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インドの極甘スイーツ「グラブジャムン」の思い出

2018.02.15 Thursday

+++vol.027 2017年8月29日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
久しぶりの「質問カード」
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼体調について▼▼▼

メルマガ読者のみなさん、こんにちは。
先週のメルマガでご報告しましたとおり、
体調はずいぶん上向いてきました。

本も読めるようになりましたし、
文章も書けるようになりましたし、
メッセージの準備なんかもしています。
散歩をしたり外出したりもできてます。
日曜日の礼拝にも出席しましたし、
もう、ゲームをしなくても大丈夫になりました。

私にとって最後の難関は、
「不特定の人とテーマのない雑談する」ことです。
多分これは私の脳の個性による脆弱性の問題で、
「特定の人とテーマを決めて対話(議論)する」のは、
体調が最悪のときでも「なんとかなり」ますが、
「不特定の人とのテーマのない雑談」は、
健康状態万全で臨んでも、
1時間ぐらいで脳がパンチドランカーのように疲れます。
下手をするとそれがきっかけで鬱の症状が戻ってくる。

私にとって「パーティー」だとか、
「ざっくばらんな社交の場」は、
第二次世界大戦のガダルカナル戦や硫黄島のようなもので、
まともにぶつかると命がいくつあっても足りないので、
そそくさと尻尾を巻いて逃げ出すようにしています笑。
「付き合い悪い奴」としてこれからも生きていきます笑。

宮本武蔵がかつて言ったように、
負けると分かっている戦いは、
最初から試合を引き受けないのが、
「不敗の秘訣」なのです。
「逃げるは恥だが役に立つ」わけです。

、、、あと、ねんのため、
毎日9時間ぐらい寝るようにはしています。
(少なくとも私にとって)、
鬱にとって最良の治療薬であり予防薬は、
「たっぷりの睡眠」だということを、
私はこの3年間で学び取ってきたからです。



▼▼▼質問カード▼▼▼

さて、久しぶりの「質問カード」を、
やりたいと思います。
では机の上の質問カードから、
一枚質問をひきます。

今日の質問はこれ;
「いままでに食べた、
 『過去最高のスイーツ』を、
 教えてください。」

、、、みなさんはどうでしょうか?
一緒に考えてみてください。

私は、そうですねぇ。
40年近く生きていますので、
検索すべきデータベースが大きくて、
さらに検索エンジンも劣化していますので、
「これだ!」という風に、
即座に出てこないわけです。
これを老化と言います笑。

純粋に「美味しさ」という話しなら、
きっといろいろあるんだろうと思うのですが、
問題はほとんど覚えていないことですね汗。

「記憶に焼き付く」デザートであり、
さらに「美味かった!!」という感動があったものが、
脳内の検索機能で5つほどヒットしましたので、
そのなかから3つだけ紹介したいと思います。

、、、結果的に全部、旅先で食べたもの、
もしくは過去に住んでいた土地に結びつくものです。

きっとこれには理由があり、
食べたものの思い出というのは、
そのときの風景や空気、音や喧噪、
そういったものと分かちがたく結びついており、
それらと結びついた食べ物というのはやはり、
「記憶に焼き付く」からです。



▼▼▼インドの甘いやつ▼▼▼

、、では本題にいきます。
まずひとつめは「グラブジャムン」という、
インドのお菓子。

▼参考画像:グラブジャムン
http://www.museny.com/image3/india1004/110304lunch9.JPG

こちらですね。
これはインド料理屋ですら、
日本ではまだ一般的ではないので、
あまり食べたことのある人は多くないかも知れない。

インドに行ったことのある人なら、
おそらく必ず食べているやつです。
名前は「グラブジャムン」というそうです。
私はいままで「あのめちゃくちゃ甘いやつ」と、
脳内でそのお菓子のことを呼んできていて、
食べたことのある人同士ならそれで伝わりますので笑、
固有名詞を知りませんでした。

はじめに言っておきますと、
このグラブジャムンは、単体で食べても、
さほど美味しくないです(美味しくないんかい!)。
しかし、私の人生で口に入れたもののなかで、
「もっとも甘い食べ物」というのは間違いないです。
、、、で、調べてみると、
「世界一甘い食べ物」という評判もあるらしい。

▼参考リンク:ヤフー知恵袋「世界一甘い食べ物は?」
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10138451800

、、で、なんでこれが「最高のスイーツ」になるのか、
ということなのですが、単体で食べてもさほど美味しくない、
というところにその要点があります。
さらに言えば、日本で食べてもさほど美味しくないかもしれない。

食べ物には、「文脈」というものがあるのです。

説明します。

私は2008年の夏、4ヶ月間インドで過ごしました。
インドの食生活は、いつかこのメルマガにも書きましたが、
朝はカレー、昼はカレー、夜はカレー、
おやつはカレー味のスナック類です。

さらに、カレーの朝ご飯、カレーの昼ご飯を食べた後に、
彼らが髪の毛に何か油のようなものを塗りたくって、
おめかしして家族で出かける、
「地元のカレー(!)レストラン」があります。
彼らが言うレストランという言葉の中に、
「カレー」は含まれているのです。

中産階級の人が月に一回ぐらい気軽に行く店。
日本で言うデニーズみたいな感じでしょうか。

、、、で、そこのカレーが、
えげつないぐらい辛いのです。
地獄のごとく辛い。

インドでは料理は右手で食べます。
左手は「不浄の手」なので、
左利きの人でも左手ではご飯を食べませんし、
左手で子どもの頭をなでるのは侮辱です。

右手でどうやって食べるかと言いますと、
ライスとカレーを手でごにょごにょして口に入れる。
スープは中指、薬指、小指を上手に使ってスプーンを作り、
器用に口に入れて食べます。

▼参考画像:右手でカレーを食べる。
http://melakajp.com/about/photo/0606/DSC_2487x800.jpg

良く「蒙古タンメン中本の北極ラーメン」みたいな、
激辛料理を食べると、「唇が痛い」と言います。

▼参考画像:北極ラーメン
http://nakamoto.tokyo/wp-content/uploads/2015/11/hokkyokuramen1.jpg

、、、「インドローカルの地獄カレー」はさらにその上を行きます。
どのぐらい辛いかというと、唇が激痛なのは当たり前で、
「カレーを混ぜている右手が辛さで痛い」ぐらい辛いのです。

「指が辛い」のです。

マジで。

爪の間とかが辛くてひりひり痛みます。
出されたものはなるべくのこさないように、
それまで私はインドのものを食べてきましたが、
あの日、ウッダルプラデシュ州のバラナシにある、
あのカレーレストランのカレーだけは、
半分食べてギブアップしました。

熱湯から出てきたダチョウ倶楽部の上島竜平さんぐらい、
半分食べた時点の私の全身は汗で「びっちょびちょ」でした。
「お前さては、食べてる間にシャワー浴びてきただろ?」
と聞かれるぐらい。

▼参考画像:熱湯からあがる上島竜平
http://daily.c.yimg.jp/gossip/2015/04/29/Images/07967257.jpg

くやしいのはホストファミリーの6歳と10歳子どもたちが、
同じカレーを平然と食べていることです。
なんだこの「圧倒的な力の差」は!
30歳を過ぎた大人が6歳に「完敗する」ことって、
あんまりないので、私の指と舌と自尊心と武士の心は、
辛さによって完全に打ち砕かれたわけです。
「離乳食からカレーを食べている民族には勝てない。」

そんな、濡れた犬のように、
辛さに打ちのめされた私の前に出てきたのが、
そう、おまたせしました。
「グラブジャムン」です。

右手の指先は燃えるように熱く、
舌と唇の感覚は失われている。
青白い蛍光灯は不安定に点滅し、
無数の蠅が周囲を飛び交い、
相変わらずやかましいヒンディ語の怒声と、
外からの鳴り止まぬクラクションの音。
外気温は40度を超え、湿度は90パーセントを超える。
何か耳鳴りのようなものが聞こえ、
シビれた脳でこれまでの人生がフラッシュバックする。

そんな私の前に、
あの、「まあるい甘いやつ」が運ばれてきます。
そいつをスプーンで半分に切って、
口にいれます。

(なぜかいつも、
 「このタイミング」でスプーンが登場します。
 インドの人もグラブジャムンは手で食べません。
 「スプーンあったんかい!」と、
 私はいつも小さく心の中でツッコむわけですが)

芥川龍之介に「蜘蛛の糸」という作品があります。
生前悪事を尽くしたカンダタという男が、
生きている間にした善行は一匹の蜘蛛を助けたことだけだった。
地獄の業火で焼かれるカンダタに、
お釈迦様は一本の蜘蛛の糸を垂らし、、、
という有名なストーリーです。

濡れた犬のように消耗した私にとって、
グラブジャムンはその蜘蛛の糸のようなものです。
もしくは、地獄の業火で焼かれて乾いた喉に垂らされる、
「一滴の甘い露」と言い換えても良いでしょう。

一滴の水に飢えたカンダタのごとく、
私はこのグラブジャムンを口に入れたのです。
そこで私はひとつの「真理」に到達しました。
そう、同じバラナシで悟りを開いたゴータマ・シッダールタのように。

その真理とは、
「めちゃくちゃ蒸し暑い気候のなかで、
法外に辛い食べ物を食べた後に、
激甘のデザートを食べるというのは至高の経験だ」
ということです。

死んでいた舌が生き返り、
麻痺していた思考力が元に戻ってくる。
「生きた心地がする」状態にしてくれる、
そんな感じです。

食べ物は「文脈」がたいせつです。

肉体労働やサウナの後のビールが、
一番美味しいと言う人がいるのと同じであり、
ラーメンを食べたあとのアイスクリームが美味しいのと同じであり、
普段ガムを噛む習慣はないが、
焼肉屋の会計でもらうスペアミントガムだけは、
なぜか美味しいと感じるのと同じです。

グラブジャムンは具体的にどんなスイーツか、
ざっくりとイメージだけで説明しますと、
「日本で一番甘いカステラ」を、さらに2倍甘くしたものを、
とりあえず「油で揚げ」ます。
それを、とびきり濃厚な砂糖シロップに浸けて、
1ヶ月置きます。
そうするとシロップを吸い込んだその「揚げカステラ」は、
もはやシロップと同じぐらいの比重となり、
「ずっしり重くて甘い何か」になります。
おおざっぱにいえば、これがグラブジャムンです。

蟻ですら遠慮するほどの甘さのこのデザートの、
ひとつあたりのカロリーはあまり計算しないほうが、
精神衛生上よろしいかと思われます。

これを食べて「美味しい!」と感じるような、
「文脈」というものが日本には存在しないので、
日本でグラブジャムンを食べても「最高のスイーツ」には、
なりづらいかとは思うのですが、
どうやら日本でも手に入るようです。

どうしても興味がある人は試してみてください。
いったい、いつ食べたらよいのか分かりませんが。

▼参考リンク:Amazon「グラブジャムン」
http://amzn.asia/0r63cUj

、、、あとふたつ紹介しようと思ってたのですが、
ここで文字数オーバーです。

今日は列挙するにとどめ、
またいつか説明します。

▼今年フィリピンで食べた「チュロス」

▼帯広「クランベリー」の、よみたんソフトクリーム

以上、「過去最高のスイーツ」の話しでした!

みなさんの最高のスイーツは何ですか?





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地獄に行ってきた話

2018.02.08 Thursday

+++vol.026 2017年8月22日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
地獄に行ってきました。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼先週、先々週のはなし▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
先週はメルマガ開始以来、
はじめての「休刊」とさせていただきました。

というのも、「休刊のお知らせ」でお伝えしましたとおり、
体調を崩して自宅で療養する以外、
ほとんど何もできなかったからです。

私は2013年12月からまる2年、
バーンアウト(燃え尽き症候群)による鬱状態で、
病気療養をしたという過去があります。
そのときの詳細はここでは割愛しますが、
回復期に支援者の方々に書いた、
2通の手紙に私の経験を詳しく掲載しています。

▼参考リンク:2015年3月の手紙
http://karashi.net/resource/NL/jinnai/2015_03.pdf

▼参考リンク:2015年12月の手紙
http://karashi.net/resource/NL/jinnai/2015_10.pdf


、、、いったいどこから説明していいやら、
気の遠くなるような話なので、
ほんとうは語らねば理解していただけない、
「詳しい経緯」は割愛します。

とにかく2年間の療養生活というのはけっこう過酷で、
死なずに生きてこの世界に帰って来られたことが、
「運が良かっただけ」と自分では思っています。
それと、神と人の助けがあったからだ、と。

それだけです。

あまり認識されていませんが、
それほど、鬱病の「致死率」は高いのです。

なぜ私が「生還」できたのか。

「私が地獄から帰って来られた理由」は、
じつは私の側にはいっさいありません。

本当に。

戦争の激戦地から、
なぜか弾が自分には当たらず、
死なずに帰還した人にも似ています。

その後の人生で当時の体験を語るということが、
非常に辛いことだということも含めて似ています。
上記リンクの2通の手紙は、
それぞれ書くのに3ヶ月ほどかかっています。

地獄を思い出しながら書くので、
書きながら嘔吐感というか、
「えづく」感じを覚えながら書きました。
1日1行だけ書いて、力尽きてしまい、
その後3日は書けないということも、
多々ありました。

鬱病に罹患する人は多いですが、
当事者による闘病記はそれほど多くはない、
というのは「そういうことか」と思いました。
地獄から生還した人は、
地獄を振り返りたくないのです。
当時の感情が蘇ってきますから。

戦争体験者が人生の終末に、
「じつはノルマンディ上陸作戦で、
 たくさんの敵兵を撃った、、、
 私はこの手で人をたくさん殺した、、、
 私はこの目で仲間がたくさん死ぬのを見た、、、」
という「告白」をするというストーリーの映画が、
洋の東西を問わず沢山存在しますし、
じっさいそういうことって多いと思います。

それも同じ理由です。

語りたくないのではありません。
あまりにも苛烈な体験は、
本人に「メンタルブロック」がかかって、
語る事ができないのです。

ヴィトゲンシュタインの意図とは違う引用ですが、
「語りえないことについては、
 沈黙するしかない」わけです。


▼▼▼「語りえぬことを語る」ことを選んだ理由▼▼▼

、、、では、
なぜ、私が「語りえぬことを語る」事を選んだのか?
それは、闘病中の経験にあります。

闘病中、私はまったく祈ることができませんでした。
「祈る」という行為は、
「自分が神から見捨てられた」ことを、
確認する作業に他なりませんでしたから。

これは祈りの態度とか姿勢が間違っているとか、
そういった精神論の話しではありません。

単純に病気の症状です。
脳梗塞で意識不明な人が、
祈れないのと同じであり、
足を複雑骨折した人が歩けないのと同じです。

鬱病と信仰を「精神論」で結びつけるのは、
端的にいってまったくの誤りです。
それは病気の当事者を死へ追い込む行為ですから、
本当にやめた方が良い。

私は最初それでも「祈ろう」とか、
「聖書を読もう」とかがんばっていましたが、
そういった努力は危険だからただちに辞めるように、
というカウンセラーのアドヴァイスによって、
発病後3ヶ月ほどで祈るのを(祈ろうとするのを)辞めました。

約2年間それは続きました。

ですから当然、
「神から語られる」というようなことはないわけです。
そもそもそんな経験があるということは、
病気じゃない証拠ですから。
「(前向きな気持ちというような意味の)信仰」が、
脳の器質的変化によって不能になるのが鬱病ですから、
「信仰によって鬱病が治る」というのは、
そもそも語義矛盾です。
「消化によって腸捻転が治る」
と言っているのと同じです。

、、、で、私は「神と断絶」された状態に、
2年以上いたわけですが、
そのなかで例外的に1度だけ神が私に語ったな、
と思ったことがありました。

それは2014年夏、病気の最もひどいとき、
こういった寄付によって支えられている、
キリスト教の働きを続けていくのは、
寄付をして祈ってくださる人に対して、
あまりに申し訳がないと感じ、
別の仕事を探そうと転職サイトなどを調べていたときでした。
(そのときは外出してもしゃがみこんで動けなくなるほど、
 対人恐怖の症状がありましたので、
 仮に申し込んだとしても面接もできない状態でしたが、
 そんな客観的な判断すら当時はできません。)

私は2008年に市役所の仕事を辞めて、
「きっと大変な人生になるだろう」ことが容易に予測できる、
「あまり多くの人は歩まないでこぼこ道」を行く、
と決めたとき、当然ですが神に祈りました。
GWと正月を利用して、2度、
断食祈祷院で一週間の断食もして祈りました。

、、、で、2008年に「この道」を行くことを決めました。
それは「召命感」がやはりあったからです。
神が私をお造りになった目的を果たすのに、
市役所を辞めて専門的な宣教の働きの世界に飛び込むことが、
プラスになるというのが、死ぬほど悩み祈った末に、
私が出した答えでした。

それからの5年間は、
たしかに大変でしたが、
「今、私は神の召された道を歩んでいる」
という確かな手応えを日々感じていました。

それは経済的な安定にも、
良いクルマに乗ることにも、
良い服を着ることにも、
良い家に住むことにも、
何ものにも代えがたい喜びでした。

しかし2013年に病気になって、
その「喜び」というか「確信」は、
揺らぎました。

揺らいだというより、吹き飛びました。
仕事することができず、
祈ることもできず、
それどころか、かつて自分にできていた、
あらゆることができなくなったとき、
「本当にこの道は、
神が歩むようにと言われた道だったのだろうか?」
と思ったのです。

、、、というよりも、
市役所で働いていたときも含め自分は今までずっと、
神の召命にお応えしたいという一心で歩んできたけれど、
その道から転げ落ちてしまったのではないか、
という挫折感の方が強かったかも知れません。。

神が用意された道は遙か遠くに見え、
そこを今も歩んでいる「かつての同労者たち」を、
私は遠目に見ている。
「俺はもう歩けなくなったから、
 もう俺のことは忘れて、
 先に行ってくれや。」
そういう気持ちも強かったかも知れない。

なんせ私には「30代後半」はありませんから。
病気の前後を含めたらそれぐらいの期間を、
世間でいう「棒に振って」いますから。

、、、で、私は思ったのです。
「よし、もう一度、
 分岐点に戻ろう」と。
世間の同世代とは10年遅れの再スタートになるが、
とにかく別の仕事を見つけ、
そこで働いて生きるところから始めよう、と。
先ほども申しましたように、
当時はそんな健康状態ではなかったのですが。

、、、ちょうどその頃、
神が私に、2年間の療養生活で唯一、
語られたのです。

「違う」と。

「そうではない。
 あなたのいる場所は『道』から断絶していない。
 あなたが今、病気になり、
 何もできず、もだえ苦しみ、
 敗北感と苦渋を味わっている、
 その場所こそが、
 私があなたを召し出した道の真ん中なのだ。
 病気で何もできないあなたはいま、
 私の召命の真ん中にいる」と。

、、、その当時は神が言われている意味が、
私にはまったく分かりませんでしたが、
その後、徐々にあの言葉が本当に神からのものだったと、
私は確信するようになりました。

すこし回り道をしましたが、
多くの人が語る事を選ばない病気の経験を、
私が敢えて語る理由は、
あのときの神からの語りかけにあります。
ですから私にとって病気の体験を語ることは、
「神を語る」ことに他ならないのです。



▼▼▼脳が壊れた▼▼▼

、、、という前置きをしておいて、
本題に移りたいと思います(やっと!)。

先週のメルマガで「体調が悪い」と言ったのは、
ひどい下痢を患っていたとか、
マラリアに感染していたというものではありません。
8月11日から10日間ほど、
鬱の症状が再発していたのです。

多くの人が誤解していることですが、
鬱の発症は「精神的に落ち込む」こととは違います。
「最近落ちてるんだよね」とか、
「メンタルがやられてるんだよね」という、
精神的なアップダウンの延長にあるものではありません。
「精神的に弱い人が鬱になる」というのも壮大な誤解ですが、
この「アップダウン論」も誤解です。

鬱病は脳のセロトニンの低下や、
活動の器質的不調から来る諸症状ですから、
「メンタル」という言葉で表わされるような、
精神的なものではありません。
そこに「連続性」はありません。
「別もの」です。

風邪とマラリアが違うように、
便秘と腸閉塞が違うように、
メンタルな落ち込みと抑鬱症は違います。

、、、で、
今回鬱の症状が久方ぶりに「戻ってきた」わけです。
「8月11日から」と、特定できるのはそういう理由です。

ほんとうはもう少し「シームレス」に、
たとえば7月後半ぐらいから、
何かの兆候があったのだと思います。
しかし、それに「本人が自分で気付く」ことは、
本当に難しいです。

私は病気を経験していますので、
そういった「サイン」にはアンテナを立てています。
何か兆候があれば見逃さず、予防的にしっかり休むためです。

しかし今回はその予兆に気づけず、
8月11日に、いきなり症状が襲ってきました。
朝起きたら39度の熱があったみたいな話しで、
その日から「あの悪夢の症状」が戻ってきたのです。
背筋の凍る話しです。
「朝起きたら地獄にいた」わけですから。

具体的に言いますと、
「脳が壊れた」ような感じです。
まず、前日まで1日1冊ぐらいのペースで、
楽しんで読んでいた本がまったく読めなくなりました。
内容がまったく頭に入ってこない。
文字を目で追うと頭がくらくらして吐き気のようなものを覚える。

おかしいなぁ。

そして気力がゼロになります。
朝、コーヒーを淹れる気力がない。
おかしいなぁ。

それどころか、朝布団から起きる気力もない。
おかしい。

ルーティーンを始めようと思うのだけど、
メールに返信どころか、PCを立ち上げるのが怖い。
というより椅子に座るのが怖い。
追い詰められるから。
書斎に入るのが怖い。

、、、かといって居間にいるのも怖い。
平日の真っ昼間に俺は何をしているのだ、、、
という罪責感や後ろめたさに押しつぶされるから。

逃げるように布団に戻る。

しかし、居間にいる以上につらい。
「平日の真っ昼間におまえは何をしているのだ」
という声は書斎から離れるほどに大きくなる。
かといって書斎に座っても、
蛇に睨まれたカエルのごとく何もできない。

体がこわばるだけで、
「仕事にとりかかる助走」
すらもエネルギーの枯渇により不能になる。

おかしいなぁ。

そういえば、景色が暗く見える。
太陽の光が皮膚に刺してくるようで痛い。
外に出ると人々の話し声が耳に刺さって怖い。
人とすれ違うのが怖い。
、、、いや、人が怖い。

昨日までそんなことなかったのに、
おかしいな。

やばいかもしれない。
2年前の地獄が、目の前にフラッシュバックする。
そういえば、将来の展望が真っ暗に見える。
昨日までそんなことなかったのに。
もうすぐ子どもが生まれてくるというのに、
俺は親になんてなれないに違いない。
俺の将来は真っ暗に違いない。
希望という感情が思い出せない。

、、、動揺し、動転する。

やばいかもしれない。

妻が「うつきくん(我が家では病気のことをそう読んでいる)が、
久しぶりに帰省したのね。
お手柔らかにね。」
と言って、いろんな予定をキャンセルしてくれる。
「はい、しっかり休んで。」
と妻は笑顔で言う。

本人は脳が壊れていますから、
冷静に判断できませんし、
この地獄が永遠に続くと思っていますから、
妻が冷静でいてくれるのは本当に助かります。
すごい人です。

、、、結局私は、
お盆をはさんで約10日間、
ほぼまったく家から出られず、
昼夜逆転し、一日10時間眠り、
起きている間はテレビゲームをするか、
もしくはラジオを聞いて「破壊的思考を停止」させ、
「空白の10日間」を過ごしました。

食欲も低下し体重は2キロ以上減りました。
本はそのあいだ、一冊も読みませんでした。
パソコンも1週間ぐらいは放置しました。
よって、メルマガも書けませんでした。
これが、この10日間の私の、
「地獄へのサマーツアー」の概要です。

「脳が壊れた」という表現は、
鈴木大介さんという人の著書から借りました。
彼はフリーライターという仕事のストレスと激務で、
脳梗塞を患った経験を本にした人で、
この本から私は非常に多くを学びました。

