたくの印象論に過ぎませんので、
 何ら実証的な根拠は皆無であることを付言します。)

そんな「ルールを変えた」人の代表はなんといっても、
私たちの世代のヒーローでありカリスマ、中田英寿でしょう。

実は日本のプロスポーツ選手は、
「中田以前」と「中田以降」に分かれるというぐらい、
彼がもたらしたインパクトは大きいと私は見ています。

まず「昭和スポ根物語」みたいな、
「努力と根性で押し切る」的な論理をあっさりと否定し、
高校時代からコーチにかけあって、
「意味のある練習以外は無駄だからしません。」
という合理的でクールな視点を持ち込んだ。

そしてJリーグで活躍しているときから、
将来海外に行くために英語とイタリア語を勉強し、
イタリアで活躍しながら、
将来サッカー選手を引退した時のために、
経営学の知識を身に付けた。

マスコミが騒いで自分につける、
「パブリックイメージ」が気に入らないから、
自分でホームページを立ち上げて、
ファンと直接コミュニケーションを取りはじめた。

現役時代に自分のCM出演やメディアでのタレント活動をするため、
「サニーサイドエッグ」という事務所を立ち上げ、
この事務所は後に「タレント活動をするスポーツ選手」の、
プラットフォームとして機能するようになっていった。

彼はNYにビルを所有していて、
現役を引退した今も、
その家賃収入で充分生活していけるらしい。

、、、そして2006年に「電撃引退」をし、
「自分探しの旅」に出かけた。
自らの主催するチャリティーマッチには、
世界中から友人たち(一流選手ばかり)が集まり、
「若き事業家」としてのNAKATAを応援している。

、、、ミラノコレクションに出没し、
日本酒をプロデュースするなどの、
「文化人」みたいになってしまった今の中田を残念がり、
「彼はまだ自分が見つかっていないみたいだ(笑)」
みたいな皮肉を言う人も多いですし、
私も「最近の中田」を積極的に支持するわけではありません。

しかし、それでも、
やはり彼のしてきたことは偉大です。
それまでの「スポーツ選手のイメージ」をくつがえし、
「デファクトスタンダード」を改変してしまった。

スポーツ選手の芸能活動は「契約」である、とか、
根性論ではなく科学的な努力をするとか、
ネットやSNSによる情報発信とか、
「筋肉と同じぐらい頭脳と教養を」とか、
そういったことは今は一流プロスポーツ選手の標準ですが、
「中田以前」には存在しなかった概念です。

縦と横に格子状に道が走っている、
そんな世の中を平気な顔をして、
汗一つかかず、斜めに走っていく、
というような超然としたクールさがあります。

しつこいようですが現在の彼の評価は別として、
私たちの世代というのは彼のような生き方に、
あこがれを抱きます。
少なくとも私はそうです。

彼がヒーローであるというのは裏返せば、
私たちの世代もまた、格子状の世の中を、
縦と横にカクカクと動きながら、
蟻のように地べたを這い回り、
世間の押しつける価値観に逆らいたいと思いながら、
やはり順応するしかなく、、、
みたいな鬱屈と無力さの証左でもあるかもしれないのですが。

「中田を見ることで疑似カタルシスを体験する」
というような。



▼▼▼感情移入できる有名人▼▼▼

、、、質問、何でしたっけ?
そう、同世代の有名人で、
もっとも感情移入できるのは?
でしたね。

実は先ほど挙げた四人は1977年生まれでしたが、
78年生まれ(ひとつ下)にまで拡げますと、
こんな人たちがいます。

(78年生まれ)
・オードリー若林
・劇団ひとり
・長瀬智也

長瀬くんは、
ジャニーズで一番カッコいい人ですね(反論は受け付けない)。
で、TOKIOはジャニーズで一番カッコいいグループです。
(これも反論は受け付けない笑)。
で、城島茂は日本で一番カッコいい「リーダー」です。
(もちろん反論は受け付けない)。

さらに、興味をもって調べてみると、
1977年の私と同学年にはこんな人たちがいるそうです。

・市川海老蔵
・滝川クリステル
・ピース綾部
・アンジェラ・アキ

、、、なるほどぉ。

特にコメントはありませんが(笑)、
みんな、すげーな、と思います。
彼らの眩しさに瞳孔が痛くなるというか、
世代のトップランナーを見上げすぎて、
首が痛くなってきました。

「同世代マラソン」という人生ゲームがあったとしたら、
私は先頭集団からは生まれた時から引き離されており、
多分その差は開くばかりで、
現在は下から数えた方が早いかもしれません。
2年間レースから「降りて」いましたし。

さらに言えば私の勝負は「何位か?」ではなく、
「完走できるか?」にある。
何位でもいいのです。
完走できればそれでいい。
しかし、それもまた素敵な人生であり、
私は満足しております。
いや、ホントに。

、、、で、
今日挙げたなかで「感情移入できる人?」

決まってます。

胸を張って言いますが、
山里亮太と劇団ひとりと、オードリー若林です。
今日挙げたなかで、会って話したら、
話しが合うかもしれないと思うのはこの3人だけです。
(本当に会ったら、
 彼ら成功者を前に私は緊張し、
 ほとんど会話にならないかもですが笑。)

全員お笑い芸人なのは偶然ではありません。

お笑い芸人になる人って言うのは、
何らかの屈託を持っているからそうなのであって、
「悩みのないネアカ人間」に本当に面白いものは作り出せません。
この3人は屈託を抱えています。

なぜそれを知っているかというと、
私は3人ともの著作を読んだことがあるからです。
3人とも相当に屈折し、相当に卑屈で、
相当に人見知りで、相当に病んだ側面を持っています。
、、、そんな彼らに私はもっとも親近感を覚えます。

あと、気付いたけれど、
三人とも文章がめちゃくちゃ上手です。
三人ともいろいろ、あーでもない、こーでもない、
と悩んでいます。

その「悩み」には世代的な特徴もあり、
それは私にも共有できることもある。

特に劇団ひとりは帰国子女な所も私と似ていて、
彼の書いたものを読むと、
通ってきた青春が「まるかぶり」なのです。
見て来たテレビ、読んできた漫画、
やってきた遊び、抱えてきた悩みまで似ている。
なので今日の私の答えは「劇団ひとり」に、
決定いたしました。

、、、という、
「世代論」みたいになっちゃいましたが、
今日のオープニングトークはここまで。

今週は質問にひとつだけお答えして、
そして「読んだ本」という、
ショートバージョンでお送りします。

皆さんの「共感出来る同世代」は誰ですか?



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偏愛している家電について

2018.03.01 Thursday

+++vol.029 2017年9月12日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
今週のメルマガは「省エネモード」です。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼先日のメッセージ▼▼▼

メルマガ読者のみなさん、こんにちは。
朝夕が過ごしやすくなり、
日々をしのぎやすくなってきた近頃ですが、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

この前の日曜日は練馬グレースチャペルで、
「情報化社会における信仰者の生き方」というタイトルで、
メッセージさせていただきました。

本当は今日、
メッセージの要約をコーナーでやろうかと思ったのですが、
時間が取れなかったのでまたいつか要約します。
YouTubeの「FVIチャンネル」で、
アップロードできましたらまたお知らせします。

昨日の話の要点のひとつは、
「批判的な思考力を養う」ということと、
「複数の視点でものごとを観る」ということが、
とても大切だよ、ということでした。

(これは現在準備中の、11月3、4日に、
 FVI主催、ローザンヌ日本委員会後援の、
 「世にあって弟子とて生きる社会人のための週末合宿」、
 通称「よにでしセミナー」のメインテーマでもあります。
 このメルマガにも何度か登場し、
 今週はこの後もがっつり登場する、
 私の友人の土畠氏が関わっている、
 コミュニティヘルスケアリーダーシップ研修を、
 私が間接的に学んで「拝借」しました。
 「よにでしセミナー」は、社会人として、
 世の中に良い影響を与えていきたいという願いがある方なら、
 参加して絶対に損はない、充実したものになると確信しますので、
 興味がある、もしくは興味ありそうな人を知っている、
 という方がいたら是非私のほうにご一報を。
 メルマガ質問フォームからでも、
 FVIの問い合わせメールでも可。)

▼参考リンク:コミュニティヘルスケアリーダーシップ学科
http://medical-studio.jp/project/chl/

▼宣伝チラシ:「よにでしセミナー」
https://goo.gl/JbXmoN

、、、話しを戻します。
「情報化社会に信仰者がどのように生きるべきか」
という話しでしたね。

キリスト教の世界には「異端」といって、
「他のどの教会も知らない真理を私たちだけが知っている」
というようなロジックで近づいてきてセクトを形成し、
分裂を引き起こす動きが2000年前からありましたし、
今もありますし、これからもなくならないでしょう。

加えて現代は情報過多の時代です。
インターネット上の情報は編集を経ていませんから、
先鋭化しやすく「どこからどこまでが事実で、
どこからどこまでが主観的な解釈、あるいは意見」
なのか、その境界線が不明瞭です。

2016年の世界の流行語は「ポスト真実」でしたが、
今の世界はますます「事実」よりも、
「人が信じたい嘘」のほうが影響を持つようになってきており、
それは世界を非常に不安定なものにしています。
そのようななかで信仰者はどのように生きれば良いのか?
というのが9月10日のメッセージのテーマでした。

このような状況で最も「やってはいけない」のは、
「聖書以外の情報を遮断し、四方を壁で囲って、
 情報的に無菌的な純粋培養の信仰者を育てる」
という方向性で教会を守ろうとすることです。

この方策を採りますと皮肉なことに、
最もデマや異端やセクトに「免疫のない」、
非常に弱く情報の洪水に押し流されやすい信者が形成されます。
そもそも5歳の子どもでもスマホを触り、
理論的には世界中の公開情報を閲覧できる21世紀に、
「情報の無菌状態を作る」というのは、
「サティアン」を作って共同生活をしたオウム真理教のごとく、
上九一色村にでも閉じこもらない限り不可能です。

ではどうすれば良いのか。

それは「自分の頭で考える」という力を養い、
自分の中に「考えるための普遍的な軸」を形成する、
という一見遠回りに見える方法以外ありません。
、、、そのためにはどうすれば良いのか、
というのが昨日の話しの骨子でした。

ちょっと興味あるでしょ?
文字化するか、アップロードしたら、
お知らせしますのでお楽しみに。

、、、さらに今朝もメッセージしました。
場所は群馬県の万座温泉ホテルです。
FVIの3人のカタリスト(変革の触媒という意味)で、
毎年4回行っている定例合宿執行役員会議です。
10月末に総会がありますので、
そのための準備をしております。

今朝したメッセージは、
「宇宙大の福音」というタイトルです。
こちらは昨年9月に練馬グレースチャペルでしたものと同じなので、
興味のある方はこちらでご視聴いただけます。

▼参考動画:「宇宙大の福音」
https://youtu.be/azwfoByCkq4



▼▼▼質問カードはやります。▼▼▼

、、、というようなスケジュールでしたので、
なかなかメルマガ執筆時間が取れず、
今週も「省エネモード」でお送りします。
「週替わりコーナー」と、
「Q&Aコーナー」はお休みとさせていただきます。
、、、真に勝手ながら。

「このぐらいの量が読む側にとっても丁度良いのでは、、、、」
とも思ったりしますし笑。

というわけでオープニングトーク行きましょう。
「オープニングトーク」行って、
「先週読んだ本」行って、
「編集後記」。

楽!

やった!

というようなことを以前言っていたら、
妻に「じゃあ、やめちまいなさいよ(笑)」
と身も蓋もないことを言われました。

「大変だけど楽しいこと」ってあるんです。
「筋トレ」とか、「ジョギング」とか、
「激辛ラーメンを泣きながら食べる」とか、
「意識が飛ぶ寸前までサウナに入る」とか。

メルマガを毎週書く、という私の習慣もそういう類いかも。
ただ大変なだけでなく、そのプロセスは楽しいし、
自分の思考や文章のトレーニングには確実になっているので、
ウィンーウィンなのです。

ごたくはこの辺にして、
質問カードに行きましょう。
では、いつものように、引きます。

▼質問カード
「偏愛している家電は何かありますか?」

みなさんは、いかがでしょうか?

こういうとき、
「テレビ、冷蔵庫、洗濯機、DVDプレーヤー」などの、
一般的な電化製品の類いは、
あんまり出てこないですよね。
たいてい同じようなものを使っているから。
私の家のそういった家電類は、
2009年に買ったものがほとんどなので、
ほぼ全部「8年選手」です。
あと2年ぐらいしたら、
一斉にいろんなものが壊れるのではないかと、
今から心配しております。

、、、そんなことを考えながら、
あまり多くの家庭には置いてないかもだけど、
私は非常に気に入っていて、
思い入れがあり、かつ実用的にも優れているもの、、、
といったような条件で脳内検索をかけますと、
5つほどヒットしましたので順番に紹介していきます。


▼ネスプレッソ
https://goo.gl/7fLntM

こちらはコーヒーマシンです。
ジョージ・クルーニーが宣伝してたやつ。
カプセルでエスプレッソが作れます。
ミルクスチーマーもセットです。

これは思い出深い品でして、
2011年に私が妻と婚約したときに、
その記念のお祝いにと、北海道に住む友人が、
私に贈ってくれました。
たしかAmazonからこれが届いたとき、
ファミコンを買ってもらった30年前の小学生のように、
興奮して部屋を走り回ったのを覚えています。
まったく意表をつかれたので。
「マジでか!」と。

あれから6年経ちますが、
現在も素晴らしい働きをしてくれています。
私の小遣いは月1万円ですので、
カプセルを日常的に買うことは難しいのですが、
誕生日のプレゼントだったり、人から思いがけない、
「個人宛の」お金を頂いたときなどに、
1万円分ぐらいのカプセルを買って置いて、
必要に応じて使うようにしています。
一度に沢山注文すると送料が無料になりますから。

お客さんが来たときにカフェラテを出すこともできますし、
カプセルはひとつ75円ほどですので、
コンビニの100円のコーヒーよりも安く、
美味しいアイス/ホットコーヒーを飲むことができます。

結構気に入っているのが、
「スーパーカップ」などの安いバニラアイスを買ってきて、
ネスプレッソの「エスプレッソモード(高圧少量)」で作った、
夜の悪魔のように特濃のコーヒーを、
皿に載せたヴァニラアイスにかける、
というデザートです。

これは「アフォガード」と呼ばれる立派なデザートで、
「甘さと苦さ」「冷たさと熱さ」という、
二つのコントラストの「交点」を味わうという、
なんとも贅沢な気分にひたれる食べ物です。

これを考えた人はエライ。

▼参考画像:アフォガード(美味そう)
https://goo.gl/sRVCvj



▼バーミックス
http://amzn.asia/cv6Zq8k

これも人からのプレゼントです。
私の実の姉から、結婚のお祝いにいただきました。
姉は大学の家政学部を卒業した後に、
さらに調理師学校に行くほどの「料理好き」ですので、
調理器具などに詳しいのです。
こんな道具があるなんて、姉がプレゼントしてくれなかったら、
私は一生知ることはなかったでしょう。

このタイプのハンドミキサーは各メーカーが出していますが、
スイス製のこのバーミックスはその「元祖」です。
キルティングジャケットはいろんなメーカーが出しているけど、
そのルーツは英国の「LAVENHAM(ラベンハム)」にある、
みたいな話しです。

家電でもファッションでも「ルーツ」には一日の長があります。
ミキサーのことはよく分からんけど
(というかミキサーのことを「よく分かってる人」って、
 逆にどんな人なんでしょう?)、
とにかく使いやすいということは言えます。

だって、高いんだもの。
姉からもらったあと、
価格を調べて驚きました。
軽く3万オーバーです。

自分では絶対に買わない。

しかし、やはり良いものは良い。
スイスとかドイツとかデンマークとか、
あのあたりの「森のヨーロッパ人」たちの作るものって、
日本製品にはない、
がっしりとしたフォルム、
ずっしりとした重量、
一生壊れないんじゃないかという頑強さがあります。
質実剛健とはこのことです。

これで私はパンプキンの冷静スープを作ったり、
たこ焼きの生地を作ったり、
パンケーキの生地を混ぜたり、
妻が朝バナナジュースを作ったり、
マッシュポテトを作ったり、
お菓子の生地を混ぜたり、
さまざまな料理に生かしています。

マヨネーズと白ごまと酢と砂糖とニンニクを分量だけ入れて、
バーミックスすればスーパーより美味い、
「ごまドレッシング」ができますし、
あと、コーヒー豆をこれで「挽く」こともできます。
「できる奴」です。



▼Panasonicのバリカン
http://amzn.asia/b1m4eqw

これは毎月使っています。
鬱病療養中私は対人恐怖のため、
コンビニですら行くのに前日から緊張していましたから、
ヘアカットが家でできるというのは「救い」でした。

病気でなかったとしても、
私のような極度の人見知り人間にとって
美容院での雑談ほど「困る」ものはありません。
「クソどうでも良い話し」を振られても対応して疲れるし、
沈黙に耐えられず逆に自分から「仕掛けた」話しが、
「さほど盛り上がらなかった」場合、
「しまったぁぁあぁぁ!!」
「スベったぁぁぁあああぁぁ!」
「美容院来るんじゃなかったぁぁ!」
「10秒前の自分、死ね!」
「浅はかな会話を振った自分、死ね!」
と思うのです。

人見知りじゃない人には信じられない世界かもしれませんが。
「アメトーーク!」で、
人見知り代表のオードリー若林やバカリズムと、
人見知りじゃない人代表の千原せいじやフジモンの会話を聞いたとき、
「あぁ、俺だけじゃないんだ、
 世の中に極度の人見知りは」
と、救われた気持ちになったのを覚えています。

そんな私にとって、
Panasonicのバリカンで妻が散髪してくれるようになったことは、
本当に「福音」でした。
しかも美容師より上手だし。
同じ料金を払わなければならなかったとしても、
「美容師のカット」と、
「妻のPanasonic」の二択ならば、
迷わず後者をとります。

上手ですから。

このバリカンによってこの2年半、
私が節約した金額は、
下手すれば10万円近くなるのではないでしょうか。
一回3,000円以上するカットに、
年に10回ぐらい(?)行っていた過去は、
いったい何だったんだろう、と思っています。



▼Panasonicのひげそり
http://amzn.asia/a3GLlnr

Panasonic関係が続いてすみません。
ついでに「刈り取る関係」が続いてすみません。

このひげそりは、かれこれ10年近く愛用しています。
「同じものを10年」ではなく、
2、3年ぐらいごとに新しいものに替えながら。

刃を替えるよりも本体を買い換える方が安いという、
「あのパターン」です。
電池交換よりも時計自体の方が安いパターン。

、、、このひげそり、
なぜか今謎の爆安価格で販売されていまして、
Amazonで1,000円で買えます。

本当は2,500円ぐらいします。
このひげそりの何が良いかと言いますと、
単3電池で動くところです。
電池はこれもPanasonicの充電電池、
「エネループ」を使っているのですが、
一度フル充電しますと、毎朝使っても
1ヶ月充電しなくても動き続けます。

▼参考リンク:エネループ
http://amzn.asia/ds3WyfN

これは、出張の多い私にとってはありがたい。
出張先でひげそりの充電の心配は不要ですし、
万が一動かなくなってもコンビニで単3電池を買えば良い。
単3乾電池は海外でも容易に手に入りますので、
海外でもシェーバーの不安はゼロです。
1ヶ月以内なら充電の心配すら不要ですし。

小さく軽いので持ち運びも楽ですし。
旅人にやさしいシェーバーです。
これは世界のどこにいても同じように、
シームレスに使える「安いけど凄い奴」です。

あと番外編として、
Panasonicの(またかい!)、
鼻毛カッターも愛用しています。

▼参考リンク:エチケットカッター
http://amzn.asia/hvZp7lE

人前に出ることもある仕事ですので、
鼻毛カッターは役立ちます。
こいつも単3電池で動きます。

人前で話している人の鼻から、
「ずどん」と鼻毛が出ていたら、
内容が頭に入ってこないだろうな、
というぐらいの想像力が私にもあるのです。

なんか、さっきから書きながら気付きましたが、
私はPanasonicに、
「毛を刈る」というすべてを託しているのですね。
Panasonicがつぶれたら私の身体の、
ありとあらゆる毛がボーボーになるので、
私が文化的な人間であり続けるためにも、
Panasonicにはがんばって欲しいと思います。
(何なんだこの結論。)



▼Xperia Z3
http://amzn.asia/dtzn1rP

最後は愛用しているタブレットです。
Amazonでは価格が高騰していますが、
私が買ったときは、アンダー5万円でした。
iPadminiよりちょっと安いぐらいです。

先代の「Nexus7」が壊れてから、
こちらをかれこれ1年半ほど使っています。
すこぶる快適です。

私はスマホを所有していませんので、
LINEとかMessengerとか、
出先でのメールチェックとか、
Googleマップで行き先確認とか、
乗り換え案内とか、
出先でのGoogleカレンダーチェックとか、
そういった、
「スマホ所持者がスマホでする、
通話以外のすべてのこと」はすべてこれでやっており、
格安SIMカード(月額980円)で運用しています。

あと、移動中にAmazonプライムの動画を観るときも、
これで観ています。
通信容量が格安SIMの場合1ギガバイト(少な!)とかなので、
家やスタバなどでダウンロードしておいて、
それで観るようにしています。

私はEvernoteのヘビーユーザーですが、
パソコンとタブレットでのEvernoteの同期は、
最高に快適で、これのない生活はもはや想像出来ません。

パソコンで記録した読書ログを、
出先でタブレットで確認したり、
パソコンでクリッピングしたレシピを、
タブレットで閲覧しながら料理を作ったり、
パソコンで毎朝記録しているデボーションノートを、
出先で復習して思い出したり、
というのが具体的な使い方です。

それからこのタブレットは音も良いので、
ラジオやオーディオとしても使っています。
YouTubeで講演会を聞いたり、
Radicoでラジオを聞いたり、
SDカードに入っている音楽をスピーカーにつないで聞いたり。
そんな感じで。

あと、出張先ではこのタブレットは私の聖書になります。
Kindleに新改訳聖書とNIV聖書が入っていますので、
出先での毎朝のデボーションはこれでやります。
教会にいくときも、「絶対に脚注が要るような学びをする」
と分かっているとき以外はKindle内の聖書で充分です。
荷物が1キロ近く減りますので非常に助かりますね。

ここで私が言っているすべてのことはスマホでもできますので、
まぁ、要するにスマホの機能のことを言っているのです。
ひとことで言えばスマホは、「出先に部屋を持ち出すデバイス」
なのだということに気付きます。

ただ、7インチタブレットって絶妙に良いですよ。
サイズ感が。
動画を観ていても「ちまちま」していないし、
逆に電車でiPadプロで動画観ると、
隣の席の人に丸見えすぎて恥ずかしいんですよね。
かといってスマホを横にして観るのは、
観れなくはないけど目が悪くなりそう、、、
というトレードオフの丁度引き合うところが、
7インチタブレットなのではないかと私は思うわけです。

まぁスマホ持ったことないから良くわからんけど笑。

、、、という、
今日はそんな話しでした。
皆さんの偏愛家電には、
どんなものがあるんでしょう。
今度よかったら教えてください。
「刈り取る系」を中心に笑。

きっと7インチタブレットに、
「毛を刈る機能」がついたら、
私は家電何も要らなくなるなこれは。




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サッカーワールドカップ最終予選に興奮した話

2018.02.22 Thursday

+++vol.028 2017年9月5日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
サッカーワールドカップ最終予選に興奮しました。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼オーストラリア戦▼▼▼

先週の木曜日、31日に行われた、
サッカーワールドカップ最終予選の、
日本対オーストラリアの試合は興奮しました。

日本ってオーストラリアに弱いんですよね。
負けている印象しかない。
2006年ドイツワールドカップも、
オーストラリアに逆転負けしたところで、
ジーコジャパンの決勝トーナメント進出が
「ほぼ終わった」のは、今も鮮明に覚えています。
あの「ロングスロー」がなければ、、、と。

今回の31日のオーストラリアとの試合は「大一番」で、
これに勝てばワールドカップ出場が決定し、
負けるとアウェイのサウジ戦で勝ち点1をもぎ取るという、
「(ほぼ)無理ゲー」を強いられる。
つまり負ければ、
ワールドカップ出場への門が9割方閉ざされるという、
「本当に絶対に負けられない戦い」がそこにあったわけです。
この言葉はテレビ朝日の乱発によって「言葉のインフレ」を起こし、
狼少年的にあまり信じてもらえなくなりましたが、
今回だけは、本当に、マジで、ガチで、真顔で、
「絶対に負けられない戦い(信じてくれ)」だったのです。

私はサッカー、というよりもプロスポーツ全般の、
「ライトなファン」でして、
Jリーグはもちろんまったく見てないですし、
プロ野球の試合もここ数年ちゃんと見たことがない。
オリンピックも卓球とサッカー以外は何も観ません。
そもそも「オリンピックのお祭り騒ぎ感」が好きじゃない。
あ、論点がずれました。

時々鑑賞するプロスポーツは、
NBAファイナルと、
ときどきBS1でやってるプレミアリーグの試合と、
4年に一度のサッカーワールドカップのほとんどの試合と、
それから日本代表の「本当に絶対に負けられない戦い」だけです。

なので、「にわかファン」と言われても、
まったく返す言葉もないわけですが、
サッカー日本代表だけは、
中田英寿が登場したフランス大会以降からは、
その戦術や中心選手を含め、「ウォッチしてきた」つもりです。
ちなみに私の日本代表の「ベスト監督」は、
岡ちゃん(岡田監督)であり、
2010年南アフリカ大会のときのチームが、
いちばん良かったと思っています。

▼参考画像:岡ちゃん(かっこいい)
https://goo.gl/L2U79J



▼▼▼「自分たちのサッカー」の終焉▼▼▼

、、、で、Jリーグすら見ていない、
そんな「にわか」な私ですが、
日本代表の戦術や戦い方については、
やはり「一家言」あるわけです。

2014年のブラジル大会のときは、
私は病気療養真っ最中でしたが、
サッカーワールドカップは観ていました。
スポーツ観戦は、「破壊的な思考を止められる」、
良い息抜きになりましたから。
病気療養中だったから観られた、というのもあるかもですが。
そういえば2010年はいろんなところを飛び回っていて、
サッカーワールドカップの試合はほとんど観た記憶がないです。
たいてい録画をあとでチェックしていました。

、、、2014年のブラジル大会では残念ながら、
一勝もできずグループ予選敗退となったのは、
記憶に新しいところです。
敗戦後、本田、香川、長友ら、
中心選手達が口をそろえて言った言葉に、
私は3年経った今も違和感を覚え続けています。

それは、
「自分たちのサッカーができなかった」
という言葉。

その後もこの「バズワード」は場所と文脈を変え、
多くの若き日本人アスリートの口にのぼることになります。
2016年のリオ五輪の際も、
多くの選手たちが、「自分の演技」「自分らしい戦い」
「自分たちの●●」という言葉を、
勝った人も負けた人も口にしました。
私は個人的に、いまだにこの言葉に感じる、
「そこはかとない違和感」を払拭できずにいます。

じつはワールドカップでもリオ五輪でも、
中心になっていた現在20代の人たちというのは、
「ゆとり世代」と言われる世代の人々であり、
そして「世界にひとつだけの花」を、
小学生時代にいっぱい聞いて育った世代です。

その世代が無意識にすり込まれた、
「もともと特別なオンリーワン♪」という、
「自分万歳」「ありのまま万歳」の世界観というか、
根拠のない自己肯定と、
それゆえに脆弱なメンタルはセットです。

私は「世代論」があまり好きではないですが、
しかし、無根拠に「あるがままを肯定」され、
「あなたの可能性は無限」と無責任に言われ続け、
「教育とは矯正である」というあたりまえのことを、
いちども学ばずに育ってしまった、
「不幸な」世代を象徴するのが、
この「自分たちの●●」という言葉であるように、
思えてならないのです。

(世代論の常ですが、もちろん例外も沢山います。
 「教育」は学校だけではないですから。)