鬱病と脳梗塞は違う病気ですが、
脳の器質的変調を原因として、
感情、判断、記憶、活力などの、
脳の意識機能が変調を来たす、
という意味では驚くほど似ています。

めちゃくちゃ「分かる」のです。
とても良い本でしたので興味ある方は是非。

▼参考リンク:「脳が壊れた」鈴木大介
http://amzn.asia/4ZGfKj8

多少寄り道になりますが、
鈴木大介さんのこの本から、
一部引用します。

〈ですが、僕の仕事は取材記者です。
しかもその取材執筆のテーマは一貫して、
主に社会的に発言の機会を与えられていない弱者を取材し、
彼らの声なき声を代弁するというものでした。
そんな僕にとって、高次脳を負うということは、実は僥倖でもありました。
、、、(中略)、、、
それは鬱病や発達障害をはじめとして、
パニック障害や適応障害などの精神疾患・情緒障害方面、
薬物依存や認知症等々を抱えた人たち。
僕がこれまで取材で会ってきた多くの「困窮者たち」の顔が、
脳裏に浮かびました。
、、、(中略)、、、
そんなかつての取材対象者たちを思い浮かべると同時に、
僕は猛烈な後悔に襲われることになりました。
というのも、「その辛さ」は
健常だった僕が想像していたものよりも遙かに大きく、
長引くもので、取材記者としての僕は本当にそれを
「分かったふりをしてきただけ」だったということに気づかされたのです。
さらに当事者自身がどう辛く感じているのかは、
言語化が極めて難しく、他者にその辛さを説明することが
困難なのだと言うことも痛感しました。
これでは、仕事を失うことも有るでしょうし、
家族の理解がなければ家族崩壊も容易に招いてしまうかも知れません。
なにより苦しいのに分かってもらえないというのは、本当に辛い経験です。
、、、(中略)、、、
ならばこの経験は、
そうして面倒くさくて語る言葉を持たない
社会的弱者の代弁者になりたいと思い続けてきたぼくにとって、
僥倖に他ならないのではないか。
41歳の若さで脳梗塞をやり、
この当事者感覚を得つつ、感じ、考え、書く能力を
喪失せずに済むなどという経験は、望んで得られるものではない。
ならば書くのが僕の責任だ。
彼らに変わってその不自由感や苦しみを言語化するのが僕の使命だ!〉

、、、彼のこの告白は、
いまの私が感じていることと、
驚くほど重なる部分が多いのです。



▼▼▼メビウスの輪の上を歩く蟻▼▼▼

、、、というわけで、
私は10日間ほど地獄に行ってきました。

日本の世間ではお盆というのは、
「彼岸(あの世)から此岸(この世)に、
 魂たちが一時的に帰省するシーズン」
ということになっています。

しかし私はお盆に、
逆に「向こう側」に帰省していたわけです(笑)。

じつは2015年12月に仕事に復帰してから、
このように一週間以上の単位で体調を崩し、
鬱の症状が戻ってきたのは今回が3度目でした。
いちどは2016年の夏ごろ(たしか今頃)。
もういちどは2016年の年末から今年の年始にかけて。
そして今回です。

「盆と正月に向こう側に行く」
というのは本当に帰省のようです笑。
「うつきくん」は、盆と正月に我が家に帰ってくるようです笑。

きっとこれって偶然ではなく、
おそらく「世間が休んでいるとき」をねらって、
帰ってくるのではないかと私は睨んでいます。
というのも、抑鬱状態で仕事ができず、
療養しているときの辛さっていうのは本当に辛く、
インフルエンザを100としたら1000ぐらいに達する、
という人もいるぐらいなのですが、
その1000のうちの300ぐらいは、
「世間は仕事しているのに自分はできていない」
という自責感や劣等感、不全感だと思われるからです。

盆や正月など、世間が「帰省ラッシュで渋滞してます」
みたいなときというのは、その300が、
100以下ぐらいになってくれる。

そのときをねらって、
「ストレスや疲れなどの蓄積によって
 病気の再発を余儀なくされる脳内の部署」
みたいな無意識の領域が、
「いまだ!
 いまならストレスレベルが低く地獄に行けるぞ!」
とGOサインを出しているのではないかと、
私は邪推しているのです。

何の科学的裏付けもありませんが笑。

、、、じゃあ、
いまお前は「こちら側」に帰ってきたのか?
と聞かれたなら、「よくわかりません」
と答えるしかありません。
しかし、少なくとも言えるのは、
今こうしてメルマガ原稿を書けているということが、
「完全な向こう側」ではないことの何よりの証拠だということです。

もちろん万全からはほど遠いですが、
一昨日の礼拝には出席しましたし、
昨日からはコーヒーを淹れる気力も戻ってきました。

本はいまだに10分と読み続けられませんが、
きっとそれも嘘みたいに普通に戻るだろうという、
確かな予感があります。
去年の正月もそうでしたから。

鬱状態とそうでない状態は、
明らかに「連続性」はないです。
周波数のようなアップダウンとは違う。
しかし、「1」と「0」のデジタルな二進法とも違う。

「こちら側」と「向こう側」は、
明らかに違い、断絶しており、
うつ状態の自分は「自分ではない」というぐらい、
自己同一性が保たれないのです。
性格も思考力も思考パターンも何もかも変わります。
「脳が壊れる」わけですから。
しかし、「1」と「0」の間に、
「0.5」があるかというとそうでもない。

「あるとき気付いたら向こう側にいる」という感じに近いです。
うつ状態からの回復もおなじです。
「シームレス」なのですが、「0」から「1」になるのです。

「メビウスの輪」という位相幾何学的に興味深い、
三次元空間内の多様体があります。
作り方は簡単です。
1.紙で細長い帯をつくり、
2.片方の180度回転させ、
3.両端を貼り合わせる。
以上です。

▼参考画像:メビウスの輪
https://goo.gl/jj3rs2

、、、この「メビウスの輪」の上を歩いているアリは、
いちども「境界」をまたいでいないのに、
あるとき突然「裏」にいるのです。

精神疾患への罹患や回復というのは、
私はこれに似ていると思っています。
なので、私はいま「表」にいるのか「裏」にいるのか。
それは分かりません。
分かっているのは、数日前に裏にいたことと、
数日後にはおそらく表にいるだろうということだけです。



▼▼▼ゲームと昼夜逆転の「お盆休み」▼▼▼

、、、というわけでこの10日間ほどは、
知的生産性はゼロでした。
いや、生産性がゼロでした。

何のインプットもアウトプットもしていません。
何をしていたかというと、
妻のアドバイスに従い、
「ひたすら休んだ」だけです。

「ひたすら休む」というのは言うほど簡単ではありません。
この場合のひたすら休むというのは、
旅行に行くとか美味しいものを食べるとか、
レジャーを楽しむと言ったものではないのです。
だって、コーヒーを淹れるエネルギーもなく、
本を2行読む思考力もないのですから。

大事なのは「たくさん寝ること」と、
そして「前頭葉を麻痺させること」だというのが、
私の2年間の療養の結論です。

自律的思考を野放しにしておくと、
それは金持ちの敷地内のドーベルマンのごとく、
自分の腕を食いちぎろうとしてきます。

具体的には絶え間ない絶望感、不全感、無力感、
罪責感、起死念慮、その他諸々の感情が、
自分を呑み込もうとしてきます。

ですから、何もせずにぼーっとしてはいけません。

しかし何かをしようにもその気力がない。
散歩をしようとしても対人恐怖で怖くて帰ってきてしまう。
本も読めない。
テレビも実はあまり見られません。
「世間とのつながりの断裂」を意識してしまいますから、
ときにテレビは劇物になります。

私が到達したのが「ゲーム」でした。
後の「私のゲーム論(アーカイブ)」でも語りますが、
ゲームをしている間、脳は活動を停止してくれます。
脳科学の研究によると、ゲームに没頭している人の脳というのは、
前頭葉の活動が優位に低下しているそうです。
つまり自律的思考がストップしている。
「無思考状態」になれるわけです。

2年前の鬱病療養中にこの法則を発見してから、
ゲームは私の「脳を休ませる」手段として定着しました。

唐突ですが私は「パチンコ規制論者」です。
「三店換金方式」は明らかな賭博行為であり、
それを警察が選択的にお目こぼししているのは、
法治国家としてあるまじき姿だと思います。
また、警察の天下り先にパチンコ関連業界があるというのは、
本当に「恥を知れ」というレベルです。
「カジノ法案」を通すと同時に、
パチンコを撤廃して、法律的な整合性を図ってもらいたい、
と常日頃から私は思っています。

あと、「パチンコマネー」の一部は、
北朝鮮にわたっているのは公然の秘密ですから、
「北のミサイル攻撃はけしからん」と言いながら、
昼間パチンコ屋にいっている右翼オジサンは、
言動がひき裂かれているのです。
だって、そのミサイルのスポンサーはあなたなのですから。
「愛国者」であるそのおじさんが本当にすべきは、
右翼的な政治家に投票することではなく、
ただちにパチンコをやめることです笑。

、、、それはそれとして、
日本はなぜ「パチンコ天国」なのか?

それは、パチンコが、
「おっさんの瞑想」だからだ、
というのが私の「大胆な仮説」なわけです。

つまり仕事でもパッとせず、
家でも居場所がなかったりするおじさんたちは、
最初は「多少のスリルとタバコを吸う場所」を求めて、
パチンコ屋に行くのですが、
それが常習化してくると目的が変わってくる。

「今の世の中の日常の不条理」を、
パチンコをして前頭葉が麻痺している間だけ、
おじさんたちは忘れることができる。
「脳内のニルヴァーナ」がそこに拡がっているわけで、
パチンコはだから、
かつての中国の「アヘン」のようなものなのではないか、
と私は思っているのです。

だから私のようなパチンコ規制論者が、
本当にパチンコを規制したなら、
かつての清国で起きたように、
「アヘン戦争」ならぬ「パチンコ戦争」が起きるかも知れない笑。

何の話しだっけ?

そうそう。

ゲーム。

ゲームは良いです。
世のおじさんたちは、
パチンコ屋で半日で10万円擦ったり平気でしてますから、
ゲームのハードとソフトというのは、
コストパフォーマンス的には最高です。

ゲームの場合、
同じ「脳の瞑想」をしながら、
いちど買ってしまえばランニングコストはかかりませんから。



▼▼▼スティグマと不全感を抱えて生きる▼▼▼

、、、というわけで、
もはやオープニングトークのレベルを超えて、
長々と病気の話しをしてきました。

今更いっても遅いですが、
あまり明るい話しではないので、
お気に召さない方はどうぞ読まずに飛ばしてください。

、、、こんな風に病気のことを私は書いていますが、
病気の当事者が病気のことを書くのは簡単ではないです。
「良く書けるようになったなぁ」と、
自分でも感心しているぐらいで笑。

私はこの分野に関して特殊技能をもっています。
誰かが博士号を授与してくれるんじゃないかというぐらい笑。

なぜ当事者が病気のことを書くのが難しいかというと、
単純に言語化の技術的なこともあるのですが、
たぶん大きな原因は書き手に「メンタルブロック」がかかるからです。

どういうことか。

作家の三浦綾子さんがこういう発言をしているのを、
「国を愛する心」という本で読みました。

→P104 
〈わたしは若い頃、肺結核を病んだ。
長い闘病の末、ようやく療養所を出ることが出来た。
が、社会人の仲間入りをすることは、ひどく不安だった。
体力がない。いつ再発するか分からない。
健康人たちのあたたかい受け入れも、
深い理解も期待できない。
不安だけがいつもつきまとっていたのだ。
そんなわけで、わたしたち療養仲間が話し合う時、
「われわれ前科者は、、」と決まって言ったものだ。〉

▼参考リンク:「国を愛する心」三浦綾子
http://amzn.asia/hUzRZ71


、、、大きな病気を患った人が自分のことを、
「前科者」のように感じるというのは、
本当にそのとおりです。

「いやいやそんなことないよ。」
と健常者の方(一度も当事者になったことのない、
もしくはその自覚がない)は言われるかも知れません。

しかし、病気の当事者にはそのように見えていません。
病気の当事者、そして元当事者は、
いつまで経っても「自分は社会人として十全ではない」という、
不全感をひきずります。

健常者と当事者のあいだで、
認知が非対称なのです。

精神疾患にしても肉体的な疾患にしても、
それが大きなものである場合、「完治」というのは少なく、
多くの場合「寛解」するだけです。
つまり、いつでも再発するリスクを抱えている。

保険会社はそのような人にリーズナブルな商品を、
紹介したくないでしょう。

会社の経営者は「長期病欠のリスクがあると分かっている人」
を、積極的に雇いたいとは思わないでしょう。
「実力」というのは、「能力×エネルギー(体力)」です。
いくら能力が高くても、体力がゼロになるかもしれない人というのは、
「実力がゼロである不良物件」である可能性があるのです。
怖くて一緒に仕事できないと思う気持ちはよく分かります。

未婚者ならば、結婚相手の両親に自分の病歴を隠すかも知れない。
その「隠したい気持ち」を誰が責められるというのでしょう?

「スティグマ」というのは、
病気などに伴う「ネガティブな烙印」のことを言いますが、
大きな病気をしたことのある人、
もしくは抱えて生きていかざるを得なくなった人というのは、
一生、十字架のように、「スティグマ」を背負います。

これは簡単なことではありません。

でも、私は病気になったことと、
病気の経験を語ることを選びます。
「十字架を恥としない」というのは、
私にとってこのことだと思っているからです。

人類の歴史を見ると、
本当に優秀な多くの人も病気になっています。
そして多くの「スティグマという十字架」を負った人たちが、
むしろ歴史を切り拓いてきたと言ってもいい。

だから、恥じることではない。

病気のことを話すと、
そっと距離を置く人もいます。
「こいつは終わった人間だ」という相手の心の声を、
聞くこともあります。

そういう人にはそう思わせておけばいい。

私は十字架を恥じない。
そう決めたので、
病気のことを積極的に言語化しています。

この「病気を言葉にする精神」を、
私は北海道浦河にある「べてるの家」から学びました。
彼らの「命がけの言語化」によって、
私は地獄から帰ってこられたという側面もありますから、
この記事というのは彼らへの恩返し(恩送り?)でもあります。

▼参考リンク:べてるの家の「非」援助論
http://amzn.asia/eV1zbK0

この本の「あとがき」に、
べてるの家の創始者の向谷地生良さんが、
こんなことを書いています。

〈この本は誰かを助けようという意図をもってつくられた本ではない。
もちろん誰かを批判したり、何かを改善しようと計らっているわけでもない。
それぞれがそれぞれの仕方で自分を語り継ぐという作業をしたにすぎない。
、、、(中略)、、、
この本に結論も結果もない。
すべては旅の途中なのである。
ただ願うとすれば、この本に綴られた言葉と出会うことを通じて
津々浦々に多くの語り部が生まれることである。
語ることを通じて、人と人とが新たなつながりを得ることである。〉

、、、私もまた当事者のひとりとして、
私の言葉を触媒として多くの語り部が生まれ、
人と人の新たなつながりが生まれることを願います。
私の話にもまた、「結論も結果も」ないですが。



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働いてみたい企業

2018.02.01 Thursday

+++vol.025 2017年8月8日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
今週は「カロリーハーフ」でお送りします。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼夏バテでしょうか?▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
これを書いているのは8月7日月曜日の午後ですが、
都内は相当に暑いです。

昨日の午後教会でワークショップを導いたからなのか、
先週の日曜日の戸田での奉仕の疲れがまだ残っているからか、
最近はわりと人と会って話す予定が増えてきているからか、
それともただシンプルに暑いからなのか、
もしくは急激な老化なのか、
あるいは上記のすべてなのか、
原因は定かではないですが、
とにかく脳が思うように働きません。

イメージとしては自動車のエンジンが、
オーバーヒートしているような感じで、
アクセルをべた踏みしても20キロぐらいしか出ない。
ラジエーター関係がイカれているようです。
病気のこともありましたし、
こういうときはあまり出力を上げないのが吉です。

、、、私は学んだのです。

なので、
私の「セコンド」である妻からのアドバイスも鑑み、
今週のメルマガは「超ライト」にしたいと思います。

きっとこの暑さの中、
高密度で濃密な大ボリュームのメルマガを読む、
というのは読む側にとっても書く側にとっても、
不幸なことだと判断しました笑。

今週は「カロリーハーフ」でお届けします。
「週替わりコーナー」と「Q&Aコーナー」は、
まことに勝手ながらお休みとさせていただきます。
ご容赦ください。


▼▼▼働いてみたい企業▼▼▼

、、、という良いわけめいた前置きの後、
今週も「質問カード」いきます。

では、引きます。
今週の質問はこれ。

▼今週の質問:
「能力があれば働いてみたい企業はありますか?」

、、、いい質問ですねぇ。
みなさんはいかがでしょう?

そもそも私は「能力」はあまりありませんので、
「能力があれば」という架空の条件設定はありがたいです。

わりとこういうことを考えるとき、
私は職種や企業イメージよりも、
「どこに住むことになるか」のほうを優先したりします。
あまり多数派ではないですが。

私の(架空の)職業選択の規準の優先順位は、
1.どこに住みたいか?
2.どんな人と一緒に働きたいか?
3.どんな内容の仕事をしたいか?
だったりします。

(じっさいは「0番」に、
 私の信仰と「召命(神の導き)」が加わりますので、
 それがいま私が東京に住んでいる唯一の理由です。
 この条件がなければ東京は住む場所としては、
 「考え得る最後の選択肢」です笑。)

、、、それを踏まえて早速、
思いつく中で、働いてみたい企業を、
挙げていきたいと思います。


1.六花亭(よつ葉乳業)

▼参考リンク:六花亭
http://www.rokkatei.co.jp/

言わずと知れた「六花亭」です。
私は大学時代の6年間を、北海道帯広で過ごしましたが、
六花亭は帯広に本社を構えるお菓子会社です。

十勝平野は甜菜(ビート)という砂糖の原料が沢山収穫され、
そして言わずもがなの、「酪農王国」ですから、
良質な牛乳、バター、チーズ、砂糖が豊富にあります。
その「地の利」を生かして作ったお菓子やケーキは、
道外出身者が度肝を抜かれる価格と品質です。

全国の人になじみが深いのは、
「マルセイバターサンド」でしょう。

▼参考画像:マルセイバターサンド
https://goo.gl/st9afA

、、、そう、あの、バターとレーズンが挟まった、
「おいしいやつ」です。

そう。
たしかにあれも美味しい。
マルセイバターサンド、大好きです。

しかし、北海道に住んでいない人々は、
六花亭のポテンシャルの半分も味わっていない、
と私は敢えて主張したいのです。

六花亭のお膝元である帯広には、
駅前に本店があり、近郊にもいくつかの大型店があります。
これらの店舗に行ったことがないという六花亭ファンは、
本当の六花亭ファンとは言えない、と私は思うのです。

北海道各地にある六花亭の大型店舗には、
飲食スペースがあります。
このタイプの店舗を北海道以外で展開するつもりはないと、
潔くも六花亭は名言しています(カッコいい!)。

、、、で、
この「イートイン」のメニューこそが、
六花亭の「本気」なのです。

ショーケースには、
ショートケーキやモンブラン、
チョコレートケーキや各種タルト、
そしてパフェやソフトクリームなど、
いわゆる町のケーキ屋さんにあるような、
ラインナップが並んでいるのですが、

その「価格と品質」がヤバイ。
東京で有に500円は超えるケーキが、
六花亭では200円台で買えます。
しかも東京のものよりもボリュームがあり、
そして味も美味しい。

当然です。
新鮮な乳製品を使っているのですから。

さらに、コーヒーはサービスで無料です。
マジか。

さらに、これは北海道在住の人でも、
知らない人が多いですが、
六花亭の一部店舗では、「ピザ」が食べられます。
この、六花亭のピザがマジで美味い。
薄いピザ生地に、もっちりとしたチーズが載っており、
バジルはあくまで香り高く新鮮です。
ハサミで切って食べます。

▼参考画像:六花亭のピザ
https://goo.gl/pM2dMs

「十勝スタンダード」では、
ピザのファーストチョイスはピザハットではなく六花亭、
セカンドチョイスはドミノピザではなく「10.4」です。
「10.4」に関してはマニアックすぎるので、
ここでは語らないことにします。

、、、六花亭の企業文化については、
すでに多くの書籍やメディアで紹介されているので、
皆さんもご存じかも知れませんが、
六花亭は、
「お菓子というのは、
人に夢や楽しさを与えるものなのだから、
社員が夢や楽しさを持っていないといけない。
だから社員は人生をしっかり楽しみ、
夢とワクワク感を持って生活して欲しい」
というポリシーをかかげていて、
社員の福利厚生や、
有休取得に非常に積極的に取り組んできています。

会社が積極的に社員に、
「休みを取って遊べ」と言う。
その「遊び」のなかに、人々に夢やワクワクを与える、
インスピレーションや活力が隠れているはずなのだから、、、
というわけです。

しかも、北海道に住める!

なんてすばらしい企業なのでしょう。
もう一度人生があったら、
六花亭の社員は「アリ」だなと思っています。

私は大学生のとき、
一定期間、本当に六花亭に、
就職することを考えた時期があります。

、、、ほぼ同じ理由で、これも北海道の乳製品製造業の、
「よつ葉乳業」への就職を考えたこともあります。
獣医師の募集は、食品衛生がらみで、
一定数ありますから、これらの企業への就職は、
いまでも0.5パーセントぐらい諦めていない、
というところがあります(笑)。

まぁ、40がらみの私にとってのこの手の妄想は、
オタクのおじさんが、
「まだアイドルとの結婚を諦めていない」
といってるのと同じぐらいの確立の低さですが。


、、、さて、5つ挙げたのですが、
ここで説明する脳の活力が枯渇しましたので、
2位から5位までは、説明は割愛し、
列挙するにとどめます。

2.十勝毎日新聞社(帯広)

3.キングジム(またはコクヨ)(東京都)

4.YKK(富山県)

5.琉球大学(沖縄県)

、、、という感じです。
説明が中途半端ですが、
以上!!

みなさんはどんな企業にでも就職できるとしたら、
どんな会社で働いてみたいですか?




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アーカイブブログ、オススメ記事

2018.01.25 Thursday

+++vol.024 2017年8月1日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
アーカイブブログ始動!
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼暑い日々、、、▼▼▼

メルマガ読者の皆さん、こんにちは。
私は暑いのがあまり得意ではないので、
先週は多少暑さが和らぎ体調が上向きました。

どちらかというと、
暑いより寒い方が得意です。
、、、というよりも「多湿」な気候が苦手です。

アリゾナの45度は耐えられるが、
名古屋の35度はキツい。
北海道のマイナス10度はいいけど、
東京のマイナス1度はキツい。
湿度は寒暖の不快度を倍増させる、
と私は常日頃から思っています。

ロジックを重視するという、
日本人には珍しい私の思考スタイルから考えても、
たぶん私の祖先には北欧かドイツの森の中か、
あるいはどこかの砂漠で暮していた人がいるのでは、
と思っています。


▼▼▼なぜ「無料メルマガ」か?▼▼▼

、、、さて本題です。
今週のオープニングトークは「お知らせ」を。

私が無料メルマガをしていることへの、
数多くあるツッコミや疑問のひとつとして、
「どうせ無料ならばどうしてブログの形で公開しないの?」
というのがあるかと思うのですが、
その理由は簡単です。

「メルマガというメディアの親密さ」を、
私は大事にしたいからです。

マスメディアの歴史はもう100年近くなりますので、
テレビはこういうメディア、
ラジオはこういうメディア、
新聞はこういうメディア、
雑誌はこういうメディア、、、
というふうに、キャラ分けが「確立」しています。

しかし、ネットというのは、
Windows95の発売から数えて、
まだ20年そこそこしか経っていない。
だから、
「自分はこんな情報発信(受信)をしたい」
という意図があったとして、
「それならYouTuberになるのが良いよ」
「ブログがいいよ」
「有料メルマガが良いよ」
「無料オンラインサロンが良いよ」
「SNSが良いよ」
「ニュースサイトが良いよ」
「ポッドキャストが良いよ」
、、、

という風に、無限にも思える選択肢があるのですが、
じつはまだ「キャラ」が定まっていない、
というか確定していないし定着していない。
だからみんな「手探り」でやっているというのが現状です。

私も9年ほど無料公開のブログを続けてみて、
、、、うん、私のやりたいことは、
むしろメルマガのほうが良い、
と思い、1年半ほど準備したあと、
今年の2月から無料メルマガを始めました。

多くの人に指摘されますが、
このメルマガは「そうしようと思えばお金を取れ」ます。
お金を払っても読みたい人がいる文章を、
私は毎回書いていると自負しています。

また、月額600円台の有料メルマガを私は複数、
じっさいにリサーチのために講読しましたが、
それらの「アベレージの品質」は余裕で超えています。
(自慢じみていたら恐縮です。
 、、、が、本当に。)

もちろん当メルマガのクオリティを遙かに超える、
600円台のメルマガも存在します。
毎週、すごい密度で、自分の足も金も使って取材し、
文字数もこのメルマガの3倍ぐらいの分量のものもあります。

、、それが600円ぐらいだったら、
ぼくのは30円。
30円だったら、銀行振込手数料のほうが高いから、
じゃあ無料でいいや、というのが私の考え方です。

あと、「良いアイディアは無料であるべき」という、
私のメンターのボブ・モフィット師の影響もあります。
彼は外国に行くと時々、
自分の書いた本が知らないところで翻訳されていて、
他国で売られていて驚くことがあると言っていました笑。
「買わないとそれを読めないんだよね笑」と。

しかし、
「世の中をよくするためのアイディアを、
私は神から無料でいただいたのだから、
それを無料で他者に分かち合うのは当然じゃないか」
というわけです。

私もまた、天からただでいただいたものを、
ただで他者に分かち合いたいと思っているので、
このメルマガは無料でやっていきます。



▼▼▼「試供品」としてのアーカイブブログ▼▼▼

、、、話しがそれました。
私は有料であれ無料であれ、
「メルマガが持つラジオにも似た親密さと双方向性」
を大切にしていますから、
ぜひ「登録して」読んで欲しいのです。