しかし当然ながら競技というのは、
「相手」があります。
フィギュアスケートなどの競技なら、
ひたすら自分らしさを追求したら良いのかも知れませんが、
少なくともサッカーには「相手」がある。

大事なのは自分らしさではなく、
相手がどれほど嫌がることをし、
相手の良さをどれだけつぶしたかです。
仕事も同じです。

社会に出ると分かりますが、極論を言えば、
「自分らしい仕事」とか、本当にどうでも良いのです。
社会の側に「必要」があって、
ほとんどの場合「あまり他の人がやりたがらない」、
その、「必要なこと」をするのが仕事です。
「自分らしさを発揮できる仕事」が、
世界のどこかにあるのでなく、
仕事の形に自分自身を変形させられる人が重宝されるのが社会です。
これは「結婚」にも言えます。
「自分にぴったりの運命の人」がいるのでなく、
どんな人にでもニコニコと仕え、誠実に対応し、
どんな人とでも機嫌良く過ごし、
うまくやっていく人柄を身に付けると、
相手が誰だろうとたいていの結婚は上手く行きます。
思想家の内田樹さんがよく言ってることです。

世の中はそのようにできています。
ところが「世界にひとつだけの花(的な価値観)」を、
学校時代に刷り込まれた世代というのは、
社会に出ると突然「ルールが変わった」ように感じるでしょうから、
とても苦労するだろうなと思います。
「学校で教えられたのとちゃうやんけ!!」
「自分らしさを出せばいいんじゃなかったの??」
「可能性は無限大じゃなかったの?聞いてないよ!」と。
本当にお気の毒に、と思います。
これはその世代のせいではなく、
周囲の大人のせいです。

話しをサッカーに戻します。
相手のあるスポーツではだから、
「自分らしさ」とか、
本当にどうでも良いのです。
相手を封じ込め、勝たなければ、
「自分らしさ」には何の価値もない。

スアレスという南米のサッカー選手がいますが、
めちゃくちゃダーティなプレイをすることで有名です。
相手の選手に噛みついたり、
直接フリーキックをゴールの中から手を使って、
「ハンド」で止めたり。
(スアレスはそのときレッドカードで退場になりましたが、
 「1点」は幻と消えました。
 ワールドカップの本戦で、
 選手ひとりの退場よりも、
 「1点」のほうが重いのは言うまでもありませんから、
 相手からしたら「ふざけんな」という話しですが、
 味方からしたら「救われた」のは間違いない。)

▼参考画像:ハンドでシュートを止めるスアレス
https://i.ytimg.com/vi/H2rDtyuUlQg/maxresdefault.jpg

これは完全にスポーツマンシップにもとる行為で、
私はまったく支持しませんが、
スアレスが相手チームにとって、
悪夢のような選手であることは間違いありません。
「スアレスがいるチームとはやりたくない」と、
相手に思わせる何かが彼にはあり、
実際に「何が何でも勝つ」という執念によって、
彼がいるチームが泥臭く勝利を「むしり取る」光景を、
私は何度も観たことがあります。

クリーンなプレイだけをして、
「自分たちのサッカーが、、、」とか、
みんなで口をそろえている日本代表は、
相手チームにとってまったく怖くない。
2014年の日本代表はだから、
負けるべくして負けたのです。

、、、そんなことを考えていたら、
やはりそう考えるのは私だけではないらしく、
こんな記事を書いているひとを見つけました。

▼参考記事:「自分たちのサッカーとの決別」
https://news.yahoo.co.jp/byline/murakamiashishi/20170901-00075253/



▼▼▼井手口陽介の衝撃▼▼▼

先週BS1で日本代表×オーストラリア代表の試合を観ていると、
解説者がハリルホジッチ監督のことを話していました。
この試合の前、ハリルホジッチ監督は、
オーストラリア代表のビデオを観まくったそうです。
「オーストラリア代表が自分のチームと思えるほどに」そうした。

で、オーストラリアの良さを消すためには何ができるか、
オーストリアが嫌がるプレイはどんなプレイか、
そういったことを死ぬほど考えた結果が、
今回の「サプライズスタメン」になったのです。

もう、「自分たちのサッカー」なんてどうでも良い。
「相手が嫌がるサッカー」をしようじゃないか。
という潔さがある。

頼もしいと思いました。

この試合はだから、サッカー日本代表の歴史にとって、
大きな意味を持つ試合だったのではないか、
と私は推測するのです。

今回そんなわけで、
いろいろ印象に残ったわけですが、
2点目を決めた井手口陽介選手は衝撃でした。
Jリーグをチェックしているサッカーファンからすれば、
「今更かよ。井手口が凄いのは知ってたよ」
という話しかも知れませんが、
にわかの私にとっては、
彼は彗星のように現れたスターです。

90分ずっと観ていましたが、
終始彼は「キレッキレ」でした。
早いプレス、サイドチェンジのパスの正確さ、
スルーパスのセンスの良さ、
何よりもスプリントのスピードと回数。
どんなスタミナしてるんだ、と思いました。

彼の2点目のシュートは度肝を抜かれました。
オランダ代表の「ディフェンスにとって最も恐ろしい男」、
ロッベンを思わせるゴールでした。
横にスライドするドリブル、
瞬時に相手を抜き去るスピード、
シュートモーションの小ささとふり抜きの早さ。
「こんなのロッベンじゃないか」と私は思ったのです

▼参考画像:ロッベン
https://goo.gl/Gz5zR4

、、、で、井手口って21歳なんですよね。
中田英寿が彗星のように現れ、
代表の空気を変えたのも21歳。

そして井手口の中田って、外見が似てる。
一重まぶたの目がそっくりです。

▼参考記事:中田と井手口
https://goo.gl/k39hEv

さらにマスコミへのそっけない態度。
媚びない言動。
中田のデジャブ感があります。
「カリスマ」の匂いがする。

まだ一試合しか観てないので、
あの試合だけ異常にパフォーマンスが良かったのか、
それとも本物のタレントであり、
「中田英寿の再来」なのか、
すべては来年の、
ロシアワールドカップが明らかにするでしょう。

今のサッカー界の現状を考えると、
井手口は2年以内に海外のビッグクラブで、
プレイする公算が高いです。
しばらく彼から目が離せません。



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インドの極甘スイーツ「グラブジャムン」の思い出

2018.02.15 Thursday

+++vol.027 2017年8月29日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
久しぶりの「質問カード」
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼体調について▼▼▼

メルマガ読者のみなさん、こんにちは。
先週のメルマガでご報告しましたとおり、
体調はずいぶん上向いてきました。

本も読めるようになりましたし、
文章も書けるようになりましたし、
メッセージの準備なんかもしています。
散歩をしたり外出したりもできてます。
日曜日の礼拝にも出席しましたし、
もう、ゲームをしなくても大丈夫になりました。

私にとって最後の難関は、
「不特定の人とテーマのない雑談する」ことです。
多分これは私の脳の個性による脆弱性の問題で、
「特定の人とテーマを決めて対話(議論)する」のは、
体調が最悪のときでも「なんとかなり」ますが、
「不特定の人とのテーマのない雑談」は、
健康状態万全で臨んでも、
1時間ぐらいで脳がパンチドランカーのように疲れます。
下手をするとそれがきっかけで鬱の症状が戻ってくる。

私にとって「パーティー」だとか、
「ざっくばらんな社交の場」は、
第二次世界大戦のガダルカナル戦や硫黄島のようなもので、
まともにぶつかると命がいくつあっても足りないので、
そそくさと尻尾を巻いて逃げ出すようにしています笑。
「付き合い悪い奴」としてこれからも生きていきます笑。

宮本武蔵がかつて言ったように、
負けると分かっている戦いは、
最初から試合を引き受けないのが、
「不敗の秘訣」なのです。
「逃げるは恥だが役に立つ」わけです。

、、、あと、ねんのため、
毎日9時間ぐらい寝るようにはしています。
(少なくとも私にとって)、
鬱にとって最良の治療薬であり予防薬は、
「たっぷりの睡眠」だということを、
私はこの3年間で学び取ってきたからです。



▼▼▼質問カード▼▼▼

さて、久しぶりの「質問カード」を、
やりたいと思います。
では机の上の質問カードから、
一枚質問をひきます。

今日の質問はこれ;
「いままでに食べた、
 『過去最高のスイーツ』を、
 教えてください。」

、、、みなさんはどうでしょうか?
一緒に考えてみてください。

私は、そうですねぇ。
40年近く生きていますので、
検索すべきデータベースが大きくて、
さらに検索エンジンも劣化していますので、
「これだ!」という風に、
即座に出てこないわけです。
これを老化と言います笑。

純粋に「美味しさ」という話しなら、
きっといろいろあるんだろうと思うのですが、
問題はほとんど覚えていないことですね汗。

「記憶に焼き付く」デザートであり、
さらに「美味かった!!」という感動があったものが、
脳内の検索機能で5つほどヒットしましたので、
そのなかから3つだけ紹介したいと思います。

、、、結果的に全部、旅先で食べたもの、
もしくは過去に住んでいた土地に結びつくものです。

きっとこれには理由があり、
食べたものの思い出というのは、
そのときの風景や空気、音や喧噪、
そういったものと分かちがたく結びついており、
それらと結びついた食べ物というのはやはり、
「記憶に焼き付く」からです。



▼▼▼インドの甘いやつ▼▼▼

、、では本題にいきます。
まずひとつめは「グラブジャムン」という、
インドのお菓子。

▼参考画像:グラブジャムン
http://www.museny.com/image3/india1004/110304lunch9.JPG

こちらですね。
これはインド料理屋ですら、
日本ではまだ一般的ではないので、
あまり食べたことのある人は多くないかも知れない。

インドに行ったことのある人なら、
おそらく必ず食べているやつです。
名前は「グラブジャムン」というそうです。
私はいままで「あのめちゃくちゃ甘いやつ」と、
脳内でそのお菓子のことを呼んできていて、
食べたことのある人同士ならそれで伝わりますので笑、
固有名詞を知りませんでした。

はじめに言っておきますと、
このグラブジャムンは、単体で食べても、
さほど美味しくないです(美味しくないんかい!)。
しかし、私の人生で口に入れたもののなかで、
「もっとも甘い食べ物」というのは間違いないです。
、、、で、調べてみると、
「世界一甘い食べ物」という評判もあるらしい。

▼参考リンク:ヤフー知恵袋「世界一甘い食べ物は?」
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10138451800

、、で、なんでこれが「最高のスイーツ」になるのか、
ということなのですが、単体で食べてもさほど美味しくない、
というところにその要点があります。
さらに言えば、日本で食べてもさほど美味しくないかもしれない。

食べ物には、「文脈」というものがあるのです。

説明します。

私は2008年の夏、4ヶ月間インドで過ごしました。
インドの食生活は、いつかこのメルマガにも書きましたが、
朝はカレー、昼はカレー、夜はカレー、
おやつはカレー味のスナック類です。

さらに、カレーの朝ご飯、カレーの昼ご飯を食べた後に、
彼らが髪の毛に何か油のようなものを塗りたくって、
おめかしして家族で出かける、
「地元のカレー(!)レストラン」があります。
彼らが言うレストランという言葉の中に、
「カレー」は含まれているのです。

中産階級の人が月に一回ぐらい気軽に行く店。
日本で言うデニーズみたいな感じでしょうか。

、、、で、そこのカレーが、
えげつないぐらい辛いのです。
地獄のごとく辛い。

インドでは料理は右手で食べます。
左手は「不浄の手」なので、
左利きの人でも左手ではご飯を食べませんし、
左手で子どもの頭をなでるのは侮辱です。

右手でどうやって食べるかと言いますと、
ライスとカレーを手でごにょごにょして口に入れる。
スープは中指、薬指、小指を上手に使ってスプーンを作り、
器用に口に入れて食べます。

▼参考画像:右手でカレーを食べる。
http://melakajp.com/about/photo/0606/DSC_2487x800.jpg

良く「蒙古タンメン中本の北極ラーメン」みたいな、
激辛料理を食べると、「唇が痛い」と言います。

▼参考画像:北極ラーメン
http://nakamoto.tokyo/wp-content/uploads/2015/11/hokkyokuramen1.jpg

、、、「インドローカルの地獄カレー」はさらにその上を行きます。
どのぐらい辛いかというと、唇が激痛なのは当たり前で、
「カレーを混ぜている右手が辛さで痛い」ぐらい辛いのです。

「指が辛い」のです。

マジで。

爪の間とかが辛くてひりひり痛みます。
出されたものはなるべくのこさないように、
それまで私はインドのものを食べてきましたが、
あの日、ウッダルプラデシュ州のバラナシにある、
あのカレーレストランのカレーだけは、
半分食べてギブアップしました。

熱湯から出てきたダチョウ倶楽部の上島竜平さんぐらい、
半分食べた時点の私の全身は汗で「びっちょびちょ」でした。
「お前さては、食べてる間にシャワー浴びてきただろ?」
と聞かれるぐらい。

▼参考画像:熱湯からあがる上島竜平
http://daily.c.yimg.jp/gossip/2015/04/29/Images/07967257.jpg

くやしいのはホストファミリーの6歳と10歳子どもたちが、
同じカレーを平然と食べていることです。
なんだこの「圧倒的な力の差」は!
30歳を過ぎた大人が6歳に「完敗する」ことって、
あんまりないので、私の指と舌と自尊心と武士の心は、
辛さによって完全に打ち砕かれたわけです。
「離乳食からカレーを食べている民族には勝てない。」

そんな、濡れた犬のように、
辛さに打ちのめされた私の前に出てきたのが、
そう、おまたせしました。
「グラブジャムン」です。

右手の指先は燃えるように熱く、
舌と唇の感覚は失われている。
青白い蛍光灯は不安定に点滅し、
無数の蠅が周囲を飛び交い、
相変わらずやかましいヒンディ語の怒声と、
外からの鳴り止まぬクラクションの音。
外気温は40度を超え、湿度は90パーセントを超える。
何か耳鳴りのようなものが聞こえ、
シビれた脳でこれまでの人生がフラッシュバックする。

そんな私の前に、
あの、「まあるい甘いやつ」が運ばれてきます。
そいつをスプーンで半分に切って、
口にいれます。

(なぜかいつも、
 「このタイミング」でスプーンが登場します。
 インドの人もグラブジャムンは手で食べません。
 「スプーンあったんかい!」と、
 私はいつも小さく心の中でツッコむわけですが)

芥川龍之介に「蜘蛛の糸」という作品があります。
生前悪事を尽くしたカンダタという男が、
生きている間にした善行は一匹の蜘蛛を助けたことだけだった。
地獄の業火で焼かれるカンダタに、
お釈迦様は一本の蜘蛛の糸を垂らし、、、
という有名なストーリーです。

濡れた犬のように消耗した私にとって、
グラブジャムンはその蜘蛛の糸のようなものです。
もしくは、地獄の業火で焼かれて乾いた喉に垂らされる、
「一滴の甘い露」と言い換えても良いでしょう。

一滴の水に飢えたカンダタのごとく、
私はこのグラブジャムンを口に入れたのです。
そこで私はひとつの「真理」に到達しました。
そう、同じバラナシで悟りを開いたゴータマ・シッダールタのように。

その真理とは、
「めちゃくちゃ蒸し暑い気候のなかで、
法外に辛い食べ物を食べた後に、
激甘のデザートを食べるというのは至高の経験だ」
ということです。

死んでいた舌が生き返り、
麻痺していた思考力が元に戻ってくる。
「生きた心地がする」状態にしてくれる、
そんな感じです。

食べ物は「文脈」がたいせつです。

肉体労働やサウナの後のビールが、
一番美味しいと言う人がいるのと同じであり、
ラーメンを食べたあとのアイスクリームが美味しいのと同じであり、
普段ガムを噛む習慣はないが、
焼肉屋の会計でもらうスペアミントガムだけは、
なぜか美味しいと感じるのと同じです。

グラブジャムンは具体的にどんなスイーツか、
ざっくりとイメージだけで説明しますと、
「日本で一番甘いカステラ」を、さらに2倍甘くしたものを、
とりあえず「油で揚げ」ます。
それを、とびきり濃厚な砂糖シロップに浸けて、
1ヶ月置きます。
そうするとシロップを吸い込んだその「揚げカステラ」は、
もはやシロップと同じぐらいの比重となり、
「ずっしり重くて甘い何か」になります。
おおざっぱにいえば、これがグラブジャムンです。

蟻ですら遠慮するほどの甘さのこのデザートの、
ひとつあたりのカロリーはあまり計算しないほうが、
精神衛生上よろしいかと思われます。

これを食べて「美味しい!」と感じるような、
「文脈」というものが日本には存在しないので、
日本でグラブジャムンを食べても「最高のスイーツ」には、
なりづらいかとは思うのですが、
どうやら日本でも手に入るようです。

どうしても興味がある人は試してみてください。
いったい、いつ食べたらよいのか分かりませんが。

▼参考リンク:Amazon「グラブジャムン」
http://amzn.asia/0r63cUj

、、、あとふたつ紹介しようと思ってたのですが、
ここで文字数オーバーです。

今日は列挙するにとどめ、
またいつか説明します。

▼今年フィリピンで食べた「チュロス」

▼帯広「クランベリー」の、よみたんソフトクリーム

以上、「過去最高のスイーツ」の話しでした!

みなさんの最高のスイーツは何ですか?





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地獄に行ってきた話

2018.02.08 Thursday

+++vol.026 2017年8月22日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
地獄に行ってきました。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼先週、先々週のはなし▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
先週はメルマガ開始以来、
はじめての「休刊」とさせていただきました。

というのも、「休刊のお知らせ」でお伝えしましたとおり、
体調を崩して自宅で療養する以外、
ほとんど何もできなかったからです。

私は2013年12月からまる2年、
バーンアウト(燃え尽き症候群)による鬱状態で、
病気療養をしたという過去があります。
そのときの詳細はここでは割愛しますが、
回復期に支援者の方々に書いた、
2通の手紙に私の経験を詳しく掲載しています。

▼参考リンク:2015年3月の手紙
http://karashi.net/resource/NL/jinnai/2015_03.pdf

▼参考リンク:2015年12月の手紙
http://karashi.net/resource/NL/jinnai/2015_10.pdf


、、、いったいどこから説明していいやら、
気の遠くなるような話なので、
ほんとうは語らねば理解していただけない、
「詳しい経緯」は割愛します。

とにかく2年間の療養生活というのはけっこう過酷で、
死なずに生きてこの世界に帰って来られたことが、
「運が良かっただけ」と自分では思っています。
それと、神と人の助けがあったからだ、と。

それだけです。

あまり認識されていませんが、
それほど、鬱病の「致死率」は高いのです。

なぜ私が「生還」できたのか。

「私が地獄から帰って来られた理由」は、
じつは私の側にはいっさいありません。

本当に。

戦争の激戦地から、
なぜか弾が自分には当たらず、
死なずに帰還した人にも似ています。

その後の人生で当時の体験を語るということが、
非常に辛いことだということも含めて似ています。
上記リンクの2通の手紙は、
それぞれ書くのに3ヶ月ほどかかっています。

地獄を思い出しながら書くので、
書きながら嘔吐感というか、
「えづく」感じを覚えながら書きました。
1日1行だけ書いて、力尽きてしまい、
その後3日は書けないということも、
多々ありました。

鬱病に罹患する人は多いですが、
当事者による闘病記はそれほど多くはない、
というのは「そういうことか」と思いました。
地獄から生還した人は、
地獄を振り返りたくないのです。
当時の感情が蘇ってきますから。

戦争体験者が人生の終末に、
「じつはノルマンディ上陸作戦で、
 たくさんの敵兵を撃った、、、
 私はこの手で人をたくさん殺した、、、
 私はこの目で仲間がたくさん死ぬのを見た、、、」
という「告白」をするというストーリーの映画が、
洋の東西を問わず沢山存在しますし、
じっさいそういうことって多いと思います。

それも同じ理由です。

語りたくないのではありません。
あまりにも苛烈な体験は、
本人に「メンタルブロック」がかかって、
語る事ができないのです。

ヴィトゲンシュタインの意図とは違う引用ですが、
「語りえないことについては、
 沈黙するしかない」わけです。


▼▼▼「語りえぬことを語る」ことを選んだ理由▼▼▼

、、、では、
なぜ、私が「語りえぬことを語る」事を選んだのか?
それは、闘病中の経験にあります。

闘病中、私はまったく祈ることができませんでした。
「祈る」という行為は、
「自分が神から見捨てられた」ことを、
確認する作業に他なりませんでしたから。

これは祈りの態度とか姿勢が間違っているとか、
そういった精神論の話しではありません。

単純に病気の症状です。
脳梗塞で意識不明な人が、
祈れないのと同じであり、
足を複雑骨折した人が歩けないのと同じです。

鬱病と信仰を「精神論」で結びつけるのは、
端的にいってまったくの誤りです。
それは病気の当事者を死へ追い込む行為ですから、
本当にやめた方が良い。

私は最初それでも「祈ろう」とか、
「聖書を読もう」とかがんばっていましたが、
そういった努力は危険だからただちに辞めるように、
というカウンセラーのアドヴァイスによって、
発病後3ヶ月ほどで祈るのを(祈ろうとするのを)辞めました。

約2年間それは続きました。

ですから当然、
「神から語られる」というようなことはないわけです。
そもそもそんな経験があるということは、
病気じゃない証拠ですから。
「(前向きな気持ちというような意味の)信仰」が、
脳の器質的変化によって不能になるのが鬱病ですから、
「信仰によって鬱病が治る」というのは、
そもそも語義矛盾です。
「消化によって腸捻転が治る」
と言っているのと同じです。

、、、で、私は「神と断絶」された状態に、
2年以上いたわけですが、
そのなかで例外的に1度だけ神が私に語ったな、
と思ったことがありました。

それは2014年夏、病気の最もひどいとき、
こういった寄付によって支えられている、
キリスト教の働きを続けていくのは、
寄付をして祈ってくださる人に対して、
あまりに申し訳がないと感じ、
別の仕事を探そうと転職サイトなどを調べていたときでした。
(そのときは外出してもしゃがみこんで動けなくなるほど、
 対人恐怖の症状がありましたので、
 仮に申し込んだとしても面接もできない状態でしたが、
 そんな客観的な判断すら当時はできません。)

私は2008年に市役所の仕事を辞めて、
「きっと大変な人生になるだろう」ことが容易に予測できる、
「あまり多くの人は歩まないでこぼこ道」を行く、
と決めたとき、当然ですが神に祈りました。
GWと正月を利用して、2度、
断食祈祷院で一週間の断食もして祈りました。

、、、で、2008年に「この道」を行くことを決めました。
それは「召命感」がやはりあったからです。
神が私をお造りになった目的を果たすのに、
市役所を辞めて専門的な宣教の働きの世界に飛び込むことが、
プラスになるというのが、死ぬほど悩み祈った末に、
私が出した答えでした。

それからの5年間は、
たしかに大変でしたが、
「今、私は神の召された道を歩んでいる」
という確かな手応えを日々感じていました。

それは経済的な安定にも、
良いクルマに乗ることにも、
良い服を着ることにも、
良い家に住むことにも、
何ものにも代えがたい喜びでした。

しかし2013年に病気になって、
その「喜び」というか「確信」は、
揺らぎました。

揺らいだというより、吹き飛びました。
仕事することができず、
祈ることもできず、
それどころか、かつて自分にできていた、
あらゆることができなくなったとき、
「本当にこの道は、
神が歩むようにと言われた道だったのだろうか?」
と思ったのです。

、、、というよりも、
市役所で働いていたときも含め自分は今までずっと、
神の召命にお応えしたいという一心で歩んできたけれど、
その道から転げ落ちてしまったのではないか、
という挫折感の方が強かったかも知れません。。

神が用意された道は遙か遠くに見え、
そこを今も歩んでいる「かつての同労者たち」を、
私は遠目に見ている。
「俺はもう歩けなくなったから、
 もう俺のことは忘れて、
 先に行ってくれや。」
そういう気持ちも強かったかも知れない。

なんせ私には「30代後半」はありませんから。
病気の前後を含めたらそれぐらいの期間を、
世間でいう「棒に振って」いますから。

、、、で、私は思ったのです。
「よし、もう一度、
 分岐点に戻ろう」と。
世間の同世代とは10年遅れの再スタートになるが、
とにかく別の仕事を見つけ、
そこで働いて生きるところから始めよう、と。
先ほども申しましたように、
当時はそんな健康状態ではなかったのですが。

、、、ちょうどその頃、
神が私に、2年間の療養生活で唯一、
語られたのです。

「違う」と。

「そうではない。
 あなたのいる場所は『道』から断絶していない。
 あなたが今、病気になり、
 何もできず、もだえ苦しみ、
 敗北感と苦渋を味わっている、
 その場所こそが、
 私があなたを召し出した道の真ん中なのだ。
 病気で何もできないあなたはいま、
 私の召命の真ん中にいる」と。

、、、その当時は神が言われている意味が、
私にはまったく分かりませんでしたが、
その後、徐々にあの言葉が本当に神からのものだったと、
私は確信するようになりました。

すこし回り道をしましたが、
多くの人が語る事を選ばない病気の経験を、
私が敢えて語る理由は、
あのときの神からの語りかけにあります。
ですから私にとって病気の体験を語ることは、
「神を語る」ことに他ならないのです。



▼▼▼脳が壊れた▼▼▼

、、、という前置きをしておいて、
本題に移りたいと思います(やっと!)。

先週のメルマガで「体調が悪い」と言ったのは、
ひどい下痢を患っていたとか、
マラリアに感染していたというものではありません。
8月11日から10日間ほど、
鬱の症状が再発していたのです。

多くの人が誤解していることですが、
鬱の発症は「精神的に落ち込む」こととは違います。
「最近落ちてるんだよね」とか、
「メンタルがやられてるんだよね」という、
精神的なアップダウンの延長にあるものではありません。
「精神的に弱い人が鬱になる」というのも壮大な誤解ですが、
この「アップダウン論」も誤解です。

鬱病は脳のセロトニンの低下や、
活動の器質的不調から来る諸症状ですから、
「メンタル」という言葉で表わされるような、
精神的なものではありません。
そこに「連続性」はありません。
「別もの」です。

風邪とマラリアが違うように、
便秘と腸閉塞が違うように、
メンタルな落ち込みと抑鬱症は違います。

、、、で、
今回鬱の症状が久方ぶりに「戻ってきた」わけです。
「8月11日から」と、特定できるのはそういう理由です。

ほんとうはもう少し「シームレス」に、
たとえば7月後半ぐらいから、
何かの兆候があったのだと思います。
しかし、それに「本人が自分で気付く」ことは、
本当に難しいです。

私は病気を経験していますので、
そういった「サイン」にはアンテナを立てています。
何か兆候があれば見逃さず、予防的にしっかり休むためです。

しかし今回はその予兆に気づけず、
8月11日に、いきなり症状が襲ってきました。
朝起きたら39度の熱があったみたいな話しで、
その日から「あの悪夢の症状」が戻ってきたのです。
背筋の凍る話しです。
「朝起きたら地獄にいた」わけですから。

具体的に言いますと、
「脳が壊れた」ような感じです。
まず、前日まで1日1冊ぐらいのペースで、
楽しんで読んでいた本がまったく読めなくなりました。
内容がまったく頭に入ってこない。
文字を目で追うと頭がくらくらして吐き気のようなものを覚える。

おかしいなぁ。

そして気力がゼロになります。
朝、コーヒーを淹れる気力がない。
おかしいなぁ。

それどころか、朝布団から起きる気力もない。
おかしい。

ルーティーンを始めようと思うのだけど、
メールに返信どころか、PCを立ち上げるのが怖い。
というより椅子に座るのが怖い。
追い詰められるから。
書斎に入るのが怖い。

、、、かといって居間にいるのも怖い。
平日の真っ昼間に俺は何をしているのだ、、、
という罪責感や後ろめたさに押しつぶされるから。

逃げるように布団に戻る。

しかし、居間にいる以上につらい。
「平日の真っ昼間におまえは何をしているのだ」
という声は書斎から離れるほどに大きくなる。
かといって書斎に座っても、
蛇に睨まれたカエルのごとく何もできない。

体がこわばるだけで、
「仕事にとりかかる助走」
すらもエネルギーの枯渇により不能になる。

おかしいなぁ。

そういえば、景色が暗く見える。
太陽の光が皮膚に刺してくるようで痛い。
外に出ると人々の話し声が耳に刺さって怖い。
人とすれ違うのが怖い。
、、、いや、人が怖い。

昨日までそんなことなかったのに、
おかしいな。

やばいかもしれない。
2年前の地獄が、目の前にフラッシュバックする。
そういえば、将来の展望が真っ暗に見える。
昨日までそんなことなかったのに。
もうすぐ子どもが生まれてくるというのに、
俺は親になんてなれないに違いない。
俺の将来は真っ暗に違いない。
希望という感情が思い出せない。

、、、動揺し、動転する。

やばいかもしれない。

妻が「うつきくん(我が家では病気のことをそう読んでいる)が、
久しぶりに帰省したのね。
お手柔らかにね。」
と言って、いろんな予定をキャンセルしてくれる。
「はい、しっかり休んで。」
と妻は笑顔で言う。

本人は脳が壊れていますから、
冷静に判断できませんし、
この地獄が永遠に続くと思っていますから、
妻が冷静でいてくれるのは本当に助かります。
すごい人です。

、、、結局私は、
お盆をはさんで約10日間、
ほぼまったく家から出られず、
昼夜逆転し、一日10時間眠り、
起きている間はテレビゲームをするか、
もしくはラジオを聞いて「破壊的思考を停止」させ、
「空白の10日間」を過ごしました。

食欲も低下し体重は2キロ以上減りました。
本はそのあいだ、一冊も読みませんでした。
パソコンも1週間ぐらいは放置しました。
よって、メルマガも書けませんでした。
これが、この10日間の私の、
「地獄へのサマーツアー」の概要です。

「脳が壊れた」という表現は、
鈴木大介さんという人の著書から借りました。
彼はフリーライターという仕事のストレスと激務で、
脳梗塞を患った経験を本にした人で、
この本から私は非常に多くを学びました。

鬱病と脳梗塞は違う病気ですが、
脳の器質的変調を原因として、
感情、判断、記憶、活力などの、
脳の意識機能が変調を来たす、
という意味では驚くほど似ています。

めちゃくちゃ「分かる」のです。
とても良い本でしたので興味ある方は是非。

▼参考リンク:「脳が壊れた」鈴木大介
http://amzn.asia/4ZGfKj8

多少寄り道になりますが、
鈴木大介さんのこの本から、
一部引用します。

〈ですが、僕の仕事は取材記者です。
しかもその取材執筆のテーマは一貫して、
主に社会的に発言の機会を与えられていない弱者を取材し、
彼らの声なき声を代弁するというものでした。
そんな僕にとって、高次脳を負うということは、実は僥倖でもありました。
、、、(中略)、、、
それは鬱病や発達障害をはじめとして、
パニック障害や適応障害などの精神疾患・情緒障害方面、
薬物依存や認知症等々を抱えた人たち。
僕がこれまで取材で会ってきた多くの「困窮者たち」の顔が、
脳裏に浮かびました。
、、、(中略)、、、
そんなかつての取材対象者たちを思い浮かべると同時に、
僕は猛烈な後悔に襲われることになりました。
というのも、「その辛さ」は
健常だった僕が想像していたものよりも遙かに大きく、
長引くもので、取材記者としての僕は本当にそれを
「分かったふりをしてきただけ」だったということに気づかされたのです。
さらに当事者自身がどう辛く感じているのかは、
言語化が極めて難しく、他者にその辛さを説明することが
困難なのだと言うことも痛感しました。
これでは、仕事を失うことも有るでしょうし、
家族の理解がなければ家族崩壊も容易に招いてしまうかも知れません。
なにより苦しいのに分かってもらえないというのは、本当に辛い経験です。
、、、(中略)、、、
ならばこの経験は、
そうして面倒くさくて語る言葉を持たない
社会的弱者の代弁者になりたいと思い続けてきたぼくにとって、
僥倖に他ならないのではないか。
41歳の若さで脳梗塞をやり、
この当事者感覚を得つつ、感じ、考え、書く能力を
喪失せずに済むなどという経験は、望んで得られるものではない。
ならば書くのが僕の責任だ。
彼らに変わってその不自由感や苦しみを言語化するのが僕の使命だ!〉

、、、彼のこの告白は、
いまの私が感じていることと、
驚くほど重なる部分が多いのです。



▼▼▼メビウスの輪の上を歩く蟻▼▼▼

、、、というわけで、
私は10日間ほど地獄に行ってきました。

日本の世間ではお盆というのは、
「彼岸(あの世)から此岸(この世)に、
 魂たちが一時的に帰省するシーズン」
ということになっています。

しかし私はお盆に、
逆に「向こう側」に帰省していたわけです(笑)。

じつは2015年12月に仕事に復帰してから、
このように一週間以上の単位で体調を崩し、
鬱の症状が戻ってきたのは今回が3度目でした。
いちどは2016年の夏ごろ(たしか今頃)。
もういちどは2016年の年末から今年の年始にかけて。
そして今回です。

「盆と正月に向こう側に行く」
というのは本当に帰省のようです笑。
「うつきくん」は、盆と正月に我が家に帰ってくるようです笑。

きっとこれって偶然ではなく、
おそらく「世間が休んでいるとき」をねらって、
帰ってくるのではないかと私は睨んでいます。
というのも、抑鬱状態で仕事ができず、
療養しているときの辛さっていうのは本当に辛く、
インフルエンザを100としたら1000ぐらいに達する、
という人もいるぐらいなのですが、
その1000のうちの300ぐらいは、
「世間は仕事しているのに自分はできていない」
という自責感や劣等感、不全感だと思われるからです。

盆や正月など、世間が「帰省ラッシュで渋滞してます」
みたいなときというのは、その300が、
100以下ぐらいになってくれる。

そのときをねらって、
「ストレスや疲れなどの蓄積によって
 病気の再発を余儀なくされる脳内の部署」
みたいな無意識の領域が、
「いまだ!
 いまならストレスレベルが低く地獄に行けるぞ!」
とGOサインを出しているのではないかと、
私は邪推しているのです。

何の科学的裏付けもありませんが笑。

、、、じゃあ、
いまお前は「こちら側」に帰ってきたのか?
と聞かれたなら、「よくわかりません」
と答えるしかありません。
しかし、少なくとも言えるのは、
今こうしてメルマガ原稿を書けているということが、
「完全な向こう側」ではないことの何よりの証拠だということです。

もちろん万全からはほど遠いですが、
一昨日の礼拝には出席しましたし、
昨日からはコーヒーを淹れる気力も戻ってきました。

本はいまだに10分と読み続けられませんが、
きっとそれも嘘みたいに普通に戻るだろうという、
確かな予感があります。
去年の正月もそうでしたから。

鬱状態とそうでない状態は、
明らかに「連続性」はないです。
周波数のようなアップダウンとは違う。
しかし、「1」と「0」のデジタルな二進法とも違う。

「こちら側」と「向こう側」は、
明らかに違い、断絶しており、
うつ状態の自分は「自分ではない」というぐらい、
自己同一性が保たれないのです。
性格も思考力も思考パターンも何もかも変わります。
「脳が壊れる」わけですから。
しかし、「1」と「0」の間に、
「0.5」があるかというとそうでもない。

「あるとき気付いたら向こう側にいる」という感じに近いです。
うつ状態からの回復もおなじです。
「シームレス」なのですが、「0」から「1」になるのです。

「メビウスの輪」という位相幾何学的に興味深い、
三次元空間内の多様体があります。
作り方は簡単です。
1.紙で細長い帯をつくり、
2.片方の180度回転させ、
3.両端を貼り合わせる。
以上です。

▼参考画像:メビウスの輪
https://goo.gl/jj3rs2

、、、この「メビウスの輪」の上を歩いているアリは、
いちども「境界」をまたいでいないのに、
あるとき突然「裏」にいるのです。

精神疾患への罹患や回復というのは、
私はこれに似ていると思っています。
なので、私はいま「表」にいるのか「裏」にいるのか。
それは分かりません。
分かっているのは、数日前に裏にいたことと、
数日後にはおそらく表にいるだろうということだけです。



▼▼▼ゲームと昼夜逆転の「お盆休み」▼▼▼

、、、というわけでこの10日間ほどは、
知的生産性はゼロでした。
いや、生産性がゼロでした。

何のインプットもアウトプットもしていません。
何をしていたかというと、
妻のアドバイスに従い、
「ひたすら休んだ」だけです。

「ひたすら休む」というのは言うほど簡単ではありません。
この場合のひたすら休むというのは、
旅行に行くとか美味しいものを食べるとか、
レジャーを楽しむと言ったものではないのです。
だって、コーヒーを淹れるエネルギーもなく、
本を2行読む思考力もないのですから。

大事なのは「たくさん寝ること」と、
そして「前頭葉を麻痺させること」だというのが、
私の2年間の療養の結論です。

自律的思考を野放しにしておくと、
それは金持ちの敷地内のドーベルマンのごとく、
自分の腕を食いちぎろうとしてきます。

具体的には絶え間ない絶望感、不全感、無力感、
罪責感、起死念慮、その他諸々の感情が、
自分を呑み込もうとしてきます。

ですから、何もせずにぼーっとしてはいけません。

しかし何かをしようにもその気力がない。
散歩をしようとしても対人恐怖で怖くて帰ってきてしまう。
本も読めない。
テレビも実はあまり見られません。
「世間とのつながりの断裂」を意識してしまいますから、
ときにテレビは劇物になります。

私が到達したのが「ゲーム」でした。
後の「私のゲーム論(アーカイブ)」でも語りますが、
ゲームをしている間、脳は活動を停止してくれます。
脳科学の研究によると、ゲームに没頭している人の脳というのは、
前頭葉の活動が優位に低下しているそうです。
つまり自律的思考がストップしている。
「無思考状態」になれるわけです。

2年前の鬱病療養中にこの法則を発見してから、
ゲームは私の「脳を休ませる」手段として定着しました。

唐突ですが私は「パチンコ規制論者」です。
「三店換金方式」は明らかな賭博行為であり、
それを警察が選択的にお目こぼししているのは、
法治国家としてあるまじき姿だと思います。
また、警察の天下り先にパチンコ関連業界があるというのは、
本当に「恥を知れ」というレベルです。
「カジノ法案」を通すと同時に、
パチンコを撤廃して、法律的な整合性を図ってもらいたい、
と常日頃から私は思っています。

あと、「パチンコマネー」の一部は、
北朝鮮にわたっているのは公然の秘密ですから、
「北のミサイル攻撃はけしからん」と言いながら、
昼間パチンコ屋にいっている右翼オジサンは、
言動がひき裂かれているのです。
だって、そのミサイルのスポンサーはあなたなのですから。
「愛国者」であるそのおじさんが本当にすべきは、
右翼的な政治家に投票することではなく、
ただちにパチンコをやめることです笑。

、、、それはそれとして、
日本はなぜ「パチンコ天国」なのか?

それは、パチンコが、
「おっさんの瞑想」だからだ、
というのが私の「大胆な仮説」なわけです。

つまり仕事でもパッとせず、
家でも居場所がなかったりするおじさんたちは、
最初は「多少のスリルとタバコを吸う場所」を求めて、
パチンコ屋に行くのですが、
それが常習化してくると目的が変わってくる。

「今の世の中の日常の不条理」を、
パチンコをして前頭葉が麻痺している間だけ、
おじさんたちは忘れることができる。
「脳内のニルヴァーナ」がそこに拡がっているわけで、
パチンコはだから、
かつての中国の「アヘン」のようなものなのではないか、
と私は思っているのです。

だから私のようなパチンコ規制論者が、
本当にパチンコを規制したなら、
かつての清国で起きたように、
「アヘン戦争」ならぬ「パチンコ戦争」が起きるかも知れない笑。

何の話しだっけ?

そうそう。

ゲーム。

ゲームは良いです。
世のおじさんたちは、
パチンコ屋で半日で10万円擦ったり平気でしてますから、
ゲームのハードとソフトというのは、
コストパフォーマンス的には最高です。

ゲームの場合、
同じ「脳の瞑想」をしながら、
いちど買ってしまえばランニングコストはかかりませんから。



▼▼▼スティグマと不全感を抱えて生きる▼▼▼

、、、というわけで、
もはやオープニングトークのレベルを超えて、
長々と病気の話しをしてきました。

今更いっても遅いですが、
あまり明るい話しではないので、
お気に召さない方はどうぞ読まずに飛ばしてください。

、、、こんな風に病気のことを私は書いていますが、
病気の当事者が病気のことを書くのは簡単ではないです。
「良く書けるようになったなぁ」と、
自分でも感心しているぐらいで笑。

私はこの分野に関して特殊技能をもっています。
誰かが博士号を授与してくれるんじゃないかというぐらい笑。

なぜ当事者が病気のことを書くのが難しいかというと、
単純に言語化の技術的なこともあるのですが、
たぶん大きな原因は書き手に「メンタルブロック」がかかるからです。

どういうことか。

作家の三浦綾子さんがこういう発言をしているのを、
「国を愛する心」という本で読みました。

→P104 
〈わたしは若い頃、肺結核を病んだ。
長い闘病の末、ようやく療養所を出ることが出来た。
が、社会人の仲間入りをすることは、ひどく不安だった。
体力がない。いつ再発するか分からない。
健康人たちのあたたかい受け入れも、
深い理解も期待できない。
不安だけがいつもつきまとっていたのだ。
そんなわけで、わたしたち療養仲間が話し合う時、
「われわれ前科者は、、」と決まって言ったものだ。〉

▼参考リンク:「国を愛する心」三浦綾子
http://amzn.asia/hUzRZ71


、、、大きな病気を患った人が自分のことを、
「前科者」のように感じるというのは、
本当にそのとおりです。

「いやいやそんなことないよ。」
と健常者の方(一度も当事者になったことのない、
もしくはその自覚がない)は言われるかも知れません。

しかし、病気の当事者にはそのように見えていません。
病気の当事者、そして元当事者は、
いつまで経っても「自分は社会人として十全ではない」という、
不全感をひきずります。

健常者と当事者のあいだで、
認知が非対称なのです。

精神疾患にしても肉体的な疾患にしても、
それが大きなものである場合、「完治」というのは少なく、
多くの場合「寛解」するだけです。
つまり、いつでも再発するリスクを抱えている。

保険会社はそのような人にリーズナブルな商品を、
紹介したくないでしょう。

会社の経営者は「長期病欠のリスクがあると分かっている人」
を、積極的に雇いたいとは思わないでしょう。
「実力」というのは、「能力×エネルギー(体力)」です。
いくら能力が高くても、体力がゼロになるかもしれない人というのは、
「実力がゼロである不良物件」である可能性があるのです。
怖くて一緒に仕事できないと思う気持ちはよく分かります。

未婚者ならば、結婚相手の両親に自分の病歴を隠すかも知れない。
その「隠したい気持ち」を誰が責められるというのでしょう?

「スティグマ」というのは、
病気などに伴う「ネガティブな烙印」のことを言いますが、
大きな病気をしたことのある人、
もしくは抱えて生きていかざるを得なくなった人というのは、
一生、十字架のように、「スティグマ」を背負います。

これは簡単なことではありません。

でも、私は病気になったことと、
病気の経験を語ることを選びます。
「十字架を恥としない」というのは、
私にとってこのことだと思っているからです。

人類の歴史を見ると、
本当に優秀な多くの人も病気になっています。
そして多くの「スティグマという十字架」を負った人たちが、
むしろ歴史を切り拓いてきたと言ってもいい。

だから、恥じることではない。

病気のことを話すと、
そっと距離を置く人もいます。
「こいつは終わった人間だ」という相手の心の声を、
聞くこともあります。

そういう人にはそう思わせておけばいい。

私は十字架を恥じない。
そう決めたので、
病気のことを積極的に言語化しています。

この「病気を言葉にする精神」を、
私は北海道浦河にある「べてるの家」から学びました。
彼らの「命がけの言語化」によって、
私は地獄から帰ってこられたという側面もありますから、
この記事というのは彼らへの恩返し(恩送り?)でもあります。

▼参考リンク:べてるの家の「非」援助論
http://amzn.asia/eV1zbK0

この本の「あとがき」に、
べてるの家の創始者の向谷地生良さんが、
こんなことを書いています。

〈この本は誰かを助けようという意図をもってつくられた本ではない。
もちろん誰かを批判したり、何かを改善しようと計らっているわけでもない。
それぞれがそれぞれの仕方で自分を語り継ぐという作業をしたにすぎない。
、、、(中略)、、、
この本に結論も結果もない。
すべては旅の途中なのである。
ただ願うとすれば、この本に綴られた言葉と出会うことを通じて
津々浦々に多くの語り部が生まれることである。
語ることを通じて、人と人とが新たなつながりを得ることである。〉

、、、私もまた当事者のひとりとして、
私の言葉を触媒として多くの語り部が生まれ、
人と人の新たなつながりが生まれることを願います。
私の話にもまた、「結論も結果も」ないですが。



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働いてみたい企業

2018.02.01 Thursday

+++vol.025 2017年8月8日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
今週は「カロリーハーフ」でお送りします。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼夏バテでしょうか?▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
これを書いているのは8月7日月曜日の午後ですが、
都内は相当に暑いです。

昨日の午後教会でワークショップを導いたからなのか、
先週の日曜日の戸田での奉仕の疲れがまだ残っているからか、
最近はわりと人と会って話す予定が増えてきているからか、
それともただシンプルに暑いからなのか、
もしくは急激な老化なのか、
あるいは上記のすべてなのか、
原因は定かではないですが、
とにかく脳が思うように働きません。

イメージとしては自動車のエンジンが、
オーバーヒートしているような感じで、
アクセルをべた踏みしても20キロぐらいしか出ない。
ラジエーター関係がイカれているようです。
病気のこともありましたし、
こういうときはあまり出力を上げないのが吉です。

、、、私は学んだのです。

なので、
私の「セコンド」である妻からのアドバイスも鑑み、
今週のメルマガは「超ライト」にしたいと思います。

きっとこの暑さの中、
高密度で濃密な大ボリュームのメルマガを読む、
というのは読む側にとっても書く側にとっても、
不幸なことだと判断しました笑。

今週は「カロリーハーフ」でお届けします。
「週替わりコーナー」と「Q&Aコーナー」は、
まことに勝手ながらお休みとさせていただきます。
ご容赦ください。


▼▼▼働いてみたい企業▼▼▼

、、、という良いわけめいた前置きの後、
今週も「質問カード」いきます。

では、引きます。
今週の質問はこれ。

▼今週の質問:
「能力があれば働いてみたい企業はありますか?」

、、、いい質問ですねぇ。
みなさんはいかがでしょう?

そもそも私は「能力」はあまりありませんので、
「能力があれば」という架空の条件設定はありがたいです。

わりとこういうことを考えるとき、
私は職種や企業イメージよりも、
「どこに住むことになるか」のほうを優先したりします。
あまり多数派ではないですが。

私の(架空の)職業選択の規準の優先順位は、
1.どこに住みたいか?
2.どんな人と一緒に働きたいか?
3.どんな内容の仕事をしたいか?
だったりします。

(じっさいは「0番」に、
 私の信仰と「召命(神の導き)」が加わりますので、
 それがいま私が東京に住んでいる唯一の理由です。
 この条件がなければ東京は住む場所としては、
 「考え得る最後の選択肢」です笑。)

、、、それを踏まえて早速、
思いつく中で、働いてみたい企業を、
挙げていきたいと思います。


1.六花亭(よつ葉乳業)

▼参考リンク:六花亭
http://www.rokkatei.co.jp/

言わずと知れた「六花亭」です。
私は大学時代の6年間を、北海道帯広で過ごしましたが、
六花亭は帯広に本社を構えるお菓子会社です。

十勝平野は甜菜(ビート)という砂糖の原料が沢山収穫され、
そして言わずもがなの、「酪農王国」ですから、
良質な牛乳、バター、チーズ、砂糖が豊富にあります。
その「地の利」を生かして作ったお菓子やケーキは、
道外出身者が度肝を抜かれる価格と品質です。

全国の人になじみが深いのは、
「マルセイバターサンド」でしょう。

▼参考画像:マルセイバターサンド
https://goo.gl/st9afA

、、、そう、あの、バターとレーズンが挟まった、
「おいしいやつ」です。

そう。
たしかにあれも美味しい。
マルセイバターサンド、大好きです。

しかし、北海道に住んでいない人々は、
六花亭のポテンシャルの半分も味わっていない、
と私は敢えて主張したいのです。

六花亭のお膝元である帯広には、
駅前に本店があり、近郊にもいくつかの大型店があります。
これらの店舗に行ったことがないという六花亭ファンは、
本当の六花亭ファンとは言えない、と私は思うのです。

北海道各地にある六花亭の大型店舗には、
飲食スペースがあります。
このタイプの店舗を北海道以外で展開するつもりはないと、
潔くも六花亭は名言しています(カッコいい!)。

、、、で、
この「イートイン」のメニューこそが、
六花亭の「本気」なのです。

ショーケースには、
ショートケーキやモンブラン、
チョコレートケーキや各種タルト、
そしてパフェやソフトクリームなど、
いわゆる町のケーキ屋さんにあるような、
ラインナップが並んでいるのですが、

その「価格と品質」がヤバイ。
東京で有に500円は超えるケーキが、
六花亭では200円台で買えます。
しかも東京のものよりもボリュームがあり、
そして味も美味しい。

当然です。
新鮮な乳製品を使っているのですから。

さらに、コーヒーはサービスで無料です。
マジか。

さらに、これは北海道在住の人でも、
知らない人が多いですが、
六花亭の一部店舗では、「ピザ」が食べられます。
この、六花亭のピザがマジで美味い。
薄いピザ生地に、もっちりとしたチーズが載っており、
バジルはあくまで香り高く新鮮です。
ハサミで切って食べます。

▼参考画像:六花亭のピザ
https://goo.gl/pM2dMs

「十勝スタンダード」では、
ピザのファーストチョイスはピザハットではなく六花亭、
セカンドチョイスはドミノピザではなく「10.4」です。
「10.4」に関してはマニアックすぎるので、
ここでは語らないことにします。

、、、六花亭の企業文化については、
すでに多くの書籍やメディアで紹介されているので、
皆さんもご存じかも知れませんが、
六花亭は、
「お菓子というのは、
人に夢や楽しさを与えるものなのだから、
社員が夢や楽しさを持っていないといけない。
だから社員は人生をしっかり楽しみ、
夢とワクワク感を持って生活して欲しい」
というポリシーをかかげていて、
社員の福利厚生や、
有休取得に非常に積極的に取り組んできています。

会社が積極的に社員に、
「休みを取って遊べ」と言う。
その「遊び」のなかに、人々に夢やワクワクを与える、
インスピレーションや活力が隠れているはずなのだから、、、
というわけです。

しかも、北海道に住める!

なんてすばらしい企業なのでしょう。
もう一度人生があったら、
六花亭の社員は「アリ」だなと思っています。

私は大学生のとき、
一定期間、本当に六花亭に、
就職することを考えた時期があります。

、、、ほぼ同じ理由で、これも北海道の乳製品製造業の、
「よつ葉乳業」への就職を考えたこともあります。
獣医師の募集は、食品衛生がらみで、
一定数ありますから、これらの企業への就職は、
いまでも0.5パーセントぐらい諦めていない、
というところがあります(笑)。

まぁ、40がらみの私にとってのこの手の妄想は、
オタクのおじさんが、
「まだアイドルとの結婚を諦めていない」
といってるのと同じぐらいの確立の低さですが。


、、、さて、5つ挙げたのですが、
ここで説明する脳の活力が枯渇しましたので、
2位から5位までは、説明は割愛し、
列挙するにとどめます。

2.十勝毎日新聞社(帯広)

3.キングジム(またはコクヨ)(東京都)

4.YKK(富山県)

5.琉球大学(沖縄県)

、、、という感じです。
説明が中途半端ですが、
以上!!

みなさんはどんな企業にでも就職できるとしたら、
どんな会社で働いてみたいですか?




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アーカイブブログ、オススメ記事

2018.01.25 Thursday

+++vol.024 2017年8月1日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
アーカイブブログ始動!
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼暑い日々、、、▼▼▼

メルマガ読者の皆さん、こんにちは。
私は暑いのがあまり得意ではないので、
先週は多少暑さが和らぎ体調が上向きました。

どちらかというと、
暑いより寒い方が得意です。
、、、というよりも「多湿」な気候が苦手です。

アリゾナの45度は耐えられるが、
名古屋の35度はキツい。
北海道のマイナス10度はいいけど、
東京のマイナス1度はキツい。
湿度は寒暖の不快度を倍増させる、
と私は常日頃から思っています。

ロジックを重視するという、
日本人には珍しい私の思考スタイルから考えても、
たぶん私の祖先には北欧かドイツの森の中か、
あるいはどこかの砂漠で暮していた人がいるのでは、
と思っています。


▼▼▼なぜ「無料メルマガ」か?▼▼▼

、、、さて本題です。
今週のオープニングトークは「お知らせ」を。

私が無料メルマガをしていることへの、
数多くあるツッコミや疑問のひとつとして、
「どうせ無料ならばどうしてブログの形で公開しないの?」
というのがあるかと思うのですが、
その理由は簡単です。

「メルマガというメディアの親密さ」を、
私は大事にしたいからです。

マスメディアの歴史はもう100年近くなりますので、
テレビはこういうメディア、
ラジオはこういうメディア、
新聞はこういうメディア、
雑誌はこういうメディア、、、
というふうに、キャラ分けが「確立」しています。

しかし、ネットというのは、
Windows95の発売から数えて、
まだ20年そこそこしか経っていない。
だから、
「自分はこんな情報発信(受信)をしたい」
という意図があったとして、
「それならYouTuberになるのが良いよ」
「ブログがいいよ」
「有料メルマガが良いよ」
「無料オンラインサロンが良いよ」
「SNSが良いよ」
「ニュースサイトが良いよ」
「ポッドキャストが良いよ」
、、、

という風に、無限にも思える選択肢があるのですが、
じつはまだ「キャラ」が定まっていない、
というか確定していないし定着していない。
だからみんな「手探り」でやっているというのが現状です。

私も9年ほど無料公開のブログを続けてみて、
、、、うん、私のやりたいことは、
むしろメルマガのほうが良い、
と思い、1年半ほど準備したあと、
今年の2月から無料メルマガを始めました。

多くの人に指摘されますが、
このメルマガは「そうしようと思えばお金を取れ」ます。
お金を払っても読みたい人がいる文章を、
私は毎回書いていると自負しています。

また、月額600円台の有料メルマガを私は複数、
じっさいにリサーチのために講読しましたが、
それらの「アベレージの品質」は余裕で超えています。
(自慢じみていたら恐縮です。
 、、、が、本当に。)

もちろん当メルマガのクオリティを遙かに超える、
600円台のメルマガも存在します。
毎週、すごい密度で、自分の足も金も使って取材し、
文字数もこのメルマガの3倍ぐらいの分量のものもあります。

、、それが600円ぐらいだったら、
ぼくのは30円。
30円だったら、銀行振込手数料のほうが高いから、
じゃあ無料でいいや、というのが私の考え方です。

あと、「良いアイディアは無料であるべき」という、
私のメンターのボブ・モフィット師の影響もあります。
彼は外国に行くと時々、
自分の書いた本が知らないところで翻訳されていて、
他国で売られていて驚くことがあると言っていました笑。
「買わないとそれを読めないんだよね笑」と。

しかし、
「世の中をよくするためのアイディアを、
私は神から無料でいただいたのだから、
それを無料で他者に分かち合うのは当然じゃないか」
というわけです。

私もまた、天からただでいただいたものを、
ただで他者に分かち合いたいと思っているので、
このメルマガは無料でやっていきます。



▼▼▼「試供品」としてのアーカイブブログ▼▼▼

、、、話しがそれました。
私は有料であれ無料であれ、
「メルマガが持つラジオにも似た親密さと双方向性」
を大切にしていますから、
ぜひ「登録して」読んで欲しいのです。

万人に公開されたものを閲覧するのではなく、
「あなたのパーソナルな受信箱」に届けられた、
「個人宛の手紙」として当メルマガを読んでいただきたい。
そう願っています。

もし毎週の記事をリアルタイムでブログで公開しますと、
「登録する」というインセンティブがなくなります。
だから、開始するときに、
「無料公開するのは6ヶ月前の記事だけ」
と決めました。

、、、で、2月のバックナンバーが、
「6ヶ月前」になりましたので、
順次それらを公開していきます。

さしあたり、2月分のメルマガを公開しました。
2月の時点で未登録だった人は、
まだ読んだことのない記事を、
2月から登録してくださっていた方は、
もういちど暇つぶしにでも(笑)、
読んでいただければ幸いです。

、、、あと、
「メルマガぜったい面白いのに、 
 周囲の人にどう面白いかを説明できない。」
という声も複数の方からいただいています。
「アーカイブブログ」は、
そのような方のための「試供品」としても、
お用いいただければ幸いです。
記事の最後にSNSのシェアボタンも、
ついていますので是非。

▼参考リンク:ブログ「陣内俊の読むラジオ」アーカイブス
http://blog.karashi.net/



▼▼▼いくつかのオススメ記事▼▼▼

公開した中からいくつか、
オススメ記事を紹介します。

▼オススメ記事:「桐島、部活やめるってよ」を語る
http://blog.karashi.net/?eid=160

これは、まだ一度しかやっていないコーナー、
「陣内俊のシネマ坊主」で取り上げた映画評です。

「桐島、部活やめるってよ」は、
ただの学園モノではありません。
実はこの映画は「現代の国際社会のメタファー」になっています。
アメリカが「モンロー主義」によって内向きに転回し、
「世界の警察を辞める」という流れは止らないでしょう。
アメリカはかつてのイギリスの辿った道をなぞっています。
「英国の落日」の再現であり、「帝国の衰退」です。

そのとき、「中心を失った世界はどのように動揺するか」
ということの思考実験としてこの映画は参考になります。
「ゲームのルール」が変わった「父なき世界」で、
生き残る強さとはどんなものなのか、
ということをこの映画は示唆してくれます。
「桐島、部活やめるってよ」は、
「アメリカ、覇権国やめるってよ」
という映画として鑑賞可能なのです。



▼オススメ記事:【Q】20代にしておくべきこと 他
http://blog.karashi.net/?eid=157

当メルマガの人気コーナー、
「Q&Aコーナー」のバックナンバーです。
ラジオネーム原付男さんの、
「20代にどんなことをしておけば良いのか」という質問、
それから、ラジオネームぷにすけさんの、
「オススメの学級文庫」という質問、
そしてMIDORIモモさんの、
「インマニュエル・トッドでお勧めの本は?」、
べんぞうさんの、
「本を章ごとに細切れで解説をしたりしないの?」
という、四つの質問にお答えしています。



▼オススメ記事:メルマガをはじめるにあたり、、、
http://blog.karashi.net/?eid=156

、、、先ほど話した内容と重複します。
なぜ、私がメルマガを始めたのか、
という所信表明の記事です。

ブログは「拡声器でのアジテーション演説」だとすると、
メルマガは「暖炉を囲んでの親密な対話」です。
今も私はそこを目指しています。
はじめてこのメルマガを読んでくださった方には言いたい。
「暖炉へようこそ」。
、、、あ、今は暑いか笑。



▼オススメ記事:本のエスプレッソショット「WORK SHIFT」
http://blog.karashi.net/?eid=154

、、、最近ご無沙汰の人気コーナー、
「本のエスプレッソショット」の第二段で紹介した、
リンダ・グラットンの「WORK SHIFT」の要約です。
一冊の本を5,000字〜10,000字で要約するというのは、
わりと骨が折れますが、自分のためになります。
最近これをやっていないのはただの私の怠慢です。
また気力があるときにはやりたいとは思っています。


、、、今後は基本、月一で公開していくことになると思いますので、
そのときにはこんな風に過去記事のリコメンドもしていきます。
お楽しみに!