万人に公開されたものを閲覧するのではなく、
「あなたのパーソナルな受信箱」に届けられた、
「個人宛の手紙」として当メルマガを読んでいただきたい。
そう願っています。

もし毎週の記事をリアルタイムでブログで公開しますと、
「登録する」というインセンティブがなくなります。
だから、開始するときに、
「無料公開するのは6ヶ月前の記事だけ」
と決めました。

、、、で、2月のバックナンバーが、
「6ヶ月前」になりましたので、
順次それらを公開していきます。

さしあたり、2月分のメルマガを公開しました。
2月の時点で未登録だった人は、
まだ読んだことのない記事を、
2月から登録してくださっていた方は、
もういちど暇つぶしにでも(笑)、
読んでいただければ幸いです。

、、、あと、
「メルマガぜったい面白いのに、 
 周囲の人にどう面白いかを説明できない。」
という声も複数の方からいただいています。
「アーカイブブログ」は、
そのような方のための「試供品」としても、
お用いいただければ幸いです。
記事の最後にSNSのシェアボタンも、
ついていますので是非。

▼参考リンク:ブログ「陣内俊の読むラジオ」アーカイブス
http://blog.karashi.net/



▼▼▼いくつかのオススメ記事▼▼▼

公開した中からいくつか、
オススメ記事を紹介します。

▼オススメ記事:「桐島、部活やめるってよ」を語る
http://blog.karashi.net/?eid=160

これは、まだ一度しかやっていないコーナー、
「陣内俊のシネマ坊主」で取り上げた映画評です。

「桐島、部活やめるってよ」は、
ただの学園モノではありません。
実はこの映画は「現代の国際社会のメタファー」になっています。
アメリカが「モンロー主義」によって内向きに転回し、
「世界の警察を辞める」という流れは止らないでしょう。
アメリカはかつてのイギリスの辿った道をなぞっています。
「英国の落日」の再現であり、「帝国の衰退」です。

そのとき、「中心を失った世界はどのように動揺するか」
ということの思考実験としてこの映画は参考になります。
「ゲームのルール」が変わった「父なき世界」で、
生き残る強さとはどんなものなのか、
ということをこの映画は示唆してくれます。
「桐島、部活やめるってよ」は、
「アメリカ、覇権国やめるってよ」
という映画として鑑賞可能なのです。



▼オススメ記事:【Q】20代にしておくべきこと 他
http://blog.karashi.net/?eid=157

当メルマガの人気コーナー、
「Q&Aコーナー」のバックナンバーです。
ラジオネーム原付男さんの、
「20代にどんなことをしておけば良いのか」という質問、
それから、ラジオネームぷにすけさんの、
「オススメの学級文庫」という質問、
そしてMIDORIモモさんの、
「インマニュエル・トッドでお勧めの本は?」、
べんぞうさんの、
「本を章ごとに細切れで解説をしたりしないの?」
という、四つの質問にお答えしています。



▼オススメ記事:メルマガをはじめるにあたり、、、
http://blog.karashi.net/?eid=156

、、、先ほど話した内容と重複します。
なぜ、私がメルマガを始めたのか、
という所信表明の記事です。

ブログは「拡声器でのアジテーション演説」だとすると、
メルマガは「暖炉を囲んでの親密な対話」です。
今も私はそこを目指しています。
はじめてこのメルマガを読んでくださった方には言いたい。
「暖炉へようこそ」。
、、、あ、今は暑いか笑。



▼オススメ記事:本のエスプレッソショット「WORK SHIFT」
http://blog.karashi.net/?eid=154

、、、最近ご無沙汰の人気コーナー、
「本のエスプレッソショット」の第二段で紹介した、
リンダ・グラットンの「WORK SHIFT」の要約です。
一冊の本を5,000字〜10,000字で要約するというのは、
わりと骨が折れますが、自分のためになります。
最近これをやっていないのはただの私の怠慢です。
また気力があるときにはやりたいとは思っています。


、、、今後は基本、月一で公開していくことになると思いますので、
そのときにはこんな風に過去記事のリコメンドもしていきます。
お楽しみに!




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偏愛している洋服

2018.01.18 Thursday

+++vol.023 2017年7月25日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
洋服について、、、
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼偏愛している洋服▼▼▼

メルマガ読者の皆さま、こんにちは。
毎日暑いですね。
うだる暑さです。

「うだる」っていったい何なのでしょう?
、、、ともかく、質問カード、今週もいきます。
では、引きます。

▼質問:「偏愛している洋服は何かありますか?」

、、、皆さんは何かありますか?

私の場合、そうですねぇ。
けっこう沢山あって紹介しきれないぐらいですが、
さしあたって、今のシーズンを考えて、
「夏物」に限定して紹介します。


▼▼▼グラミチパンツ▼▼▼

まずはジーンズ。
もう4年ぐらい愛用している、
グラミチのジーンズです。

このジーンズは9,000円ぐらいします。
着るものの8割はgu、またはユニクロな私にとっては、
わりと高価な買い物ですが、その価値があります。

▼参考リンク:グラミチNNパンツ(デニム)
http://amzn.asia/6OsFXEN

グラミチというのは、創業者マイク・グラハムの、
ニックネームからとられたそうです。
この人はロッククライマーで、
自分が気に入るクライミングパンツがないから、
自分でつくっちゃおう、といって作ったのが、
この企業のことの起こりです。

パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードもクライマーで、
彼のビジネスもクライミング用のウェアや器具に不満を持っていて、
ガレージで自作したところから始まっています。

▼参考リンク:「社員をサーフィンに行かせよう」イヴォン・シュイナード
http://amzn.asia/fZSmWJ5


、、、で、このグラミチさんが作った、
グラミチパンツの何が優れているかというと、
クライミングのために邪魔なものをすべて排除したところ。
特に優れているのが、そのベルトと、
股下の所の縫い方「ガゼットクラッチ」です。

説明します。

岩山に登るクライミングで一番邪魔なのは、
「ベルト」です。
これが岩に引っかかったりすると非常に危険です。
なので、グラミチパンツはベルトが要りません。

▼参考画像:グラミチパンツのベルト
https://goo.gl/1ajY9b

こういう風に隠れたベルトが腰の所に這わせてあり、
それを前でスナップするだけでベルトになる。
長さ調節も簡単にできます。

私は出張が多いため、これはめちゃくちゃ便利です。
一泊か二泊なら、ベルトを持っていかなくて良いですから。
しかもクライミング用に柔らかいナイロンを使っているので、
長時間飛行機に乗ったりしてもお腹周りを圧迫しません。

、、、次に優れているのが、
「ガゼットクラッチ」という縫い方です。
クライミングでは180度に近い開脚をすることがありますから、
その動きに対応できるズボンを、マイク・グラハム氏は作りたかった。
それで「発明」されたのがこちらです。

▼参考画像:ガゼットクラッチ
https://goo.gl/dvq4BF

見ていただくとわかるように、
通常縫い合わされているだけの股のところに、
菱形の布を「組み込み」、足を閉じているときは、
それが「じゃばら」のように畳まれ、
開くと伸びる。

たったそれだけの仕掛けなのですが、
これを体験すると他のズボンがはけなくなる(大げさ)ほど、
快適で楽ちんです。
動きを邪魔する要素を徹底的にとっぱらった、
研究のうえに作られたグラミチパンツは、
日常生活でもやはり便利なのです。

山の上で便利なものは、
日常生活でも便利なのです。
冬のアウターの最良の選択肢は、
登山メーカーが作ったシェルだったりするのと同じです。

ファッション的にもこのジーンズは優れています。
グラミチのパンツのなかでも、
ニューナローパンツというラインは、
裾が細くなっていくテーパードの形をしているため、
体のラインをきれいに見せる効果があり、
上に何を着てもサマになる。
たいへん便利なアイテムです。

毎年GAPやユニクロで違うジーンズを買うより、
これを一本持っておいた方がコスパは良い、
と私は結論しました。



▼▼▼ヘインズ無地Tシャツ▼▼▼

グラミチで語りすぎましたから、
あとは駆け足でいきたいと思います。

次はTシャツ。
まずはヘインズの無地Tシャツですね。
とくに「Japan Fit」というラインが、
形がきれいでとても良いです。

▼参考リンク:ヘインズ「ジャパンフィット2枚組」
http://amzn.asia/377KWR0

2枚組で、安ければ2,000円台で変える、
何の変哲もないTシャツですが、
これが結構良い。

形がきれいだし、白Tシャツは清潔感があります。
ただし、下に色の薄いジーンズを履くと、
「尾崎豊」になりますので注意が必要です。

▼参考画像:尾崎豊
https://goo.gl/kR5MA9

下にはスラックス的なものを履くか、
黒のスキニージーンズなどを組み合わせるのが吉です。



▼▼▼Relax Tシャツ▼▼▼

これは去年の夏に札幌のビームスで、
衝動買いしたTシャツです。

▼参考画像:Relax Tシャツ
https://goo.gl/biVDzj

今年も絶賛ヘビロテ中です。
私は無地Tシャツかボーダー柄、
または小さくブランドロゴぐらいが好きですので、
Tシャツをプリントで選ぶ、
ということは少ないのですが、
これは、なんだか幸せな気分になるので買いました。

仕事には着ていけませんが笑。


▼▼▼チープカシオ▼▼▼

最後に、これはファッションではないのですが、
お気に入りの時計を。

もう、4年間ぐらいこれしかしてません。
そう、チープカシオ。

私は2本持っています。
黒とメタル。

▼参考リンク:チープカシオ、アナログ(黒)
http://amzn.asia/hZK3zdZ

▼参考リンク:チープカシオ、デジタル(メタル)
http://amzn.asia/0MIyJyB

調べながら驚きました。
私が買ったときの、値段が2倍になってます。
私は黒は980円、デジタルは1,100円で買いましたから。

チープカシオが流行りすぎたので、
需要供給曲線によって価格が上がったのでしょうか。

それでも安い。

電池がなくなると、
交換するより新品を買った方が安いという。

地球環境にとって良いことなのかどうか不安ですが、
やはり新品を買っちゃうよね、そりゃ。
電池は2年ぐらい持ちます。

使い捨てカメラの「写ルンです」は、
「レンズ付きフィルム」と呼ばれましたが、
チープカシオは、
「クォーツ付き電池」ですね笑。

とにかく軽いのと、
無くしたときの精神的ダメージが大きくないのが、
この時計の良いところです。

しかも有名人がしている100万円のロレックスと、
まったく同じ時刻を刻んでくれます笑。

、、、以上、私の偏愛アイテムのコーナーでした。
この話しは楽しいので、またいつかするかも。




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あと30センチ身長が高かったら?

2017.12.28 Thursday

+++vol.020 2017年7月4日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
祝!20号を迎えて、、、
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼20号、5ヶ月続けてみて、、、▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?

早いもので(?)このメルマガも、
20号を迎える事が出来ました。
このメルマガは週刊ですから、
20号というのは5ヶ月続いたということです。

まずまず続いたな、と思っています。

開始当初から、
「さしあたり6ヶ月続けてみて、
そのあとは継続するかどうか考える」
という、ブラック企業の試験雇用期間のような考え方で、
やってきたわけですが、とりあえず5ヶ月やりました。

1号につき少なくても2万字ぐらい書いていますから、
これまで最低でも40万字書いてきたということです。

新書一冊当たりの平均的な文字数は12〜15万字だそうですので、
私は5ヶ月で新書3冊分ぐらいの文章を、
「製造・出荷」したことになります。

私の脳を「文章を作る下町の町工場」と考えますと、
走り出しとしては悪くないのではないでしょうか。

毎回、月曜日にだいたい、
3〜5時間ぐらいかけて書いています。
「まとまった分量の文章を習慣的に書く」という、
自分への鍛錬として、
今のところこれ以上ないツールになっています。

一週間に一度情報を「アウト」することで、
「情報のフロー」のリズムも出来ますし。
ラジオのように、リスナー(読者)の皆様と、
交流も出来ますし。

良いことだらけです。


▼▼▼来週は「Q&A祭り」をやります!▼▼▼

それから、先週、
多くの方々から「ご質問」をいただきました。
ありがとうございます。

今週は月に一度のお楽しみ、
「先月観た映画」のコーナーがあるので、
質問はひとつだけお答えしますが、
来週は久しぶりに、ご好評をいただいている、
「Q&A祭り」をやります!

レギュラーコーナー、「先週読んだ本」以外の、
他のコーナーは「なし」にして、
答えられるだけ質問に答えまくります。

お楽しみに。

多分、あと数ヶ月ぐらいは、
お寄せいただいた質問には、
すべて答えられる体制が続くと思いますので、
今のうちにご質問をお寄せください。
(多少、お待ちいただくかもですが、それでも。)

読者数がこのまま増え続けると、
どこかの時点で、「全部には答えられない」
となると思いますので。


▼▼▼質問カード(短めの)▼▼▼

さて、オープニングの質問カードですが、
今週は、短めにお答えします。

、、、引きます。

▼質問:

あと30センチ身長が高かったら、
今と同じ人生を歩んでいましたか?
違うとしたら、何が違っていましたか?


、、なんちゅう角度からの質問なのでしょうか(笑)?
まぁ、自分で作ったのですが(笑)。

あと30センチ身長が高かったら、
私の身長は206センチです。

身長が206センチあったら、
さすがに周囲からの圧力によって、
何らかのスポーツをしていたんではないかと思われます笑。
わりと私は「いい人」だし、なおかつ軽薄なので。
おだてられたりしたら、やっちゃったりするので笑。

206センチというのは、
ゴールデンステート・ウォリアーズの、
ファイナルMVP選手、ケビン・デュラントと、
まったく同じ身長です。

▼参考画像:ケビン・デュラント
https://goo.gl/S7vTFd

バスケとか、「いるだけで有利」みたいになりますね。
スラムダンクでいう、山王工業の川田の弟みたいに。

私はさほど運動神経良くないですが、
200センチ超えだと、立ってるだけでリバウンド取れますから、
かなり楽しいでしょうね。

ゴール下のシュートを決めることと、
「3秒ルール」を守ることだけ考えてたら、
大分スター選手になれますね。

人生、変わるかも。

インカレとかに出場して、
バスケットボールマガジンとかに出て、、、
でも、そのあとは多分、普通に就職するかな。

あわよくば、「アイシン」みたいな、
バスケチームを持った企業に就職してるかも。
でも、いま39歳なのでもう現役は引退してると思うので、
そうしたら多分、社員として会社に残り、
「アイシン」で働いてるかな。

「やたらデカい係長」みたいな感じで、
巨体の中間管理職として、
人々に愛されながら暮しているのではないでしょうか。

車は軽自動車には乗れないので、
ワンボックスカーに乗ってるでしょうね。
あと、喫茶店とか入るのもちょっと辛いでしょうね。
「カランコロンカラン、、」と、中腰でドアをくぐると、
店内の全員が一度こっちを見る、、、っていうね笑。
飛行機のエコノミークラスも、辛いだろうなぁ、、、。

、、、

、、、

、、、

、、、なんだこの話しっ!!!

メルマガ史上最も無駄な十数行でした(笑)。
今日はこんな感じですみません。
来週から真面目にやります笑。




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「洋楽ベスト1」は?

2017.12.21 Thursday

+++vol.019 2017年6月27日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「オープニングトーク」
伊那にいます。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼伊那福音教会▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
私はいま、長野県伊那にて「夏期休暇」中です。

昨日(25日、日曜日)は、
伊那福音教会の礼拝にて、
メッセージの奉仕をさせていただきましたが、
それ以外の日は教会の敷地内にある、
「あどない館」という別館にて、
悠々自適に過ごさせていただいています。

なんと教会の車まで貸していただき、
休暇中、レンタカーを借り、
ホテルを取ったなら生じていた、
数万円の支出を浮かせていただいています。

後ほどのコーナー
「○○からの手紙」でもお話しますが、
先週の水曜日に伊那に来てから、
牧師の水野先生に、
「たいへん良くしていただいている」
という言葉では足りないほど、
良くしていただいています。

何とお礼を言っていいかわからない。
「竜宮城」かのような歓待を受け、
その愛に痛み入るばかりです。

▼参考リンク:伊那福音教会
http://jccj.info/localchurch_shinetu.php

、、、伊那のことと教会のことは、
後ほどの「伊那からの手紙」にゆずるとして、
今週も恒例の質問カード、やります。

最近、質問カードにおいて小さな技術革新がありました。
私の質問カードのデータを全部、Evernoteに入れ、
各質問に番号を振りました。

さらにタブレットに「ルーレット」という、
アプリを入れました。
人生ゲームのルーレットと同じで、
1〜10までの数字をランダムに選択してくれる。

一回目が「3」、
二回目が「10」だと、
「30番」という風に。

この二つを合わせると、
タブレットでいつでも「質問カード」が出来る。

質問カードの束を持ち歩かなくて良くなったため、
かなり便利です。



▼▼▼洋楽ベスト1▼▼▼

、、、というわけで、
今日の質問カードもルーレットで決めました。

今日の質問はこれ!

▼質問:「洋楽のベスト1を教えて下さい。」

、、、皆様はいかがでしょうか。

この話題で私は何人かの特定の友人となら、
かるく2〜3時間は語り合えるはずです。

私はJ-POPも聞きますし、
ジャズも聴きますが、
洋楽も聴きます。

この2、3年はJ-POPよりも、
洋楽の割合が増えたぐらいかもしれない。

J-POPって、作業BGMとしては不向きです。
歌詞に「ひっかかり」がありますから、
それに思考が「もって行かれちゃう」んですよね。

何か読み物や書き物をしていて、
たとえばウルフルズの「借金大王」の、
「貸した金返せや!
 早く金返せや!
 貸した金、はした金なんでしょ♪」
みたいなのが聞こえてくると、
思考が「金融関係にスライド」していくわけです笑。

西野カナの、
「会いたくて会いたくてふるえる♪」とか流れてきたら、
「マジでコイツ、気は確かなのか?」
と歌い手のことが心配になってくるのです笑。

洋楽だと、ある程度引っかかるフレーズはあるのですが、
ネイティブスピーカーじゃないから、
歌詞の文脈とか世界観は、聞き流している分には、
思考に影響を与えない。

純粋に「バックグラウンドの音楽=BGM」として聞ける。

、、、ちなみに、
この2ヶ月ぐらいは、
このメルマガを執筆するときのBGMは決めてあります。
それはThe Eaglesのベスト盤です。

▼参考リンク:「COMPLETE GREATEST HITS」The Eagles
http://amzn.asia/5VN6jdZ

これのDISC1をかけながら、
私は毎週メルマガを書いています。

このアルバムは名曲揃いで、
一曲目の「Take it easy」も軽快なカントリー調で良いですし、
なんといっても4曲目のバラード曲、
「Desperado」が最高です。

イーグルのベストアルバムは、
私の人生のなかで「2度目のブーム」です。
一度目のブームは私が高校2年生のときで、
そのときも「Take it easy」が大好きでした

、、、というより、
私の人生で一番最初に買った、
(のかTSUTAYAで借りたのか忘れましたが)
洋楽のアルバムは「イーグルス」だったのです。

イーグルスは歌詞に悪魔崇拝のメッセージを隠している、
というまことしやかなウワサもあり、
キリスト教徒になってからは一時期は敬遠していたのですが、
最近は「知ったことか」と開き直って聞いています笑。

そんなこと気にしてたら、
賛美歌以外、音楽なんて聴けなくなりますから。
そんなこと言ったら、
多くのJ-POPだって「恋愛賛美歌」であり、
(恋愛という)偶像崇拝ソングです。

音楽というのは、
「まぁそれはそれとして」楽しめば良いのです笑。

さすがに「デスメタル」とか、
アンチキリストを公言している、
マリリン・マンソンみたいのは「引きます」けど。



▼▼▼洋楽ベスト1▼▼▼

質問に戻り、
「洋楽ベスト1」ですが、
選べないですねこれは笑。

難しすぎる。
その日の天気や体調、
気分によっても変わってくると思うし。

代りに、「今日の洋楽ベスト1」になり得る候補としての、
私のいくつかのお気に入りの曲を紹介します。

▼「Stand by me」Ben.E.King
https://youtu.be/pHa4pvspCqc

言わずと知れたベン・E・キングの、
「スタンドバイミー」です。

これはかなりベストですね。
ちなみに私の「オールタイム映画ベスト1」も、
「スタンド・バイ・ミー」です。

あの映画は映画として「完璧」です。

何も足せない。

何も引けない。

「誰もがそうであった少年時代」の、
「誰もがそうありたいと思った友情」を描く。
それを滋養にして今まで生きてきた、
「現在オッサンの主人公」が、
振り返るという構図。

あの映画は人生賛歌である同時に、
「純粋な少年の心の喪失」の物語でもある。

かの映画を名作たらしめているのは、
スティーブン・キングの原作の力と、
このテーマ曲です。

「君の名は」におけるRAD WIMPSの「前前前世」だとか、
「アルマゲドン」における、
エアロスミスの「I dont wanna miss a thing」のような、
その映画のアイデンティティとなるような、
映画音楽というのがあります。

映画の「添え物」としてではなく、
その曲がなければその映画じゃなくなってしまう。
そういった曲が。

そういった曲の最たるものが、
この「スタンド・バイ・ミー」でしょう。
これはもう、奇跡の組み合わせです。

これに匹敵する映像と音楽の組み合わせは、
世界にただ一つしかありません。

、、、そうです。

あれです。

「北の国から」と、
さだまさしの「遙かなる大地より」だけです。


▼「All you need is love」Beatles
https://www.youtube.com/watch?v=dsxtImDVMig

ビートルズの曲の中では、
私はこれが一番好きです。

曲の出だしの「どあたま」で、
フランスの国歌である、
「ラ・マルセイエーズ」をサンプリングするとか、
めちゃくちゃオシャレじゃないですか?


▼「To Know You」John Thurlow
https://youtu.be/VOqD5w9zMDs

ワーシップソング作者の、
ジョン・サーロウについては、
2年ぐらい前に知人に教えていただきました。

それからわりと良く聞いています。
一番好きなのがこの曲です。

白紙とペンを手に、
静まって神さまから「聞く」という祈り方を、
私はときどきしますが、そのときのBGMは、
わりとこれを流すことが多いです。
エンドレスリピートできます。


▼「Angel」Jack Johnson
https://youtu.be/U9wu-lAQBHw

ジャック・ジョンソンのアルバムは、
ほぼすべて携帯音楽プレーヤーに入れていますが、
この曲が私は一番好きです。

鬱病で療養中、音楽が神経に障って、
なかなか聞けなかったのですが、
この曲だけはベルベットのように優しく、
極上の毛筆でいたんだ神経をなでてくれるように感じ、
ずーっとエンドレスリピートしていた時期があります。

妻もジャックジョンソンではこれが一番好き、
と言っています。
音楽の趣味が似ているのです。


▼「Whatever」Oasis
https://youtu.be/EHfx9LXzxpw

オアシスは高校生時代に、
弟と一緒によく聞いていました。
その中でも随一の名曲はこれでしょう。

ブリティッシュロックの良い部分が全部出ている。
素晴らしいの一言です。
めちゃカッコいいです。


▼「Blowin' in The Wind」Bob Dylan
https://youtu.be/3l4nVByCL44

これは外せないですね。
歌詞も素晴らしい。
「答えは風の中」。

ボブ・ディランはノーベル文学賞を受賞しましたが、
彼はそれに値する。
現代の偉大な詩人のひとりだと思います。

目に見える世の中の変化の前に、
目に見えない世界を変えるのはいつも、
「哲学者」であり「宗教家」であり「詩人」です。

彼の音楽のインスピレーションが、
もっともわかりやすく世界を変えたのは、
彼の熱烈なファンであるスティーブ・ジョブズの反骨精神と、
その果実である「スマートフォン」を通してでしょう。

、、、他にもあるかもですが、
今日はこんなところです。
あとは、ノラ・ジョーンズとか、
初期のテイラー・スウィフトとかも良く聞いています。

皆さんの今日の「洋楽ベスト1」は何ですか?





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飛行機で12時間、何をしますか?

2017.12.14 Thursday

+++vol.018 2017年6月20日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「オープニングトーク」
質問カード「飛行機で12時間、何をしますか?」
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼ストックとフロー▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
読者の皆様の宣伝活動が功を奏して、
徐々に読者の輪が拡がりつつあります。

だいたい1週間で5人ぐらい、新規登録者があります。
このぐらいのペースが私には良い感じです。

一気に100人増えると、
「何か特別なことを書かなきゃいけないのでは、、」と、
気負ってしまいますからね(笑)。

、、、さて、
今日も「質問カード」からです。

先週のメルマガは久しぶりに短く、
2万字程度でした。

Q&Aコーナーと、
「週替わりコーナー」はお休み。

メルマガを開始した当初の分量に戻りました。
あのぐらいが読む人にとっても負担なく良いのでは、、、
と思います。

しかし事はそんなに単純ではなくて、
あの量だと今度は習慣として続けるのが難しかったりする。
毎日10分のウォーキングするよりも、
毎日40分ウォーキングする方が、
かえって続けやすかったりすることってありますが、
それと似ています。

「この分量」だから書き続けられる、
というのもある。

情報は「ストック」というよりも「フロー」なので、
自分の中に貯めておいた情報を、引き出しを空けて、
このメルマガに一つずつ、
「卸して」していくというものとは違う。

少なくとも私にとっての情報のアウトプットは、
むしろ「川の流れ」のようなもので、
自分を通過する情報を「出す」ことで、
逆に新しい情報が流入してきます。

かくして「情報の財務諸表」のバランスが、
100入れて、90出す、みたいな感じの時が、
私にとっては一番良いみたいです。
水が濁らない。

川でいうところの「流量」「流速」ですね。

メルマガはその「フロー」を回すための、
「水車」のような役割に近いです。



▼▼▼2冊の本▼▼▼

さて、今日も「質問カード」からはじめます。
先日は「マサラの話し」を、
熱を帯びてしすぎてしまいました笑。

反省しています。

今日のカードはこれ。

▼質問:
「飛行機で12時間。
 何をして過ごす?」

、、、皆様はいかがですか?