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偏愛している洋服

2018.01.18 Thursday

+++vol.023 2017年7月25日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
洋服について、、、
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼偏愛している洋服▼▼▼

メルマガ読者の皆さま、こんにちは。
毎日暑いですね。
うだる暑さです。

「うだる」っていったい何なのでしょう?
、、、ともかく、質問カード、今週もいきます。
では、引きます。

▼質問:「偏愛している洋服は何かありますか?」

、、、皆さんは何かありますか?

私の場合、そうですねぇ。
けっこう沢山あって紹介しきれないぐらいですが、
さしあたって、今のシーズンを考えて、
「夏物」に限定して紹介します。


▼▼▼グラミチパンツ▼▼▼

まずはジーンズ。
もう4年ぐらい愛用している、
グラミチのジーンズです。

このジーンズは9,000円ぐらいします。
着るものの8割はgu、またはユニクロな私にとっては、
わりと高価な買い物ですが、その価値があります。

▼参考リンク:グラミチNNパンツ(デニム)
http://amzn.asia/6OsFXEN

グラミチというのは、創業者マイク・グラハムの、
ニックネームからとられたそうです。
この人はロッククライマーで、
自分が気に入るクライミングパンツがないから、
自分でつくっちゃおう、といって作ったのが、
この企業のことの起こりです。

パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードもクライマーで、
彼のビジネスもクライミング用のウェアや器具に不満を持っていて、
ガレージで自作したところから始まっています。

▼参考リンク:「社員をサーフィンに行かせよう」イヴォン・シュイナード
http://amzn.asia/fZSmWJ5


、、、で、このグラミチさんが作った、
グラミチパンツの何が優れているかというと、
クライミングのために邪魔なものをすべて排除したところ。
特に優れているのが、そのベルトと、
股下の所の縫い方「ガゼットクラッチ」です。

説明します。

岩山に登るクライミングで一番邪魔なのは、
「ベルト」です。
これが岩に引っかかったりすると非常に危険です。
なので、グラミチパンツはベルトが要りません。

▼参考画像:グラミチパンツのベルト
https://goo.gl/1ajY9b

こういう風に隠れたベルトが腰の所に這わせてあり、
それを前でスナップするだけでベルトになる。
長さ調節も簡単にできます。

私は出張が多いため、これはめちゃくちゃ便利です。
一泊か二泊なら、ベルトを持っていかなくて良いですから。
しかもクライミング用に柔らかいナイロンを使っているので、
長時間飛行機に乗ったりしてもお腹周りを圧迫しません。

、、、次に優れているのが、
「ガゼットクラッチ」という縫い方です。
クライミングでは180度に近い開脚をすることがありますから、
その動きに対応できるズボンを、マイク・グラハム氏は作りたかった。
それで「発明」されたのがこちらです。

▼参考画像:ガゼットクラッチ
https://goo.gl/dvq4BF

見ていただくとわかるように、
通常縫い合わされているだけの股のところに、
菱形の布を「組み込み」、足を閉じているときは、
それが「じゃばら」のように畳まれ、
開くと伸びる。

たったそれだけの仕掛けなのですが、
これを体験すると他のズボンがはけなくなる(大げさ)ほど、
快適で楽ちんです。
動きを邪魔する要素を徹底的にとっぱらった、
研究のうえに作られたグラミチパンツは、
日常生活でもやはり便利なのです。

山の上で便利なものは、
日常生活でも便利なのです。
冬のアウターの最良の選択肢は、
登山メーカーが作ったシェルだったりするのと同じです。

ファッション的にもこのジーンズは優れています。
グラミチのパンツのなかでも、
ニューナローパンツというラインは、
裾が細くなっていくテーパードの形をしているため、
体のラインをきれいに見せる効果があり、
上に何を着てもサマになる。
たいへん便利なアイテムです。

毎年GAPやユニクロで違うジーンズを買うより、
これを一本持っておいた方がコスパは良い、
と私は結論しました。



▼▼▼ヘインズ無地Tシャツ▼▼▼

グラミチで語りすぎましたから、
あとは駆け足でいきたいと思います。

次はTシャツ。
まずはヘインズの無地Tシャツですね。
とくに「Japan Fit」というラインが、
形がきれいでとても良いです。

▼参考リンク:ヘインズ「ジャパンフィット2枚組」
http://amzn.asia/377KWR0

2枚組で、安ければ2,000円台で変える、
何の変哲もないTシャツですが、
これが結構良い。

形がきれいだし、白Tシャツは清潔感があります。
ただし、下に色の薄いジーンズを履くと、
「尾崎豊」になりますので注意が必要です。

▼参考画像:尾崎豊
https://goo.gl/kR5MA9

下にはスラックス的なものを履くか、
黒のスキニージーンズなどを組み合わせるのが吉です。



▼▼▼Relax Tシャツ▼▼▼

これは去年の夏に札幌のビームスで、
衝動買いしたTシャツです。

▼参考画像:Relax Tシャツ
https://goo.gl/biVDzj

今年も絶賛ヘビロテ中です。
私は無地Tシャツかボーダー柄、
または小さくブランドロゴぐらいが好きですので、
Tシャツをプリントで選ぶ、
ということは少ないのですが、
これは、なんだか幸せな気分になるので買いました。

仕事には着ていけませんが笑。


▼▼▼チープカシオ▼▼▼

最後に、これはファッションではないのですが、
お気に入りの時計を。

もう、4年間ぐらいこれしかしてません。
そう、チープカシオ。

私は2本持っています。
黒とメタル。

▼参考リンク:チープカシオ、アナログ(黒)
http://amzn.asia/hZK3zdZ

▼参考リンク:チープカシオ、デジタル(メタル)
http://amzn.asia/0MIyJyB

調べながら驚きました。
私が買ったときの、値段が2倍になってます。
私は黒は980円、デジタルは1,100円で買いましたから。

チープカシオが流行りすぎたので、
需要供給曲線によって価格が上がったのでしょうか。

それでも安い。

電池がなくなると、
交換するより新品を買った方が安いという。

地球環境にとって良いことなのかどうか不安ですが、
やはり新品を買っちゃうよね、そりゃ。
電池は2年ぐらい持ちます。

使い捨てカメラの「写ルンです」は、
「レンズ付きフィルム」と呼ばれましたが、
チープカシオは、
「クォーツ付き電池」ですね笑。

とにかく軽いのと、
無くしたときの精神的ダメージが大きくないのが、
この時計の良いところです。

しかも有名人がしている100万円のロレックスと、
まったく同じ時刻を刻んでくれます笑。

、、、以上、私の偏愛アイテムのコーナーでした。
この話しは楽しいので、またいつかするかも。




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あと30センチ身長が高かったら?

2017.12.28 Thursday

+++vol.020 2017年7月4日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
祝!20号を迎えて、、、
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼20号、5ヶ月続けてみて、、、▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?

早いもので(?)このメルマガも、
20号を迎える事が出来ました。
このメルマガは週刊ですから、
20号というのは5ヶ月続いたということです。

まずまず続いたな、と思っています。

開始当初から、
「さしあたり6ヶ月続けてみて、
そのあとは継続するかどうか考える」
という、ブラック企業の試験雇用期間のような考え方で、
やってきたわけですが、とりあえず5ヶ月やりました。

1号につき少なくても2万字ぐらい書いていますから、
これまで最低でも40万字書いてきたということです。

新書一冊当たりの平均的な文字数は12〜15万字だそうですので、
私は5ヶ月で新書3冊分ぐらいの文章を、
「製造・出荷」したことになります。

私の脳を「文章を作る下町の町工場」と考えますと、
走り出しとしては悪くないのではないでしょうか。

毎回、月曜日にだいたい、
3〜5時間ぐらいかけて書いています。
「まとまった分量の文章を習慣的に書く」という、
自分への鍛錬として、
今のところこれ以上ないツールになっています。

一週間に一度情報を「アウト」することで、
「情報のフロー」のリズムも出来ますし。
ラジオのように、リスナー(読者)の皆様と、
交流も出来ますし。

良いことだらけです。


▼▼▼来週は「Q&A祭り」をやります!▼▼▼

それから、先週、
多くの方々から「ご質問」をいただきました。
ありがとうございます。

今週は月に一度のお楽しみ、
「先月観た映画」のコーナーがあるので、
質問はひとつだけお答えしますが、
来週は久しぶりに、ご好評をいただいている、
「Q&A祭り」をやります!

レギュラーコーナー、「先週読んだ本」以外の、
他のコーナーは「なし」にして、
答えられるだけ質問に答えまくります。

お楽しみに。

多分、あと数ヶ月ぐらいは、
お寄せいただいた質問には、
すべて答えられる体制が続くと思いますので、
今のうちにご質問をお寄せください。
(多少、お待ちいただくかもですが、それでも。)

読者数がこのまま増え続けると、
どこかの時点で、「全部には答えられない」
となると思いますので。


▼▼▼質問カード(短めの)▼▼▼

さて、オープニングの質問カードですが、
今週は、短めにお答えします。

、、、引きます。

▼質問:

あと30センチ身長が高かったら、
今と同じ人生を歩んでいましたか?
違うとしたら、何が違っていましたか?


、、なんちゅう角度からの質問なのでしょうか(笑)?
まぁ、自分で作ったのですが(笑)。

あと30センチ身長が高かったら、
私の身長は206センチです。

身長が206センチあったら、
さすがに周囲からの圧力によって、
何らかのスポーツをしていたんではないかと思われます笑。
わりと私は「いい人」だし、なおかつ軽薄なので。
おだてられたりしたら、やっちゃったりするので笑。

206センチというのは、
ゴールデンステート・ウォリアーズの、
ファイナルMVP選手、ケビン・デュラントと、
まったく同じ身長です。

▼参考画像:ケビン・デュラント
https://goo.gl/S7vTFd

バスケとか、「いるだけで有利」みたいになりますね。
スラムダンクでいう、山王工業の川田の弟みたいに。

私はさほど運動神経良くないですが、
200センチ超えだと、立ってるだけでリバウンド取れますから、
かなり楽しいでしょうね。

ゴール下のシュートを決めることと、
「3秒ルール」を守ることだけ考えてたら、
大分スター選手になれますね。

人生、変わるかも。

インカレとかに出場して、
バスケットボールマガジンとかに出て、、、
でも、そのあとは多分、普通に就職するかな。

あわよくば、「アイシン」みたいな、
バスケチームを持った企業に就職してるかも。
でも、いま39歳なのでもう現役は引退してると思うので、
そうしたら多分、社員として会社に残り、
「アイシン」で働いてるかな。

「やたらデカい係長」みたいな感じで、
巨体の中間管理職として、
人々に愛されながら暮しているのではないでしょうか。

車は軽自動車には乗れないので、
ワンボックスカーに乗ってるでしょうね。
あと、喫茶店とか入るのもちょっと辛いでしょうね。
「カランコロンカラン、、」と、中腰でドアをくぐると、
店内の全員が一度こっちを見る、、、っていうね笑。
飛行機のエコノミークラスも、辛いだろうなぁ、、、。

、、、

、、、

、、、

、、、なんだこの話しっ!!!

メルマガ史上最も無駄な十数行でした(笑)。
今日はこんな感じですみません。
来週から真面目にやります笑。




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「洋楽ベスト1」は?

2017.12.21 Thursday

+++vol.019 2017年6月27日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「オープニングトーク」
伊那にいます。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼伊那福音教会▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
私はいま、長野県伊那にて「夏期休暇」中です。

昨日(25日、日曜日)は、
伊那福音教会の礼拝にて、
メッセージの奉仕をさせていただきましたが、
それ以外の日は教会の敷地内にある、
「あどない館」という別館にて、
悠々自適に過ごさせていただいています。

なんと教会の車まで貸していただき、
休暇中、レンタカーを借り、
ホテルを取ったなら生じていた、
数万円の支出を浮かせていただいています。

後ほどのコーナー
「○○からの手紙」でもお話しますが、
先週の水曜日に伊那に来てから、
牧師の水野先生に、
「たいへん良くしていただいている」
という言葉では足りないほど、
良くしていただいています。

何とお礼を言っていいかわからない。
「竜宮城」かのような歓待を受け、
その愛に痛み入るばかりです。

▼参考リンク:伊那福音教会
http://jccj.info/localchurch_shinetu.php

、、、伊那のことと教会のことは、
後ほどの「伊那からの手紙」にゆずるとして、
今週も恒例の質問カード、やります。

最近、質問カードにおいて小さな技術革新がありました。
私の質問カードのデータを全部、Evernoteに入れ、
各質問に番号を振りました。

さらにタブレットに「ルーレット」という、
アプリを入れました。
人生ゲームのルーレットと同じで、
1〜10までの数字をランダムに選択してくれる。

一回目が「3」、
二回目が「10」だと、
「30番」という風に。

この二つを合わせると、
タブレットでいつでも「質問カード」が出来る。

質問カードの束を持ち歩かなくて良くなったため、
かなり便利です。



▼▼▼洋楽ベスト1▼▼▼

、、、というわけで、
今日の質問カードもルーレットで決めました。

今日の質問はこれ!

▼質問:「洋楽のベスト1を教えて下さい。」

、、、皆様はいかがでしょうか。

この話題で私は何人かの特定の友人となら、
かるく2〜3時間は語り合えるはずです。

私はJ-POPも聞きますし、
ジャズも聴きますが、
洋楽も聴きます。

この2、3年はJ-POPよりも、
洋楽の割合が増えたぐらいかもしれない。

J-POPって、作業BGMとしては不向きです。
歌詞に「ひっかかり」がありますから、
それに思考が「もって行かれちゃう」んですよね。

何か読み物や書き物をしていて、
たとえばウルフルズの「借金大王」の、
「貸した金返せや!
 早く金返せや!
 貸した金、はした金なんでしょ♪」
みたいなのが聞こえてくると、
思考が「金融関係にスライド」していくわけです笑。

西野カナの、
「会いたくて会いたくてふるえる♪」とか流れてきたら、
「マジでコイツ、気は確かなのか?」
と歌い手のことが心配になってくるのです笑。

洋楽だと、ある程度引っかかるフレーズはあるのですが、
ネイティブスピーカーじゃないから、
歌詞の文脈とか世界観は、聞き流している分には、
思考に影響を与えない。

純粋に「バックグラウンドの音楽=BGM」として聞ける。

、、、ちなみに、
この2ヶ月ぐらいは、
このメルマガを執筆するときのBGMは決めてあります。
それはThe Eaglesのベスト盤です。

▼参考リンク:「COMPLETE GREATEST HITS」The Eagles
http://amzn.asia/5VN6jdZ

これのDISC1をかけながら、
私は毎週メルマガを書いています。

このアルバムは名曲揃いで、
一曲目の「Take it easy」も軽快なカントリー調で良いですし、
なんといっても4曲目のバラード曲、
「Desperado」が最高です。

イーグルのベストアルバムは、
私の人生のなかで「2度目のブーム」です。
一度目のブームは私が高校2年生のときで、
そのときも「Take it easy」が大好きでした

、、、というより、
私の人生で一番最初に買った、
(のかTSUTAYAで借りたのか忘れましたが)
洋楽のアルバムは「イーグルス」だったのです。

イーグルスは歌詞に悪魔崇拝のメッセージを隠している、
というまことしやかなウワサもあり、
キリスト教徒になってからは一時期は敬遠していたのですが、
最近は「知ったことか」と開き直って聞いています笑。

そんなこと気にしてたら、
賛美歌以外、音楽なんて聴けなくなりますから。
そんなこと言ったら、
多くのJ-POPだって「恋愛賛美歌」であり、
(恋愛という)偶像崇拝ソングです。

音楽というのは、
「まぁそれはそれとして」楽しめば良いのです笑。

さすがに「デスメタル」とか、
アンチキリストを公言している、
マリリン・マンソンみたいのは「引きます」けど。



▼▼▼洋楽ベスト1▼▼▼

質問に戻り、
「洋楽ベスト1」ですが、
選べないですねこれは笑。

難しすぎる。
その日の天気や体調、
気分によっても変わってくると思うし。

代りに、「今日の洋楽ベスト1」になり得る候補としての、
私のいくつかのお気に入りの曲を紹介します。

▼「Stand by me」Ben.E.King
https://youtu.be/pHa4pvspCqc

言わずと知れたベン・E・キングの、
「スタンドバイミー」です。

これはかなりベストですね。
ちなみに私の「オールタイム映画ベスト1」も、
「スタンド・バイ・ミー」です。

あの映画は映画として「完璧」です。

何も足せない。

何も引けない。

「誰もがそうであった少年時代」の、
「誰もがそうありたいと思った友情」を描く。
それを滋養にして今まで生きてきた、
「現在オッサンの主人公」が、
振り返るという構図。

あの映画は人生賛歌である同時に、
「純粋な少年の心の喪失」の物語でもある。

かの映画を名作たらしめているのは、
スティーブン・キングの原作の力と、
このテーマ曲です。

「君の名は」におけるRAD WIMPSの「前前前世」だとか、
「アルマゲドン」における、
エアロスミスの「I dont wanna miss a thing」のような、
その映画のアイデンティティとなるような、
映画音楽というのがあります。

映画の「添え物」としてではなく、
その曲がなければその映画じゃなくなってしまう。
そういった曲が。

そういった曲の最たるものが、
この「スタンド・バイ・ミー」でしょう。
これはもう、奇跡の組み合わせです。

これに匹敵する映像と音楽の組み合わせは、
世界にただ一つしかありません。

、、、そうです。

あれです。

「北の国から」と、
さだまさしの「遙かなる大地より」だけです。


▼「All you need is love」Beatles
https://www.youtube.com/watch?v=dsxtImDVMig

ビートルズの曲の中では、
私はこれが一番好きです。

曲の出だしの「どあたま」で、
フランスの国歌である、
「ラ・マルセイエーズ」をサンプリングするとか、
めちゃくちゃオシャレじゃないですか?


▼「To Know You」John Thurlow
https://youtu.be/VOqD5w9zMDs

ワーシップソング作者の、
ジョン・サーロウについては、
2年ぐらい前に知人に教えていただきました。

それからわりと良く聞いています。
一番好きなのがこの曲です。

白紙とペンを手に、
静まって神さまから「聞く」という祈り方を、
私はときどきしますが、そのときのBGMは、
わりとこれを流すことが多いです。
エンドレスリピートできます。


▼「Angel」Jack Johnson
https://youtu.be/U9wu-lAQBHw

ジャック・ジョンソンのアルバムは、
ほぼすべて携帯音楽プレーヤーに入れていますが、
この曲が私は一番好きです。

鬱病で療養中、音楽が神経に障って、
なかなか聞けなかったのですが、
この曲だけはベルベットのように優しく、
極上の毛筆でいたんだ神経をなでてくれるように感じ、
ずーっとエンドレスリピートしていた時期があります。

妻もジャックジョンソンではこれが一番好き、
と言っています。
音楽の趣味が似ているのです。


▼「Whatever」Oasis
https://youtu.be/EHfx9LXzxpw

オアシスは高校生時代に、
弟と一緒によく聞いていました。
その中でも随一の名曲はこれでしょう。

ブリティッシュロックの良い部分が全部出ている。
素晴らしいの一言です。
めちゃカッコいいです。


▼「Blowin' in The Wind」Bob Dylan
https://youtu.be/3l4nVByCL44

これは外せないですね。
歌詞も素晴らしい。
「答えは風の中」。

ボブ・ディランはノーベル文学賞を受賞しましたが、
彼はそれに値する。
現代の偉大な詩人のひとりだと思います。

目に見える世の中の変化の前に、
目に見えない世界を変えるのはいつも、
「哲学者」であり「宗教家」であり「詩人」です。

彼の音楽のインスピレーションが、
もっともわかりやすく世界を変えたのは、
彼の熱烈なファンであるスティーブ・ジョブズの反骨精神と、
その果実である「スマートフォン」を通してでしょう。

、、、他にもあるかもですが、
今日はこんなところです。
あとは、ノラ・ジョーンズとか、
初期のテイラー・スウィフトとかも良く聞いています。

皆さんの今日の「洋楽ベスト1」は何ですか?





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飛行機で12時間、何をしますか?

2017.12.14 Thursday

+++vol.018 2017年6月20日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「オープニングトーク」
質問カード「飛行機で12時間、何をしますか?」
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼ストックとフロー▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
読者の皆様の宣伝活動が功を奏して、
徐々に読者の輪が拡がりつつあります。

だいたい1週間で5人ぐらい、新規登録者があります。
このぐらいのペースが私には良い感じです。

一気に100人増えると、
「何か特別なことを書かなきゃいけないのでは、、」と、
気負ってしまいますからね(笑)。

、、、さて、
今日も「質問カード」からです。

先週のメルマガは久しぶりに短く、
2万字程度でした。

Q&Aコーナーと、
「週替わりコーナー」はお休み。

メルマガを開始した当初の分量に戻りました。
あのぐらいが読む人にとっても負担なく良いのでは、、、
と思います。

しかし事はそんなに単純ではなくて、
あの量だと今度は習慣として続けるのが難しかったりする。
毎日10分のウォーキングするよりも、
毎日40分ウォーキングする方が、
かえって続けやすかったりすることってありますが、
それと似ています。

「この分量」だから書き続けられる、
というのもある。

情報は「ストック」というよりも「フロー」なので、
自分の中に貯めておいた情報を、引き出しを空けて、
このメルマガに一つずつ、
「卸して」していくというものとは違う。

少なくとも私にとっての情報のアウトプットは、
むしろ「川の流れ」のようなもので、
自分を通過する情報を「出す」ことで、
逆に新しい情報が流入してきます。

かくして「情報の財務諸表」のバランスが、
100入れて、90出す、みたいな感じの時が、
私にとっては一番良いみたいです。
水が濁らない。

川でいうところの「流量」「流速」ですね。

メルマガはその「フロー」を回すための、
「水車」のような役割に近いです。



▼▼▼2冊の本▼▼▼

さて、今日も「質問カード」からはじめます。
先日は「マサラの話し」を、
熱を帯びてしすぎてしまいました笑。

反省しています。

今日のカードはこれ。

▼質問:
「飛行機で12時間。
 何をして過ごす?」

、、、皆様はいかがですか?

12時間のフライトというのは、
だいたい日本からアメリカの西海岸とかに行くときが、
そのぐらいですね。

私が最後に12時間以上のフライトをしたのは、
いつだろう?

昨年はウクライナに行きましたが、
たしか9時間ぐらい?
を乗り継いで、という感じでした。

2013年の春に、DNAフォーラムという、
所属するNGO(FVI)のあつまりがブラジルの、
ベルオリゾンテという都市でありまして、
そのときはかなり長いフライトでした。

まずサンフランシスコまで12時間ほどかけて行き、
サンフランシスコからサンパウロまで11時間ぐらい。
さらにサンパウロから4時間ぐらいかけてベルオリゾンテ、
という感じで、トランジットを含めると40時間近くかかった。

ああいう移動というのは、
体力をごっそり削られますね。

特にあのころは病気の予兆が出始めていたころなので、
ずっと疲れていた、という記憶だけがあり、
正直向こうで何したかとかに関して、
蜃気楼のような記憶しか残っていません。

しかし、そのときの約12時間×2回のフライトで、
したことはハッキリと覚えています。

行きは本を読みました。
そして、帰りも本を読みました。

行きに読んだ本も、
帰りに読んだ本も覚えています。

行きに読んだ本は、
鈴木健の「なめらかな社会とその敵」、
帰りに機内で読んだ本は村上春樹の、
「約束された場所で」です。

内容もかなり正確に覚えています。

▼参考リンク「なめらかな社会とその敵」鈴木健
http://amzn.asia/8SGXG5a

▼参考リンク「約束された場所で」村上春樹
http://amzn.asia/5mvjoYF



▼▼▼読書にとっての理想環境▼▼▼

以前「Q&Aコーナー」で書いたことがあるのですが、
旅をするときに持っていくものとして、
私の場合は下着や歯ブラシの次ぐらいに「書籍」が来ます。

「カメラを忘れても本は忘れるな」と言いたい。

なぜか。
理由はふたつあります。

ひとつめは、長時間の移動、特に飛行機は、
ある種の「監禁状態」なので、
普段なら集中力が持続せず読めないような本が読めるからです。

私は数年前から長時間飛行機に乗ると分かっているときは、
必ず「ハードカバーの歯ごたえある本」を、
機内に持ち込むようにしています。

古典だったり学術書だったり、
「これは勉強のために読んでおきたいなぁ」と思って、
1年前に買ったけれど、まだ1ページも読めてない、
みたいな本は誰しも一冊や二冊はあるのではないでしょうか。

理由がありまして、
そのような「歯ごたえある本」というのは、
読むのに一定の努力が必要ですから、
普段生活の忙しさに消耗した体では、
なかなか手が伸びないのです。

一日働き、へとへとになった脳で、
「さてと、、、じゃ、資本論でも読むか、、」
みたいな人はあまり多くはありません。
その人は脳がムキムキマッチョな人です。

脳を筋力で喩えた場合その人は、
松本人志やハルク・ホーガンみたいな筋肉を、
生まれながらに持った人なので、
あまり一般化しない方が良い。

作家の佐藤優さんなんかは、
彼の書いたものを読むとどうもそんな感じですね。
彼は高校生のころから一日の睡眠時間は3時間で、
常時20本ぐらいの締め切り原稿を抱える売れっ子作家でありながら、
毎日3時間〜4時間の勉強時間を捻出し、
そこではチェコ語とかドイツ語で一次資料を読み込んでいる。

「変態」です。

一般人はそれを目指さない方が良い。
本気であれを目指すと、
最後には薬物に手を出すことになりますから笑。

危険な誘惑です。

私の脳などは、筋肉のメタファーで言うなら、
カラテカの矢部とか、アンガールズの田中ぐらいしかないです。
非常にすぐ疲れますし、ちょっと「出力を上げる」と、
乾燥したかんぴょうのように「くたって」しまう。
また「脳の燃費」も非常に悪く「ロングスリーパー」なので、
毎日8時間寝ないと翌日の判断力が下がります。
(私の理想的な睡眠時間は9時間です。)

だから、
「買ったけれど脳に余剰エネルギーがないために読めてない本」
というのは人並み以上にたくさんあります。

今ざっと部屋を見渡しても、
5〜10年以内に買ったそのような「文鎮化した本」が、
10冊以上あるわけです。

それらは神学書だったり哲学書だったり古典だったりしますが、
私の知性の「円環」のミッシングリンクを埋める上で、
非常に重要な「パズルのピース」なわけです。

そういった「つけもの本」を読む最高のチャンスが、
「長時間の飛行機移動」です。

そこではある種の軟禁状態になりますから、
そこにごっつい本を持っておく。
機内サービスも基本的には断り、
映画などには目もくれず、
読書灯を点け、座席のテーブルをおろし、
そこにハードカバーの本を「どん」と置く。

そして10時間、読み続ける。

昔「ドラゴンボール」で、
フリーザを倒すために悟空がナメック星に向かう道中、
カプセルみたいな「重力10倍の宇宙船」で修行をしました。
ナメック星に降り立った悟空はいちだんと強くなっており、
クリリンの死を契機として「覚醒」し、
スーパーサイヤ人になります。

▼参考リンク:「ドラゴンボール完全版 20巻」
http://amzn.asia/eLWBd5u

飛行機の長時間の移動を終えた私は、
そのときの「悟空」のように、
一冊の「古典」を読み終えている。

そういった「知的なマスターピース」というのは、
確実に後の人生の役に立ちます。

囲碁で「致命的に大切な石」というのがあるように、
ある分野で金字塔とされているような著作というのは、
その後の人生の「知的営為」において、
非常に大切な役割を果たします。

それがあるかどうかで、
その人の知的営為がそこで頭打ちになるか、
それともその先の高みに進めるか、
という違いをもたらす。

それはただの自己満足ではありません。
じっさいに、現実の世界で、「役に立つ」のです。

比喩的な意味で「クリリンの死」のような出来事が、
人生には起こります。

自分の病気や事故や怪我かもしれないし、
友人や家族の死かもしれない。
倒産かもしれないし、解雇かもしれない。

そういったときに、
「いつかどこかで読んだ知的なマスターピース」は、
あなたを「覚醒」に導きます。

本当に。

「教養は役に立たない」と切り捨てる、
「自称」現実主義者がいますが、
その人は本当は、現実主義者ですらありません。
教養を軽視する態度で生きている人は、
現実においても、たいした力を発揮できませんから。

話しがそれました。

飛行機というのは「読書」にとって理想環境だ、
というのがここで言いたかった事です。



▼▼▼機内の読書とKindle▼▼▼

、、、旅行に書籍を持っていった方が良いという、
理由のふたつめは、
「旅先で読んだ本は記憶に焼き付く」からです。

先ほどブラジルへの往復の飛行機で読んだ本を、
私は二冊挙げましたが、
当時私はまだEvernoteを使っておらず、
したがってデジタルな読書ログを付けていない。

なので、どの時期に何の本を読んだか、
というのは完全に脳内の記憶によるしかない。

多分その年に読んだ本で、
タイトルを思い出せるのは読んだすべての本のうち、
10分の1にも満たないはずです。

当時で私は年間100〜200冊ほど読んでいましたが、
タイトルを記憶の中から引っ張り出せるほど、
印象的な本というのは10冊以下ですから。

そのなかの実に2冊が、
機内で読んだ本なのです。

これも以前、「Q&Aコーナー」で語りましたが、
「なぜか」は分かりませんが、
旅先で読んだ本というのは記憶に焼き付くのです。

トータルの情報量は「増えている」はずなのです。
普段の読書と比べて雑音も多いし、
風景や会話などの「情報」が加わるわけですから。

それなのに旅先で読んだ本のほうが、
圧倒的に定着率が高いのです。

これは「飛行機で本を読まない手はない」ですね。

特にKindleを買ってからは、
飛行機に乗る前の入国審査や出国審査などの、
地獄のような行列すらけっこう快適になりました。

Kindleは本当に、
スマホゲームをするぐらいの感じで本を読めますから、
片手でさっさっとKindleをめくりながら、
この前はフィリピンのマニラの税関で、
「サピエンス全史」という大作の3章ぐらい読めました。
行き帰りの行列を合わせれば、
多分、半分以上読めてしまっている。

これほど効率的な時間の使い方はありません。

イライラしないし。

なんだったら、
「もうちょっとで第5章読み終わるから、
あとすこし行列長くてもいいよ」
と思うぐらい笑。

精神衛生上、非常によろしい。



▼▼▼愛用しているBoseのヘッドフォン▼▼▼

、、、で、いつもそうなのですが、
質問なんだっけ笑?

そう、「飛行機で12時間、何をしますか?」ですね。

私の答えは、「読書」です。

しかし離着陸のときは手もとも揺れますし集中できませんから、
そのときは「ぼーっ」っとしています。

気圧の関係でちょっと頭がぼやっとしますから、
それを利用して、人生について振り返ったり、
これからどうしていこうかな、、、みたいなことを、
ふと考えたりします。

あと、私は5、6時間なら持っていきませんが、
10時間以上のときは必ず持っていくものがあり、
それはBoseのQuiet Comfort15という、
ノイズキャンセリングヘッドフォンです。

▼参考写真:Bose Quiet Comfort15
http://www.kss08.com/headphone/goods_image/A236_Z1.jpg

私の弟は仕事で10年ほどアメリカに住んでいまして、
昨年、日本に帰国しました。

当時、年に何度か繰り返す日米往復の飛行機を、
どのように快適に過ごすか、ということを、
彼はいつも苦慮していました。

、、、弟は空気で膨らますマクラや、アイマスクや、
アメリカのドラッグストアで売っている強めの睡眠薬を駆使し、
長時間の移動のストレスと時差ボケを対策していました。

あるとき弟が、
「これを見つけてから長時間の飛行機がずいぶん楽になった」
と教えてくれたのが、
このボーズのノイズキャンセリングヘッドフォンでした。

弟の「持論」によりますと、
飛行機がもたらす「疲労」の大きなものは、
あの「爆音」にあるのではないか、というのです。

(私も弟も「持論」が多いです。
 多分そういう家系なのでしょう笑。)

隣の人の声すら聞こえづらい、
「轟音」が、じつはジャンボジェット機にはある。
それがかなり神経をすり減らしているのではないか。

弟はノイズキャンセリングヘッドフォンで、
音楽を聴かなくても、ノイズをキャンセルして過ごすだけで、
かなり飛行機の移動が楽になった、と教えてくれました。
「移動後の疲労度が全然ちがう」と。

それに影響されて、私も買いました。
たしかアメリカのアウトレットでしたので、比較的安く、
日本で買うのの3分の2ぐらいの価格で買えました。

あれから8年ほどの歳月が経っていますが、
私のヘッドフォンはまだ現役です。
イヤーピースを一度交換しましたが、
まだまだ元気に動いている。

かなり長い移動のときはこれを手荷物に入れ、
飛行機ではノイズキャンセリングをオンにし、
静かな音楽をかけながら、本を読みます。

眠たくなったら、ノイズキャンセリングをして、
録音しておいたお笑いラジオを聞きます。
そうするとすこぶる快適に入眠できます。

私の飛行機ライフは、
そんな感じです。

、、、読者の皆さんの飛行機での時間の過ごし方は、
どうですか?

何かユニークな過ごし方があれば、
是非教えて下さい。





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2008年インドへの旅

2017.12.07 Thursday

+++vol.017 2017年6月13日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「オープニングトーク」
世界の食べ物の話し
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼今週も質問カードです▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。

季節の変わり目ですね。
風邪など引かれていないでしょうか。
お身体には十分気をつけてお過ごしください。

今週は都合により、
いつもより短め(2万文字ジャストぐらい)です。
最近文字数が増えすぎ傾向にあったので、
元に戻っただけなのですが。

なので、いつも二分割送信してますが、
今週は1通のみの送信となります。
「週替わりコーナー」と、
「Q&Aコーナー」は今日はお休み。
質問コーナーの質問があまり届いていないのもあり。
これは「休め」という合図かな、と思いまして。

、、、さて。

今週もオープニングは「質問カード」です。

、、、では、引きます。
「質問カードver.7」から。

、、、はい。

今日の質問はこれです。

「日本食以外の外国料理を、
 今後3年間食べ続けなければならないとしたら、
 どこの国の料理を選びますか?」

皆さんはいかがでしょうか?
自分だったらどうだろう?
と考えながらお読みくだされば幸いです。



▼▼▼2008年インドへの旅▼▼▼

この質問はねぇ。
どうなんだろう。

自分で質問を作っておきながらアレですが(笑)、
そもそも1週間以上、
その国の料理を食べ続けたような「国」というのは、
数で言うと10もない気がします。

たいていの人は。

私もまた「たいていの人」のひとりなので、
世界に200カ国ある国々の料理なんて、
とてもではないけれど網羅できません。

ただ、ひとつ言えるのは、
インドでないことは確かですね。

私は2008年に、援助団体の研修で、
4ヶ月インドに滞在したことがあります。

「インドと言えばカレー!」なのですが、
私はその「カレー度合い」を舐めていたのです。

完全に。

私が考えていた以上にインドはカレーだったのです。
「カリアー・ザン・アイ・ソウト
 (Currier than I thought.)」
だったのです。

文法的には正しくないですが。

朝ご飯はカレー、
昼ご飯はカレー、
夜ご飯はカレーです。

おやつは?

もちろんカレー味です。

「すしまみれ」という、
挑発的な名前の寿司チェーンが日本にはありますが、
インドは「カレーまみれ」だったのです。

そもそもインドの人々にとって「カレー」というのは、
「料理」とほぼ同義語です。
私たちが「カレー」として認識している味というのは、
じつは彼らの「料理」の一部にすぎず、
それを「マサラ」と言います。

あらゆる料理に「マサラ」が入っているため、
日本人がインドの料理を食べると、
「カレー味」と認識するわけです。

「マサラ」は日本食で言うと「出汁(だし)」です。
いや、それ以上にベーシックな調味料です。
99%の料理に「マサラ」が入っている。

インド人は「マサラ」が入っていない物を、
「食べ物」と認識しないのではないかというぐらい、
「マサラ」はあらゆる「口に入る物」に入っています。

私は「食」に対しては、かなり「リベラル」なほうです。
保守的に「日本食じゃなきゃ嫌だ」と思いませんし、
海外に長期間滞在するときも、日本食を持っていきません。

小さい頃にアメリカに住んでいたので、
おそらく「味覚の許容度」が
そのときに増したのだと思います。

しかしそんな私ですら、
3食「(日本人の考える)カレー」を食べ続けると、
さすがに1ヶ月目ぐらいで思うわけです。

「カレー飽きたなぁ」と。



▼▼▼マクドナルドとセブン・イレブン▼▼▼

、、、で、私はデリーにマクドナルドを見つけました。
「やった、カレーじゃないものを食べられる!」

私はマクドナルドに急ぎました。

メニューを見て驚愕です。
日本で言う「ハンバーガー」がない。

あるのは「マサラマック」という、
名前からしてカレー臭のするハンバーガー。

「いや、諦めるのはまだ早い」と、
メニューの下の方を見るとあるではありませんか。

「ブリトー」が。
ちなみにブリトーとは、メキシコ料理で、
やわらかいタコス生地みたいなやつに、
豆と肉とレタスを挟んだ食べ物です。

よし、これにしよう。

名前を見てびびるのです。
「マサラブリトー」。

将棋でいう「詰み」ですね。
私は諦めてマサラマックを食べました。
バンズのあいだにカレー味の肉が挟まった食べ物ですね。

その数日後、私はデリー市内の宿泊場所から徒歩5分に、
緑と赤の見慣れた看板を見つけました。
そう、「セブン・イレブン」です。

やった、ここになら、
「カレーならざるもの」があるはずだ、
と私は意気揚々とセブン・イレブンに入りました。

インドの社会も変化が激しいので、
いまはどうなのか不明ですが、
2008年の時点ではセブン・イレブンは、
インドでは「高所得者」のもので、
庶民が入る場所ではありませんでした。

ですから、日本のコンビニと変わらない敷地の小さな建物の、
入り口の前に、ライフルを持った警備員が二人立っている。

「カレーじゃないものが喰える、もうすぐで、、」
と、内心うきうきしている私は、
外国人風を吹かせながら、
ライフル警備員に「ナマスティーっす」と、
ナメた挨拶をして店内にはいりました。

下痢気味*の腹をかかえ、
「強烈なエアコンに刺激され便意が訪れぬよう」、
神に祈りながら、、、。
(*インドにいた4ヶ月の私のお腹の具合は二種類しかありません。
 「下痢」か、もしくは「重い下痢」です。)

、、、セブン・イレブンで私は、
日本でも見慣れた三角形をしたミックスサンドと、
日清カップヌードル(やったぜ!)と、
なんかよく分からないけど黄色いパッケージの、
スナック菓子を買いました。

スキップする衝動を抑えつつ、
私は自分の滞在する部屋に戻り、
まずはサンドウィッチをあけて食べました。

、、、うん、美味い。

美味いぞ、ツナとレタスが良い感じだ!

、、、「孤独のグルメ」かのように、
脳内食レポをしながら私はサンドウィッチを、
夢中で食べました。

、、、3口目ぐらいで気付きました。

、、、そう、マサラの香りに。
、、、そのツナには、
しっかりとマサラの香りが付与されていたのです。

マジか。
マサラサンドウィッチ。

マックの二の舞じゃねぇかよ!

、、、しかし。

私は強気です。

なんせ、こっちには日清カップヌードルがあるわけですから。
日清です、日清。

日本が世界に誇る、
日清、カップヌードルがあるのです。

Nissin(しつこい)。

日本の発泡スチロール的な素材とは違い、
インドのそれは、薄っぺらいプラスチック製で、
アメリカのドーナツ屋の煮詰まったコーヒーが入っていそうな、
持つと手が異常に熱くなる、そんな感じの素材です。

、、、で、パッケージ横に、
二つ折りになったプラスチック製のフォークが入っている。
伸ばしても人差し指ぐらいの長さしかない。

食べていると時々、二つに折れる。

でも大丈夫。

なんたって、日清なのだから。

赤と緑の色があったので、両方買ってあります。

私はまず赤を空け、
お湯を注ぎ、3分間待ちました。

、、、一口食べた私は、
遠い目をして思いました。

「うん、カレーだね。」

サッカーワールドカップグループ予選で、
1敗・1引き分け、現在グループ3位の日本代表が、
最終戦の前半を終えて2-1で負けてるときのような、
「崖っぷち」の気持ちで、
予測される陰鬱な未来を振り払うようにして、
私は思いました。

、、、いや、まだ「緑」がある。

日清の「赤」はダメだった。
いや、マサラだった。
しかしまだ「緑」が残っている。

一縷の望みを緑に託し、
私はお湯を注ぎました。

3分待って食べました。

赤はカレーでしたが、
本格カレーという感じで、
日本の日清カップヌードルの「カレー」に、
さらにエッジを効かせたような味でした。

「緑」は何だったか?

それは「赤」にさらにエッジを効かせた、
スーパー激辛カレー味でした。

マジかよ。

これはもう、日清が優秀すぎるのです。
顧客のことを考えすぎているのです。
私は三四郎の小宮バリに思いました。

「日清、もっとダメな企業であれ!!」と。
「顧客のニーズに鈍感な企業であれ!!」
「日本を貫く駄目な企業であれー!!」と。

、、、あ、もうひとつありましたね。
うん、あの謎のスナック。

、、、何味だったか?

うん、カレー味です。

このマック、セブン事件を機に、
私は「やぶれかぶれ」といいますか、
あきらめの境地に達しまして、
「インドにカレーじゃないものを求める」
ことをやめました。

きっと釈迦がインド北部の菩提樹の木の下で、
「生老病死を、あるがままに受け容れる」という、
悟りを開いたときというのは、こんな気持ちだったのでしょう。

私はインドの食の在り方を、
あるがままに受け容れるという境地に達したのです。
抵抗するから苦しくなるのです。
ボンノウを無くして、カレーを受け容れれば良い。
そうすれば楽になる、と。



▼▼▼ノー・マサラ・ノー・ライフ▼▼▼

それ以来、インドのカフェでも、
レストランでも、屋台でも、
チャイニーズレストランでも、
あらゆる場所で「マサラ」が出されても、
私は一向に動じません。

「人生とは苦しいものなのだよ」と悟った釈迦と一緒で、
私は思うのです。
「食べ物とはマサラなものなのだよ」。

私の友人のインド人がいみじくもこう言いました。
インドでは「ノー・マサラ・ノー・ライフ」なんだ、と。

同じ友人がこうも言いました。

「インドというのは、
 世界で最も食べ物の多様性が豊かな国なんだ」

「気は確かか!?」
と私はそれを聴いて思いましたが、
後でその意味が分かってきました。

冒頭で申し上げたように、
インドの料理にとっての「マサラ」は、
日本の料理にとっての「出汁(だし)」です。

出汁は、うどんにも入っていますし、
肉じゃがにも入っていますし、
コロッケに出汁を入れる人もいます。
てんつゆにも出汁が入っていますし、
魚の煮付けにも出汁がはいっている。

しかし、日本人のだれひとりとして、
うどんと肉じゃがとコロッケを同じ味と認識しませんし、
てんぷらと魚の煮付けが同じ料理だと思ってはいません。

インド人にとっての「マサラ」も同じで、
彼らはあらゆる料理にマサラを入れます。
しかし、それをほうれん草に入れて炒めた場合と、
チキンに入れて煮込んだ場合と、
ジャガイモと和えた場合とでは、
まったく違う料理になるのです。

しかし、日本人にはそれらは
「いろんなカレー」と認識されます。

エスキモーには「雪」を表わす52の言葉があるそうですが、
日本人にとってそれは「雪」です。
差はあっても「みぞれ」「ぼたん雪」「粉雪」ぐらいです。

つまり日本人にとって、
雪は3種類しか降らない。

しかしエスキモーにとっては、
52種類の雪が降って見えている。

これと同じで、日本人が「カレー」という語彙でしか表せない、
1000種類ぐらいの料理を、インドの人は味わいわけている。
だから「インドは食の多様性が世界一」というのは、
彼らにとってはまぎれもない真実なのです。



▼▼▼世界の料理▼▼▼

、、、で、今日の質問の内容って、何でしたっけ笑?

「あなたがカレーに包まれていると思った瞬間は?」
でしたっけ?

いや、違う。

「日本食以外の外国料理を、
 今後3年間食べ続けなければならないとしたら、
 どこの国の料理を選びますか?」

ですね。

読者の皆様も、質問を忘れていたのではないでしょうか。
ずいぶん遠くまで話しがそれたものです。

この質問に対する答えですが、
先ほども言いましたが、
私は食に対しては「わりとリベラル」ですので、
けっこういろんな国で3年ぐらいなら対応可能だと思います。

アメリカは全然いけます。
ピザ、ハンバーガー、ミートパイ、タコベル、
、、、いいじゃないですか。

太らないように気をつけるのが大変そうですが。

韓国も多分イケますね。
韓国が優秀なのは、「箸休め」が沢山用意されているところです。
味の強いものが多いようで、「キンパ」という、
あっさりとした巻き寿司のようなものがあったり、
冷麺があったりして、緩急をつけられる。
あと、韓国料理の「キモ」はもちろん唐辛子なのですが、
もうひとつの「隠れメインボーカル」がいまして、
それは「ごま油」です。
私は無類の「ごま油好き」なので、
韓国料理は対応可能です。

台湾だとか香港もイケそうです。
これも同じ理由で。
いかにも中華風のぎっとぎとのものもありますが、
朝のお粥とか、あっさりした塩ラーメン的なやつがあり、
そういう味の緩急がつけられるので多分対応できます。
、、、あと、香港も台湾もタイもベトナムも、
東アジアの料理というのは基本的に「美味い」です。

あとは何だろう?

先日フィリピンに行きましたが、
フィリピンは6ヶ月ぐらいで音を上げるかもしれない。
とても美味しいのですが、けっこう「重め」なんですよね。
「パンシット」という、焼きビーフン的なやつがあって、
あれが重要な役割を担いそうです。
沖縄の「コウレイグースー」みたいな辛い液と、
ライムを搾って食べるのですが、あれは良い。
困ったときはあれに逃げられるので、1年ぐらいは持つかも。

アフリカ関係は未知数ですね。

2009年に私はエチオピアに2ヶ月いましたが、
主食の「インジェラ」は相当にクセが強い料理で、
「慣れる」前に帰ってきてしまった。

ガーナも数週間いたことがありますが、
けっこう匂いの強いものを、
さらに匂いの強いスパイスでごまかす、
みたいな「ストロングスタイル」の料理で、
力業が目立ちます。

3年間耐えられるかどうか、
追い込まれればもちろん食べるのでしょうが、
けっこう精神的にはキツいものがありそうです。

イタリアやスペインやフランスやドイツは、
行ったことないけど、
多分美味しいんだろうなぁ、
と単純に憧れています。

パスタやパエリアやソーセージやパンやスイーツや、、。
彼らは(特に南欧は)「食べる」ということに貪欲で、
人生を謳歌して楽しむという気風がありますから、
総合的な「食」というものは、
日本以上に豊かなイメージがあります。

品数や味の問題だけではなく、
愛する人と、良い景色を見ながら、
美味しいお酒を飲みながら、
ゆっくりと時間をかけて食べる、みたいな。

働くためのエネルギーチャージみたいな、
ガソリンスタンド的な食事ではなく、
「人生を楽しむために我々は食べているのだ」
という、「人生賛歌としての食事」というか。

アメリカや日本にはない感じです。

じっさい行ったことないので、
本で読んだりテレビで見たりした、
「耳学問」的な知識でしかないですが。

、、、いろいろ話しましたが、
今日のオープニングトークはここまで。

ほぼ「マサラの話し」になってしましました。

みなさんは3年間日本食以外で、
サバイブしなければならないとしたら、
どこの国の料理を選びますか?



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カフェを開くとしたら、、、

2017.11.30 Thursday

+++vol.016 2017年6月6日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「オープニングトーク」
今週は久しぶりの「質問カード」です。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼ホームブリューメルマガ▼▼▼

メルマガ読者の皆さま、こんにちは。
今週はいかがお過ごしでしょうか。

私は先週木曜日に群馬県から自宅に戻り、
久しぶりに自宅で過ごす日々です。

落ち着いて料理をしたり、
部屋で音楽を聴いたり、
リラックスした日常を過ごしています。

、、さて、今週も「オープニングトーク」から。

この数週間は出張先から、フィリピンのこと、
愛知のことなどについて語ってきましたので、
しばらく質問カードが登場する機会がなかったのですが、
久しぶりに「読むラジオ」を、
今週は自宅からお送りしているので、
「質問カード」をやってみたいと思います。

ご存じない方のためにご説明しますと、
私が「会話を充実したものにする」ための、
カードに質問が書いてあるというツールです。

だいたい一束70〜100種類の質問が書いてあり、
現在ver.1〜ver.7まであります。
自分で言うのもアレですが、
そのへんに売っているのとは違い、
質問の内容が本当に「良い」ので(笑)、
私はこれが1,000円で売っていたとしたら買います。

「着たい服が売ってないから、
 自分で作っちゃいました」みたいな、
ファッションギーク(オシャレオタク)の人がいますが、
私の質問カードはそんな感じです。

良い会話促進ツールが市場にないから、
私は自分で作りました。

、、、あと、このメルマガや、
私のブログもじつは少し似ています。

インターネット上に転がっている情報というのは、
本当につまらないものが多い(マジで)。

無料メルマガにはひどいものが多いし、
ブログやネットニュースの情報の「質」は、
端的にいって低い。

書き手にサービス精神どころか、
プロ意識というものが感じられない。
「こいつ、文章大丈夫か?」
という破綻した日本語や裏が取れていない嘘情報が、
平気で大手のニュースサイトに載っていたりする。

、、、それを後追いで大手メディアが確認もせず、
事実誤認のまま報道するみたいな事例が出てきたりして。
日本のメディアの劣化も、もう末期です。
がんならばステージ3ぐらいまで行ってる。

現在流布しているインターネット上のテキストで、
私が心から読みたいと思うものは「ほとんどない」に近い。

、、、じゃあ、自分だったら読みたいようなものを、
自分で書いちゃおう、というのが、
じつは私のブログやメルマガ執筆の動機だったりします。

70年代後半に、カリフォルニア郊外の自宅ガレージに、
大学を中退した長髪の若者たちが集まり、
「国策企業のIBM製のつまらないやつではなく、
 自分たちで面白いパソコン作っちゃおうぜ」
と言って、実際に作った。

それを「ホームブリューコンピュータ」と言います。

そのムーヴメントから生まれたのが、
ヒューレット・パッカードやGateway、
Apple、Microsoftといった企業です。

「世の中に自分の欲しいモノがない。
 じゃあ自分で作っちゃおう」
というセンスは、ときに世の中を変えたりします。

このメルマガも、
「ホームブリューメルマガ」です。
ネット界隈に自分が読みたいものがないので、
私が自分で書いています。

「基本的に俺が読むために書いているのですが、
 良かったらあなたもどうですか?」
というわけです。



▼▼▼質問カード▼▼▼

、、、話しがそれましたが、
そんなわけで、私が「ホームブリュー」した、
「質問カード」を、一枚引き、
そしてそれに答える、というのを、
何も書くテーマがない「平場」の回では、
やっているわけです。

では、今週の質問カード(ver.7)から、
引いてみたいと思います。

、、、はい。

、、、これです。

質問:
「あなたがカフェを開くことになったら、
 その内装はどんなテイストにしたいですか?」


、、、うーん。

引き直したいぐらいですが(笑)、
これで行ってみましょう。

皆さんも自分で質問の答えを考えながら、
聞いていただければと思います。

、、、そうですねぇ。

カフェを開くことになったら。

、、、どうしようかなぁ。

「内装」を考える前に、
立地とか、コンセプトとか、
そういったことが先に決まらないと
いけないとは思うんですが、、、

あと、自分が「こうしたい」というこだわりと、
「儲かるかどうか」っていう収益の部分って言うのは、
必ずしも合致しなかったりするので、
そこもどう落とすかというのがありますが、、、

そういったことをまったく無視して、
自分が行きたい夢のカフェ、
というような感じで組み立てていきたいと思います。

「ホームブリューカフェ」ですね。

、、、「ブリュー」には、
「淹れる」という意味がありますから、
一周回って意味が重複してしまいましたが。

そうだなぁ。

まず最初に思いついたのは、
「絨毯」なんですよね。

私はカフェを語る上で、
「音」は大事だと思っていまして、
隣の席の人の会話が気になるようなカフェだと、
おちついて長居できないというのは、
毎回思うわけです。

スタバの求心力が衰えているのは実はそこにあり、
スタバが一人で作業をしたり本を読んだりする、
「意識高い系」を顧客としていた時代が過ぎ、
「マス相」にまでそれが広がった。
「大衆化」したわけです。

その結果、学校帰りに、宿題を持ち込み、
ギャーギャー騒ぎながら勉強する高校生、
みたいなお客さんがスタバに流入してきた。

それによってスタバは「うるさくなった」。
初期にスタバのファンだった客というのは、
そういう「うるささ」がないからスタバに来ていました。
だからその人たちはうるさい女子高生が隣に座るスタバの席で、
「これだったらマックと同じじゃん」と失望し、
スタバから足が遠のくことになる、、、
という、あまり幸せでない循環が起きている。

そういう人たちの逃げどころが今なくて、
それをビジネスにしたら儲かると私は睨んでいます。

ひとつのオプションが実は、
「ルノアール」というチェーン店なのですが、
この店はスタバとは真逆の経営哲学を持っている。

コーヒーは一杯700円近くしたりして、
決して安くはなく、その上、さほど美味いわけでもない。
店内も決してオシャレなわけではなく、
むしろどことなく昭和を感じる古さがある。

しかし「ルノアール」には集客力がある。

なぜか。

それは「ギャーギャー騒ぐ」人がいないのと、
「長居して良いよ」という雰囲気があるためです。

だから、
「商談のために本当はホテルの一室を取りたいぐらいだが、
そこまで大げさなものでもない。」
というビジネスマンだったり、
「明日の締め切りまでにこの原稿を仕上げなければならないが、
 スタバは時々うるさいし、席が狭いしな、、」
という作家さんだったり、
「個人的な友人と立ち入った話しをする。
 もしかしたらちょっと涙ぐんだりしてしまうかもしれない。
 本当はプライベートな部屋が良いのだけど、
 新宿にそんな場所はないし、、、」
みたいな2人連れだったり、、、

そういった人々のニーズをすくい上げているのが、
「ルノアール」です。

ルノアールについては、
けっこういろんなビジネス書で語られていますし、
たとえば「カンブリア宮殿」的なテレビ番組でも、
紹介されていますから、お聞き及びの方も多いと思いますが、
参考記事をひとつだけ紹介しておきます。

▼記事:「銀座ルノアール」ブルーオーシャン戦略の体現者
https://goo.gl/P9YWg7



▼▼▼なぜ絨毯か▼▼▼

、、、ただ、ルノアールの、
唯一にして最大の弱点は、
店内に漂うそこはかとない「タバコ臭」ですね。

ルノアールはサラリーマンを最大の顧客にしているので、
「全席禁煙」には踏み切れないのは分かるのだけど、
分煙を徹底したらもっと良い店になるのに、
といつも思っています。

、、、いや、もしかしたら分煙の問題ではないのかもしれない。
ひょっとすると、あれはもはや、入店するオジサンたちの、
体に染みついたタバコ臭なのかもしれない。

だとしたら、「オジサン入店禁止」にしないとダメなのか?