12時間のフライトというのは、
だいたい日本からアメリカの西海岸とかに行くときが、
そのぐらいですね。

私が最後に12時間以上のフライトをしたのは、
いつだろう?

昨年はウクライナに行きましたが、
たしか9時間ぐらい?
を乗り継いで、という感じでした。

2013年の春に、DNAフォーラムという、
所属するNGO(FVI)のあつまりがブラジルの、
ベルオリゾンテという都市でありまして、
そのときはかなり長いフライトでした。

まずサンフランシスコまで12時間ほどかけて行き、
サンフランシスコからサンパウロまで11時間ぐらい。
さらにサンパウロから4時間ぐらいかけてベルオリゾンテ、
という感じで、トランジットを含めると40時間近くかかった。

ああいう移動というのは、
体力をごっそり削られますね。

特にあのころは病気の予兆が出始めていたころなので、
ずっと疲れていた、という記憶だけがあり、
正直向こうで何したかとかに関して、
蜃気楼のような記憶しか残っていません。

しかし、そのときの約12時間×2回のフライトで、
したことはハッキリと覚えています。

行きは本を読みました。
そして、帰りも本を読みました。

行きに読んだ本も、
帰りに読んだ本も覚えています。

行きに読んだ本は、
鈴木健の「なめらかな社会とその敵」、
帰りに機内で読んだ本は村上春樹の、
「約束された場所で」です。

内容もかなり正確に覚えています。

▼参考リンク「なめらかな社会とその敵」鈴木健
http://amzn.asia/8SGXG5a

▼参考リンク「約束された場所で」村上春樹
http://amzn.asia/5mvjoYF



▼▼▼読書にとっての理想環境▼▼▼

以前「Q&Aコーナー」で書いたことがあるのですが、
旅をするときに持っていくものとして、
私の場合は下着や歯ブラシの次ぐらいに「書籍」が来ます。

「カメラを忘れても本は忘れるな」と言いたい。

なぜか。
理由はふたつあります。

ひとつめは、長時間の移動、特に飛行機は、
ある種の「監禁状態」なので、
普段なら集中力が持続せず読めないような本が読めるからです。

私は数年前から長時間飛行機に乗ると分かっているときは、
必ず「ハードカバーの歯ごたえある本」を、
機内に持ち込むようにしています。

古典だったり学術書だったり、
「これは勉強のために読んでおきたいなぁ」と思って、
1年前に買ったけれど、まだ1ページも読めてない、
みたいな本は誰しも一冊や二冊はあるのではないでしょうか。

理由がありまして、
そのような「歯ごたえある本」というのは、
読むのに一定の努力が必要ですから、
普段生活の忙しさに消耗した体では、
なかなか手が伸びないのです。

一日働き、へとへとになった脳で、
「さてと、、、じゃ、資本論でも読むか、、」
みたいな人はあまり多くはありません。
その人は脳がムキムキマッチョな人です。

脳を筋力で喩えた場合その人は、
松本人志やハルク・ホーガンみたいな筋肉を、
生まれながらに持った人なので、
あまり一般化しない方が良い。

作家の佐藤優さんなんかは、
彼の書いたものを読むとどうもそんな感じですね。
彼は高校生のころから一日の睡眠時間は3時間で、
常時20本ぐらいの締め切り原稿を抱える売れっ子作家でありながら、
毎日3時間〜4時間の勉強時間を捻出し、
そこではチェコ語とかドイツ語で一次資料を読み込んでいる。

「変態」です。

一般人はそれを目指さない方が良い。
本気であれを目指すと、
最後には薬物に手を出すことになりますから笑。

危険な誘惑です。

私の脳などは、筋肉のメタファーで言うなら、
カラテカの矢部とか、アンガールズの田中ぐらいしかないです。
非常にすぐ疲れますし、ちょっと「出力を上げる」と、
乾燥したかんぴょうのように「くたって」しまう。
また「脳の燃費」も非常に悪く「ロングスリーパー」なので、
毎日8時間寝ないと翌日の判断力が下がります。
(私の理想的な睡眠時間は9時間です。)

だから、
「買ったけれど脳に余剰エネルギーがないために読めてない本」
というのは人並み以上にたくさんあります。

今ざっと部屋を見渡しても、
5〜10年以内に買ったそのような「文鎮化した本」が、
10冊以上あるわけです。

それらは神学書だったり哲学書だったり古典だったりしますが、
私の知性の「円環」のミッシングリンクを埋める上で、
非常に重要な「パズルのピース」なわけです。

そういった「つけもの本」を読む最高のチャンスが、
「長時間の飛行機移動」です。

そこではある種の軟禁状態になりますから、
そこにごっつい本を持っておく。
機内サービスも基本的には断り、
映画などには目もくれず、
読書灯を点け、座席のテーブルをおろし、
そこにハードカバーの本を「どん」と置く。

そして10時間、読み続ける。

昔「ドラゴンボール」で、
フリーザを倒すために悟空がナメック星に向かう道中、
カプセルみたいな「重力10倍の宇宙船」で修行をしました。
ナメック星に降り立った悟空はいちだんと強くなっており、
クリリンの死を契機として「覚醒」し、
スーパーサイヤ人になります。

▼参考リンク:「ドラゴンボール完全版 20巻」
http://amzn.asia/eLWBd5u

飛行機の長時間の移動を終えた私は、
そのときの「悟空」のように、
一冊の「古典」を読み終えている。

そういった「知的なマスターピース」というのは、
確実に後の人生の役に立ちます。

囲碁で「致命的に大切な石」というのがあるように、
ある分野で金字塔とされているような著作というのは、
その後の人生の「知的営為」において、
非常に大切な役割を果たします。

それがあるかどうかで、
その人の知的営為がそこで頭打ちになるか、
それともその先の高みに進めるか、
という違いをもたらす。

それはただの自己満足ではありません。
じっさいに、現実の世界で、「役に立つ」のです。

比喩的な意味で「クリリンの死」のような出来事が、
人生には起こります。

自分の病気や事故や怪我かもしれないし、
友人や家族の死かもしれない。
倒産かもしれないし、解雇かもしれない。

そういったときに、
「いつかどこかで読んだ知的なマスターピース」は、
あなたを「覚醒」に導きます。

本当に。

「教養は役に立たない」と切り捨てる、
「自称」現実主義者がいますが、
その人は本当は、現実主義者ですらありません。
教養を軽視する態度で生きている人は、
現実においても、たいした力を発揮できませんから。

話しがそれました。

飛行機というのは「読書」にとって理想環境だ、
というのがここで言いたかった事です。



▼▼▼機内の読書とKindle▼▼▼

、、、旅行に書籍を持っていった方が良いという、
理由のふたつめは、
「旅先で読んだ本は記憶に焼き付く」からです。

先ほどブラジルへの往復の飛行機で読んだ本を、
私は二冊挙げましたが、
当時私はまだEvernoteを使っておらず、
したがってデジタルな読書ログを付けていない。

なので、どの時期に何の本を読んだか、
というのは完全に脳内の記憶によるしかない。

多分その年に読んだ本で、
タイトルを思い出せるのは読んだすべての本のうち、
10分の1にも満たないはずです。

当時で私は年間100〜200冊ほど読んでいましたが、
タイトルを記憶の中から引っ張り出せるほど、
印象的な本というのは10冊以下ですから。

そのなかの実に2冊が、
機内で読んだ本なのです。

これも以前、「Q&Aコーナー」で語りましたが、
「なぜか」は分かりませんが、
旅先で読んだ本というのは記憶に焼き付くのです。

トータルの情報量は「増えている」はずなのです。
普段の読書と比べて雑音も多いし、
風景や会話などの「情報」が加わるわけですから。

それなのに旅先で読んだ本のほうが、
圧倒的に定着率が高いのです。

これは「飛行機で本を読まない手はない」ですね。

特にKindleを買ってからは、
飛行機に乗る前の入国審査や出国審査などの、
地獄のような行列すらけっこう快適になりました。

Kindleは本当に、
スマホゲームをするぐらいの感じで本を読めますから、
片手でさっさっとKindleをめくりながら、
この前はフィリピンのマニラの税関で、
「サピエンス全史」という大作の3章ぐらい読めました。
行き帰りの行列を合わせれば、
多分、半分以上読めてしまっている。

これほど効率的な時間の使い方はありません。

イライラしないし。

なんだったら、
「もうちょっとで第5章読み終わるから、
あとすこし行列長くてもいいよ」
と思うぐらい笑。

精神衛生上、非常によろしい。



▼▼▼愛用しているBoseのヘッドフォン▼▼▼

、、、で、いつもそうなのですが、
質問なんだっけ笑?

そう、「飛行機で12時間、何をしますか?」ですね。

私の答えは、「読書」です。

しかし離着陸のときは手もとも揺れますし集中できませんから、
そのときは「ぼーっ」っとしています。

気圧の関係でちょっと頭がぼやっとしますから、
それを利用して、人生について振り返ったり、
これからどうしていこうかな、、、みたいなことを、
ふと考えたりします。

あと、私は5、6時間なら持っていきませんが、
10時間以上のときは必ず持っていくものがあり、
それはBoseのQuiet Comfort15という、
ノイズキャンセリングヘッドフォンです。

▼参考写真:Bose Quiet Comfort15
http://www.kss08.com/headphone/goods_image/A236_Z1.jpg

私の弟は仕事で10年ほどアメリカに住んでいまして、
昨年、日本に帰国しました。

当時、年に何度か繰り返す日米往復の飛行機を、
どのように快適に過ごすか、ということを、
彼はいつも苦慮していました。

、、、弟は空気で膨らますマクラや、アイマスクや、
アメリカのドラッグストアで売っている強めの睡眠薬を駆使し、
長時間の移動のストレスと時差ボケを対策していました。

あるとき弟が、
「これを見つけてから長時間の飛行機がずいぶん楽になった」
と教えてくれたのが、
このボーズのノイズキャンセリングヘッドフォンでした。

弟の「持論」によりますと、
飛行機がもたらす「疲労」の大きなものは、
あの「爆音」にあるのではないか、というのです。

(私も弟も「持論」が多いです。
 多分そういう家系なのでしょう笑。)

隣の人の声すら聞こえづらい、
「轟音」が、じつはジャンボジェット機にはある。
それがかなり神経をすり減らしているのではないか。

弟はノイズキャンセリングヘッドフォンで、
音楽を聴かなくても、ノイズをキャンセルして過ごすだけで、
かなり飛行機の移動が楽になった、と教えてくれました。
「移動後の疲労度が全然ちがう」と。

それに影響されて、私も買いました。
たしかアメリカのアウトレットでしたので、比較的安く、
日本で買うのの3分の2ぐらいの価格で買えました。

あれから8年ほどの歳月が経っていますが、
私のヘッドフォンはまだ現役です。
イヤーピースを一度交換しましたが、
まだまだ元気に動いている。

かなり長い移動のときはこれを手荷物に入れ、
飛行機ではノイズキャンセリングをオンにし、
静かな音楽をかけながら、本を読みます。

眠たくなったら、ノイズキャンセリングをして、
録音しておいたお笑いラジオを聞きます。
そうするとすこぶる快適に入眠できます。

私の飛行機ライフは、
そんな感じです。

、、、読者の皆さんの飛行機での時間の過ごし方は、
どうですか?

何かユニークな過ごし方があれば、
是非教えて下さい。





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2008年インドへの旅

2017.12.07 Thursday

+++vol.017 2017年6月13日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「オープニングトーク」
世界の食べ物の話し
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼今週も質問カードです▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。

季節の変わり目ですね。
風邪など引かれていないでしょうか。
お身体には十分気をつけてお過ごしください。

今週は都合により、
いつもより短め(2万文字ジャストぐらい)です。
最近文字数が増えすぎ傾向にあったので、
元に戻っただけなのですが。

なので、いつも二分割送信してますが、
今週は1通のみの送信となります。
「週替わりコーナー」と、
「Q&Aコーナー」は今日はお休み。
質問コーナーの質問があまり届いていないのもあり。
これは「休め」という合図かな、と思いまして。

、、、さて。

今週もオープニングは「質問カード」です。

、、、では、引きます。
「質問カードver.7」から。

、、、はい。

今日の質問はこれです。

「日本食以外の外国料理を、
 今後3年間食べ続けなければならないとしたら、
 どこの国の料理を選びますか?」

皆さんはいかがでしょうか?
自分だったらどうだろう?
と考えながらお読みくだされば幸いです。



▼▼▼2008年インドへの旅▼▼▼

この質問はねぇ。
どうなんだろう。

自分で質問を作っておきながらアレですが(笑)、
そもそも1週間以上、
その国の料理を食べ続けたような「国」というのは、
数で言うと10もない気がします。

たいていの人は。

私もまた「たいていの人」のひとりなので、
世界に200カ国ある国々の料理なんて、
とてもではないけれど網羅できません。

ただ、ひとつ言えるのは、
インドでないことは確かですね。

私は2008年に、援助団体の研修で、
4ヶ月インドに滞在したことがあります。

「インドと言えばカレー!」なのですが、
私はその「カレー度合い」を舐めていたのです。

完全に。

私が考えていた以上にインドはカレーだったのです。
「カリアー・ザン・アイ・ソウト
 (Currier than I thought.)」
だったのです。

文法的には正しくないですが。

朝ご飯はカレー、
昼ご飯はカレー、
夜ご飯はカレーです。

おやつは?

もちろんカレー味です。

「すしまみれ」という、
挑発的な名前の寿司チェーンが日本にはありますが、
インドは「カレーまみれ」だったのです。

そもそもインドの人々にとって「カレー」というのは、
「料理」とほぼ同義語です。
私たちが「カレー」として認識している味というのは、
じつは彼らの「料理」の一部にすぎず、
それを「マサラ」と言います。

あらゆる料理に「マサラ」が入っているため、
日本人がインドの料理を食べると、
「カレー味」と認識するわけです。

「マサラ」は日本食で言うと「出汁(だし)」です。
いや、それ以上にベーシックな調味料です。
99%の料理に「マサラ」が入っている。

インド人は「マサラ」が入っていない物を、
「食べ物」と認識しないのではないかというぐらい、
「マサラ」はあらゆる「口に入る物」に入っています。

私は「食」に対しては、かなり「リベラル」なほうです。
保守的に「日本食じゃなきゃ嫌だ」と思いませんし、
海外に長期間滞在するときも、日本食を持っていきません。

小さい頃にアメリカに住んでいたので、
おそらく「味覚の許容度」が
そのときに増したのだと思います。

しかしそんな私ですら、
3食「(日本人の考える)カレー」を食べ続けると、
さすがに1ヶ月目ぐらいで思うわけです。

「カレー飽きたなぁ」と。



▼▼▼マクドナルドとセブン・イレブン▼▼▼

、、、で、私はデリーにマクドナルドを見つけました。
「やった、カレーじゃないものを食べられる!」

私はマクドナルドに急ぎました。

メニューを見て驚愕です。
日本で言う「ハンバーガー」がない。

あるのは「マサラマック」という、
名前からしてカレー臭のするハンバーガー。

「いや、諦めるのはまだ早い」と、
メニューの下の方を見るとあるではありませんか。

「ブリトー」が。
ちなみにブリトーとは、メキシコ料理で、
やわらかいタコス生地みたいなやつに、
豆と肉とレタスを挟んだ食べ物です。

よし、これにしよう。

名前を見てびびるのです。
「マサラブリトー」。

将棋でいう「詰み」ですね。
私は諦めてマサラマックを食べました。
バンズのあいだにカレー味の肉が挟まった食べ物ですね。

その数日後、私はデリー市内の宿泊場所から徒歩5分に、
緑と赤の見慣れた看板を見つけました。
そう、「セブン・イレブン」です。

やった、ここになら、
「カレーならざるもの」があるはずだ、
と私は意気揚々とセブン・イレブンに入りました。

インドの社会も変化が激しいので、
いまはどうなのか不明ですが、
2008年の時点ではセブン・イレブンは、
インドでは「高所得者」のもので、
庶民が入る場所ではありませんでした。

ですから、日本のコンビニと変わらない敷地の小さな建物の、
入り口の前に、ライフルを持った警備員が二人立っている。

「カレーじゃないものが喰える、もうすぐで、、」
と、内心うきうきしている私は、
外国人風を吹かせながら、
ライフル警備員に「ナマスティーっす」と、
ナメた挨拶をして店内にはいりました。

下痢気味*の腹をかかえ、
「強烈なエアコンに刺激され便意が訪れぬよう」、
神に祈りながら、、、。
(*インドにいた4ヶ月の私のお腹の具合は二種類しかありません。
 「下痢」か、もしくは「重い下痢」です。)

、、、セブン・イレブンで私は、
日本でも見慣れた三角形をしたミックスサンドと、
日清カップヌードル(やったぜ!)と、
なんかよく分からないけど黄色いパッケージの、
スナック菓子を買いました。

スキップする衝動を抑えつつ、
私は自分の滞在する部屋に戻り、
まずはサンドウィッチをあけて食べました。

、、、うん、美味い。

美味いぞ、ツナとレタスが良い感じだ!

、、、「孤独のグルメ」かのように、
脳内食レポをしながら私はサンドウィッチを、
夢中で食べました。

、、、3口目ぐらいで気付きました。

、、、そう、マサラの香りに。
、、、そのツナには、
しっかりとマサラの香りが付与されていたのです。

マジか。
マサラサンドウィッチ。

マックの二の舞じゃねぇかよ!

、、、しかし。

私は強気です。

なんせ、こっちには日清カップヌードルがあるわけですから。
日清です、日清。

日本が世界に誇る、
日清、カップヌードルがあるのです。

Nissin(しつこい)。

日本の発泡スチロール的な素材とは違い、
インドのそれは、薄っぺらいプラスチック製で、
アメリカのドーナツ屋の煮詰まったコーヒーが入っていそうな、
持つと手が異常に熱くなる、そんな感じの素材です。

、、、で、パッケージ横に、
二つ折りになったプラスチック製のフォークが入っている。
伸ばしても人差し指ぐらいの長さしかない。

食べていると時々、二つに折れる。

でも大丈夫。

なんたって、日清なのだから。

赤と緑の色があったので、両方買ってあります。

私はまず赤を空け、
お湯を注ぎ、3分間待ちました。

、、、一口食べた私は、
遠い目をして思いました。

「うん、カレーだね。」

サッカーワールドカップグループ予選で、
1敗・1引き分け、現在グループ3位の日本代表が、
最終戦の前半を終えて2-1で負けてるときのような、
「崖っぷち」の気持ちで、
予測される陰鬱な未来を振り払うようにして、
私は思いました。

、、、いや、まだ「緑」がある。

日清の「赤」はダメだった。
いや、マサラだった。
しかしまだ「緑」が残っている。

一縷の望みを緑に託し、
私はお湯を注ぎました。

3分待って食べました。

赤はカレーでしたが、
本格カレーという感じで、
日本の日清カップヌードルの「カレー」に、
さらにエッジを効かせたような味でした。

「緑」は何だったか?

それは「赤」にさらにエッジを効かせた、
スーパー激辛カレー味でした。

マジかよ。

これはもう、日清が優秀すぎるのです。
顧客のことを考えすぎているのです。
私は三四郎の小宮バリに思いました。

「日清、もっとダメな企業であれ!!」と。
「顧客のニーズに鈍感な企業であれ!!」
「日本を貫く駄目な企業であれー!!」と。

、、、あ、もうひとつありましたね。
うん、あの謎のスナック。

、、、何味だったか?

うん、カレー味です。

このマック、セブン事件を機に、
私は「やぶれかぶれ」といいますか、
あきらめの境地に達しまして、
「インドにカレーじゃないものを求める」
ことをやめました。

きっと釈迦がインド北部の菩提樹の木の下で、
「生老病死を、あるがままに受け容れる」という、
悟りを開いたときというのは、こんな気持ちだったのでしょう。

私はインドの食の在り方を、
あるがままに受け容れるという境地に達したのです。
抵抗するから苦しくなるのです。
ボンノウを無くして、カレーを受け容れれば良い。
そうすれば楽になる、と。



▼▼▼ノー・マサラ・ノー・ライフ▼▼▼

それ以来、インドのカフェでも、
レストランでも、屋台でも、
チャイニーズレストランでも、
あらゆる場所で「マサラ」が出されても、
私は一向に動じません。

「人生とは苦しいものなのだよ」と悟った釈迦と一緒で、
私は思うのです。
「食べ物とはマサラなものなのだよ」。

私の友人のインド人がいみじくもこう言いました。
インドでは「ノー・マサラ・ノー・ライフ」なんだ、と。

同じ友人がこうも言いました。

「インドというのは、
 世界で最も食べ物の多様性が豊かな国なんだ」

「気は確かか!?」
と私はそれを聴いて思いましたが、
後でその意味が分かってきました。

冒頭で申し上げたように、
インドの料理にとっての「マサラ」は、
日本の料理にとっての「出汁(だし)」です。

出汁は、うどんにも入っていますし、
肉じゃがにも入っていますし、
コロッケに出汁を入れる人もいます。
てんつゆにも出汁が入っていますし、
魚の煮付けにも出汁がはいっている。

しかし、日本人のだれひとりとして、
うどんと肉じゃがとコロッケを同じ味と認識しませんし、
てんぷらと魚の煮付けが同じ料理だと思ってはいません。

インド人にとっての「マサラ」も同じで、
彼らはあらゆる料理にマサラを入れます。
しかし、それをほうれん草に入れて炒めた場合と、
チキンに入れて煮込んだ場合と、
ジャガイモと和えた場合とでは、
まったく違う料理になるのです。

しかし、日本人にはそれらは
「いろんなカレー」と認識されます。

エスキモーには「雪」を表わす52の言葉があるそうですが、
日本人にとってそれは「雪」です。
差はあっても「みぞれ」「ぼたん雪」「粉雪」ぐらいです。

つまり日本人にとって、
雪は3種類しか降らない。

しかしエスキモーにとっては、
52種類の雪が降って見えている。

これと同じで、日本人が「カレー」という語彙でしか表せない、
1000種類ぐらいの料理を、インドの人は味わいわけている。
だから「インドは食の多様性が世界一」というのは、
彼らにとってはまぎれもない真実なのです。



▼▼▼世界の料理▼▼▼

、、、で、今日の質問の内容って、何でしたっけ笑?

「あなたがカレーに包まれていると思った瞬間は?」
でしたっけ?

いや、違う。

「日本食以外の外国料理を、
 今後3年間食べ続けなければならないとしたら、
 どこの国の料理を選びますか?」

ですね。

読者の皆様も、質問を忘れていたのではないでしょうか。
ずいぶん遠くまで話しがそれたものです。

この質問に対する答えですが、
先ほども言いましたが、
私は食に対しては「わりとリベラル」ですので、
けっこういろんな国で3年ぐらいなら対応可能だと思います。

アメリカは全然いけます。
ピザ、ハンバーガー、ミートパイ、タコベル、
、、、いいじゃないですか。

太らないように気をつけるのが大変そうですが。

韓国も多分イケますね。
韓国が優秀なのは、「箸休め」が沢山用意されているところです。
味の強いものが多いようで、「キンパ」という、
あっさりとした巻き寿司のようなものがあったり、
冷麺があったりして、緩急をつけられる。
あと、韓国料理の「キモ」はもちろん唐辛子なのですが、
もうひとつの「隠れメインボーカル」がいまして、
それは「ごま油」です。
私は無類の「ごま油好き」なので、
韓国料理は対応可能です。

台湾だとか香港もイケそうです。
これも同じ理由で。
いかにも中華風のぎっとぎとのものもありますが、
朝のお粥とか、あっさりした塩ラーメン的なやつがあり、
そういう味の緩急がつけられるので多分対応できます。
、、、あと、香港も台湾もタイもベトナムも、
東アジアの料理というのは基本的に「美味い」です。

あとは何だろう?