、、、でもそうするとルノアールがルノアールでは、
なくなってしまう、、、。

などと「ルノアール問題」を語ってきたわけですが、
ここで「質問」に立ち返りたいと思います。

そうです。

思い出しました。

「理想のカフェ」ですね。

、、、それで、「絨毯」を思い出したのです。
そして、思ったのです。

絨毯と言えばルノアールだと。

、、、なぜ絨毯かと言いますと、
「音」が大事だからです。

親密な会話をしたり、
思索にふけったり、
読書に没頭したりすることが、
カフェの目的なのだとしたら、
そういったことをするときに、
「音」というのはとても大事です。

ガチャガチャ食器の音が響いたり、
隣の人の会話が耳元でささやかれるかのごとく、
全部内容が聞こえてしまったり、
そういうのは気が散る。

それで「絨毯」なのです。

「絨毯」があるだけで、
そういった「音問題」が、
じつはかなり改善します。

まず足音がなくなる。
これだけで一つ音が「減る」。

そして絨毯は音を「吸い」ますから、
周囲の会話の聞こえ方もずいぶん変わってきます。

私は仕事柄、ワークショップ形式のセミナーの、
ファシリテーションなどをする機会がしばしばありますが、
会場の床がフローリングのときと、
絨毯のときで、「作った小グループ」の、
会話の内容も違ってきます。

もちろん「絨毯」のほうが深まりが早い。

なぜかというと、フローリングの場合、
物理的に離れていても、音が乱反響しますから、
他のグループの会話のフレーズが「入ってくる」。
、、、で、グループ内のディスカッションに没入するまでに、
タイムラグが生じてくるのです。

絨毯やカーペットの場合それが緩和されますから、
かなり早い段階でグループごとの親密な対話が始まる。

、、、なので、私はフローリングよりも、
カーペット(絨毯)派なわけです。

ルノアールもカーペット(絨毯)ですが、
それは「長居してもらう」という彼らの工夫の一つです。
これもまた「タバコ臭問題」とのトレードオフなのですが。

経営者の視点に立った場合、
客単価があまり高くないカフェという業態は、
「回転率がすべて」ですから、
本当は「なるべく長居してもらわない」ほうが良い。

スタバのイスが本場のフランスパンよりも堅いのは、
回転率を高めたいからです。
あそこに毎日3時間座っているというのは、
ケツに対する拷問ですから。



▼▼▼森のようなカフェ▼▼▼

話しを戻しますと、「絨毯」です。
カフェの内装は、まず絨毯から組み立てます。

私は「大の芝生好き」としても有名ですから(笑)、
色は緑にしましょう。
いや、芝生色にしましょう。

タンポポとかあしらったりして笑。

、、、で、テーブルとイスは、
ウッディな感じがいいですね。

愛知県に「カリモク家具」という家具会社があるのですが、
そこのやつがいいな。

座り心地が良いやつ。

、、、壁紙もちょっと「森」っぽい感じがいいですね。
、、、で、観葉植物を多めにあしらい、
鳥の声が聞こえてきそうな雰囲気を作ります。

「グリム童話の森の中」にいるような気持ちになる、
そんなカフェが私の理想のカフェです。

小さい頃「ぐりとぐら」という絵本が好きだったのですが、
あんな感じの世界観ですね。

、、、しかしそうしますと、
一人当たりの滞在時間は超絶長くなりますから、
経営的には苦しいでしょう。

たぶん、半年でつぶれます笑。

どうやら私は経営者には向かないようです。
つぶすのは上手です笑。

、、、以上、「カフェの内装」の話しでした。
みなさんがカフェ店主なら、
どんな内装にするか、考えてみてください。



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愛知メシ

2017.11.23 Thursday

+++vol.015 2017年5月30日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「オープニングトーク」
愛知メシ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼愛知のグルメ▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
今週は「出先」の愛知県にいまして、
執筆時間が限られています。

殆ど事前に予定は立てずに出かけ、
8日間滞在したわけですが、
結果的に7日間は毎日どこかに出かけて、
何かをしていました。

半日だけ、という予定の日も結構ありましたが、
まだ体力のない私は半日動くと、
残りの半日はベッドで休んでないといけないので、
外に出かけるか、くたばっているかのどちらか、
という一週間でした。

くたばっている間は文字通り眠っているか、
自宅から持参したニンテンドー3DSでゲームをするかの、
どちらかでしたから、執筆時間はおろか、
読書時間もほとんど取れませんでした。

(*面白くもないゲームをクソほどやりこむことほど、
 脳内の血の巡りが悪くなり、前頭葉の活動が抑えられ、
 思考停止できる方法を私は他に知りません。
 たぶんゲームは「洗脳」に利用出来ます笑。
 私は脳の休息に役立てていますが。)

、、、なので、今週も読んだ本は、
少なめかつ軽めです。

オープニングトークはですから、
なるべく頭を使う話は避け(笑)、
折角愛知にいましたので、
「愛知グルメ」について語ります。



▼▼▼カフェリール▼▼▼

私は小学生のころも含めますと、
愛知県に合計で11年住んでいます。

4歳から10歳まで知多市、
24歳から30歳まで豊橋市です。
ですから愛知県にはけっこう詳しい。

ですから読者の皆様も知っているような、
いわゆるメジャーな話はあまりしないことにします。

名古屋の喫茶店「マウンテン」の話も、
「あんかけスパゲティ」の話も、
「すがきやラーメン」の話も、
「コメダ珈琲店」の話もしません。

それはどこかの雑誌や書籍に、
すでに語り尽くされているでしょうから。

メジャーどころも少しだけ紹介しますが、
もうちょっとニッチでディープでマイナーで、
アクロバティックなところを、
今日は紹介したいと思います。

、、、まず一店目。

これは今回の滞在期間中、
ぽっかり空いたオフの一日に、
妻と二人で行ったカフェです。

この喫茶店(カフェ)は、
私の実家と、ICBCの教会の間ぐらいに位置していまして、
ICBCからも徒歩で行けますし、実家からも行けます。

できたのは確か4年前ぐらいかなぁ。

いかにもコーヒー好きというおじさんが、
自家焙煎の豆を使って丁寧に珈琲を淹れてくれます。
とても美味しい。

また、自家焙煎の豆にこだわる店にありがちな、
「押しつけがましかったり、客を見下すような雰囲気」は、
いっさいありません。

珈琲はもちろん美味しく、
広い窓から見える三河湾の海を眺め、
ゆったりとした時間に浸ることができます。
コンセントもあって、パソコンで長時間作業しても、
まったく嫌な顔ひとつされません。

今回はストロングブレンド(400円)を飲み、
おかわりもしました。
おかわりは100円オフです。

良心的なお店です。

実は先週火曜日に配信したメルマガの半分は、
このカフェで執筆しました。

執筆に飽きたら、
店内に置いてある書籍を読んだりして。

私は一冊読み終わりました。

この店は蒲郡在住の人にすらあまり知られていませんが、
隠れた名店だと思っています。
たばこ臭くないし。

田舎のカフェでは珍しく全席禁煙ですので。

▼カフェ リール
https://tabelog.com/aichi/A2306/A230603/23036614/



▼▼▼矢場とん▼▼▼

ここはどちらかというと、
メジャーですね。

先週の木曜日に、名古屋在住の、
FVIの同僚、湯本さんと、
ホームページ関係の打ち合わせをしに、
名古屋に行きました。

昼ご飯を食べ、午後一杯を使って、
作業と打ち合わせをしたわけですが、
このメルマガのバックナンバーページ
(8月立ち上げ予定、乞うご期待!)と、
湯本さんが来月からまた中期でエチオピアに行き、
現地のパートナー団体と活動をともにしますので、
その「情報発信」をどのようにしていったら良いか、
みたいなことを話しました。

ちなみに2013年に湯本さんが、
エチオピアに滞在したときのブログは、
以下のリンク(アフリカ滞在記)でお読みいただけます。

▼参考リンク:アフリカ滞在記
http://karashi.net/ethiopia/

、、、というわけで、
名古屋に行った日に昼ご飯を食べるということで、
せっかく名古屋に行くのだから、蒲郡や豊橋には、
(*備考:これらの地区を総称して東三河と愛知県では言います)
ないものを食べたいと思い、
私がリクエストしたのがこの「矢場とん」だったわけです。

名古屋と言えば味噌カツ!
なわけですが、それを代表する店が、
この「矢場とん」です。

大阪を代表するグルメは串カツ!
ですが、それを代表する店が、
新世界の「だるま」であるのと同じです。

矢場とんの「わらじとんかつ」は非常に有名で、
わらじのような大きさのとんかつが二枚、
ご飯と味噌汁と一緒に運ばれてきます。

それに特性の味噌だれをかける。
「どろどろ」というより、案外さらっとしていて、
「ビショビショ」といった感じに近い。

だから写真で見る以上に食べ心地は「軽く」、
ちゃんと「味噌カツ食ってる感」があるのに、
2枚の大きなとんかつをぺろりと食べられてしまう。
これがどろっとした味噌ダレだと、
2枚目の前半あたりから胃にもたれてくるのは必至です。

そこのところをよく計算してあるなぁと感心します。
たぶん果物系をすり下ろしたりして、
さわやかにしているのではなかと私は睨んでいます。

「こってりとしてるのに食後感は意外とさっぱり」というのは、
もはや豚骨ラーメンを形容する上でコスられすぎて、
一種のテンプレートみたいになってしまっているのですが、
矢場とんのわらじとんかつは、
まさにそのような形容が当てはまります。

矢場とんはフランチャイズ展開していますが、
そのエリアが非常に限定されているため、
東海三県に住んでいる人ですら、
名古屋に行ったついでぐらいにしか食べられない。

ちなみに首都圏在住の方は銀座に支店があります。

私が今回行ったのは大須にある、
「矢場町本店」でした。

「本店」ってなんか嬉しいですよね。

天下一品ラーメンの「京都本店」に行くのは、
私の夢のひとつです。

▼参考リンク:矢場とん
http://www.yabaton.com/



▼▼▼直挽き炭焼きハンバーグ 炭棟梁・IORI▼▼▼

この店は、先日結婚した、
友人の「こうた」に連れて行ってもらいました。

こうたは私が社会人時代に、
高校生として教会に来ていた「ユース」のひとりで、
このたびめでたく結婚したわけです。

感慨深いです。

、、、彼ら夫婦が、
私たちを今回「おもてなし」してくれました。
私はマッサージ店に連れて行ってもらい、
そのあとにこのハンバーグをいただき、
それから新居でミニファミコンをして遊び、
最高の一日を過ごしました。

静岡に、これまた知る人ぞ知るハンバーグ店の、
「さわやか」というチェーン店があります。
中が真っ赤な、げんこつ大の粗挽き牛肉の、
真ん中で切った真っ赤な切れ目を、
鉄板プレートで焼きながら食べるという、
肉好きにはたまらない「寺門ジモン推奨」的な店です。

この「炭棟梁」は「さわやか」のさらに上を行く感じで、
肉をがしがし食べる喜びを味わえます。

特に私が頼んだメニューは、安曇野産本わさびを、
自分でおろして、それと岩塩で食べる粗挽きハンバーグは、
良い意味でアナザースカイな体験でした。

「アナザースカイ」が最近、
万能な言葉みたいになってきた笑。

さらにこの店のランチには、
サラダバーがつくのですが、
そのひとつひとつのクオリティがいちいち高い。
洋風豚汁は美味すぎておかわりしました。

この店がもし東京にあったら、
確実に1時間ほど並び、
2倍の値段を取られるでしょう。

▼参考リンク:炭棟梁・IORI
https://tabelog.com/aichi/A2306/A230603/23032159/



▼▼▼かつさと▼▼▼

全国展開するカツ丼屋としては、
「かつや」が有名ですが、
東三河の田原発祥のこの「かつさと」が、
私はほんとうに大好きです。

私が6年間豊橋で働いていたとき、
職場から家まで軽自動車で帰るのですが、
朝ほど混み合ってないので25分ぐらいで家に着きます。

その「20分地点(つまり家まであと5分地点)」に、
この「かつさと」がありました。

私は当時から料理が好きでしたから、
自分の夕食は基本的には自炊していたのですが、
あまりにも仕事でへとへとに疲れ、
「今日は帰って料理をする元気もないだろうな」
という日はかならず、この「かつさと」に立ち寄りました。

この「かつさと」は何が「かつや」をはじめとする、
他のカツ丼フランチャイズ店より優れているかというと、
もう、これに尽きます。

シンプルに、カツ丼が美味い!!

カツ丼(税込み540円)が、
もう、ほんとうに、シンプルに美味いのです。

豊橋に住んでいるときは、
もちろん「美味いなぁ」と思いながらも、
比較対象がないので「これが標準」と思っていましたが、
豊橋を離れて知ったのです。

あのカツ丼のレベルが異常に高かったということを。

小樽で育った寿司屋の息子が、
本州の大学に通うようになってはじめて、
自分がかつてどれだけ美味い魚を食べていたかを自覚する、
みたいな話に似ています。

私はこれまでに1000円近くするようなのから、
サービスエリアの安いカツ丼、
またはそば屋の評判のカツ丼、
オリジン弁当やコンビニのカツ丼、
そして自分で作ったカツ丼など、
さまざまな文脈のさまざまなカツ丼を食べてきましたが、
この「かつさとのカツ丼」以上に美味しいカツ丼に、
いまだかつて出会ったことがない。

自分でカツ丼を作るときは、
無意識に「かつさと」に寄せようとしている自分がいます。
、、、しかし、とうてい及ばない。

かつさとのカツ丼はなんていうのか、
「出汁の存在感が圧倒的」なのです。

関西の出汁というよりも、愛知県らしい、
コクとパンチと香りの効いた、
「ガツンとくる出汁」なのですが、
それがトンカツとめちゃくちゃ合うのです。
良い感じに半熟状態の卵と「三つ葉」が、
その二つの「強い味」を折衷してくれている。

毎日でも食べたかったのですが、
今回は一度しか行けませんでした。

最近では「かつさとのカツ丼を食べる」ことが、
愛知に来ることの楽しみのひとつになっています。

▼参考リンク:かつさと
http://www.katsusato.com/



▼▼▼レストラン「さんかい」▼▼▼

これは相当にディープな店です。
愛知県民、それも三河地区住民に限り、
なじみ深い店です。

「スーパーあるある」というのがありまして、
日本中の殆どの地方都市の住人は、
地元のスーパーが全国チェーンだと勘違いしています笑。

、、、で、東京の大学で赤っ恥をかくことになる。
「、、、え?ドミーって東京にないの?」
「、、、マルナカ行こうか、、、え?全国にないの?」
というやつですね。

「さんかい」はそんな、地元スーパーのような、
三河地方における圧倒的な、
「空気のように、そこにあるお店」なのです。

「さんかいはきっと奪うでも、
 与えるでもなくて、
 気がつけばそこにあるもの
 (by Mr.Children)」なのです。

そんな「さんかい」の良いところは、
なんていうのか、特徴のないところですね笑。

値段はそんなに安いわけじゃない。
ご飯は格別に美味いわけじゃない。
(もちろんマズいわけではないです、念のため)
メニューはそんなに特徴があるわけじゃない。
店員はそんなに愛想が良いわけではない。
テーブルやイスはオシャレなわけじゃない。
むしろ昭和のどこかで時間が止ったふしがある。

サイゼリヤやガストが、鬼のような企業努力で、
安価で多彩なメニューを提案するなか、
「こんな店だれが来るんだよ笑」と言いながら、
気がついたら奥さんと子どもを連れて
「さんかい」のソファに座って、
味噌カツ定食を頼んでいる自分がいる、、、
という、恐るべき「地元民吸引力」という、
謎の魔力を備えた店です。

どこの地方にもこういった、
「心の原風景のようなパッとしないファミレス」
って、あるのかな?

たぶん特徴がないことが最大の特徴で、
「ある特定の世代が120%満足する店」よりも、
「おじいさんから孫まで、あらゆる世代が75%満足する店」
のほうに軍配が上がる、というのは、
地方の特色でもあるのでしょうか。

「さんかい」が潰れるような日が来たら、
それは日本社会において、「共同体の解体」が、
取りかえしのつかないところまで破壊されたことの、
ひとつのサインなのかもしれません。

「炭鉱のカナリア」ならぬ、
「三河のさんかい」ですね。

▼参考リンク:さんかい
https://tabelog.com/aichi/A2306/A230603/23045160/



▼▼▼他にもあるよ、愛知グルメ▼▼▼

、、、というわけで、あっという間にまた、
「語りすぎてしまった」わけですが、
いかがだったでしょうか?

愛知グルメ。

是非読者の皆様も、
愛知県にお越しの際はお試しください。

きっと満足するはずです。

愛知グルメはこれだけではありません。
今回は紹介しませんでしたが、
他にも沢山の優良店やオモシロ店があります。

食というのは地方、地方によって、
その特色があります。

たとえば中国地方なんかは、
食についてはとても保守的だと言われます。
あまり新しいものは試さない。

関西なら人柄とは逆に、
「あっさり」したものが好まれますし、
日本海側の地方や北海道などは、
「とにかく素材が美味い」という感じですね。

愛知は食については、
芸術で言えば「キュビズム」と言いますか、
もうピカソの「ゲルニカ」みたいになっています笑。

決してディスっているのでも、
自虐しているのでもありません。

褒めているのです。

有名な小倉マーガリントーストに始まり、
味噌煮込みうどん、ひつまぶし、
あんかけスパゲッティ、台湾ラーメンなど、
とてもポストモダンな食の挑戦を続けているのが、
じつは愛知県であり東海地区です。

もうヤケクソになっているのではないか、
という説もありますが笑、
岡本太郎も言っているように、
「面白いもの」は爆発のなかから生まれます。

あと、愛知はスーパーにも面白い商品があります。
大手お菓子メーカーというのは、
新作お菓子を開発すると東京や大阪で大きなリスクを冒す前に、
「試験地区」でまずは売れ行きを探ってから、
本格的に首都圏展開するという業界的慣習があります。

で、その「試験地区」は、
「新し物好き」の県民性の地方が選ばれます。
食に対して保守的な地域でない場所ですね。

「北海道と静岡がそれだ」という話は
ずいぶん前に聞きましたが、
たぶん今は愛知も入っています。

愛知に行くと、
「みたことのないお菓子」が一杯売ってます。

今回の収穫は、
「亀田の柿ピー」の「CoCo壱カレー味」で、
柿ピーファンの私は2袋買って帰りました。
CoCo壱もちなみに名古屋発祥です。

そんなわけで、今日はこのぐらいにしたいとおもいます。

愛知県の食の魅力、伝わりましたでしょうか?
読者のみなさんの「地元グルメ」の魅力は何ですか?




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フィリピンのバギオから

2017.11.09 Thursday

+++vol.013 2017年5月16日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「オープニングトーク」
フィリピンのバギオから
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼先週を振り返る▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
先週の月曜日に日本を発ち、
私は8日間をフィリピンで過ごしました。

先週のメルマガにも少し書きましたが、
CRFV(Council for the Restoration of Filipino Values)
と言う団体の視察というか、そういった目的です。

▼参考リンク:CRFV Facebookページ
https://www.facebook.com/groups/vro.csc.crfv/


数年前に知人を通して出会ってから、
「国の価値観に影響を及ぼす」という彼らのビジョンは、
私たちFVIの掲げているビジョンと非常に近いため、
今回視察させていただくことになりました。

また、大口のスポンサーなどには一切頼らず、
「神が必要を備えてくださる」という、
素朴な信仰だけで20年以上働きを続けている、
という姿勢にも共鳴するものがあります。

、、、で、
「今週はメルマガ何を書こうかなぁ、
『私のゲーム論』の続きでもやろうかなぁ、
そもそも書く時間はあるかなぁ、、、」
などと、毎日いろんな場所や、
働きのフィールドに連れ回されながら、
つらつらと考えていた一週間でした。

自分で言うのはおかしいですが、
先週のメルマガ(5月9日号)は、
なんていうか、渾身の出来でして(笑)、
「私はこれを言うために、
メルマガをはじめたのではないか?」
みたいに思ったりしていました。

「笑いは優しさだ」というくだりは特に、
なんか自分で書いていながら、
私の脳内の読者と、
私の脳内の著者が共鳴し、
対話から新しい発見が生まれたときのように、
「そうそう!そうなんだ!」と、
自分で感動していたのです。

、、、そんなわけで、
「もはやこのメルマガの、
歴史的、社会的な使命は終わってしまったのか」
という思いが脳裏をよぎり、
何十年か前の山口百恵ちゃんよろしく、
マイクならぬノートPCを足下に置き、
潔く引退するのもありかな、
なんて考えていました。

「ここで辞めるのもカッコいいかも」と。

おそらくこの妄想の理由の半分は、
家から離れているため、
書斎という理想的な執筆空間が得られず、
また執筆する時間も確保できるか定かではなく、
毎日バギオでベッドのダニに刺され続ける、
数十カ所の虫刺されと、
天井で「キュッキュッキュッ」と、
鳴いているヤモリと、
耳元を飛び回る蚊の音と、
不安定なネット環境と、
そんな諸々の不確定要素を乗り越える、
という逆風に、綿菓子のような私の意志が、
飛ばされてしまいそうになっているということあります。



▼▼▼トレリスの力▼▼▼

、、、とか言いながらも、
なんとか時間の合間を縫いつつ、
執筆をしている自分がいます。

これはとりもなおさず、
「習慣」のなせる業であり、
もう「毎週火曜日夕方にメルマガを配信する」
ということが「寝る前の歯磨き」のごとく、
私のルーティーンに刻み込まれているからなのです。

配信しないと「なんか気持ち悪い」という。

あと、メルマガという、
人に勧めるのも難しいようなメディアに、
わざわざ登録してくださって、
そして(願わくば)毎週楽しみに読んでくださる、
読者つまり「リスナー」の皆様がいる、
ということが、私にPCの電源を入れさせ、
そして執筆させてくれているのです。

先々週のメルマガに書いた、
「トレリス」が、私にはあるのです。

ゴーヤで言えば「カーテン」にはまだほど遠いですが、
少しずつ「ツタ」を伸ばし、読者の皆様の、
「忙しい毎日における読むサプリ」、
あるいはそこまでは行かずとも、
「トイレや寝る前の上質な暇つぶしのお供」
になれたなら、著者として幸甚です。

、、、さて。

「今回は何を書こうか」といろいろ思い巡らした結果、
さしあたって、フィリピンでの見聞録を書こうと思います。

後ほど新コーナー
紀行文、「○○からの手紙」にて書くとして、
オープニングトークでは、
そもそも紀行文とは、、、
みたいな「さわりの部分」を書いてみたいと思います。



▼▼▼旅人の哲学▼▼▼

ハイパーメディアクリエイターの高城剛さんが、
こんなことを言っています。


、、、


、、、なんでしょうこの、
一斉に「引いて行く」感じ。

「話者の誠実性」って大事ですよね。
「何を言ったか」ではなく
「誰が言ったか」が大事なのです。

高城剛を知らない方のために言っておきますと、
彼は沢尻エリカの元ダンナ*で、
自らを「ハイパーメディアクリエイター」と称し、
肩書き=「高城剛」、住所不定、職業不明、
という、もう「ネタ祭り」のような人なのです。

(*通常私は男性の配偶者のことを「夫」と書きますが、
 なんだか高城さんの場合、「元ダンナ」もまた、
 肩書きの一部のような気がいたしますので、
 こういう言葉遣いを今回は採択しました。)

もはやその生き方は、
ちょっとした反社会勢力であり、
それゆれに尖ったカリスマ的な魅力ゆえに、
彼の「信者」もまた多い。

古代から、最大のカリスマは、
最大の嫌われ者でもあると決まっています。

彼のメルマガは、
たぶん日本で「成功したメルマガ」の、
10選に数えられるほどに読者が多く、
私もメルマガを書くにあたって、
彼のメルマガが書籍化された、
「黒本」「白本」を、
Kindleでプライム特典で無料購入して読みました。

▼参考リンク:「黒本」高城剛
http://amzn.asia/hWAVS4f


、、、ひやかし半分で読み始めたのですが、
結果、結構面白かった。

あぁ、これは読者がつくわな、と思った。

彼のメルマガの書籍「白本」「黒本」は当メルマガでいう、
「Q&Aのコーナー」のみによって構成されています。

内容はさておき、そこでかわされる質問と応答は、
少なくともワイドショーのどうでも良い言葉の応酬や、
職場の給湯室でかわされるゴシップよりも断然面白く、
「おっ」と思わせる内容が含まれている。

自分が講読するかどうかは別にしても、
おカネを出してこれを毎月読む人がいるのは、
すくなくとも理解出来ます。

当メルマガの「Q&Aコーナー」はだから、
高城剛のメルマガもけっこう参考にしています。

かなり「ブレ」ましたが、
話を戻すとノマド人である高城剛さんが言っている、
旅に関する「名言」とはこれです。

「アイデアと移動距離は比例する」

これは当たらずとも遠からずで、
思想家の東浩紀さんは、
「弱いつながり」という本のなかで、
こう言っています。

→P85 
〈「ツーリズム(観光)」の語源は、
宗教における聖地巡礼(ツアー)ですが、
そもそも巡礼者は目的地になにがあるのか
すべて事前に知っている。
にもかかわらず、時間をかけて目的地を回るその道中で、
じっくりものを考え、思考を深めることが出来る。
観光=巡礼はその時間を確保するためにある。
旅先で新しい情報に出会う必要はありません。
出会うべきなのは新しい欲望なのです。〉

、、、つまり、旅をすることで、
新しい体験や知識を手に入れることが目的ではない。
ツーリズムの語源が「巡礼」であることからわかるように、
私たちが地理的に移動するとき、
私たちの「何か」がルーティーンから外れ、
それが私たちの思考という火に薪をくべることになる、
というようなことを彼は言っているのです。


▼「弱いつながり 検索ワードを探す旅」東浩紀
http://amzn.asia/3Wx6zlz


、、、「深夜特急」をはじめ、
紀行文には面白いものが多いですが、
その理由は「こんな文化があるんだぁ」とか、
「こんな場所があるんだぁ」というような、
いわゆるJTBやHISが謳っているような、
「トキメキの感動」では、実はありません。

本当に面白い紀行文は、
その「紀行」によって旅をする当人が
変化するから面白いのです。

これはかつての猿岩石のユーラシア大陸横断にも言えます。

甘やかされて育った90年代の若者世代は、
スリに遭い、食べるものがなく、ぼろぼろになりながら、
「巡礼」した果てに「大人」になる、という、
近代が失ったイニシエーションを追体験できたから、
無精髭をたくわえ、汗だくでガリガリに痩せた、
有吉と森脇を毎週楽しみに応援したのです。

あのコンテンツがあれほどに爆発的に流行った理由というのは、
「代理イニシエーション」あるいは「代理巡礼」にあると、
私は見立てています。

フジテレビの「あいのり」が流行った理由も同じです。

まぁ、今、有吉弘行の冠番組を観ている人で、
どれだけの人が「あの感動」を覚えているかは謎ですが。

、、、とにかく、
紀行文にはそういった意義があります。

果たして私の8日間のフィリピン滞在記に、
何かしらのヒントを与えられるような含蓄があるかどうかは、
甚だ疑問ではありますが、
それでもトライしてみたいと思います。

、、あと日本に帰ったら週末から、
愛知県に旅立ちますので、
たぶんここで書いておかないと、
この経験は「流れる」な、
と直観したから、というのもあります。
備忘録として、書かせていただきます。

新コーナー:紀行文「○○からの手紙」は、
この後すぐ!