先日フィリピンに行きましたが、
フィリピンは6ヶ月ぐらいで音を上げるかもしれない。
とても美味しいのですが、けっこう「重め」なんですよね。
「パンシット」という、焼きビーフン的なやつがあって、
あれが重要な役割を担いそうです。
沖縄の「コウレイグースー」みたいな辛い液と、
ライムを搾って食べるのですが、あれは良い。
困ったときはあれに逃げられるので、1年ぐらいは持つかも。

アフリカ関係は未知数ですね。

2009年に私はエチオピアに2ヶ月いましたが、
主食の「インジェラ」は相当にクセが強い料理で、
「慣れる」前に帰ってきてしまった。

ガーナも数週間いたことがありますが、
けっこう匂いの強いものを、
さらに匂いの強いスパイスでごまかす、
みたいな「ストロングスタイル」の料理で、
力業が目立ちます。

3年間耐えられるかどうか、
追い込まれればもちろん食べるのでしょうが、
けっこう精神的にはキツいものがありそうです。

イタリアやスペインやフランスやドイツは、
行ったことないけど、
多分美味しいんだろうなぁ、
と単純に憧れています。

パスタやパエリアやソーセージやパンやスイーツや、、。
彼らは(特に南欧は)「食べる」ということに貪欲で、
人生を謳歌して楽しむという気風がありますから、
総合的な「食」というものは、
日本以上に豊かなイメージがあります。

品数や味の問題だけではなく、
愛する人と、良い景色を見ながら、
美味しいお酒を飲みながら、
ゆっくりと時間をかけて食べる、みたいな。

働くためのエネルギーチャージみたいな、
ガソリンスタンド的な食事ではなく、
「人生を楽しむために我々は食べているのだ」
という、「人生賛歌としての食事」というか。

アメリカや日本にはない感じです。

じっさい行ったことないので、
本で読んだりテレビで見たりした、
「耳学問」的な知識でしかないですが。

、、、いろいろ話しましたが、
今日のオープニングトークはここまで。

ほぼ「マサラの話し」になってしましました。

みなさんは3年間日本食以外で、
サバイブしなければならないとしたら、
どこの国の料理を選びますか?



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カフェを開くとしたら、、、

2017.11.30 Thursday

+++vol.016 2017年6月6日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「オープニングトーク」
今週は久しぶりの「質問カード」です。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼ホームブリューメルマガ▼▼▼

メルマガ読者の皆さま、こんにちは。
今週はいかがお過ごしでしょうか。

私は先週木曜日に群馬県から自宅に戻り、
久しぶりに自宅で過ごす日々です。

落ち着いて料理をしたり、
部屋で音楽を聴いたり、
リラックスした日常を過ごしています。

、、さて、今週も「オープニングトーク」から。

この数週間は出張先から、フィリピンのこと、
愛知のことなどについて語ってきましたので、
しばらく質問カードが登場する機会がなかったのですが、
久しぶりに「読むラジオ」を、
今週は自宅からお送りしているので、
「質問カード」をやってみたいと思います。

ご存じない方のためにご説明しますと、
私が「会話を充実したものにする」ための、
カードに質問が書いてあるというツールです。

だいたい一束70〜100種類の質問が書いてあり、
現在ver.1〜ver.7まであります。
自分で言うのもアレですが、
そのへんに売っているのとは違い、
質問の内容が本当に「良い」ので(笑)、
私はこれが1,000円で売っていたとしたら買います。

「着たい服が売ってないから、
 自分で作っちゃいました」みたいな、
ファッションギーク(オシャレオタク)の人がいますが、
私の質問カードはそんな感じです。

良い会話促進ツールが市場にないから、
私は自分で作りました。

、、、あと、このメルマガや、
私のブログもじつは少し似ています。

インターネット上に転がっている情報というのは、
本当につまらないものが多い(マジで)。

無料メルマガにはひどいものが多いし、
ブログやネットニュースの情報の「質」は、
端的にいって低い。

書き手にサービス精神どころか、
プロ意識というものが感じられない。
「こいつ、文章大丈夫か?」
という破綻した日本語や裏が取れていない嘘情報が、
平気で大手のニュースサイトに載っていたりする。

、、、それを後追いで大手メディアが確認もせず、
事実誤認のまま報道するみたいな事例が出てきたりして。
日本のメディアの劣化も、もう末期です。
がんならばステージ3ぐらいまで行ってる。

現在流布しているインターネット上のテキストで、
私が心から読みたいと思うものは「ほとんどない」に近い。

、、、じゃあ、自分だったら読みたいようなものを、
自分で書いちゃおう、というのが、
じつは私のブログやメルマガ執筆の動機だったりします。

70年代後半に、カリフォルニア郊外の自宅ガレージに、
大学を中退した長髪の若者たちが集まり、
「国策企業のIBM製のつまらないやつではなく、
 自分たちで面白いパソコン作っちゃおうぜ」
と言って、実際に作った。

それを「ホームブリューコンピュータ」と言います。

そのムーヴメントから生まれたのが、
ヒューレット・パッカードやGateway、
Apple、Microsoftといった企業です。

「世の中に自分の欲しいモノがない。
 じゃあ自分で作っちゃおう」
というセンスは、ときに世の中を変えたりします。

このメルマガも、
「ホームブリューメルマガ」です。
ネット界隈に自分が読みたいものがないので、
私が自分で書いています。

「基本的に俺が読むために書いているのですが、
 良かったらあなたもどうですか?」
というわけです。



▼▼▼質問カード▼▼▼

、、、話しがそれましたが、
そんなわけで、私が「ホームブリュー」した、
「質問カード」を、一枚引き、
そしてそれに答える、というのを、
何も書くテーマがない「平場」の回では、
やっているわけです。

では、今週の質問カード(ver.7)から、
引いてみたいと思います。

、、、はい。

、、、これです。

質問:
「あなたがカフェを開くことになったら、
 その内装はどんなテイストにしたいですか?」


、、、うーん。

引き直したいぐらいですが(笑)、
これで行ってみましょう。

皆さんも自分で質問の答えを考えながら、
聞いていただければと思います。

、、、そうですねぇ。

カフェを開くことになったら。

、、、どうしようかなぁ。

「内装」を考える前に、
立地とか、コンセプトとか、
そういったことが先に決まらないと
いけないとは思うんですが、、、

あと、自分が「こうしたい」というこだわりと、
「儲かるかどうか」っていう収益の部分って言うのは、
必ずしも合致しなかったりするので、
そこもどう落とすかというのがありますが、、、

そういったことをまったく無視して、
自分が行きたい夢のカフェ、
というような感じで組み立てていきたいと思います。

「ホームブリューカフェ」ですね。

、、、「ブリュー」には、
「淹れる」という意味がありますから、
一周回って意味が重複してしまいましたが。

そうだなぁ。

まず最初に思いついたのは、
「絨毯」なんですよね。

私はカフェを語る上で、
「音」は大事だと思っていまして、
隣の席の人の会話が気になるようなカフェだと、
おちついて長居できないというのは、
毎回思うわけです。

スタバの求心力が衰えているのは実はそこにあり、
スタバが一人で作業をしたり本を読んだりする、
「意識高い系」を顧客としていた時代が過ぎ、
「マス相」にまでそれが広がった。
「大衆化」したわけです。

その結果、学校帰りに、宿題を持ち込み、
ギャーギャー騒ぎながら勉強する高校生、
みたいなお客さんがスタバに流入してきた。

それによってスタバは「うるさくなった」。
初期にスタバのファンだった客というのは、
そういう「うるささ」がないからスタバに来ていました。
だからその人たちはうるさい女子高生が隣に座るスタバの席で、
「これだったらマックと同じじゃん」と失望し、
スタバから足が遠のくことになる、、、
という、あまり幸せでない循環が起きている。

そういう人たちの逃げどころが今なくて、
それをビジネスにしたら儲かると私は睨んでいます。

ひとつのオプションが実は、
「ルノアール」というチェーン店なのですが、
この店はスタバとは真逆の経営哲学を持っている。

コーヒーは一杯700円近くしたりして、
決して安くはなく、その上、さほど美味いわけでもない。
店内も決してオシャレなわけではなく、
むしろどことなく昭和を感じる古さがある。

しかし「ルノアール」には集客力がある。

なぜか。

それは「ギャーギャー騒ぐ」人がいないのと、
「長居して良いよ」という雰囲気があるためです。

だから、
「商談のために本当はホテルの一室を取りたいぐらいだが、
そこまで大げさなものでもない。」
というビジネスマンだったり、
「明日の締め切りまでにこの原稿を仕上げなければならないが、
 スタバは時々うるさいし、席が狭いしな、、」
という作家さんだったり、
「個人的な友人と立ち入った話しをする。
 もしかしたらちょっと涙ぐんだりしてしまうかもしれない。
 本当はプライベートな部屋が良いのだけど、
 新宿にそんな場所はないし、、、」
みたいな2人連れだったり、、、

そういった人々のニーズをすくい上げているのが、
「ルノアール」です。

ルノアールについては、
けっこういろんなビジネス書で語られていますし、
たとえば「カンブリア宮殿」的なテレビ番組でも、
紹介されていますから、お聞き及びの方も多いと思いますが、
参考記事をひとつだけ紹介しておきます。

▼記事:「銀座ルノアール」ブルーオーシャン戦略の体現者
https://goo.gl/P9YWg7



▼▼▼なぜ絨毯か▼▼▼

、、、ただ、ルノアールの、
唯一にして最大の弱点は、
店内に漂うそこはかとない「タバコ臭」ですね。

ルノアールはサラリーマンを最大の顧客にしているので、
「全席禁煙」には踏み切れないのは分かるのだけど、
分煙を徹底したらもっと良い店になるのに、
といつも思っています。

、、、いや、もしかしたら分煙の問題ではないのかもしれない。
ひょっとすると、あれはもはや、入店するオジサンたちの、
体に染みついたタバコ臭なのかもしれない。

だとしたら、「オジサン入店禁止」にしないとダメなのか?

、、、でもそうするとルノアールがルノアールでは、
なくなってしまう、、、。

などと「ルノアール問題」を語ってきたわけですが、
ここで「質問」に立ち返りたいと思います。

そうです。

思い出しました。

「理想のカフェ」ですね。

、、、それで、「絨毯」を思い出したのです。
そして、思ったのです。

絨毯と言えばルノアールだと。

、、、なぜ絨毯かと言いますと、
「音」が大事だからです。

親密な会話をしたり、
思索にふけったり、
読書に没頭したりすることが、
カフェの目的なのだとしたら、
そういったことをするときに、
「音」というのはとても大事です。

ガチャガチャ食器の音が響いたり、
隣の人の会話が耳元でささやかれるかのごとく、
全部内容が聞こえてしまったり、
そういうのは気が散る。

それで「絨毯」なのです。

「絨毯」があるだけで、
そういった「音問題」が、
じつはかなり改善します。

まず足音がなくなる。
これだけで一つ音が「減る」。

そして絨毯は音を「吸い」ますから、
周囲の会話の聞こえ方もずいぶん変わってきます。

私は仕事柄、ワークショップ形式のセミナーの、
ファシリテーションなどをする機会がしばしばありますが、
会場の床がフローリングのときと、
絨毯のときで、「作った小グループ」の、
会話の内容も違ってきます。

もちろん「絨毯」のほうが深まりが早い。

なぜかというと、フローリングの場合、
物理的に離れていても、音が乱反響しますから、
他のグループの会話のフレーズが「入ってくる」。
、、、で、グループ内のディスカッションに没入するまでに、
タイムラグが生じてくるのです。

絨毯やカーペットの場合それが緩和されますから、
かなり早い段階でグループごとの親密な対話が始まる。

、、、なので、私はフローリングよりも、
カーペット(絨毯)派なわけです。

ルノアールもカーペット(絨毯)ですが、
それは「長居してもらう」という彼らの工夫の一つです。
これもまた「タバコ臭問題」とのトレードオフなのですが。

経営者の視点に立った場合、
客単価があまり高くないカフェという業態は、
「回転率がすべて」ですから、
本当は「なるべく長居してもらわない」ほうが良い。

スタバのイスが本場のフランスパンよりも堅いのは、
回転率を高めたいからです。
あそこに毎日3時間座っているというのは、
ケツに対する拷問ですから。



▼▼▼森のようなカフェ▼▼▼

話しを戻しますと、「絨毯」です。
カフェの内装は、まず絨毯から組み立てます。

私は「大の芝生好き」としても有名ですから(笑)、
色は緑にしましょう。
いや、芝生色にしましょう。

タンポポとかあしらったりして笑。

、、、で、テーブルとイスは、
ウッディな感じがいいですね。

愛知県に「カリモク家具」という家具会社があるのですが、
そこのやつがいいな。

座り心地が良いやつ。

、、、壁紙もちょっと「森」っぽい感じがいいですね。
、、、で、観葉植物を多めにあしらい、
鳥の声が聞こえてきそうな雰囲気を作ります。

「グリム童話の森の中」にいるような気持ちになる、
そんなカフェが私の理想のカフェです。

小さい頃「ぐりとぐら」という絵本が好きだったのですが、
あんな感じの世界観ですね。

、、、しかしそうしますと、
一人当たりの滞在時間は超絶長くなりますから、
経営的には苦しいでしょう。

たぶん、半年でつぶれます笑。

どうやら私は経営者には向かないようです。
つぶすのは上手です笑。

、、、以上、「カフェの内装」の話しでした。
みなさんがカフェ店主なら、
どんな内装にするか、考えてみてください。



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愛知メシ

2017.11.23 Thursday

+++vol.015 2017年5月30日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「オープニングトーク」
愛知メシ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼愛知のグルメ▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
今週は「出先」の愛知県にいまして、
執筆時間が限られています。

殆ど事前に予定は立てずに出かけ、
8日間滞在したわけですが、
結果的に7日間は毎日どこかに出かけて、
何かをしていました。

半日だけ、という予定の日も結構ありましたが、
まだ体力のない私は半日動くと、
残りの半日はベッドで休んでないといけないので、
外に出かけるか、くたばっているかのどちらか、
という一週間でした。

くたばっている間は文字通り眠っているか、
自宅から持参したニンテンドー3DSでゲームをするかの、
どちらかでしたから、執筆時間はおろか、
読書時間もほとんど取れませんでした。

(*面白くもないゲームをクソほどやりこむことほど、
 脳内の血の巡りが悪くなり、前頭葉の活動が抑えられ、
 思考停止できる方法を私は他に知りません。
 たぶんゲームは「洗脳」に利用出来ます笑。
 私は脳の休息に役立てていますが。)

、、、なので、今週も読んだ本は、
少なめかつ軽めです。

オープニングトークはですから、
なるべく頭を使う話は避け(笑)、
折角愛知にいましたので、
「愛知グルメ」について語ります。



▼▼▼カフェリール▼▼▼

私は小学生のころも含めますと、
愛知県に合計で11年住んでいます。

4歳から10歳まで知多市、
24歳から30歳まで豊橋市です。
ですから愛知県にはけっこう詳しい。

ですから読者の皆様も知っているような、
いわゆるメジャーな話はあまりしないことにします。

名古屋の喫茶店「マウンテン」の話も、
「あんかけスパゲティ」の話も、
「すがきやラーメン」の話も、
「コメダ珈琲店」の話もしません。

それはどこかの雑誌や書籍に、
すでに語り尽くされているでしょうから。

メジャーどころも少しだけ紹介しますが、
もうちょっとニッチでディープでマイナーで、
アクロバティックなところを、
今日は紹介したいと思います。

、、、まず一店目。

これは今回の滞在期間中、
ぽっかり空いたオフの一日に、
妻と二人で行ったカフェです。

この喫茶店(カフェ)は、
私の実家と、ICBCの教会の間ぐらいに位置していまして、
ICBCからも徒歩で行けますし、実家からも行けます。

できたのは確か4年前ぐらいかなぁ。

いかにもコーヒー好きというおじさんが、
自家焙煎の豆を使って丁寧に珈琲を淹れてくれます。
とても美味しい。

また、自家焙煎の豆にこだわる店にありがちな、
「押しつけがましかったり、客を見下すような雰囲気」は、
いっさいありません。

珈琲はもちろん美味しく、
広い窓から見える三河湾の海を眺め、
ゆったりとした時間に浸ることができます。
コンセントもあって、パソコンで長時間作業しても、
まったく嫌な顔ひとつされません。

今回はストロングブレンド(400円)を飲み、
おかわりもしました。
おかわりは100円オフです。

良心的なお店です。

実は先週火曜日に配信したメルマガの半分は、
このカフェで執筆しました。

執筆に飽きたら、
店内に置いてある書籍を読んだりして。

私は一冊読み終わりました。

この店は蒲郡在住の人にすらあまり知られていませんが、
隠れた名店だと思っています。
たばこ臭くないし。

田舎のカフェでは珍しく全席禁煙ですので。

▼カフェ リール
https://tabelog.com/aichi/A2306/A230603/23036614/



▼▼▼矢場とん▼▼▼

ここはどちらかというと、
メジャーですね。

先週の木曜日に、名古屋在住の、
FVIの同僚、湯本さんと、
ホームページ関係の打ち合わせをしに、
名古屋に行きました。

昼ご飯を食べ、午後一杯を使って、
作業と打ち合わせをしたわけですが、
このメルマガのバックナンバーページ
(8月立ち上げ予定、乞うご期待!)と、
湯本さんが来月からまた中期でエチオピアに行き、
現地のパートナー団体と活動をともにしますので、
その「情報発信」をどのようにしていったら良いか、
みたいなことを話しました。

ちなみに2013年に湯本さんが、
エチオピアに滞在したときのブログは、
以下のリンク(アフリカ滞在記)でお読みいただけます。

▼参考リンク:アフリカ滞在記
http://karashi.net/ethiopia/

、、、というわけで、
名古屋に行った日に昼ご飯を食べるということで、
せっかく名古屋に行くのだから、蒲郡や豊橋には、
(*備考:これらの地区を総称して東三河と愛知県では言います)
ないものを食べたいと思い、
私がリクエストしたのがこの「矢場とん」だったわけです。

名古屋と言えば味噌カツ!
なわけですが、それを代表する店が、
この「矢場とん」です。

大阪を代表するグルメは串カツ!
ですが、それを代表する店が、
新世界の「だるま」であるのと同じです。

矢場とんの「わらじとんかつ」は非常に有名で、
わらじのような大きさのとんかつが二枚、
ご飯と味噌汁と一緒に運ばれてきます。

それに特性の味噌だれをかける。
「どろどろ」というより、案外さらっとしていて、
「ビショビショ」といった感じに近い。

だから写真で見る以上に食べ心地は「軽く」、
ちゃんと「味噌カツ食ってる感」があるのに、
2枚の大きなとんかつをぺろりと食べられてしまう。
これがどろっとした味噌ダレだと、
2枚目の前半あたりから胃にもたれてくるのは必至です。

そこのところをよく計算してあるなぁと感心します。
たぶん果物系をすり下ろしたりして、
さわやかにしているのではなかと私は睨んでいます。

「こってりとしてるのに食後感は意外とさっぱり」というのは、
もはや豚骨ラーメンを形容する上でコスられすぎて、
一種のテンプレートみたいになってしまっているのですが、
矢場とんのわらじとんかつは、
まさにそのような形容が当てはまります。

矢場とんはフランチャイズ展開していますが、
そのエリアが非常に限定されているため、
東海三県に住んでいる人ですら、
名古屋に行ったついでぐらいにしか食べられない。

ちなみに首都圏在住の方は銀座に支店があります。

私が今回行ったのは大須にある、
「矢場町本店」でした。

「本店」ってなんか嬉しいですよね。

天下一品ラーメンの「京都本店」に行くのは、
私の夢のひとつです。

▼参考リンク:矢場とん
http://www.yabaton.com/



▼▼▼直挽き炭焼きハンバーグ 炭棟梁・IORI▼▼▼

この店は、先日結婚した、
友人の「こうた」に連れて行ってもらいました。

こうたは私が社会人時代に、
高校生として教会に来ていた「ユース」のひとりで、
このたびめでたく結婚したわけです。

感慨深いです。

、、、彼ら夫婦が、
私たちを今回「おもてなし」してくれました。
私はマッサージ店に連れて行ってもらい、
そのあとにこのハンバーグをいただき、
それから新居でミニファミコンをして遊び、
最高の一日を過ごしました。

静岡に、これまた知る人ぞ知るハンバーグ店の、
「さわやか」というチェーン店があります。
中が真っ赤な、げんこつ大の粗挽き牛肉の、
真ん中で切った真っ赤な切れ目を、
鉄板プレートで焼きながら食べるという、
肉好きにはたまらない「寺門ジモン推奨」的な店です。

この「炭棟梁」は「さわやか」のさらに上を行く感じで、
肉をがしがし食べる喜びを味わえます。

特に私が頼んだメニューは、安曇野産本わさびを、
自分でおろして、それと岩塩で食べる粗挽きハンバーグは、
良い意味でアナザースカイな体験でした。

「アナザースカイ」が最近、
万能な言葉みたいになってきた笑。

さらにこの店のランチには、
サラダバーがつくのですが、
そのひとつひとつのクオリティがいちいち高い。
洋風豚汁は美味すぎておかわりしました。

この店がもし東京にあったら、
確実に1時間ほど並び、
2倍の値段を取られるでしょう。

▼参考リンク:炭棟梁・IORI
https://tabelog.com/aichi/A2306/A230603/23032159/



▼▼▼かつさと▼▼▼

全国展開するカツ丼屋としては、
「かつや」が有名ですが、
東三河の田原発祥のこの「かつさと」が、
私はほんとうに大好きです。

私が6年間豊橋で働いていたとき、
職場から家まで軽自動車で帰るのですが、
朝ほど混み合ってないので25分ぐらいで家に着きます。

その「20分地点(つまり家まであと5分地点)」に、
この「かつさと」がありました。

私は当時から料理が好きでしたから、
自分の夕食は基本的には自炊していたのですが、
あまりにも仕事でへとへとに疲れ、
「今日は帰って料理をする元気もないだろうな」
という日はかならず、この「かつさと」に立ち寄りました。

この「かつさと」は何が「かつや」をはじめとする、
他のカツ丼フランチャイズ店より優れているかというと、
もう、これに尽きます。

シンプルに、カツ丼が美味い!!

カツ丼(税込み540円)が、
もう、ほんとうに、シンプルに美味いのです。

豊橋に住んでいるときは、
もちろん「美味いなぁ」と思いながらも、
比較対象がないので「これが標準」と思っていましたが、
豊橋を離れて知ったのです。

あのカツ丼のレベルが異常に高かったということを。

小樽で育った寿司屋の息子が、
本州の大学に通うようになってはじめて、
自分がかつてどれだけ美味い魚を食べていたかを自覚する、
みたいな話に似ています。

私はこれまでに1000円近くするようなのから、
サービスエリアの安いカツ丼、
またはそば屋の評判のカツ丼、
オリジン弁当やコンビニのカツ丼、
そして自分で作ったカツ丼など、
さまざまな文脈のさまざまなカツ丼を食べてきましたが、
この「かつさとのカツ丼」以上に美味しいカツ丼に、
いまだかつて出会ったことがない。

自分でカツ丼を作るときは、
無意識に「かつさと」に寄せようとしている自分がいます。
、、、しかし、とうてい及ばない。

かつさとのカツ丼はなんていうのか、
「出汁の存在感が圧倒的」なのです。

関西の出汁というよりも、愛知県らしい、
コクとパンチと香りの効いた、
「ガツンとくる出汁」なのですが、
それがトンカツとめちゃくちゃ合うのです。
良い感じに半熟状態の卵と「三つ葉」が、
その二つの「強い味」を折衷してくれている。

毎日でも食べたかったのですが、
今回は一度しか行けませんでした。

最近では「かつさとのカツ丼を食べる」ことが、
愛知に来ることの楽しみのひとつになっています。

▼参考リンク:かつさと
http://www.katsusato.com/



▼▼▼レストラン「さんかい」▼▼▼

これは相当にディープな店です。
愛知県民、それも三河地区住民に限り、
なじみ深い店です。

「スーパーあるある」というのがありまして、
日本中の殆どの地方都市の住人は、
地元のスーパーが全国チェーンだと勘違いしています笑。

、、、で、東京の大学で赤っ恥をかくことになる。
「、、、え?ドミーって東京にないの?」
「、、、マルナカ行こうか、、、え?全国にないの?」
というやつですね。

「さんかい」はそんな、地元スーパーのような、
三河地方における圧倒的な、
「空気のように、そこにあるお店」なのです。

「さんかいはきっと奪うでも、
 与えるでもなくて、
 気がつけばそこにあるもの
 (by Mr.Children)」なのです。

そんな「さんかい」の良いところは、
なんていうのか、特徴のないところですね笑。

値段はそんなに安いわけじゃない。
ご飯は格別に美味いわけじゃない。
(もちろんマズいわけではないです、念のため)
メニューはそんなに特徴があるわけじゃない。
店員はそんなに愛想が良いわけではない。
テーブルやイスはオシャレなわけじゃない。
むしろ昭和のどこかで時間が止ったふしがある。

サイゼリヤやガストが、鬼のような企業努力で、
安価で多彩なメニューを提案するなか、
「こんな店だれが来るんだよ笑」と言いながら、
気がついたら奥さんと子どもを連れて
「さんかい」のソファに座って、
味噌カツ定食を頼んでいる自分がいる、、、
という、恐るべき「地元民吸引力」という、
謎の魔力を備えた店です。

どこの地方にもこういった、
「心の原風景のようなパッとしないファミレス」
って、あるのかな?