お楽しみに。




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質問カード「食べ物の話し」

2017.11.02 Thursday

+++vol.012 2017年5月9日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「オープニングトーク」
今日も雑談から始まります。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼今週も「質問カード」です▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
いまは月曜日の朝です。
今日の夜の便で私はフィリピンに発ちますので、
午前中は最後のゆったりとした時間を、
自宅で過ごしています。

さしあたって、火曜日の配信に間に合わせるために、
メルマガをせっせと書いているわけです。

先週も言いましたが、
いつも配信をする火曜日の夕方は、
もしかしたら私はフィリピンのマニラからバギオに行く、
長距離バスに乗っているかもしれず、
そうすると配信ができない。

なのでインターネット環境次第で、
遅配するか、もしくは昼頃に前倒しで配信するか、
そんな感じになるかと思いますのでご容赦ください。

(*9日火曜日夕方加筆。
 無事、ホテルのロビーから配信できました。
 これから私は6時間ほどバスにゆられ、
 マニラから北にあるバギオという高地に向かいます。)


、、、さて。

今週もやります。
「質問カード」。

何かしらの連載を抱えている人というのは、
いつも「ネタ」を探して生活しているようなところがあり、
それが煩わしく感じることがあります。

スマホやタブレットでたとえるならば、
バックグラウンドで小さなアプリが
起動しているようなものであり、
これが地味に「重い」んです。

さらに、エピソードをいつも探していると、
「エピソードとして切り取りやすいように」、
経験を「寄せる」癖が付きますので、
そうすると「経験そのもの」を楽しめなくなってくる。

「SNS映え」ばかり気にして生きている人は、
カフェでの料理の写真の角度だとか、
「この会社でのこの不満を、
SNSで反感を買わずどう毒づくか」とか、
「この家族の幸せそうな感じをどうSNSにアップするか」
みたいなことを意識下で考えている。
そうすると無意識に、
「経験のほうをSNS方向に寄せる」
という癖がつきます。

これは無自覚に。

本人はそれに気づいていない、
というのが危険です。

そうすると、料理の醍醐味である「夢中で味わう」だとか、
「会社の問題に向き合うことで自分の内面を吟味する」とか、
「二度と来ない家族の幸せな今を、網膜に焼き付ける」とか、
そういったことがおろそかになってしまう。

非常にもったいない。

だから、私はSNSはできればあまりやりたくないし、
自分を切り売りするような連載は、
できればあまり抱えたくないわけです。

「経験を切り売り」したくない。

身を削ってコンテンツを生み出す、
ということはできれば避けたい。

必要ならばやりますが、
常態化させたくはない。

そんな私にとってこの、
オープニングトークの質問カードは、
救世主なのです。

バックグラウンドアプリをオフにしても、
メルマガを書き始められるわけですから。



▼▼▼食べ物の話▼▼▼

、、、というわけで、
私の机の上に常に鎮座している、
質問カードの束から、
今週の一枚を、引きます。


、、、


、、、はい!

(何度も言いますがひどい「間」です笑)


▼今週の質問
「和洋中、今の気分は?」
(それ以外の料理も可)

というのが今週の質問。
わりと普通の質問が出ました笑。

読者の皆さんも、
「うーん、今は何が食べたいかなぁ」
とか考えながら読んでいただければ幸いです。


、、、そうですねぇ。
今は「和」かな。

、、、以上!

、、、ウソです。


そんなあっさりは終わりません笑。
バラエティ番組に嫌々出演した、
無愛想な俳優じゃないんですから。

もうすこし広げます。


初めての「食べ物系」の質問ですね。

、、、正直なところ、
今(月曜日の午前中)の私は、
あまり何も食べたくない感じです。

強いて言えば、アイスクリームぐらい。

というのも理由がありまして、
昨日(日曜日)の夜に、
近所のラーメン屋でラーメンをしこたま食べまして、
12時間以上経つ今もお腹いっぱいだからです笑。

8日間ではあるのですが、
明日から日本の食べ物はあまり口にしないので、
最後の夜に食べたいものはそうだなぁ、、
という感じで、妻とプチ壮行会的に、
近所のラーメン屋に行きました。



▼▼▼ラーメン「一笑」を語る▼▼▼

「近所」というのは、
3月に引っ越した東伏見駅周辺のことで、
この2ヶ月でいくつか良い店を見つけました。

そのひとつが昨日行った、
ラーメン屋の「一笑(いっしょう)」という店です。

▼参考リンク:ラーメン「一笑」
https://tabelog.com/tokyo/A1328/A132801/13104334/

↑食べログの評価はさほど高くないですが、
私の中では3.5とかを越える店よりも、
さらに評価が高いです。

「全国お気に入りのラーメン店」というのを、
挙げるとして、その5本の指に入る感じです。
(たぶん「家から近い」という補正込みですが笑。
 ここに1時間かけて行くかといわれたら、
 それはまた別の話です笑。)

でもこの「一笑」、本当に、良いんです。
ラーメンの美味しさが、「ヤバイぐらい美味い」
というようなことではないのですが(ないんかい!)、
いろんな総合点を加えていくと、
この2ヶ月で「一笑」の評価は高まるばかりです。

まだ2ヶ月ですが、早くもお客さんを二組、
ここに連れて行っています。
「接待ラーメン屋」でもあるのです。

この店の何が良いかと申しますと、
まず当たり前ですが、ラーメンが美味いです。
行列に並んでまで食べようとは思わないけど、
でもやはり美味い。安定の美味さです。
「丁度良く美味い」感じです。

餃子でいうと、「王将」みたいな感じ。
わざわざ浜松や宇都宮の有名店まで行って
食べるほどではないが、やはり美味い、という。

とんこつベースで、
黒(しょうゆ)、白(塩)、赤(辛い)、味噌の、
4種類が選べます。

私は黒の一点張りです。
で、東伏見というのは学生街でもあり、
早稲田大学のスポーツ科学部のキャンパスがありまして、
いかにもスポーツやってそうな大学生が沢山街を歩いています。

音大だとか芸大だとか工学部だとかとは違い、
スポーツ科学部の学生は小麦色に日焼けしており、
筋肉量が多めです。

ついでに言えば、身長高め、
体脂肪率低め、髪短め、
ジャージ着用率高め、
はきはきした丁寧語の会話のボリューム高めです。

早稲田大学ですから、たぶん何かの競技の、
インカレ常連だったりする「大学スポーツ界」では、
有名人なのではないか、みたいな人がたくさん歩いています。

野球部やサッカー部や駅伝部の寮も近くにありますから、
将来、本当に有名なスポーツ選手になる人々も、
なかには含まれているのではないかと思われます。



▼▼▼「東伏見グルメ」▼▼▼

、、、そんな東伏見ですから、
当然、この界隈の飲食店は、そう、
みなさんおわかりですね。

せーの!
「量、多め」
なわけです。

、、、おかしいな。
声がそろいませんでしたね(笑)。

「心の耳」に聞こえたのは、
自分の声と失笑だけでした笑。

話を戻します。

「一笑」は体育会系の学生に優しい。
麺大盛り無料ですし、
ランチタイム半ライスは無料サービスです。

また、通常のラーメンは750円ですが、
「学生ラーメン(680円)」というのがありまして、
これは通常のラーメンに、単純にキャベツが載せられた、
という代物。

ただただ値段が安い。

券売機には「学生ラーメン」
(学生じゃない方もOK!)
と書いてありまして、
もはやウルトラワンダーです。

アナザースカイです。

「女性オンリー」
(女性じゃない方もどうぞ)とか、
「日本人オンリー」
(日本人以外も大歓迎)みたいな感じで、
「学生ラーメン」は、
数学で言う「集合の概念」をぶち破る、
スーパー寛容な社会の実現に一枚噛んでいるわけです。

この精神をどうかトランプ大統領も見倣っていただきたい。

、、、で、
学生じゃない私は、
しれっと学生ラーメンを最近は頼みます。

680円。
とんこつ醤油ラーメン。

美味い。

さらにこの店の最大の「推しポイント」は、
その「付け合わせ」にあります。

なんと自家製の高菜と、
ネギのたっぷり入ったボウルが各テーブルにありまして、
それが盛り放題なのです。

「横綱」という、京都発祥の有名なラーメン屋がありまして、
私はそこのラーメンが好きなのですが、
その理由の5割ぐらいは、「横綱」は、
ボウル一杯のネギがトッピング自由だからです。

なんと、「一笑」も「横綱」と同じ精神を共有している。
すばらしい!

言うことなしです。

至福なり!

我が人生に悔いなし!

とラオウのように立ち尽くし、
昨日は幸せな夢を見ました。

、、、なので、
今日はあまりお腹空いていないから、
「和洋中、今はどんな気分?」
と聞かれましても、答えは、
「お腹いっぱいです」
になります笑。

、、、東伏見グルメ、
まだまだ紹介できますが、
紙面が尽きましたので今日はここまで。

たぶん「東伏見Walker」は、永遠に発売されませんので、
東伏見グルメについての記事が読める媒体というのは、
世界にこのメルマガだけです!

知り合いにまだ読んでいない方がいたら、
是非ご登録を!と宣伝活動、よろしくお願いします。

、、、以上、
今日の質問カードでした。

読者のみなさんは、
今日は何が食べたい気分ですか?




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質問カード(2回目)

2017.10.26 Thursday

+++vol.011 2017年5月2日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
質問カード(2回目)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼次回は海外から配信します▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
5月2日、第11回の配信メルマガです。

次回5月9日は、予期せぬトラブルがない限り、
フィリピンのバギオという場所におります。
バギオに行く目的というのは、こちらのニュースレターに、
掲載しています。

▼陣内俊プレヤーレター2017年1〜3月号(vol.37)
http://karashi.net/resource/NL/jinnai/2017_0102.pdf

これを書いている今はまだ4月末です。
今週は4月30日、5月7日と2回続く、
教会でのメッセージの準備をしたりなどしています。

、、さて、
前置きはこのぐらいにして、
今週も、オープニングトークは、
「質問カード」からやっていきたいと思います。

今週も「ver.1」から。

質問の束のなかから、、、
引きます!

、、、

、、、はいっ!

(この「間」は我ながらひどいですね笑)

出ました。

今週の質問はこれです。

▼「一日一歩も外に出ない休日の一日の、
 スケジュールを教えて下さい。」

うーん、これもまた良い質問ですねぇ。
(毎回、臆面もなく言います)

皆さんもご一緒に、
この質問に自分だったらどう答えるか、
考えながら聞いていただけたら幸いです。



▼▼▼インドアの休日の過ごし方▼▼▼

さて、私の答えですが、
私の場合あまり「今日は休日だぞ!」という、
典型的な休日があまりない感じです。
かといって、「今日は出勤だぞ!」という、
典型的な「オン」もあまりない。

タイムカードや出勤簿がない、
自由な業態を営んでおりまして、
なので「休日だぁ!」「遊ぶぞぉ!」
みたいなテンションになるのは、
年に一度か二度の、
まとまった休暇を意図的に取って、
東京から離れた時ぐらいでしょうか。

いつも仕事しているようであり、
いつも休んでいるようである。

以前の仕事は逆に、
わかりやすくオンとオフを切り替える装置が、
幾重にもありました。

まず、出勤すると出勤簿にはんこを押します。
そして、ロッカールームに行き、白衣に着替えます。
そしてさらに「現場」という名の食肉処理工場がありまして、
そこに行くときにはさらに、
白衣の上から長靴と前掛けとヘルメットをし、
二重に手袋をして、包丁とやすりを持って、、、、
みたいな「重装備」をします。

内勤のときは、試験室内で、
白衣のまま細菌培養をしたり、
試験管を遠心分離機にかけたり、
器具を洗ったり、
器具を洗ったり、
器具を洗ったりしていました。

(経験者にしか分からない話ですが、
 生物系の実験室というのは、
 「ほぼ24時間、絶え間なく器具を洗っている」
 という状態です。
 洗い物の合間に、試薬を作ったりなどの作業をする。
 試薬を作るのにさらに5種類ぐらいの洗い物が出る、
 みたいな感じで。)

休みの日はこの場合、
本当に、心の芯から休みの日で、
「私服を着ている自分」を、
鏡で見るだけで、それだけで、
「あぁ、今日のオレは休みなんだなぁ」
ということを確認することが出来る。

言葉遣いから何から、
すべてが「OFF」のモードになれる。

鳥の雛の話じゃないですが、
人間って、けっこう
「社会人として最初の職場の条件付け」
というものはなかなか消えないモノです。

私は転職して「フリーランス」に限りなく近い仕事を、
かれこれ9年間ぐらいしているのですが、
いまだに最初の仕事の条件付けから、
完全には自由になっていません。

最近やっと「オン」と「オフ」のない働き方(休み方)の、
コツがつかめてきた、という感じです。



▼▼▼公務員時代と、「オンとオフ」▼▼▼

他の人ってどうなのか、
あまり聞いてみたことはないので、
まったく想像するしかないのですが、
時々、疑問に思うことがあります。

6年間の「条件付け」ですら、
その「習慣」が取れるのに
9年間ぐらいかかっているわけですから、
もし私があのまま36年間とか40年間、公務員として、
「オン、オフのある生活」をしていたとして、
60代、70代まで長生き出来たとして、
「さぁ、あなたは今日から自由です」
と、ある日突然「本当の定年退職」がやってきたら、
どうなっていたんだろう?

そんなことを想像すると、
たぶん40年の習慣は、
10年やそこらでは抜けるものではないから、
80歳や90歳まで生きれたとしても、
老人ホームとかでも「オンとオフのない生活」に、
馴染むことが出来ず、
「なんかしっくりこない」とか言いながら、
首を傾げながらそのまま死んでいったのではないか、
とか思ったりします。

(そう、人生の「オフ」がやってくるわけです。
 、、、やかましいわ!)

これは以前公務員だったときに同僚から聞いた、
「耳学問」ですから裏を取ったファクトではないですが、
ある調査によると、職業別に、
「退職後の平均余命」を割り出すと、
「公務員」はなんと、最低だそうです。

私は6年間公務員をしていた経験者として、
「分からなくもない」と思います。

お堅い仕事をしている人ほど、
「お堅い道」がなくなったとき、
そのあとの「オフロード」を、
どう生きたら良いかわからなくなって、
途方に暮れてしまうわけですね。

「学校の偏差値秀才」だった人ほど、
大学で道を踏み外したり、
仕事の目的が見つからなかったりすると、
どうして良いかわからず人生を棒にふっちゃう、
みたいな光景を目にしますが、
それと似ています。

公務員というのは良くも悪くも、
「体育館の中のサーキットレース」みたいな感じで、
とにかく安定しているわけです。

フリーランスは対照的で、
「岩場のオフロードレース」です。
なんだったら、そもそも、
「これがレースかどうかも分からない」という笑。

公務員は企業と違って経営破綻することは、
あまり考えられないし、あと、
「自由にいろんなことに挑戦する」というのは御法度です。
(工夫次第では出来るのだけど、それはまた別の話)
「法律」の枠内でしか仕事が出来ないので、
そこで「自己実現」をする人はほとんどいない。

みな休日に趣味の世界で「はじける」ことで、
「自己実現の代償行為」をしていたりします。

時々公務員が性犯罪で捕まったりして、
おびただしい数のマニアックなグッズが、
部屋から見つかった、みたいなニュースがありますよね?

あれって、私には皮膚感覚で理解できます。
(私がそうだったからではありません笑)

公務員というのは「自己実現するな」
という仕事をしているから、
自己実現の代償行為は、「オフの時間」に流れる。
しかも、余暇の時間も、資金もわりと潤沢にある。

だから、車が趣味の人なら半端なく金と労力を使い、
自動車改造雑誌の表紙を飾れるし、
アイドルファンならばもう、
「アイドルオタのカリスマ」に上り詰められる。
スキューバダイビングが趣味の職員は、
年中肌が真っ黒ですし、
公務員をしながらマラソンランナーとして
国際大会で入賞しちゃったりする。

昔ならば、
「変身」を書いたカフカも生涯公務員でしたし、
「特殊相対性理論」を書いた当時、アインシュタインは、
スイスの特許庁というところで公務員をしながら、
その「余暇」で物理学の論文を書いていたのです。

古今東西、公務員は、
「代償行為による才能の爆発」の、
枚挙にいとまがないわけです。



▼▼▼ようやく慣れた「フリーランスの操縦法」▼▼▼

、、、さて、
俺はいったい何の話をしているんでしょう?

そうです。

「オンとオフがない仕事」の話です。
私は30代で「第一の人生」を卒業し、
30代前半は世界のいろんなところに行ったり、
被災地支援をしたり、NGOの立ち上げに関わったりして、
「第二の人生」を送りました。

、、、で、
2年間「月面よりも遠い場所」で、
特別な研修を受けておりまして、
そこから「帰還」して、
今は「第三の人生」を生きている、
というのが私の実感です。

ここへ来てやっと「オンとオフのない毎日」に、
慣れてきた感じです。

アクセルの踏み方も、
ブレーキのかけ方も、分かってきた。

フリーランスの仕事は、
どちらかというと、自動車と言うより、
セグウェイの運転に近いです。

キーも付いていないし座席もない。
ギアもなければアクセルもブレーキもない。
シームレスに、自分の意識次第で、
前に進むことも出来るし、止ることもできる。

自分の意識次第で、
何かを生産する事も出来るし、
しないことも出来る。
一日の中に「休日と仕事」が共存していても良いし、
1時間の中にそれらが混在していても良い。

やってきた機会を活かすことも出来るし、
機会を見送ることも出来る。

その「機微や手触り」を、
ようやく分かってきた感じです。

、、、で、
何だっけ?
「一日一歩も外に出ない休日の一日のスケジュール」
でしたね笑。

レイザーラモンRGの
「○○あるある早く言いたい」の歌みたいなもので、
「言いそうで言わない」というね笑。



▼▼▼家から出ない一日▼▼▼

そうですねぇ。
だいたい「今日は休日!」と決めていて、
「仕事はしない」と決意している日は、
だいたい8時ぐらいに起きます。

前日は11時までには最近は寝るようにしていますから、
9時間寝ているわけです笑。

それからコーヒーを淹れて、
朝ご飯を食べて、
聖書を読んでお祈りします。
(ここまででだいたい9時になってます)

このあとは2パターンあります。

1パターン目は、
ゲームの日。

これは途中、そばやうどんなどの、
簡単な昼ご飯を作って食べる以外は、
ずっとゲームしていますね。
最近だとファイナルファンタジー15をやっています。

2パターン目は、
読書の日。

同じくチャーハンや焼きそばなど、
簡単な昼ご飯を作って食べる以外は、
ずっと本を読んでいますね。

読みかけの本を10冊ぐらい積み上げて、
「読書イス」に座って、
スピーカにタブレットをつないで、
Jack Johnsonとかをかけながら、
朝から夕方まで、
ずーっと本を読んでいます。

ぐっと来たセンテンスは、
Evernoteにメモします。

時々コーヒーを淹れます。
時々、おもむろに靴を磨いたりします。

もう、これは、
至福以外の何でもないですね。

早めの夕食を妻と食べます。
夕食中は、録画しておいた、
お笑い番組を観ます。

私は「お笑い有識者」を自称しているので、
勉強に余念がないのです。
「今、お笑い界がどうなっているか」というのは、
つねにキャッチアップしないといけないので。
このへんは私はストイックです。

お笑いに関しては自分に厳しい笑。

、、、それから、また本を読みます。
8時〜10時ぐらいまで読みます。

書斎の部屋の灯りを落とし、
読書イスに座り、
午後の続きを読みます。
夜の音楽は、ジャック・ジョンソンではなく、
ジャズを聴きます。

Bill EvansのWaltz for Debbyが一番多いですが、
他にはMiles DavisのKind of Blue、
Art BlakeyのMornin'、
Clifford BrownのThe Definitiveなどの、
ジャズの定番の名盤を聴きます。

ナッツなどつまみながら。
チョコレートなどかじりながら。

、、、至福以外の何でもないですね。

、、、、


、、、


書きながら、思いました。

休日には仲間とバーベキューっすね。
やっぱ海っしょ!
とか、
スキューバダイビングですね、とか、
習い事を3つやってますね、とか、
フットサルチームを作ってますね、とか、
ディズニーランドの年間パス持ってます、とか、
Facebookで「いいね!」が何百も集まる、
そういった類いの「リア充」の方々からすると、
私の休日って、「ゴミのような一日」ですね。

部屋の黒カビと、
過ごし方がさほど変わらない笑。

、、、まぁ、
人にはいろんな「幸せのカタチ」があるのです。

みなさんの「幸せのカタチ」は何ですか?




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質問カードver.1

2017.10.19 Thursday

+++vol.010 2017年4月25日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「フリートーク」
質問カードver.1
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼100人に到達しました。▼▼▼

「読むラジオ」リスナーの皆さん、
こんにちは。

、、、読者だからリーダーのみなさんと言ったほうが良いのか?
でも、敢えてここは「リスナー」で行きます。
「ラジオ感」を出したいので。

2月21日に始まったこの「読むラジオ」も、
第10号配信を迎えました。
よくやった、自分!
ということで今週は祝杯を挙げたいと思います(ウソです)。

これまで地味に「じわじわ」と読者を増やしてきまして、
10週間目にしてようやく、
最初10名だった登録者の数が100名に達しました。

本当に「じわじわ」広がっている、
という感じですね。

亀のように広がっている。

決して「バズる」だとか、
拡散する、という広がりかたではありません。

「山火事」のようには広がらない。
読者が1日で一気に1000人に、
みたいなことにはならない。

しかし、マウナケア火山の溶岩のように、
「一日に10メートル」みたいな速度で広がる。

前にも書いたことがありますが、
メルマガというこの2世代前のメディアは、
徹底的に「じんわり型」のメディアなので、
10週間で100人、つまり、
「1日ひとり読者が増える」というペースは、
私の「狙い通り」なのです。

「バズったネットの記事」というのは、
拡散スピードの速さに比例するかのようにすぐに忘れられます。
瞬間風速は早いが、持続性がない。
山火事もまた、延焼した結果すぐに消えてしまう。

しかし「溶岩のようにじんわり広がったメルマガ読者」というのは、
溶岩のように長くとどまり、じんわり影響力をもたらす、
と私は思います。

テレビは消え物のメディアですし、
ネットはもっと消え物のメディアです。
だって「書いた人が責任をとるつもりがない」んだもの。
そんなものに社会を変える力はない。

面白いのはラジオで、
これはけっこう「残る」んですよね。
私はいまだに終わって8年ぐらい経っている、
「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」
を聞き続けていますし、
全国に一定数そういう人がいるのも知っています。

特にインターネット普及後、その音源がアーカイブされ、
ストリーミング可能になった後の話ですが、
ラジオというのはけっこうじんわり残るメディアなんだなぁ、
と思うようになりました。

そしてラジオは、リスナーとパーソナリティの距離が近く、
リスナーは聴いているうちにどんどん、
パーソナリティの「コアなファン」になっていきます。
、、、で、コアなリスナーは、
ハガキやファックスやメールを投稿しますから、
パーソナリティという触媒を介して、
リスナーはある種の「共同体」を形成していく。

その「想像上の共同体」は、
福山雅治や木村拓哉のラジオがそうであったように、
ある種の「カリスマに心酔するカジュアルな宗教団体」
にも似てきたりするし、「形態の違うファンクラブ」
みたいになってきたりもする。

逆に「くりぃむのオールナイト」がそうであったように、
「リスナーとパーソナリティのふざけ合い、じゃれ合い、
 (ギャグとしての)罵倒し合い、ボケ合い」のような、
なんというか、高校、大学の体育会の部室の中、
あるいは仲の良い友達同士のバカ話のような、
そんな共同体になったりもします。

どんな「空気」を作るかは、
ラジオの場合パーソナリティの「味付け次第」ということになり、
リスナーはその「味」が好きな人だけが集まりますから、
その「空気」は世間の空気とは違い、
何かを強制されることも強要されることもありません。
みんながハッピーな関係です。

ラジオ番組にはそんな「居心地の良さ」がありますから、
テレビに出ている有名タレントの中にも、
「儲からなくてもラジオだけは絶対やめない」と、
深いラジオ愛を持つ人も多いです。

以前は福山雅治がその代名詞でしたが、
一昨年(だっけ?)彼は惜しまれながらラジオを卒業しました。

最近だと、
星野源とか、明石家さんまとか、有吉弘行とか、
オードリーとか、爆笑問題、バナナマンあたりが、
「テレビの人気者だけどラジオを愛してやり続けている人たち」
になるでしょうか。

、、、で、このメルマガの話に戻しますと、
私もまた「ラジオの持つあの親密な雰囲気」を、
形成したい、現代社会におけるある種の、
「学習する共同体」みたいなものが生み出せたら、
と思いまして、このメルマガをはじめたわけです。

それが生み出す「空気」は、
言うまでもないですが、
木村拓哉や福山雅治のようなものではありません。
「カジュアルな教祖」になるつもりは毛頭ないですし、
そもそも、なりたくてもなれませんから笑。

「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」でもありません。
まぁ、あれはあれで面白そうですが、
突然私が「このバカ面メルマガ読者が!!」と、
罵倒し始めたところで、「え?どうしたの?」
と言われて終わりです笑。

私はこのメルマガを、
「暖炉を囲んでする親密な対話、
およびそれをそばで聴いている誰か」
というような感じにしたいと思っています。

これは「書く側の志」なので、
読者の皆様はもっと楽に考えていただいて大丈夫です。

なんていうんだろう。

「電車も来ないし。本持ってくるの忘れちゃったし、
 他にすることねぇな」と、駅のホームで思ったとき、
ふとスマホを取り出してつらつらと読み流す。

あるいは「トイレの中ですることねぇな」と思ったとき、
ふとスマホを取り出してメルマガを読む。

眠れない夜に、布団の中で、タブレットやスマホで、
ぼーっと眺める。
気付いたら寝ている。

そんなふうにメルマガを
「消費」していただけたら幸せの至りです。



▼▼▼質問カード▼▼▼

、、、さて、リスナー(読者)が、
100名に達した、というところから、
まったく話が進んでいないわけですが(笑)、
「100名のリスナーがいるラジオ」というのは、
ちょうど「小さめの学校の校内放送」ですね。

私はパーソナリティとして、
「放送室」から、今週のオープニングトークを、
お届けしようとしているわけです。

、、、で、
先週予告しましたとおり、
「オープニングトーク」のテーマのトピックを、
自作の「質問カード」から一枚選ぶ、
というのをやりたいと思います。

「有言実行」ですね。

質問カードはver.1からver.8まであり、
各100枚ぐらい質問があるわけですが、
記念すべき第一回の今週は、
「ver.1」から、一枚ランダムに選びました。

、、、

、、、はいっ!