たぶん特徴がないことが最大の特徴で、
「ある特定の世代が120%満足する店」よりも、
「おじいさんから孫まで、あらゆる世代が75%満足する店」
のほうに軍配が上がる、というのは、
地方の特色でもあるのでしょうか。

「さんかい」が潰れるような日が来たら、
それは日本社会において、「共同体の解体」が、
取りかえしのつかないところまで破壊されたことの、
ひとつのサインなのかもしれません。

「炭鉱のカナリア」ならぬ、
「三河のさんかい」ですね。

▼参考リンク:さんかい
https://tabelog.com/aichi/A2306/A230603/23045160/



▼▼▼他にもあるよ、愛知グルメ▼▼▼

、、、というわけで、あっという間にまた、
「語りすぎてしまった」わけですが、
いかがだったでしょうか?

愛知グルメ。

是非読者の皆様も、
愛知県にお越しの際はお試しください。

きっと満足するはずです。

愛知グルメはこれだけではありません。
今回は紹介しませんでしたが、
他にも沢山の優良店やオモシロ店があります。

食というのは地方、地方によって、
その特色があります。

たとえば中国地方なんかは、
食についてはとても保守的だと言われます。
あまり新しいものは試さない。

関西なら人柄とは逆に、
「あっさり」したものが好まれますし、
日本海側の地方や北海道などは、
「とにかく素材が美味い」という感じですね。

愛知は食については、
芸術で言えば「キュビズム」と言いますか、
もうピカソの「ゲルニカ」みたいになっています笑。

決してディスっているのでも、
自虐しているのでもありません。

褒めているのです。

有名な小倉マーガリントーストに始まり、
味噌煮込みうどん、ひつまぶし、
あんかけスパゲッティ、台湾ラーメンなど、
とてもポストモダンな食の挑戦を続けているのが、
じつは愛知県であり東海地区です。

もうヤケクソになっているのではないか、
という説もありますが笑、
岡本太郎も言っているように、
「面白いもの」は爆発のなかから生まれます。

あと、愛知はスーパーにも面白い商品があります。
大手お菓子メーカーというのは、
新作お菓子を開発すると東京や大阪で大きなリスクを冒す前に、
「試験地区」でまずは売れ行きを探ってから、
本格的に首都圏展開するという業界的慣習があります。

で、その「試験地区」は、
「新し物好き」の県民性の地方が選ばれます。
食に対して保守的な地域でない場所ですね。

「北海道と静岡がそれだ」という話は
ずいぶん前に聞きましたが、
たぶん今は愛知も入っています。

愛知に行くと、
「みたことのないお菓子」が一杯売ってます。

今回の収穫は、
「亀田の柿ピー」の「CoCo壱カレー味」で、
柿ピーファンの私は2袋買って帰りました。
CoCo壱もちなみに名古屋発祥です。

そんなわけで、今日はこのぐらいにしたいとおもいます。

愛知県の食の魅力、伝わりましたでしょうか?
読者のみなさんの「地元グルメ」の魅力は何ですか?




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フィリピンのバギオから

2017.11.09 Thursday

+++vol.013 2017年5月16日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「オープニングトーク」
フィリピンのバギオから
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼先週を振り返る▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
先週の月曜日に日本を発ち、
私は8日間をフィリピンで過ごしました。

先週のメルマガにも少し書きましたが、
CRFV(Council for the Restoration of Filipino Values)
と言う団体の視察というか、そういった目的です。

▼参考リンク:CRFV Facebookページ
https://www.facebook.com/groups/vro.csc.crfv/


数年前に知人を通して出会ってから、
「国の価値観に影響を及ぼす」という彼らのビジョンは、
私たちFVIの掲げているビジョンと非常に近いため、
今回視察させていただくことになりました。

また、大口のスポンサーなどには一切頼らず、
「神が必要を備えてくださる」という、
素朴な信仰だけで20年以上働きを続けている、
という姿勢にも共鳴するものがあります。

、、、で、
「今週はメルマガ何を書こうかなぁ、
『私のゲーム論』の続きでもやろうかなぁ、
そもそも書く時間はあるかなぁ、、、」
などと、毎日いろんな場所や、
働きのフィールドに連れ回されながら、
つらつらと考えていた一週間でした。

自分で言うのはおかしいですが、
先週のメルマガ(5月9日号)は、
なんていうか、渾身の出来でして(笑)、
「私はこれを言うために、
メルマガをはじめたのではないか?」
みたいに思ったりしていました。

「笑いは優しさだ」というくだりは特に、
なんか自分で書いていながら、
私の脳内の読者と、
私の脳内の著者が共鳴し、
対話から新しい発見が生まれたときのように、
「そうそう!そうなんだ!」と、
自分で感動していたのです。

、、、そんなわけで、
「もはやこのメルマガの、
歴史的、社会的な使命は終わってしまったのか」
という思いが脳裏をよぎり、
何十年か前の山口百恵ちゃんよろしく、
マイクならぬノートPCを足下に置き、
潔く引退するのもありかな、
なんて考えていました。

「ここで辞めるのもカッコいいかも」と。

おそらくこの妄想の理由の半分は、
家から離れているため、
書斎という理想的な執筆空間が得られず、
また執筆する時間も確保できるか定かではなく、
毎日バギオでベッドのダニに刺され続ける、
数十カ所の虫刺されと、
天井で「キュッキュッキュッ」と、
鳴いているヤモリと、
耳元を飛び回る蚊の音と、
不安定なネット環境と、
そんな諸々の不確定要素を乗り越える、
という逆風に、綿菓子のような私の意志が、
飛ばされてしまいそうになっているということあります。



▼▼▼トレリスの力▼▼▼

、、、とか言いながらも、
なんとか時間の合間を縫いつつ、
執筆をしている自分がいます。

これはとりもなおさず、
「習慣」のなせる業であり、
もう「毎週火曜日夕方にメルマガを配信する」
ということが「寝る前の歯磨き」のごとく、
私のルーティーンに刻み込まれているからなのです。

配信しないと「なんか気持ち悪い」という。

あと、メルマガという、
人に勧めるのも難しいようなメディアに、
わざわざ登録してくださって、
そして(願わくば)毎週楽しみに読んでくださる、
読者つまり「リスナー」の皆様がいる、
ということが、私にPCの電源を入れさせ、
そして執筆させてくれているのです。

先々週のメルマガに書いた、
「トレリス」が、私にはあるのです。

ゴーヤで言えば「カーテン」にはまだほど遠いですが、
少しずつ「ツタ」を伸ばし、読者の皆様の、
「忙しい毎日における読むサプリ」、
あるいはそこまでは行かずとも、
「トイレや寝る前の上質な暇つぶしのお供」
になれたなら、著者として幸甚です。

、、、さて。

「今回は何を書こうか」といろいろ思い巡らした結果、
さしあたって、フィリピンでの見聞録を書こうと思います。

後ほど新コーナー
紀行文、「○○からの手紙」にて書くとして、
オープニングトークでは、
そもそも紀行文とは、、、
みたいな「さわりの部分」を書いてみたいと思います。



▼▼▼旅人の哲学▼▼▼

ハイパーメディアクリエイターの高城剛さんが、
こんなことを言っています。


、、、


、、、なんでしょうこの、
一斉に「引いて行く」感じ。

「話者の誠実性」って大事ですよね。
「何を言ったか」ではなく
「誰が言ったか」が大事なのです。

高城剛を知らない方のために言っておきますと、
彼は沢尻エリカの元ダンナ*で、
自らを「ハイパーメディアクリエイター」と称し、
肩書き=「高城剛」、住所不定、職業不明、
という、もう「ネタ祭り」のような人なのです。

(*通常私は男性の配偶者のことを「夫」と書きますが、
 なんだか高城さんの場合、「元ダンナ」もまた、
 肩書きの一部のような気がいたしますので、
 こういう言葉遣いを今回は採択しました。)

もはやその生き方は、
ちょっとした反社会勢力であり、
それゆれに尖ったカリスマ的な魅力ゆえに、
彼の「信者」もまた多い。

古代から、最大のカリスマは、
最大の嫌われ者でもあると決まっています。

彼のメルマガは、
たぶん日本で「成功したメルマガ」の、
10選に数えられるほどに読者が多く、
私もメルマガを書くにあたって、
彼のメルマガが書籍化された、
「黒本」「白本」を、
Kindleでプライム特典で無料購入して読みました。

▼参考リンク:「黒本」高城剛
http://amzn.asia/hWAVS4f


、、、ひやかし半分で読み始めたのですが、
結果、結構面白かった。

あぁ、これは読者がつくわな、と思った。

彼のメルマガの書籍「白本」「黒本」は当メルマガでいう、
「Q&Aのコーナー」のみによって構成されています。

内容はさておき、そこでかわされる質問と応答は、
少なくともワイドショーのどうでも良い言葉の応酬や、
職場の給湯室でかわされるゴシップよりも断然面白く、
「おっ」と思わせる内容が含まれている。

自分が講読するかどうかは別にしても、
おカネを出してこれを毎月読む人がいるのは、
すくなくとも理解出来ます。

当メルマガの「Q&Aコーナー」はだから、
高城剛のメルマガもけっこう参考にしています。

かなり「ブレ」ましたが、
話を戻すとノマド人である高城剛さんが言っている、
旅に関する「名言」とはこれです。

「アイデアと移動距離は比例する」

これは当たらずとも遠からずで、
思想家の東浩紀さんは、
「弱いつながり」という本のなかで、
こう言っています。

→P85 
〈「ツーリズム(観光)」の語源は、
宗教における聖地巡礼(ツアー)ですが、
そもそも巡礼者は目的地になにがあるのか
すべて事前に知っている。
にもかかわらず、時間をかけて目的地を回るその道中で、
じっくりものを考え、思考を深めることが出来る。
観光=巡礼はその時間を確保するためにある。
旅先で新しい情報に出会う必要はありません。
出会うべきなのは新しい欲望なのです。〉

、、、つまり、旅をすることで、
新しい体験や知識を手に入れることが目的ではない。
ツーリズムの語源が「巡礼」であることからわかるように、
私たちが地理的に移動するとき、
私たちの「何か」がルーティーンから外れ、
それが私たちの思考という火に薪をくべることになる、
というようなことを彼は言っているのです。


▼「弱いつながり 検索ワードを探す旅」東浩紀
http://amzn.asia/3Wx6zlz


、、、「深夜特急」をはじめ、
紀行文には面白いものが多いですが、
その理由は「こんな文化があるんだぁ」とか、
「こんな場所があるんだぁ」というような、
いわゆるJTBやHISが謳っているような、
「トキメキの感動」では、実はありません。

本当に面白い紀行文は、
その「紀行」によって旅をする当人が
変化するから面白いのです。

これはかつての猿岩石のユーラシア大陸横断にも言えます。

甘やかされて育った90年代の若者世代は、
スリに遭い、食べるものがなく、ぼろぼろになりながら、
「巡礼」した果てに「大人」になる、という、
近代が失ったイニシエーションを追体験できたから、
無精髭をたくわえ、汗だくでガリガリに痩せた、
有吉と森脇を毎週楽しみに応援したのです。

あのコンテンツがあれほどに爆発的に流行った理由というのは、
「代理イニシエーション」あるいは「代理巡礼」にあると、
私は見立てています。

フジテレビの「あいのり」が流行った理由も同じです。

まぁ、今、有吉弘行の冠番組を観ている人で、
どれだけの人が「あの感動」を覚えているかは謎ですが。

、、、とにかく、
紀行文にはそういった意義があります。

果たして私の8日間のフィリピン滞在記に、
何かしらのヒントを与えられるような含蓄があるかどうかは、
甚だ疑問ではありますが、
それでもトライしてみたいと思います。

、、あと日本に帰ったら週末から、
愛知県に旅立ちますので、
たぶんここで書いておかないと、
この経験は「流れる」な、
と直観したから、というのもあります。
備忘録として、書かせていただきます。

新コーナー:紀行文「○○からの手紙」は、
この後すぐ!

お楽しみに。




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質問カード「食べ物の話し」

2017.11.02 Thursday

+++vol.012 2017年5月9日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「オープニングトーク」
今日も雑談から始まります。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼今週も「質問カード」です▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
いまは月曜日の朝です。
今日の夜の便で私はフィリピンに発ちますので、
午前中は最後のゆったりとした時間を、
自宅で過ごしています。

さしあたって、火曜日の配信に間に合わせるために、
メルマガをせっせと書いているわけです。

先週も言いましたが、
いつも配信をする火曜日の夕方は、
もしかしたら私はフィリピンのマニラからバギオに行く、
長距離バスに乗っているかもしれず、
そうすると配信ができない。

なのでインターネット環境次第で、
遅配するか、もしくは昼頃に前倒しで配信するか、
そんな感じになるかと思いますのでご容赦ください。

(*9日火曜日夕方加筆。
 無事、ホテルのロビーから配信できました。
 これから私は6時間ほどバスにゆられ、
 マニラから北にあるバギオという高地に向かいます。)


、、、さて。

今週もやります。
「質問カード」。

何かしらの連載を抱えている人というのは、
いつも「ネタ」を探して生活しているようなところがあり、
それが煩わしく感じることがあります。

スマホやタブレットでたとえるならば、
バックグラウンドで小さなアプリが
起動しているようなものであり、
これが地味に「重い」んです。

さらに、エピソードをいつも探していると、
「エピソードとして切り取りやすいように」、
経験を「寄せる」癖が付きますので、
そうすると「経験そのもの」を楽しめなくなってくる。

「SNS映え」ばかり気にして生きている人は、
カフェでの料理の写真の角度だとか、
「この会社でのこの不満を、
SNSで反感を買わずどう毒づくか」とか、
「この家族の幸せそうな感じをどうSNSにアップするか」
みたいなことを意識下で考えている。
そうすると無意識に、
「経験のほうをSNS方向に寄せる」
という癖がつきます。

これは無自覚に。

本人はそれに気づいていない、
というのが危険です。

そうすると、料理の醍醐味である「夢中で味わう」だとか、
「会社の問題に向き合うことで自分の内面を吟味する」とか、
「二度と来ない家族の幸せな今を、網膜に焼き付ける」とか、
そういったことがおろそかになってしまう。

非常にもったいない。

だから、私はSNSはできればあまりやりたくないし、
自分を切り売りするような連載は、
できればあまり抱えたくないわけです。

「経験を切り売り」したくない。

身を削ってコンテンツを生み出す、
ということはできれば避けたい。

必要ならばやりますが、
常態化させたくはない。

そんな私にとってこの、
オープニングトークの質問カードは、
救世主なのです。

バックグラウンドアプリをオフにしても、
メルマガを書き始められるわけですから。



▼▼▼食べ物の話▼▼▼

、、、というわけで、
私の机の上に常に鎮座している、
質問カードの束から、
今週の一枚を、引きます。


、、、


、、、はい!

(何度も言いますがひどい「間」です笑)


▼今週の質問
「和洋中、今の気分は?」
(それ以外の料理も可)

というのが今週の質問。
わりと普通の質問が出ました笑。

読者の皆さんも、
「うーん、今は何が食べたいかなぁ」
とか考えながら読んでいただければ幸いです。


、、、そうですねぇ。
今は「和」かな。

、、、以上!

、、、ウソです。


そんなあっさりは終わりません笑。
バラエティ番組に嫌々出演した、
無愛想な俳優じゃないんですから。

もうすこし広げます。


初めての「食べ物系」の質問ですね。

、、、正直なところ、
今(月曜日の午前中)の私は、
あまり何も食べたくない感じです。

強いて言えば、アイスクリームぐらい。

というのも理由がありまして、
昨日(日曜日)の夜に、
近所のラーメン屋でラーメンをしこたま食べまして、
12時間以上経つ今もお腹いっぱいだからです笑。

8日間ではあるのですが、
明日から日本の食べ物はあまり口にしないので、
最後の夜に食べたいものはそうだなぁ、、
という感じで、妻とプチ壮行会的に、
近所のラーメン屋に行きました。



▼▼▼ラーメン「一笑」を語る▼▼▼

「近所」というのは、
3月に引っ越した東伏見駅周辺のことで、
この2ヶ月でいくつか良い店を見つけました。

そのひとつが昨日行った、
ラーメン屋の「一笑(いっしょう)」という店です。

▼参考リンク:ラーメン「一笑」
https://tabelog.com/tokyo/A1328/A132801/13104334/

↑食べログの評価はさほど高くないですが、
私の中では3.5とかを越える店よりも、
さらに評価が高いです。

「全国お気に入りのラーメン店」というのを、
挙げるとして、その5本の指に入る感じです。
(たぶん「家から近い」という補正込みですが笑。
 ここに1時間かけて行くかといわれたら、
 それはまた別の話です笑。)

でもこの「一笑」、本当に、良いんです。
ラーメンの美味しさが、「ヤバイぐらい美味い」
というようなことではないのですが(ないんかい!)、
いろんな総合点を加えていくと、
この2ヶ月で「一笑」の評価は高まるばかりです。

まだ2ヶ月ですが、早くもお客さんを二組、
ここに連れて行っています。
「接待ラーメン屋」でもあるのです。

この店の何が良いかと申しますと、
まず当たり前ですが、ラーメンが美味いです。
行列に並んでまで食べようとは思わないけど、
でもやはり美味い。安定の美味さです。
「丁度良く美味い」感じです。

餃子でいうと、「王将」みたいな感じ。
わざわざ浜松や宇都宮の有名店まで行って
食べるほどではないが、やはり美味い、という。

とんこつベースで、
黒(しょうゆ)、白(塩)、赤(辛い)、味噌の、
4種類が選べます。

私は黒の一点張りです。
で、東伏見というのは学生街でもあり、
早稲田大学のスポーツ科学部のキャンパスがありまして、
いかにもスポーツやってそうな大学生が沢山街を歩いています。

音大だとか芸大だとか工学部だとかとは違い、
スポーツ科学部の学生は小麦色に日焼けしており、
筋肉量が多めです。

ついでに言えば、身長高め、
体脂肪率低め、髪短め、
ジャージ着用率高め、
はきはきした丁寧語の会話のボリューム高めです。

早稲田大学ですから、たぶん何かの競技の、
インカレ常連だったりする「大学スポーツ界」では、
有名人なのではないか、みたいな人がたくさん歩いています。

野球部やサッカー部や駅伝部の寮も近くにありますから、
将来、本当に有名なスポーツ選手になる人々も、
なかには含まれているのではないかと思われます。



▼▼▼「東伏見グルメ」▼▼▼

、、、そんな東伏見ですから、
当然、この界隈の飲食店は、そう、
みなさんおわかりですね。

せーの!
「量、多め」
なわけです。

、、、おかしいな。
声がそろいませんでしたね(笑)。

「心の耳」に聞こえたのは、
自分の声と失笑だけでした笑。

話を戻します。

「一笑」は体育会系の学生に優しい。
麺大盛り無料ですし、
ランチタイム半ライスは無料サービスです。

また、通常のラーメンは750円ですが、
「学生ラーメン(680円)」というのがありまして、
これは通常のラーメンに、単純にキャベツが載せられた、
という代物。

ただただ値段が安い。

券売機には「学生ラーメン」
(学生じゃない方もOK!)
と書いてありまして、
もはやウルトラワンダーです。

アナザースカイです。

「女性オンリー」
(女性じゃない方もどうぞ)とか、
「日本人オンリー」
(日本人以外も大歓迎)みたいな感じで、
「学生ラーメン」は、
数学で言う「集合の概念」をぶち破る、
スーパー寛容な社会の実現に一枚噛んでいるわけです。

この精神をどうかトランプ大統領も見倣っていただきたい。

、、、で、
学生じゃない私は、
しれっと学生ラーメンを最近は頼みます。

680円。
とんこつ醤油ラーメン。

美味い。

さらにこの店の最大の「推しポイント」は、
その「付け合わせ」にあります。

なんと自家製の高菜と、
ネギのたっぷり入ったボウルが各テーブルにありまして、
それが盛り放題なのです。

「横綱」という、京都発祥の有名なラーメン屋がありまして、
私はそこのラーメンが好きなのですが、
その理由の5割ぐらいは、「横綱」は、
ボウル一杯のネギがトッピング自由だからです。

なんと、「一笑」も「横綱」と同じ精神を共有している。
すばらしい!

言うことなしです。

至福なり!

我が人生に悔いなし!

とラオウのように立ち尽くし、
昨日は幸せな夢を見ました。

、、、なので、
今日はあまりお腹空いていないから、
「和洋中、今はどんな気分?」
と聞かれましても、答えは、
「お腹いっぱいです」
になります笑。

、、、東伏見グルメ、
まだまだ紹介できますが、
紙面が尽きましたので今日はここまで。

たぶん「東伏見Walker」は、永遠に発売されませんので、
東伏見グルメについての記事が読める媒体というのは、
世界にこのメルマガだけです!

知り合いにまだ読んでいない方がいたら、
是非ご登録を!と宣伝活動、よろしくお願いします。

、、、以上、
今日の質問カードでした。

読者のみなさんは、
今日は何が食べたい気分ですか?




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質問カード(2回目)

2017.10.26 Thursday

+++vol.011 2017年5月2日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
質問カード(2回目)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼次回は海外から配信します▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
5月2日、第11回の配信メルマガです。

次回5月9日は、予期せぬトラブルがない限り、
フィリピンのバギオという場所におります。
バギオに行く目的というのは、こちらのニュースレターに、
掲載しています。

▼陣内俊プレヤーレター2017年1〜3月号(vol.37)
http://karashi.net/resource/NL/jinnai/2017_0102.pdf

これを書いている今はまだ4月末です。
今週は4月30日、5月7日と2回続く、
教会でのメッセージの準備をしたりなどしています。

、、さて、
前置きはこのぐらいにして、
今週も、オープニングトークは、
「質問カード」からやっていきたいと思います。

今週も「ver.1」から。

質問の束のなかから、、、
引きます!

、、、

、、、はいっ!

(この「間」は我ながらひどいですね笑)

出ました。

今週の質問はこれです。

▼「一日一歩も外に出ない休日の一日の、
 スケジュールを教えて下さい。」

うーん、これもまた良い質問ですねぇ。
(毎回、臆面もなく言います)

皆さんもご一緒に、
この質問に自分だったらどう答えるか、
考えながら聞いていただけたら幸いです。



▼▼▼インドアの休日の過ごし方▼▼▼

さて、私の答えですが、
私の場合あまり「今日は休日だぞ!」という、
典型的な休日があまりない感じです。
かといって、「今日は出勤だぞ!」という、
典型的な「オン」もあまりない。

タイムカードや出勤簿がない、
自由な業態を営んでおりまして、
なので「休日だぁ!」「遊ぶぞぉ!」
みたいなテンションになるのは、
年に一度か二度の、
まとまった休暇を意図的に取って、
東京から離れた時ぐらいでしょうか。

いつも仕事しているようであり、
いつも休んでいるようである。

以前の仕事は逆に、
わかりやすくオンとオフを切り替える装置が、
幾重にもありました。

まず、出勤すると出勤簿にはんこを押します。
そして、ロッカールームに行き、白衣に着替えます。
そしてさらに「現場」という名の食肉処理工場がありまして、
そこに行くときにはさらに、
白衣の上から長靴と前掛けとヘルメットをし、
二重に手袋をして、包丁とやすりを持って、、、、
みたいな「重装備」をします。

内勤のときは、試験室内で、
白衣のまま細菌培養をしたり、
試験管を遠心分離機にかけたり、
器具を洗ったり、
器具を洗ったり、
器具を洗ったりしていました。

(経験者にしか分からない話ですが、
 生物系の実験室というのは、
 「ほぼ24時間、絶え間なく器具を洗っている」
 という状態です。
 洗い物の合間に、試薬を作ったりなどの作業をする。
 試薬を作るのにさらに5種類ぐらいの洗い物が出る、
 みたいな感じで。)

休みの日はこの場合、
本当に、心の芯から休みの日で、
「私服を着ている自分」を、
鏡で見るだけで、それだけで、
「あぁ、今日のオレは休みなんだなぁ」
ということを確認することが出来る。

言葉遣いから何から、
すべてが「OFF」のモードになれる。

鳥の雛の話じゃないですが、
人間って、けっこう
「社会人として最初の職場の条件付け」
というものはなかなか消えないモノです。

私は転職して「フリーランス」に限りなく近い仕事を、
かれこれ9年間ぐらいしているのですが、
いまだに最初の仕事の条件付けから、
完全には自由になっていません。

最近やっと「オン」と「オフ」のない働き方(休み方)の、
コツがつかめてきた、という感じです。



▼▼▼公務員時代と、「オンとオフ」▼▼▼

他の人ってどうなのか、
あまり聞いてみたことはないので、
まったく想像するしかないのですが、
時々、疑問に思うことがあります。

6年間の「条件付け」ですら、
その「習慣」が取れるのに
9年間ぐらいかかっているわけですから、
もし私があのまま36年間とか40年間、公務員として、
「オン、オフのある生活」をしていたとして、
60代、70代まで長生き出来たとして、
「さぁ、あなたは今日から自由です」
と、ある日突然「本当の定年退職」がやってきたら、
どうなっていたんだろう?

そんなことを想像すると、
たぶん40年の習慣は、
10年やそこらでは抜けるものではないから、
80歳や90歳まで生きれたとしても、
老人ホームとかでも「オンとオフのない生活」に、
馴染むことが出来ず、
「なんかしっくりこない」とか言いながら、
首を傾げながらそのまま死んでいったのではないか、
とか思ったりします。

(そう、人生の「オフ」がやってくるわけです。
 、、、やかましいわ!)

これは以前公務員だったときに同僚から聞いた、
「耳学問」ですから裏を取ったファクトではないですが、
ある調査によると、職業別に、
「退職後の平均余命」を割り出すと、
「公務員」はなんと、最低だそうです。

私は6年間公務員をしていた経験者として、
「分からなくもない」と思います。

お堅い仕事をしている人ほど、
「お堅い道」がなくなったとき、
そのあとの「オフロード」を、
どう生きたら良いかわからなくなって、
途方に暮れてしまうわけですね。

「学校の偏差値秀才」だった人ほど、
大学で道を踏み外したり、
仕事の目的が見つからなかったりすると、
どうして良いかわからず人生を棒にふっちゃう、
みたいな光景を目にしますが、
それと似ています。

公務員というのは良くも悪くも、
「体育館の中のサーキットレース」みたいな感じで、
とにかく安定しているわけです。

フリーランスは対照的で、
「岩場のオフロードレース」です。
なんだったら、そもそも、
「これがレースかどうかも分からない」という笑。

公務員は企業と違って経営破綻することは、
あまり考えられないし、あと、
「自由にいろんなことに挑戦する」というのは御法度です。
(工夫次第では出来るのだけど、それはまた別の話)
「法律」の枠内でしか仕事が出来ないので、
そこで「自己実現」をする人はほとんどいない。

みな休日に趣味の世界で「はじける」ことで、
「自己実現の代償行為」をしていたりします。

時々公務員が性犯罪で捕まったりして、
おびただしい数のマニアックなグッズが、
部屋から見つかった、みたいなニュースがありますよね?

あれって、私には皮膚感覚で理解できます。
(私がそうだったからではありません笑)

公務員というのは「自己実現するな」
という仕事をしているから、
自己実現の代償行為は、「オフの時間」に流れる。
しかも、余暇の時間も、資金もわりと潤沢にある。

だから、車が趣味の人なら半端なく金と労力を使い、
自動車改造雑誌の表紙を飾れるし、
アイドルファンならばもう、
「アイドルオタのカリスマ」に上り詰められる。
スキューバダイビングが趣味の職員は、
年中肌が真っ黒ですし、
公務員をしながらマラソンランナーとして
国際大会で入賞しちゃったりする。

昔ならば、
「変身」を書いたカフカも生涯公務員でしたし、
「特殊相対性理論」を書いた当時、アインシュタインは、
スイスの特許庁というところで公務員をしながら、
その「余暇」で物理学の論文を書いていたのです。

古今東西、公務員は、
「代償行為による才能の爆発」の、
枚挙にいとまがないわけです。



▼▼▼ようやく慣れた「フリーランスの操縦法」▼▼▼

、、、さて、
俺はいったい何の話をしているんでしょう?

そうです。

「オンとオフがない仕事」の話です。
私は30代で「第一の人生」を卒業し、
30代前半は世界のいろんなところに行ったり、
被災地支援をしたり、NGOの立ち上げに関わったりして、
「第二の人生」を送りました。

、、、で、
2年間「月面よりも遠い場所」で、
特別な研修を受けておりまして、
そこから「帰還」して、
今は「第三の人生」を生きている、
というのが私の実感です。

ここへ来てやっと「オンとオフのない毎日」に、
慣れてきた感じです。

アクセルの踏み方も、
ブレーキのかけ方も、分かってきた。

フリーランスの仕事は、
どちらかというと、自動車と言うより、
セグウェイの運転に近いです。

キーも付いていないし座席もない。
ギアもなければアクセルもブレーキもない。
シームレスに、自分の意識次第で、
前に進むことも出来るし、止ることもできる。

自分の意識次第で、
何かを生産する事も出来るし、
しないことも出来る。
一日の中に「休日と仕事」が共存していても良いし、
1時間の中にそれらが混在していても良い。

やってきた機会を活かすことも出来るし、
機会を見送ることも出来る。

その「機微や手触り」を、
ようやく分かってきた感じです。

、、、で、
何だっけ?
「一日一歩も外に出ない休日の一日のスケジュール」
でしたね笑。

レイザーラモンRGの
「○○あるある早く言いたい」の歌みたいなもので、
「言いそうで言わない」というね笑。



▼▼▼家から出ない一日▼▼▼

そうですねぇ。
だいたい「今日は休日!」と決めていて、
「仕事はしない」と決意している日は、
だいたい8時ぐらいに起きます。

前日は11時までには最近は寝るようにしていますから、
9時間寝ているわけです笑。

それからコーヒーを淹れて、
朝ご飯を食べて、
聖書を読んでお祈りします。
(ここまででだいたい9時になってます)

このあとは2パターンあります。

1パターン目は、
ゲームの日。

これは途中、そばやうどんなどの、
簡単な昼ご飯を作って食べる以外は、
ずっとゲームしていますね。
最近だとファイナルファンタジー15をやっています。

2パターン目は、
読書の日。

同じくチャーハンや焼きそばなど、
簡単な昼ご飯を作って食べる以外は、
ずっと本を読んでいますね。

読みかけの本を10冊ぐらい積み上げて、
「読書イス」に座って、
スピーカにタブレットをつないで、
Jack Johnsonとかをかけながら、
朝から夕方まで、
ずーっと本を読んでいます。

ぐっと来たセンテンスは、
Evernoteにメモします。

時々コーヒーを淹れます。
時々、おもむろに靴を磨いたりします。

もう、これは、
至福以外の何でもないですね。

早めの夕食を妻と食べます。
夕食中は、録画しておいた、
お笑い番組を観ます。

私は「お笑い有識者」を自称しているので、
勉強に余念がないのです。
「今、お笑い界がどうなっているか」というのは、
つねにキャッチアップしないといけないので。
このへんは私はストイックです。

お笑いに関しては自分に厳しい笑。

、、、それから、また本を読みます。
8時〜10時ぐらいまで読みます。

書斎の部屋の灯りを落とし、
読書イスに座り、
午後の続きを読みます。
夜の音楽は、ジャック・ジョンソンではなく、
ジャズを聴きます。

Bill EvansのWaltz for Debbyが一番多いですが、
他にはMiles DavisのKind of Blue、
Art BlakeyのMornin'、
Clifford BrownのThe Definitiveなどの、
ジャズの定番の名盤を聴きます。

ナッツなどつまみながら。
チョコレートなどかじりながら。

、、、至福以外の何でもないですね。

、、、、


、、、


書きながら、思いました。

休日には仲間とバーベキューっすね。
やっぱ海っしょ!
とか、
スキューバダイビングですね、とか、
習い事を3つやってますね、とか、
フットサルチームを作ってますね、とか、
ディズニーランドの年間パス持ってます、とか、
Facebookで「いいね!」が何百も集まる、
そういった類いの「リア充」の方々からすると、
私の休日って、「ゴミのような一日」ですね。

部屋の黒カビと、
過ごし方がさほど変わらない笑。

、、、まぁ、
人にはいろんな「幸せのカタチ」があるのです。

みなさんの「幸せのカタチ」は何ですか?




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質問カードver.1

2017.10.19 Thursday

+++vol.010 2017年4月25日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「フリートーク」
質問カードver.1
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼100人に到達しました。▼▼▼

「読むラジオ」リスナーの皆さん、
こんにちは。

、、、読者だからリーダーのみなさんと言ったほうが良いのか?
でも、敢えてここは「リスナー」で行きます。
「ラジオ感」を出したいので。

2月21日に始まったこの「読むラジオ」も、
第10号配信を迎えました。
よくやった、自分!
ということで今週は祝杯を挙げたいと思います(ウソです)。

これまで地味に「じわじわ」と読者を増やしてきまして、
10週間目にしてようやく、
最初10名だった登録者の数が100名に達しました。

本当に「じわじわ」広がっている、
という感じですね。

亀のように広がっている。

決して「バズる」だとか、
拡散する、という広がりかたではありません。

「山火事」のようには広がらない。
読者が1日で一気に1000人に、
みたいなことにはならない。

しかし、マウナケア火山の溶岩のように、
「一日に10メートル」みたいな速度で広がる。

前にも書いたことがありますが、
メルマガというこの2世代前のメディアは、
徹底的に「じんわり型」のメディアなので、
10週間で100人、つまり、
「1日ひとり読者が増える」というペースは、
私の「狙い通り」なのです。

「バズったネットの記事」というのは、
拡散スピードの速さに比例するかのようにすぐに忘れられます。
瞬間風速は早いが、持続性がない。
山火事もまた、延焼した結果すぐに消えてしまう。

しかし「溶岩のようにじんわり広がったメルマガ読者」というのは、
溶岩のように長くとどまり、じんわり影響力をもたらす、
と私は思います。

テレビは消え物のメディアですし、
ネットはもっと消え物のメディアです。
だって「書いた人が責任をとるつもりがない」んだもの。
そんなものに社会を変える力はない。

面白いのはラジオで、
これはけっこう「残る」んですよね。
私はいまだに終わって8年ぐらい経っている、
「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」
を聞き続けていますし、
全国に一定数そういう人がいるのも知っています。

特にインターネット普及後、その音源がアーカイブされ、
ストリーミング可能になった後の話ですが、
ラジオというのはけっこうじんわり残るメディアなんだなぁ、
と思うようになりました。

そしてラジオは、リスナーとパーソナリティの距離が近く、
リスナーは聴いているうちにどんどん、
パーソナリティの「コアなファン」になっていきます。
、、、で、コアなリスナーは、
ハガキやファックスやメールを投稿しますから、
パーソナリティという触媒を介して、
リスナーはある種の「共同体」を形成していく。

その「想像上の共同体」は、
福山雅治や木村拓哉のラジオがそうであったように、
ある種の「カリスマに心酔するカジュアルな宗教団体」
にも似てきたりするし、「形態の違うファンクラブ」
みたいになってきたりもする。

逆に「くりぃむのオールナイト」がそうであったように、
「リスナーとパーソナリティのふざけ合い、じゃれ合い、
 (ギャグとしての)罵倒し合い、ボケ合い」のような、
なんというか、高校、大学の体育会の部室の中、
あるいは仲の良い友達同士のバカ話のような、
そんな共同体になったりもします。

どんな「空気」を作るかは、
ラジオの場合パーソナリティの「味付け次第」ということになり、
リスナーはその「味」が好きな人だけが集まりますから、
その「空気」は世間の空気とは違い、
何かを強制されることも強要されることもありません。
みんながハッピーな関係です。

ラジオ番組にはそんな「居心地の良さ」がありますから、
テレビに出ている有名タレントの中にも、
「儲からなくてもラジオだけは絶対やめない」と、
深いラジオ愛を持つ人も多いです。

以前は福山雅治がその代名詞でしたが、
一昨年(だっけ?)彼は惜しまれながらラジオを卒業しました。

最近だと、
星野源とか、明石家さんまとか、有吉弘行とか、
オードリーとか、爆笑問題、バナナマンあたりが、
「テレビの人気者だけどラジオを愛してやり続けている人たち」
になるでしょうか。

、、、で、このメルマガの話に戻しますと、
私もまた「ラジオの持つあの親密な雰囲気」を、
形成したい、現代社会におけるある種の、
「学習する共同体」みたいなものが生み出せたら、
と思いまして、このメルマガをはじめたわけです。

それが生み出す「空気」は、
言うまでもないですが、
木村拓哉や福山雅治のようなものではありません。
「カジュアルな教祖」になるつもりは毛頭ないですし、
そもそも、なりたくてもなれませんから笑。

「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」でもありません。
まぁ、あれはあれで面白そうですが、
突然私が「このバカ面メルマガ読者が!!」と、
罵倒し始めたところで、「え?どうしたの?」
と言われて終わりです笑。

私はこのメルマガを、
「暖炉を囲んでする親密な対話、
およびそれをそばで聴いている誰か」
というような感じにしたいと思っています。

これは「書く側の志」なので、
読者の皆様はもっと楽に考えていただいて大丈夫です。

なんていうんだろう。

「電車も来ないし。本持ってくるの忘れちゃったし、
 他にすることねぇな」と、駅のホームで思ったとき、
ふとスマホを取り出してつらつらと読み流す。

あるいは「トイレの中ですることねぇな」と思ったとき、
ふとスマホを取り出してメルマガを読む。

眠れない夜に、布団の中で、タブレットやスマホで、
ぼーっと眺める。
気付いたら寝ている。

そんなふうにメルマガを
「消費」していただけたら幸せの至りです。



▼▼▼質問カード▼▼▼

、、、さて、リスナー(読者)が、
100名に達した、というところから、
まったく話が進んでいないわけですが(笑)、
「100名のリスナーがいるラジオ」というのは、
ちょうど「小さめの学校の校内放送」ですね。

私はパーソナリティとして、
「放送室」から、今週のオープニングトークを、
お届けしようとしているわけです。

、、、で、
先週予告しましたとおり、
「オープニングトーク」のテーマのトピックを、
自作の「質問カード」から一枚選ぶ、
というのをやりたいと思います。

「有言実行」ですね。

質問カードはver.1からver.8まであり、
各100枚ぐらい質問があるわけですが、
記念すべき第一回の今週は、
「ver.1」から、一枚ランダムに選びました。

、、、

、、、はいっ!

(何でしょう、この白々しい「間」は笑)

では、カードに書かれた質問を読み上げます。
お暇なら、皆様も一緒に、
「自分ならこの質問にどう答えるだろう?」と、
考えていただけたらと思います。

▼質問:「もし可能なら会って話してみたい有名人は誰?」

、、、

これは面白い質問ですねぇ。
(毎回、臆面もなく自分で言います笑)

たぶん私のことを知っている人は、
松本人志とか有田哲平と私が言うと予測するんじゃないかと、
思われるのですが、それは違います。

たぶん、この二人に会ったら、
緊張して何も話せないと思うので笑。

握手してもらって、
「あとはお引き取りください」
ということになるので笑。

じっくり考えれば何人もいるのでしょうが、
今生きている有名人のなかで、
私がパッと最初に思い浮かぶ、
「会って話してみたいなぁ」と思う有名人は、
養老孟司さんですね。

私は養老孟司さんの書いてきたものを、
たぶん7割から8割ぐらいは読んでいます。

なにぶん量が多いので、
全部はカヴァーできていないと思うのですが、
それでもAmazonや図書館や本屋さんで、
養老孟司が著者名に入っていて
「これ読んだことないぞ」と思ったやつは、
必ず買うか借りるかして読んできました。

冊数にすると、50冊から100冊の間、という感じです。

なので彼の「思考の型」は、
頭の中に入っているわけです。

同じ著者でこれぐらいの数の著書を読むと、
「きっとこの人は、この問題について、
 こう語るだろうな」
という予測が出来るようになる。

つまり「養老さんのメガネをかけて」
世界を見ることができるようになるわけです。

読書を介して、著者との対話が最初、
「大学の大講義室で講義を聴いている」ようだったのが、
やがて「一対一で対話している」ようになり、
最後には、
「その話者の中に入り込んで、
内部から一緒に世界を見る」
というふうに「変質」していくわけです。

これは一人の著者について「思考の型」を体得する、
あるいは「内在的論理を把握する」という方法で、
実は読書の正統的なやり方だ、と最近知りました。

以下に引用する、佐藤優さんの「知の操縦法」の中の、
次の一節を読んだときでした。

引用します。

→位置No.144 
〈マルクス、、、西田幾多郎・・・誰でもかまいません。
まず一人の思想の型を知り、
その人の考え方ではどういうふうに物事を見ていくのかを知って、
また別の人の思想の型を身に付けていく。
これが正しい学知の学び方です。〉

▼参考リンク:「知の操縦法」佐藤優
http://amzn.asia/68h3cVN


、、、余談ですが、「位置No.」という耳慣れない言葉は、
私の中の「Kindle用語」です。

Kindleは文字の大小が変えられますので、
「ページという概念」がなくなります。
ページは「相対的なもの」になりますので、
絶対的な位置を表わすのに、
Kindleでは「位置No.」を使うのです。

時代ってこういうふうに変わるんですね。

話を戻しますと、
佐藤さんがここで言っているように、
「学知」を学ぼうとするとき、私たちは、
闇雲にランダムに、文献を読みあさる、
というようなことは効率が悪いからしません。

そうではなく、「特定の誰か」について、
徹底的にそのテキストを読み込むのです。
そしてその人の「内在的論理」を把握する。

そうすることで、
ひとつの「閉じられた円環」としての思想体系を学べる。
そうして後、次の円環に移っていく、
というふうに、「テーマよりも人物本位」で、
体系化された知識を獲得していく。

そのほうが「体系知」を得る上では、
絶対に近道ですよ、と佐藤さんは言っているわけです。

ちなみに佐藤さんがここで言っているのは、
ある思想体系を打ち立てた人、という前提です。

「よし、では私は堀江貴文の内在論理から入ろう」
これでは申し訳ないけどダメです。

過去の人なら「全集」が出版されている人、
現代の人なら、なかなか基準を出すのは難しいですが、
その人の書いたものが100年後も読まれているだろう人です。

こういう人は、一時代に4人も5人もいませんから、
養老さんが果たしてその一人かどうかは、
正直私も分かりません。

しかし、あくまで「私見」ではありますが、
戦後の著述家の中で、養老孟司ぐらい「頭の良い人」って、
私はあまり知りません。

立花隆や丸山真男や、
吉本隆明や小林秀雄も頭良いですが、
そのテキストが100年後も読まれているかどうかは謎です。

もうちょっとさかのぼり戦中、戦前になると、
鈴木大拙や西田幾多郎や賀川豊彦などがおり、
彼らのテキストは間違いなく「古典」になります。

今生きている著述家の中の「誰」が、
100年後も読まれる古典を書いているのかというのは、
「時代の判断を仰ぐ」ことなしには知り得ませんので、
予測不能です。

でも、あまり誰も言わないですが、
養老孟司は100年後に「全集」が読まれている一人なのではないか、
という見立てを私はしています。

それには理由がありまして、
彼の思想の基本というのはまず、人文系からではなく、
自然科学系の枠組みから出てきているという特徴があります。
養老さんは解剖学を専門とする医者ですから当然です。

そして彼はキリスト教の幼稚園に行った関係から、
西洋的な近代的自我の感覚も創造主への帰依の感覚も理解している。
そしてもちろん日本人ですから、細胞レベルで体得している、
「仏教」を深く理解している。

この「仏教」とは教条主義的な意味での仏教ではなく、
透徹した唯物論としての「本当の仏教」です。

つまり彼は「西洋と東洋の思想のぶつかり」の間で生きた人であり、
「自然科学の言葉を人文系に翻訳できる人」でもあります。
東洋と西洋、文系と理系、この二重の「交差点」に彼は立っている。
二つの海流がぶつかる所というのは良い漁場だと知られていますが、
思想もまたそういう側面があります。

しかし日本のみならず世界的にも学知の世界というのは、
「自分の専門分野に引きこもる」ほうが楽ですから、
こういう「思想的横断」が出来る人というのはとても少ない。

だからこそ彼が書いた「バカの壁」が、
400万部も売れるわけです。

、、、で、やっと質問カードに戻りますが、
私はこんなふうにいわば「私淑(ししゅく)」してきたのが、
養老孟司さんであり、一回話してみたいなぁ、
いろんなこと聴いてみたいなぁと思うのです。

東日本大震災のあと、たしかテレビで放映されていたのですが、
著名人があつまる「チャリティオークション」がありました。

その中で有名人が私物などをその場でオークションにかけて、
参加者がそれを競り落とす。
その収益をすべて、震災復興のために募金します、
というイベントです。

そのオークションに養老孟司夫妻が参加していました。
で、養老さんの奥さんが出品したのがなんと、
「ウチの主人を1日お貸しします」という権利。

なんともオシャレです。

、、、で、その権利を買ったのは
どこぞのお金持ちだと思いますが、
なんと落札金額は「100万円」でした。
(たしか100万円でした。
 大きくは間違ってないはずです。)

羨ましいなぁと私は思いました。

自分ならいくらまでなら出すだろう、
そしてその権利で何をするだろう?
とか想像して。

たぶん私は時間がもったいないので、
フリードリンクのカラオケボックスか何かを貸し切って、
メモを取るノートとボールペンを用意して、
前日までに質問を100個ぐらい考えておいて、
それで質問攻めにするでしょうね。

それほどに私は養老さんが好きです。
好きと言うより、「こんなに頭の良い人間がいるのか」
と、いつも魅了されているのです。

そして彼のどこか「超然とした」ところも好きです。
政治的な匂いはまったくしないけれど、
その「知恵」を求めて、数多くの日本の知識人が、
彼を慕って「師」と仰いでいます。
でも「徒党を組む」ということは一切しない。

自分はネコと戯れ、
ロールプレイングゲームを楽しみ、
ラオスに虫取りに行く。

彼のようなおじいちゃんになりたいなぁ、
と心のどこかで私は思っていまして、
憧れているわけです。

だから今日の質問の答えは、
養老孟司です。

皆さんは会いたい有名人、
誰かいますか?



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話すことと書くことにおける「コツ」について

2017.10.12 Thursday

+++vol.009 2017年4月18日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
話すことと書くことにおける「ちょっとしたコツ」について
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼フリートークと「ガキの使い」▼▼▼

さて、今日のオープニングですが、
特に書くことないです(笑)。

おそらく皆さんの大多数は、
定期的に何かを書いたり、
定期的にラジオやテレビでフリートークをする、
ということを、したことはないのではないかと思います。

人生において、そんなことをするハメには、
ならないほうが幸せだ、というのが私の持論です(笑)。

でもたとえば、
あなたが学校の先生ならば、「学級通信」を書かねばならないし、
市役所職員で「広報課」に配属されれば、
何らかの記事をひねり出さねばならないかも知れない。

親としてPTAの会報にに何か書かねばならないかもしれないし、
友人から結婚式でスピーチを頼まれるかも知れない。

そんなとき、わりと「困る」のです。
脳内にそんなに「話題のストック」はありませんから。

そんなとき、知っておくと役に立つ原則があります。
それは、「話題の範囲は狭い方が書きやすい(話しやすい)」
という原則です。

先日、「ガキの使いやあらへんで」の、
オープニングトークが「復活」しました。

私にとってこれは、
スマップ解散以上に大きな芸能ニュースであり、
内心興奮でおしっこが漏れそうなぐらいなのです笑。

やはりダウンタウンの天才たるゆえんのひとつは、
「フリートークの面白さ」にあるのだと私は思っていまして、
過去のフリートークをDVDなどでおさらいしますと、
作り込まれたM-1の漫才とかよりも面白いのがあるわけです。

代表的なので言いますと
「寿司屋のカウンターは格闘技だ」
「登山家・松本人志」
「オシャレな傘のさし方」
「ヤクザに車のミラーを当てられたときの話」
「松本が駐車場に閉じ込められた話」
などがあります。

▼参考動画:
ガキの使いのオープニングトーク
https://youtu.be/upcPRrazveY

即興でしている立ち話が、
作り込んだ漫才よりも面白いって、
どういうこと?

どんな才能だよマジで。
破格のスケールの天才だぜ、
という話なのですが、
ポイントはそこではありません笑。




▼▼▼フリートークにおける「ハガキ」の役割▼▼▼

私が言おうとしていたのは、
「話題が狭い方が話しやすい(書きやすい)」
ということです。

ガキの使いのフリートークには、
ひとつだけ「仕掛け」があります。

鋭い読者の皆様はもうお気づきかと思いますが、
そう、「ハガキ」です。

話題が途切れるとスタッフが、
ワゴンに載せられた「ハガキの山」を、
浜ちゃんのところに運んでくるわけです。

浜ちゃんはその中からランダムに1枚選び、
読み上げます。

そこにはたとえば、
「尾崎豊にバイクを盗まれたのは松本さんらしいのですが、
 そのときのことを教えてください。」
だとか、
「登山家としてエベレストにも登頂したことのある松本さんですが、
 初心者に登山の心得を教えてください。」
だとか、
「メジャーリーグの監督を14年、
 歴任していたことのある松本さんに質問です。」
などの質問が書いてあります。

松本人志は「はいはい、、、」と、
その質問に「全ノリ」します。
(*「全ノリ」というのは、
 その質問内容を否定せず、
 全部「乗っかる」という意味です)

要するにこれは「無茶ぶり」であり、
それに松本が乗っかり、
浜田がそれにツッコむ、という形で、
即興漫才を作り上げていく、
というのがガキの使いフリートークの「構造」なわけです。

ポイントはこの「ハガキ」で、
ここで何が起こるかというと、
「話題が設定され、絞られる」わけですね。

そうすると二人はやりやすくなる。




▼▼▼狭い方が話しやすいし書きやすい▼▼▼

ここに普遍的原則があります。
「話題の限定や制約」があったほうが、
話や書き物というのは「作りやすい」、
ということです。

「平和について話して下さい(書いてください)」
と言われると、非常に困る。

しかし、
「国家の平和にとって必要な要素を、
 政治家であるあなたが記者から質問されたら、
 どう答えますか?3つ挙げてください。」
という質問になると、一気に答えやすくなる。

お笑いも同じです。

「雑誌で何か面白いことを言ってください。」
と言われても、たいていの人はスベります笑。

しかし、
「廃刊寸前、全国発行部数170部のファッション誌、
 そのタイトルとは?」
というルールを設定すると、
いちおう考え始めることが出来る。

これを「大喜利」と言います。

だからプロの芸人さんは、
ざっくりした「フリ」が来た時に、
それを「振り直す」ということすらします。

たとえば黒柳徹子さんが、
「あなた何か人に面白いお話をしてらっしゃるんですってね。」
と、「超ド級の無茶ぶり」をしてきたとする(というか、してくる)。

それに対して芸人さんが「振り直し」をするときは、
「そうなんですよ徹子さん、
 例えば最近も、海外旅行に行ったときに、
 飛行機で面白いことがありましてね。、、、」
と話し始める。

こういう「振り直し」をするときは、
話題を「広げる」のではなく「狭める」のが大切です。

狭い方が話は作りやすいからです。

まぁ、上記の場合、話のオチに行く手前ぐらいで、
「そうですか私も先日海外旅行に行った時にパンダに会いましてね
 あなたパンダって知ってらっしゃる?
 まあいいわパンダって笹を食べるのそれでね、、、」
と、徹子さんが地獄のカットインで会話を奪ってしまいますので、
芸人にとっては悪夢の始まりです。

おそらく帰宅したらストレスで痔が悪化しています笑。

何の話だっけ?