(何でしょう、この白々しい「間」は笑)

では、カードに書かれた質問を読み上げます。
お暇なら、皆様も一緒に、
「自分ならこの質問にどう答えるだろう?」と、
考えていただけたらと思います。

▼質問:「もし可能なら会って話してみたい有名人は誰?」

、、、

これは面白い質問ですねぇ。
(毎回、臆面もなく自分で言います笑)

たぶん私のことを知っている人は、
松本人志とか有田哲平と私が言うと予測するんじゃないかと、
思われるのですが、それは違います。

たぶん、この二人に会ったら、
緊張して何も話せないと思うので笑。

握手してもらって、
「あとはお引き取りください」
ということになるので笑。

じっくり考えれば何人もいるのでしょうが、
今生きている有名人のなかで、
私がパッと最初に思い浮かぶ、
「会って話してみたいなぁ」と思う有名人は、
養老孟司さんですね。

私は養老孟司さんの書いてきたものを、
たぶん7割から8割ぐらいは読んでいます。

なにぶん量が多いので、
全部はカヴァーできていないと思うのですが、
それでもAmazonや図書館や本屋さんで、
養老孟司が著者名に入っていて
「これ読んだことないぞ」と思ったやつは、
必ず買うか借りるかして読んできました。

冊数にすると、50冊から100冊の間、という感じです。

なので彼の「思考の型」は、
頭の中に入っているわけです。

同じ著者でこれぐらいの数の著書を読むと、
「きっとこの人は、この問題について、
 こう語るだろうな」
という予測が出来るようになる。

つまり「養老さんのメガネをかけて」
世界を見ることができるようになるわけです。

読書を介して、著者との対話が最初、
「大学の大講義室で講義を聴いている」ようだったのが、
やがて「一対一で対話している」ようになり、
最後には、
「その話者の中に入り込んで、
内部から一緒に世界を見る」
というふうに「変質」していくわけです。

これは一人の著者について「思考の型」を体得する、
あるいは「内在的論理を把握する」という方法で、
実は読書の正統的なやり方だ、と最近知りました。

以下に引用する、佐藤優さんの「知の操縦法」の中の、
次の一節を読んだときでした。

引用します。

→位置No.144 
〈マルクス、、、西田幾多郎・・・誰でもかまいません。
まず一人の思想の型を知り、
その人の考え方ではどういうふうに物事を見ていくのかを知って、
また別の人の思想の型を身に付けていく。
これが正しい学知の学び方です。〉

▼参考リンク:「知の操縦法」佐藤優
http://amzn.asia/68h3cVN


、、、余談ですが、「位置No.」という耳慣れない言葉は、
私の中の「Kindle用語」です。

Kindleは文字の大小が変えられますので、
「ページという概念」がなくなります。
ページは「相対的なもの」になりますので、
絶対的な位置を表わすのに、
Kindleでは「位置No.」を使うのです。

時代ってこういうふうに変わるんですね。

話を戻しますと、
佐藤さんがここで言っているように、
「学知」を学ぼうとするとき、私たちは、
闇雲にランダムに、文献を読みあさる、
というようなことは効率が悪いからしません。

そうではなく、「特定の誰か」について、
徹底的にそのテキストを読み込むのです。
そしてその人の「内在的論理」を把握する。

そうすることで、
ひとつの「閉じられた円環」としての思想体系を学べる。
そうして後、次の円環に移っていく、
というふうに、「テーマよりも人物本位」で、
体系化された知識を獲得していく。

そのほうが「体系知」を得る上では、
絶対に近道ですよ、と佐藤さんは言っているわけです。

ちなみに佐藤さんがここで言っているのは、
ある思想体系を打ち立てた人、という前提です。

「よし、では私は堀江貴文の内在論理から入ろう」
これでは申し訳ないけどダメです。

過去の人なら「全集」が出版されている人、
現代の人なら、なかなか基準を出すのは難しいですが、
その人の書いたものが100年後も読まれているだろう人です。

こういう人は、一時代に4人も5人もいませんから、
養老さんが果たしてその一人かどうかは、
正直私も分かりません。

しかし、あくまで「私見」ではありますが、
戦後の著述家の中で、養老孟司ぐらい「頭の良い人」って、
私はあまり知りません。

立花隆や丸山真男や、
吉本隆明や小林秀雄も頭良いですが、
そのテキストが100年後も読まれているかどうかは謎です。

もうちょっとさかのぼり戦中、戦前になると、
鈴木大拙や西田幾多郎や賀川豊彦などがおり、
彼らのテキストは間違いなく「古典」になります。

今生きている著述家の中の「誰」が、
100年後も読まれる古典を書いているのかというのは、
「時代の判断を仰ぐ」ことなしには知り得ませんので、
予測不能です。

でも、あまり誰も言わないですが、
養老孟司は100年後に「全集」が読まれている一人なのではないか、
という見立てを私はしています。

それには理由がありまして、
彼の思想の基本というのはまず、人文系からではなく、
自然科学系の枠組みから出てきているという特徴があります。
養老さんは解剖学を専門とする医者ですから当然です。

そして彼はキリスト教の幼稚園に行った関係から、
西洋的な近代的自我の感覚も創造主への帰依の感覚も理解している。
そしてもちろん日本人ですから、細胞レベルで体得している、
「仏教」を深く理解している。

この「仏教」とは教条主義的な意味での仏教ではなく、
透徹した唯物論としての「本当の仏教」です。

つまり彼は「西洋と東洋の思想のぶつかり」の間で生きた人であり、
「自然科学の言葉を人文系に翻訳できる人」でもあります。
東洋と西洋、文系と理系、この二重の「交差点」に彼は立っている。
二つの海流がぶつかる所というのは良い漁場だと知られていますが、
思想もまたそういう側面があります。

しかし日本のみならず世界的にも学知の世界というのは、
「自分の専門分野に引きこもる」ほうが楽ですから、
こういう「思想的横断」が出来る人というのはとても少ない。

だからこそ彼が書いた「バカの壁」が、
400万部も売れるわけです。

、、、で、やっと質問カードに戻りますが、
私はこんなふうにいわば「私淑(ししゅく)」してきたのが、
養老孟司さんであり、一回話してみたいなぁ、
いろんなこと聴いてみたいなぁと思うのです。

東日本大震災のあと、たしかテレビで放映されていたのですが、
著名人があつまる「チャリティオークション」がありました。

その中で有名人が私物などをその場でオークションにかけて、
参加者がそれを競り落とす。
その収益をすべて、震災復興のために募金します、
というイベントです。

そのオークションに養老孟司夫妻が参加していました。
で、養老さんの奥さんが出品したのがなんと、
「ウチの主人を1日お貸しします」という権利。

なんともオシャレです。

、、、で、その権利を買ったのは
どこぞのお金持ちだと思いますが、
なんと落札金額は「100万円」でした。
(たしか100万円でした。
 大きくは間違ってないはずです。)

羨ましいなぁと私は思いました。

自分ならいくらまでなら出すだろう、
そしてその権利で何をするだろう?
とか想像して。

たぶん私は時間がもったいないので、
フリードリンクのカラオケボックスか何かを貸し切って、
メモを取るノートとボールペンを用意して、
前日までに質問を100個ぐらい考えておいて、
それで質問攻めにするでしょうね。

それほどに私は養老さんが好きです。
好きと言うより、「こんなに頭の良い人間がいるのか」
と、いつも魅了されているのです。

そして彼のどこか「超然とした」ところも好きです。
政治的な匂いはまったくしないけれど、
その「知恵」を求めて、数多くの日本の知識人が、
彼を慕って「師」と仰いでいます。
でも「徒党を組む」ということは一切しない。

自分はネコと戯れ、
ロールプレイングゲームを楽しみ、
ラオスに虫取りに行く。

彼のようなおじいちゃんになりたいなぁ、
と心のどこかで私は思っていまして、
憧れているわけです。

だから今日の質問の答えは、
養老孟司です。

皆さんは会いたい有名人、
誰かいますか?



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話すことと書くことにおける「コツ」について

2017.10.12 Thursday

+++vol.009 2017年4月18日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
話すことと書くことにおける「ちょっとしたコツ」について
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼フリートークと「ガキの使い」▼▼▼

さて、今日のオープニングですが、
特に書くことないです(笑)。

おそらく皆さんの大多数は、
定期的に何かを書いたり、
定期的にラジオやテレビでフリートークをする、
ということを、したことはないのではないかと思います。

人生において、そんなことをするハメには、
ならないほうが幸せだ、というのが私の持論です(笑)。

でもたとえば、
あなたが学校の先生ならば、「学級通信」を書かねばならないし、
市役所職員で「広報課」に配属されれば、
何らかの記事をひねり出さねばならないかも知れない。

親としてPTAの会報にに何か書かねばならないかもしれないし、
友人から結婚式でスピーチを頼まれるかも知れない。

そんなとき、わりと「困る」のです。
脳内にそんなに「話題のストック」はありませんから。

そんなとき、知っておくと役に立つ原則があります。
それは、「話題の範囲は狭い方が書きやすい(話しやすい)」
という原則です。

先日、「ガキの使いやあらへんで」の、
オープニングトークが「復活」しました。

私にとってこれは、
スマップ解散以上に大きな芸能ニュースであり、
内心興奮でおしっこが漏れそうなぐらいなのです笑。

やはりダウンタウンの天才たるゆえんのひとつは、
「フリートークの面白さ」にあるのだと私は思っていまして、
過去のフリートークをDVDなどでおさらいしますと、
作り込まれたM-1の漫才とかよりも面白いのがあるわけです。

代表的なので言いますと
「寿司屋のカウンターは格闘技だ」
「登山家・松本人志」
「オシャレな傘のさし方」
「ヤクザに車のミラーを当てられたときの話」
「松本が駐車場に閉じ込められた話」
などがあります。

▼参考動画:
ガキの使いのオープニングトーク
https://youtu.be/upcPRrazveY

即興でしている立ち話が、
作り込んだ漫才よりも面白いって、
どういうこと?

どんな才能だよマジで。
破格のスケールの天才だぜ、
という話なのですが、
ポイントはそこではありません笑。




▼▼▼フリートークにおける「ハガキ」の役割▼▼▼

私が言おうとしていたのは、
「話題が狭い方が話しやすい(書きやすい)」
ということです。

ガキの使いのフリートークには、
ひとつだけ「仕掛け」があります。

鋭い読者の皆様はもうお気づきかと思いますが、
そう、「ハガキ」です。

話題が途切れるとスタッフが、
ワゴンに載せられた「ハガキの山」を、
浜ちゃんのところに運んでくるわけです。

浜ちゃんはその中からランダムに1枚選び、
読み上げます。

そこにはたとえば、
「尾崎豊にバイクを盗まれたのは松本さんらしいのですが、
 そのときのことを教えてください。」
だとか、
「登山家としてエベレストにも登頂したことのある松本さんですが、
 初心者に登山の心得を教えてください。」
だとか、
「メジャーリーグの監督を14年、
 歴任していたことのある松本さんに質問です。」
などの質問が書いてあります。

松本人志は「はいはい、、、」と、
その質問に「全ノリ」します。
(*「全ノリ」というのは、
 その質問内容を否定せず、
 全部「乗っかる」という意味です)

要するにこれは「無茶ぶり」であり、
それに松本が乗っかり、
浜田がそれにツッコむ、という形で、
即興漫才を作り上げていく、
というのがガキの使いフリートークの「構造」なわけです。

ポイントはこの「ハガキ」で、
ここで何が起こるかというと、
「話題が設定され、絞られる」わけですね。

そうすると二人はやりやすくなる。




▼▼▼狭い方が話しやすいし書きやすい▼▼▼

ここに普遍的原則があります。
「話題の限定や制約」があったほうが、
話や書き物というのは「作りやすい」、
ということです。

「平和について話して下さい(書いてください)」
と言われると、非常に困る。

しかし、
「国家の平和にとって必要な要素を、
 政治家であるあなたが記者から質問されたら、
 どう答えますか?3つ挙げてください。」
という質問になると、一気に答えやすくなる。

お笑いも同じです。

「雑誌で何か面白いことを言ってください。」
と言われても、たいていの人はスベります笑。

しかし、
「廃刊寸前、全国発行部数170部のファッション誌、
 そのタイトルとは?」
というルールを設定すると、
いちおう考え始めることが出来る。

これを「大喜利」と言います。

だからプロの芸人さんは、
ざっくりした「フリ」が来た時に、
それを「振り直す」ということすらします。

たとえば黒柳徹子さんが、
「あなた何か人に面白いお話をしてらっしゃるんですってね。」
と、「超ド級の無茶ぶり」をしてきたとする(というか、してくる)。

それに対して芸人さんが「振り直し」をするときは、
「そうなんですよ徹子さん、
 例えば最近も、海外旅行に行ったときに、
 飛行機で面白いことがありましてね。、、、」
と話し始める。

こういう「振り直し」をするときは、
話題を「広げる」のではなく「狭める」のが大切です。

狭い方が話は作りやすいからです。

まぁ、上記の場合、話のオチに行く手前ぐらいで、
「そうですか私も先日海外旅行に行った時にパンダに会いましてね
 あなたパンダって知ってらっしゃる?
 まあいいわパンダって笹を食べるのそれでね、、、」
と、徹子さんが地獄のカットインで会話を奪ってしまいますので、
芸人にとっては悪夢の始まりです。

おそらく帰宅したらストレスで痔が悪化しています笑。

何の話だっけ?

そう、
「書くこと、話すことに困ったら、話題を狭くせよ」
ということです。

結婚式のスピーチなどでも、
「結婚というのは、、、、」
と話し始めてしまうと厳しいけれど、
「結婚生活におけるトイレ掃除について、
 本日は3つ話したいと思います。」
という風に、いわば「振り直し」をしてしまうわけです。
そうすると話しやすくなる。

そういう話です。




▼▼▼来週から質問カードでオープニングトークします▼▼▼

で、私のメルマガのこの「オープニングトーク」も、
はやくも話題に詰まってきましたので、
「ハガキ」を用いることを考えついたのです。

やっと結論に行き着いた笑。

ハガキといっても、
読者の皆様からの質問ハガキを受け付ける、
とかそういうことではありません。

それは「Q&Aコーナー」でやってますので。

そうではなく、自作自演で、「疑似ハガキコーナー」
をやりたいな、と思ってます。

私には「質問カード」というアイテムがあります。
これは私が自作している、
一枚のカードにひとつの質問が書かれた、
ワンセット100枚ぐらいの「カードセット」で、
いろんな用途に使えます。

小グループにも、デートにも、
夫婦の会話にも、家族旅行のドライブ中にも。

ひとつ300円(実費のみで利益はないです)で、
販売もしています。

「家内制手工業」かつ、
完全受注生産なので、
一般の小売店では手に入りません。
送料もいただきますがどうしても欲しいという人は、
「質問フォーム」からでもオーダーしてください笑。

で、この質問カードが、
自分で言うのもアレですが「秀逸」で、
プレゼントするととても喜ばれます。

類似品は英語などで時々見かけますが、
質問の「センス」があまり良くない。

あ、じゃあ自分で作ればいいじゃん!
とある時私は気付きまして、
この7年間ぐらいで、
100枚セットのものを8種類作りました。

そのなかからランダムに一枚質問を選び、
自分でそれに答える、
というのを、来週のこの、
「オープニングトーク」でやろっかな、
という話。

読者の皆様からしたら、
究極の「勝手にしろ」という話だと思いますが笑、
今日はそういう話です。

目標文字数に達したので、
今日はここまで!



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私がメルマガを選んだ理由

2017.10.05 Thursday

+++vol.008 2017年4月11日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
私がメルマガを選んだ理由
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼桜前線▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
東京では先週、桜が見頃でした。

私はいわゆる「花見」をする機会には恵まれませんでしたが、
移動中の電車の車窓から、
駅から自宅まで歩く道すがら、
東京の至る所にある桜並木を眺めながら、
あるいはその桜を携帯のカメラで
パシャパシャ撮っている人々を眺めながら、
「春だなぁ」と、小さな感傷に浸ったりしました。

あの人はあの写真をSNSにアップロードするのだろうか、
それとも家族に送るのだろうか、
それともそっと携帯のデータに入れ、
二度と見返すこともないのだろうか、と。

社交的でない私は携帯も、
カメラも、SNSも、あまり得意ではないので、
そっと、桜並木を網膜に焼き付けました。

東京では満開の桜ですが、
沖縄の人はそもそも桜咲かなかったり、
東北の人はまだ咲いてなかったり、
北海道の人は「蝦夷山桜」という山桜がありますが、
ソメイヨシノとはかなり趣が違う。

、、、とすると、
「日本の春」の満開の桜の風景というのは、
必ずしも日本の普遍的な原風景ではなかったりする。

北海道の人はそれでも、
「知るかそんなの」と開き直り、
スタッドレスタイヤを夏タイヤに履き替え、
雪解け祝いのドライブを楽しんだり、
あるいは雪解け祝いのバーベキューを楽しみます。



▼▼▼世界観をどう語るか▼▼▼

さて、毎度のことですが、
特に書くことがありません(笑)。

メルマガは毎週、楽しく書かせていただいているのですが、
もっとも困るのが、この「オープニング・トーク」ですね。

私はラジオを聞くのが好きですが、
ラジオ番組もきっと、「コーナー」は案外楽で、
オープニングのフリートークが一番の難関なのではないか、
と邪推したりするのです。

さて、本当に何を話しましょう笑。

そうですねぇ。
メルマガをなぜ、
私が書いているのかという話を。

この話は、構造的に大切な話とつながっていたりするので、
今後、何度も何度も繰り返して書くことになるかと思います。
、、、というより、このメルマガ自体、
何度も繰り返す「常套句」が
沢山出てくるかと思います。

「またこのくだりか」と、
読者の皆様は思うようになってくる。

それが「狙い」だったりもします。

このメルマガの裏テーマは「世界観」です。

メルマガを一定期間講読すると、
「世界ってこんな風に見ることができるんだ」という、
一定の視座もしくは一連の物語、
言い換えますと「世界観」が構築されていく、
ということを意図しています。

「世界観を世界観として語る」、
というのは実は、とても難しい。
その理由は、自分がかけているメガネの全体像を、
人はふだん把握できないからです。

「世界観」を語るとき、
じつは「その世界観というメガネ」をかけたときに、
「世界はどう見えるか」を説明することこそが、
世界観を語ったことに他ならない、
ということにある時私は気がつきました。

哲学用語をちりばめたからと言って、
それが哲学的な話とは限らず、
宗教用語を乱発したからと言って、
その話に宗教性が備わっているとは限らない。

逆に言えば、一貫して人体について語りつつ、
それがまぎれもなく哲学的な話、ということがあり、
政治や国際情勢の話をしていながら、
それが宗教的な話である、ということがあり得るのです。

村上春樹がエッセイで、
「あなたが牡蠣フライについて原稿用紙4枚の文章を書いたら、
 それはあなたについて書いたことに他ならないのだ。」
という意味のことを言っていて、
それを読んだ時、私はこのことについて
「啓示」を得たのです。

これを私は「牡蠣フライ理論」と読んでいる笑。



▼▼▼メルマガという2世代前のメディア▼▼▼

、、、で、このメルマガの裏テーマは、
「世界観の伝達」なのですが、
世界観を語るために、
私は世界観「について」語りません。

世界観から観た「森羅万象」について語るのです。

お笑いについて、ゲームについて、趣味について、
ファッションについて、衣食住について、政治について、
読んだ本について、映画について、世代について、
歴史について、日本について、外国について、語ります。

そうすると、「世界観」が語られたことになる。

、、、というところまでは良い。

あまり伝わった自信がありませんが、
一応了解されたとしましょう。

では、なんでまた「メルマガ」なのか。

これについて、今週は話します。
これもまた、
上手く説明出来るかどうかわかりませんが笑。

なんでまた私は、
2世代前の「化石化」したメディアを、
今更持ち出したのか、という話です。

世間はLINE、Instagram、TED、YouTuberの時代。
なぜ私は「メルマガ」なのか。

もう、あれです。
「クールポコ」のネタみたいです。

お「今日はどんな男がいたんだぃ?」

せ「かっこつけて、Instagramで、
 情報発信してる男がいたんですよぉ〜」

お「なに〜!やっちまったなぁ!!」

お「男は黙って」
「メルマガ」

お「男は黙って」
「ラジオのようなメルマガ」

せ「3世代前のメディアだよ〜」

(お:小野 せ:せんちゃん)

というやつですね。

▼参考動画:クールポコのネタ
https://youtu.be/RWcMDnWCwxQ


知り合いが「店を開いたんだよ」と言ってくる。
「えーー!!行く行く!! どこに!?」
「うん、新宿のゴールデン街」
みたいなもので、
乗り気だったその知人ですら、
かなりの格率で、「行かない」。

知らない人のために申しますと、
ゴールデン街というのは、
なんていうか、うらぶれたおじさんたちが集う、
うらぶれた飲み屋街で、
広い東京の中の「掃きだめ」みたいな場所です。
「歯の抜けたおじさんが、
 歯の抜けたおじさんに、
 安い酒を出す。」
そういう場所です。

ワインとかハイボールではありません。
ホッピーとかワンカップです。

余談ですが、松本人志が、
「さや侍」の主演に抜擢した能見さんというおじさんは、
ゴールデン街で発掘された「逸品」です。

能見さんは、料金が払えず携帯の通信を止められ、
無用の長物となったガラケーを、ポケットに入れていた。
松本が理由を問うと、「男のプライドです」と、
歯の抜けた顔で笑った。

そこから、
「刀の入っていない『さや』だけを持つ侍の話」
を、松本人志は思いついたのです。

すごいでしょ?

ゴールデン街の雰囲気も能見さんも、
私は大好きですが、
あまりなじみのない人からすると、
ちょっと「半歩下がって」しまう。

たじろいでしまう。

自由が丘とか三軒茶屋とかだったら喜んで店に行くが、
ゴールデン街はちょっと、、、

という知り合いも多い。

メルマガを開始するというのは、
ちょっとそういうところがある。
あまり積極的に登録してもらえることは少ない。
だって、「ゴールデン街」だから笑。

3世代前のメディアだから。



▼▼▼メルマガ特有の「音の響き方」▼▼▼

そんな大きなハンディキャップを背負って、
おまえはいったい何がしたいんだ。

と言われるかも知れない。

しかし、小さな勇気を振り絞り、
怖いもの見たさに、
メルマガをじっさいに登録し、
講読し、何度か読まれた方には
分かっていただけると思うのですが、
ここには、ここでしか出来ない、
コミュニケーションの「音の響き方」がある。

私は「これ」を狙っているので、
メルマガというメディアを選んだわけです。

なんというか、他のメディアは、
「通過していく」のですが、
メルマガの場合、「じんわり染みこむ」わけです。
大根がやがてぬか漬けになっていくように、
メルマガ講読を続けると、
そのぬか床の中で、著者も読者も、
変化を遂げていく。

この「過程」を私は大切にしたい。

だから、
他の手段ならば1000人見てくれるものが、
10人にしか見てもらえなかったとしても、
それでもメルマガを続けたいと思っています。

じっさい問題、現時点で、
メルマガ登録者の数は85人です。

声をかけたり宣伝して、
私がメルマガやってるらしい、
と知っている人の数は1000人ぐらいはいると、
見積もっていますから、10人に1人以下が、
勇気をもって「ゴールデン街」に、
立ち寄ってくれたわけです笑。



▼▼▼流行というのは本質において時代遅れだ▼▼▼

あと、私の性格が天邪鬼だから、
というのも少しあるかも知れない。

「これからの時代は○○だ」
と誰かが言っていることに、
橋下徹の言葉を借りるならば、
2000%手をださない。

橋下徹の行動を真似るなら、
じっさいは手を出す、
ということになってしまいますが笑。

これには性格的な原因以外に、
ちゃんと理由があります。

そもそもの話をいたしますと、
普通に生活している私の耳に届くような段階で、
「これからの時代は○○だ!!」
っていうような奴というのは、
超絶センスない奴に決まってるので(笑)、
「○○以外のことをする」が行動としては正解、
ということになる。

これは本当にそうだから覚えておいた方が良い。

誰かが「これからの時代は○○だ! 
乗り遅れるな!」と言ってたら、
そのときはすでに、○○は、
やっちゃだめなのです。

だって、「乗り遅れるな!!」
なんて言ってる奴に、
頭の良い奴なんているはずないんですから(笑)。

パタゴニアという私の好きなアウトドアブランドの創業者、
イヴォン・シュイナードが、「社員をサーフィンに行かせよう」
という本のなかで、
ポール・ホーケンのこんな言葉を引用しています。

「自分のアイデアをみんながいいと褒めたら、
 そのアイデアは時代遅れだ」

ちなみにこの『社員をサーフィンの行かせよう』は、
7年前に購入して、いまだに手もとに置いてある、
私の読書スタイルからいえば非常に珍しい書籍です。
買った本のなかで手もとに残すのは、
20冊に1冊以下ですから。

▼『社員をサーフィンに行かせよう』イヴォン・シュイナード
http://amzn.asia/fnXJzZg

流行というのは、本質的に時代遅れです。
それに乗っている人に頭の良い人間などいない(笑)。

だから流行の「逆張り」のほうがまだマシです。
「逆張り」もまた流行に影響を受けているので、
じつは同じ罠のなかにあるのですが、
これはまた別の話。



▼▼▼スローメディアとしてのメルマガ▼▼▼

そんな諸々の理由があり、
私は「メルマガ」という前近代的なメディアを、
選択している。

トランシーバーのような携帯電話で、
「しもしも?」と電話に出る芸人さんがいますが、
そんな気持ちです。

しかし、「ファストフード」が流行っているときこそ、
スローフードの重要性が高まります。

「断片化し、消費される消え物のメディア」が、
世界を席巻しているのが現代です。
トランプ大統領に代表されるように、
それを上手く駆使した人が「勝利する」
ように見える現代だからこそ、
誰も見向きもしない「じんわり型のメディア」が大事、
と私は思っています。

佐藤優氏は外交官として、
ソ連邦崩壊を「目撃」した経験から、
こう語っています。

ソビエト連邦という「人間の知性の敗北」
のような官僚的独裁体制が、なぜ終焉し、
ロシアとして生まれ変わることが出来たのか。

それはドストエフスキーやトルストイに代表される、
ロシア文学の影響力が、
民族として深い部分に刻まれていたからだ、と。

それがなければ、
スターリンによる「文化の自殺」から、
ロシアは立ち直ることが出来なかっただろう、と。

このメルマガにそんな大がかりなことは出来ませんが、
テレビにもネットにもSNSにも動画にも
出来ないような影響力を及ぼす
「可能性の萌芽」を私はこのメルマガに見ています。

たとえ今は、
その数は少なかったとしても。






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