そう、
「書くこと、話すことに困ったら、話題を狭くせよ」
ということです。

結婚式のスピーチなどでも、
「結婚というのは、、、、」
と話し始めてしまうと厳しいけれど、
「結婚生活におけるトイレ掃除について、
 本日は3つ話したいと思います。」
という風に、いわば「振り直し」をしてしまうわけです。
そうすると話しやすくなる。

そういう話です。




▼▼▼来週から質問カードでオープニングトークします▼▼▼

で、私のメルマガのこの「オープニングトーク」も、
はやくも話題に詰まってきましたので、
「ハガキ」を用いることを考えついたのです。

やっと結論に行き着いた笑。

ハガキといっても、
読者の皆様からの質問ハガキを受け付ける、
とかそういうことではありません。

それは「Q&Aコーナー」でやってますので。

そうではなく、自作自演で、「疑似ハガキコーナー」
をやりたいな、と思ってます。

私には「質問カード」というアイテムがあります。
これは私が自作している、
一枚のカードにひとつの質問が書かれた、
ワンセット100枚ぐらいの「カードセット」で、
いろんな用途に使えます。

小グループにも、デートにも、
夫婦の会話にも、家族旅行のドライブ中にも。

ひとつ300円(実費のみで利益はないです)で、
販売もしています。

「家内制手工業」かつ、
完全受注生産なので、
一般の小売店では手に入りません。
送料もいただきますがどうしても欲しいという人は、
「質問フォーム」からでもオーダーしてください笑。

で、この質問カードが、
自分で言うのもアレですが「秀逸」で、
プレゼントするととても喜ばれます。

類似品は英語などで時々見かけますが、
質問の「センス」があまり良くない。

あ、じゃあ自分で作ればいいじゃん!
とある時私は気付きまして、
この7年間ぐらいで、
100枚セットのものを8種類作りました。

そのなかからランダムに一枚質問を選び、
自分でそれに答える、
というのを、来週のこの、
「オープニングトーク」でやろっかな、
という話。

読者の皆様からしたら、
究極の「勝手にしろ」という話だと思いますが笑、
今日はそういう話です。

目標文字数に達したので、
今日はここまで!



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私がメルマガを選んだ理由

2017.10.05 Thursday

+++vol.008 2017年4月11日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
私がメルマガを選んだ理由
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼桜前線▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
東京では先週、桜が見頃でした。

私はいわゆる「花見」をする機会には恵まれませんでしたが、
移動中の電車の車窓から、
駅から自宅まで歩く道すがら、
東京の至る所にある桜並木を眺めながら、
あるいはその桜を携帯のカメラで
パシャパシャ撮っている人々を眺めながら、
「春だなぁ」と、小さな感傷に浸ったりしました。

あの人はあの写真をSNSにアップロードするのだろうか、
それとも家族に送るのだろうか、
それともそっと携帯のデータに入れ、
二度と見返すこともないのだろうか、と。

社交的でない私は携帯も、
カメラも、SNSも、あまり得意ではないので、
そっと、桜並木を網膜に焼き付けました。

東京では満開の桜ですが、
沖縄の人はそもそも桜咲かなかったり、
東北の人はまだ咲いてなかったり、
北海道の人は「蝦夷山桜」という山桜がありますが、
ソメイヨシノとはかなり趣が違う。

、、、とすると、
「日本の春」の満開の桜の風景というのは、
必ずしも日本の普遍的な原風景ではなかったりする。

北海道の人はそれでも、
「知るかそんなの」と開き直り、
スタッドレスタイヤを夏タイヤに履き替え、
雪解け祝いのドライブを楽しんだり、
あるいは雪解け祝いのバーベキューを楽しみます。



▼▼▼世界観をどう語るか▼▼▼

さて、毎度のことですが、
特に書くことがありません(笑)。

メルマガは毎週、楽しく書かせていただいているのですが、
もっとも困るのが、この「オープニング・トーク」ですね。

私はラジオを聞くのが好きですが、
ラジオ番組もきっと、「コーナー」は案外楽で、
オープニングのフリートークが一番の難関なのではないか、
と邪推したりするのです。

さて、本当に何を話しましょう笑。

そうですねぇ。
メルマガをなぜ、
私が書いているのかという話を。

この話は、構造的に大切な話とつながっていたりするので、
今後、何度も何度も繰り返して書くことになるかと思います。
、、、というより、このメルマガ自体、
何度も繰り返す「常套句」が
沢山出てくるかと思います。

「またこのくだりか」と、
読者の皆様は思うようになってくる。

それが「狙い」だったりもします。

このメルマガの裏テーマは「世界観」です。

メルマガを一定期間講読すると、
「世界ってこんな風に見ることができるんだ」という、
一定の視座もしくは一連の物語、
言い換えますと「世界観」が構築されていく、
ということを意図しています。

「世界観を世界観として語る」、
というのは実は、とても難しい。
その理由は、自分がかけているメガネの全体像を、
人はふだん把握できないからです。

「世界観」を語るとき、
じつは「その世界観というメガネ」をかけたときに、
「世界はどう見えるか」を説明することこそが、
世界観を語ったことに他ならない、
ということにある時私は気がつきました。

哲学用語をちりばめたからと言って、
それが哲学的な話とは限らず、
宗教用語を乱発したからと言って、
その話に宗教性が備わっているとは限らない。

逆に言えば、一貫して人体について語りつつ、
それがまぎれもなく哲学的な話、ということがあり、
政治や国際情勢の話をしていながら、
それが宗教的な話である、ということがあり得るのです。

村上春樹がエッセイで、
「あなたが牡蠣フライについて原稿用紙4枚の文章を書いたら、
 それはあなたについて書いたことに他ならないのだ。」
という意味のことを言っていて、
それを読んだ時、私はこのことについて
「啓示」を得たのです。

これを私は「牡蠣フライ理論」と読んでいる笑。



▼▼▼メルマガという2世代前のメディア▼▼▼

、、、で、このメルマガの裏テーマは、
「世界観の伝達」なのですが、
世界観を語るために、
私は世界観「について」語りません。

世界観から観た「森羅万象」について語るのです。

お笑いについて、ゲームについて、趣味について、
ファッションについて、衣食住について、政治について、
読んだ本について、映画について、世代について、
歴史について、日本について、外国について、語ります。

そうすると、「世界観」が語られたことになる。

、、、というところまでは良い。

あまり伝わった自信がありませんが、
一応了解されたとしましょう。

では、なんでまた「メルマガ」なのか。

これについて、今週は話します。
これもまた、
上手く説明出来るかどうかわかりませんが笑。

なんでまた私は、
2世代前の「化石化」したメディアを、
今更持ち出したのか、という話です。

世間はLINE、Instagram、TED、YouTuberの時代。
なぜ私は「メルマガ」なのか。

もう、あれです。
「クールポコ」のネタみたいです。

お「今日はどんな男がいたんだぃ?」

せ「かっこつけて、Instagramで、
 情報発信してる男がいたんですよぉ〜」

お「なに〜!やっちまったなぁ!!」

お「男は黙って」
「メルマガ」

お「男は黙って」
「ラジオのようなメルマガ」

せ「3世代前のメディアだよ〜」

(お:小野 せ:せんちゃん)

というやつですね。

▼参考動画:クールポコのネタ
https://youtu.be/RWcMDnWCwxQ


知り合いが「店を開いたんだよ」と言ってくる。
「えーー!!行く行く!! どこに!?」
「うん、新宿のゴールデン街」
みたいなもので、
乗り気だったその知人ですら、
かなりの格率で、「行かない」。

知らない人のために申しますと、
ゴールデン街というのは、
なんていうか、うらぶれたおじさんたちが集う、
うらぶれた飲み屋街で、
広い東京の中の「掃きだめ」みたいな場所です。
「歯の抜けたおじさんが、
 歯の抜けたおじさんに、
 安い酒を出す。」
そういう場所です。

ワインとかハイボールではありません。
ホッピーとかワンカップです。

余談ですが、松本人志が、
「さや侍」の主演に抜擢した能見さんというおじさんは、
ゴールデン街で発掘された「逸品」です。

能見さんは、料金が払えず携帯の通信を止められ、
無用の長物となったガラケーを、ポケットに入れていた。
松本が理由を問うと、「男のプライドです」と、
歯の抜けた顔で笑った。

そこから、
「刀の入っていない『さや』だけを持つ侍の話」
を、松本人志は思いついたのです。

すごいでしょ?

ゴールデン街の雰囲気も能見さんも、
私は大好きですが、
あまりなじみのない人からすると、
ちょっと「半歩下がって」しまう。

たじろいでしまう。

自由が丘とか三軒茶屋とかだったら喜んで店に行くが、
ゴールデン街はちょっと、、、

という知り合いも多い。

メルマガを開始するというのは、
ちょっとそういうところがある。
あまり積極的に登録してもらえることは少ない。
だって、「ゴールデン街」だから笑。

3世代前のメディアだから。



▼▼▼メルマガ特有の「音の響き方」▼▼▼

そんな大きなハンディキャップを背負って、
おまえはいったい何がしたいんだ。

と言われるかも知れない。

しかし、小さな勇気を振り絞り、
怖いもの見たさに、
メルマガをじっさいに登録し、
講読し、何度か読まれた方には
分かっていただけると思うのですが、
ここには、ここでしか出来ない、
コミュニケーションの「音の響き方」がある。

私は「これ」を狙っているので、
メルマガというメディアを選んだわけです。

なんというか、他のメディアは、
「通過していく」のですが、
メルマガの場合、「じんわり染みこむ」わけです。
大根がやがてぬか漬けになっていくように、
メルマガ講読を続けると、
そのぬか床の中で、著者も読者も、
変化を遂げていく。

この「過程」を私は大切にしたい。

だから、
他の手段ならば1000人見てくれるものが、
10人にしか見てもらえなかったとしても、
それでもメルマガを続けたいと思っています。

じっさい問題、現時点で、
メルマガ登録者の数は85人です。

声をかけたり宣伝して、
私がメルマガやってるらしい、
と知っている人の数は1000人ぐらいはいると、
見積もっていますから、10人に1人以下が、
勇気をもって「ゴールデン街」に、
立ち寄ってくれたわけです笑。



▼▼▼流行というのは本質において時代遅れだ▼▼▼

あと、私の性格が天邪鬼だから、
というのも少しあるかも知れない。

「これからの時代は○○だ」
と誰かが言っていることに、
橋下徹の言葉を借りるならば、
2000%手をださない。

橋下徹の行動を真似るなら、
じっさいは手を出す、
ということになってしまいますが笑。

これには性格的な原因以外に、
ちゃんと理由があります。

そもそもの話をいたしますと、
普通に生活している私の耳に届くような段階で、
「これからの時代は○○だ!!」
っていうような奴というのは、
超絶センスない奴に決まってるので(笑)、
「○○以外のことをする」が行動としては正解、
ということになる。

これは本当にそうだから覚えておいた方が良い。

誰かが「これからの時代は○○だ! 
乗り遅れるな!」と言ってたら、
そのときはすでに、○○は、
やっちゃだめなのです。

だって、「乗り遅れるな!!」
なんて言ってる奴に、
頭の良い奴なんているはずないんですから(笑)。

パタゴニアという私の好きなアウトドアブランドの創業者、
イヴォン・シュイナードが、「社員をサーフィンに行かせよう」
という本のなかで、
ポール・ホーケンのこんな言葉を引用しています。

「自分のアイデアをみんながいいと褒めたら、
 そのアイデアは時代遅れだ」

ちなみにこの『社員をサーフィンの行かせよう』は、
7年前に購入して、いまだに手もとに置いてある、
私の読書スタイルからいえば非常に珍しい書籍です。
買った本のなかで手もとに残すのは、
20冊に1冊以下ですから。

▼『社員をサーフィンに行かせよう』イヴォン・シュイナード
http://amzn.asia/fnXJzZg

流行というのは、本質的に時代遅れです。
それに乗っている人に頭の良い人間などいない(笑)。

だから流行の「逆張り」のほうがまだマシです。
「逆張り」もまた流行に影響を受けているので、
じつは同じ罠のなかにあるのですが、
これはまた別の話。



▼▼▼スローメディアとしてのメルマガ▼▼▼

そんな諸々の理由があり、
私は「メルマガ」という前近代的なメディアを、
選択している。

トランシーバーのような携帯電話で、
「しもしも?」と電話に出る芸人さんがいますが、
そんな気持ちです。

しかし、「ファストフード」が流行っているときこそ、
スローフードの重要性が高まります。

「断片化し、消費される消え物のメディア」が、
世界を席巻しているのが現代です。
トランプ大統領に代表されるように、
それを上手く駆使した人が「勝利する」
ように見える現代だからこそ、
誰も見向きもしない「じんわり型のメディア」が大事、
と私は思っています。

佐藤優氏は外交官として、
ソ連邦崩壊を「目撃」した経験から、
こう語っています。

ソビエト連邦という「人間の知性の敗北」
のような官僚的独裁体制が、なぜ終焉し、
ロシアとして生まれ変わることが出来たのか。

それはドストエフスキーやトルストイに代表される、
ロシア文学の影響力が、
民族として深い部分に刻まれていたからだ、と。

それがなければ、
スターリンによる「文化の自殺」から、
ロシアは立ち直ることが出来なかっただろう、と。

このメルマガにそんな大がかりなことは出来ませんが、
テレビにもネットにもSNSにも動画にも
出来ないような影響力を及ぼす
「可能性の萌芽」を私はこのメルマガに見ています。

たとえ今は、
その数は少なかったとしても。






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ゲームについて

2017.09.28 Thursday

+++vol.007 2017年4月4日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
ゲームについて
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼「脳を休める」技術としてのゲーム▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
今週の後半は1ヶ月半ぶりぐらいの、
「あんまり何にも予定がない週」でしたので、
本当にゆっくり過ごしました。

妻からも「そろそろ何もしない日を、
何日か連続でとらないと危ないよ」と、
助言されていたので、このタイミングで取れて良かったです。

5月はけっこう忙しいスケジュールになりますので、
4月はそれに備えてエネルギーを貯める月にできればと、
考えています。

、、、で、
さて、何もせずに休むといっても、
けっこう久しぶりのことだったので、
何をして良いのか分からず。

燃え尽きになって療養したことで私が得たことのひとつは、
「脳を休ませる」という技術でした。

昨年一年間、自分自身の病気療養体験をふまえ、
精神疾患患者のリハビリ施設などでも講演する機会があり、
毎回「質疑応答」の時間を持っていました。

たぶん、今年もそんな機会は何度かあることでしょう。



▼▼▼質疑応答と「具体と抽象」▼▼▼

話は少しそれますが、
実はこのメルマガを開始しようと思ったひとつのヒントが、
その「質疑応答」の時間でした。

参加者は自分や親しい人が病気の当事者なので、
「切実な必要」を抱えています。

私の病気療養体験はその方々にとって、
参考になることもあれば、
ピンポイントでは役に立たないことも多い。

しかし、そのあとに「質疑応答」の時間を持つと、
講師である私も予想していなかったような、
驚くほど有意義なやりとりが生まれるのに気づきました。

これは「具体と抽象」という話に関係があります。

▼「具体と抽象」細谷功
http://amzn.asia/b0PHpCX

この本は「具体と抽象」について非常にわかりやすく、
簡潔に説明されているので、
「具体と抽象」の教科書としてお勧めです。

「具体と抽象」という視点を持つことが出来るようになると、
世の中のいろんな「かみ合わない議論」が、
どうしてかみ合わないかが分かってきますし、
仕事が出来ない人が、どうして仕事が出来ないかが分かってきます。

議論がかみ合わない理由も、
仕事が出来ない人が仕事が出来ない理由も、
多くの場合「抽象度が違う話を混同する」というところに、
原因があることが多い。

たとえば、
「戦争は悪だ。」
という話と、
「憲法9条は変えた方が良い」
という話は、抽象度が違う世界では共存しますが、
具体的な議論としては矛盾と感じられます。

整理しますと、
「戦争は悪だ。平和を維持しなければならない。」
これは抽象度の高い話です。

一方で歴史を調べると、
「絶対平和主義=パシフィズム」こそが、
戦争を引き起こしてきたのであり、
「軍備による力の均衡」こそが、
戦争を回避し、平和を維持させてきた、
という分析も成り立つし、
これにはかなりの説得力がある。

だから具体的な議論としては、
「9条は改正したほうが良い」
という結論も「あり」だし成り立つ。

ところが、
「抽象度の差が分からない」人からすると、
この議論は永遠にかみ合わないことになる。

(私はちなみに、「護憲的改憲論者」というような曖昧な立場です。
 憲法が錦の御旗だとも、「憲法が平和を守る」とも思いませんが、
 改憲すると安全になる、というのもナイーブすぎると思っています。
 国家は暴力装置なので、武力は外部にも向きますが、
 内側にも向きます。

 仮想敵国も脅威ですが、
 国民にとっての現実的なもう一つの脅威は、
 じつは国家そのものです。
 国家がセコムとは違うのはその点においてです。
 国家を警備会社かなにかと勘違いしているのが多いのは、
 きっと日本が長いこと平和すぎたからでしょう。

 有史以来、日本国家が殺してきた外国人の数より、
 日本国家が殺してきた日本人の数のほうが圧倒的に多い。
 その点を踏まえて日本の安全保障の話は、
 慎重かつ大胆に行う必要があるかと私には思えます。
 ひとつ言えるのは、改憲にせよ護憲にせよ、
 「断定」する人とは話が合いません笑。)



▼▼▼「具体と抽象」、仕事の話▼▼▼

話を戻しまして「具体と抽象」の話。

仕事の例で行きましょう。
ある人が職場の先輩に、
「会議の資料は3枚以内にしてくれ。
 おまえの資料は長すぎて何が重要かわからない。」
と叱られた。

次の会議で彼は、
「A4半分の資料」を作った。
しかしそこには必要なことすら書かれていなかった。

これは、この人が、
「わかりやすく優先順位をつけて」、
もっと言えば、
「読む人のことを想像して資料を作れ」、
という抽象的な命題として脳内翻訳することができず、
「資料を短く」という言葉の上での具体的な指示を、
そのまま馬鹿正直にうけとり、
「短くて分かりづらい資料」を作ってしまった、
というミスです。

彼は今度は先輩に怒られます。
「こんな短い資料で分かるか、バカ」

彼は混乱します。
「先輩は短い資料が良いのか、
 長い資料が良いのか、
 オレには分からん!」

しかし、先輩が言っているのは、
「長い、短い」という具体的な話ではなく、
「わかりやすく読み手のことを考えた資料」
という、抽象的な命題なのです。

仕事が出来ない人というのは、
往々にしてこの「具体と抽象の区別」が、
ついていない人が多い。

具体的な命令を抽象レベルを上げて「解釈」できない。
また、「抽象的な話」を具体的な実践に落とし込めない。

仕事が出来る人というのは逆に、
「具体と抽象」の使い手ですから、
抽象的な命令を具体化に落とし込んだり、
具体的な事例を抽象度を上げて学び取り、
他の事例に適用できたりする。

こういう人は
「1を聞いて10を知る」
という人です。

1というのは具体的事例。
その事例から抽象的な原則を導き出す。
ひとつの抽象的原則は、
10でも100でも適用可能ですから、
「1を聞いて100を知る」
ことも可能なわけです。

しかし具体と抽象の知的操作が不得意な人は、
ひとつの事例に直面しても、
その抽象度を上げて原則を引き出せない。

だから100の具体的経験をしたとしても、
ひとつも「抽象的な原則」を形成できない。
だからその人にとっては、101回目もやはり、
「具体的な初めての事例」になっちゃう。

「君子豹変す」という中国のことわざがあります。
これは悪い意味と誤用されることの多い、
本当は良い意味のことわざです。
「君子=賢い人、立派な人」というのは、
過ちと分かればただちにやり方を変えるのだ、という意味です。

このことわざは「抽象度の話」として解釈することも可能です。
「君子」は抽象度の高いところで物事を把握出来る。
だから具体的行動においては「豹変」するのだ、と。

「昨日はああしたのに、今日はこうした」
と言われるような人には、二種類います。
単に一貫性のない気分屋か、もしくは、
具体と抽象を往復できる「君子」です。

後者がたとえばコンビニの店長だとしましょう。
昨日は「おでんを切らすな」と怒られたのに、
今日は自分がおでんのことなど放っておいている。
あの店長はわけがわからない、とバイトは思います。
「あんな上司にはついていけない!」

でも、気温を観ると分かる。
昨日は小雨が降って最低気温が5度だけど、
今日は小春日和で快晴。

今日はむしろ、アイスと日焼け止めクリームが重要です。
店長は「顧客を満足させる」という抽象度で仕事してますが、
バイトは「個々の商品の在庫状況」という部分で仕事をしている。
だからバイトには店長の行動に、一貫性がないように見える。
しかし店長は一貫して「顧客の心を読む」という、
抽象度の高い仕事をしているわけです。

君子は豹変するのです。




▼▼▼具体と抽象の両岸から橋を架ける▼▼▼

、、、
「具体と抽象」というのは、
ことほどさように、仕事のうえでも、
議論のうえでも重要な知的操作ですが、
それを意識して行っている人は少ないです。

だからこそ、あなたがそれを「学べ」ば、
他者との差別化が可能です。

だから先ほど紹介した、
「具体と抽象」という本はオススメです。

、、、という「具体と抽象」の話ですが、
教会の説教でも、何かのセミナーでも良いのですが、
私に限らず、講師が不特定多数に語りかけるとき、
というのはある程度「抽象度を高める」必要があります。

抽象度の高い話でないと、
「適用範囲」が狭まるからです。

私の病気の話ならば、
「私は何ヶ月休職し、
 病院は○○という病院に行き、
 薬は○○という薬を飲み、
 朝は何時に起きて夜は何時に寝て、、、」
という話をされても、
それぞれに病状も違えば与えられた環境も違うわけですから、
それを聞いてもほとんどの人にとっては役に立たないばかりか、
同じ事をしたら害になる場合すらある。

さっきの「短い資料」と同じですね。

だから「抽象度を上げる」わけです。
「病気という『人生における歓迎されざるネガティブなもの』と、
 最初私がどう向き合い、そしてそれとの関係性がどう変化し、
 変化によって私の人生観、世界観にどのような違いがもたらされたか」
という話にする。

そうすると、なんと、
病気をしたことのない人にすら響く。

これが「抽象化」の力です。

ところが、「抽象化」によって犠牲にされるものも、
当然出てくるわけです。

それは、個々の具体的な症状や、
参加者の家族関係、仕事の状況、
病院との付き合い方、休養中の具体的な過ごし方について、
ピンポイントで具体的なアドバイスを与えることは出来ない。

それをなんとかしたいなぁ、
と途中から思い始めまして、
去年の夏ぐらいから、1時間の私の講演のあとに、
10分間の休憩を挟み、その間にその場で回収した、
質問の紙切れを仕分けして、
病気の経験者としての私と、
「病気に寄り添う側」としての妻で、
時間の許す限り、質問に答えていく、
という方式にした。

そうすることで、
前半は「抽象」の側から具体的な聞き手に語り、
後半は「具体」の側から質問に答えることで、
抽象的原則へアプローチできる。

つまり、
前後半の2時間を使って、
「具体」と「抽象」の両方の側から、
橋を架ける、ということに成功したように思えたのです。

これには大きな手応えを感じました。




▼▼▼メルマガという落としどころ▼▼▼

、、、で、私は考えました。

私が今後、さまざまな形で情報発信していくうえで、
こういった「両方から橋が架けられるような対話」という形式は、
実現可能だろうか?と。

私は9年前からブログを書き続けていますが、
そこではなかなか難しいことは自明でした。

ブログで「対話」を試みているブロガーや有名人は、
何人かいますがことごとく失敗しています。
(何を成功とするかという定義にもよりますが)

読者が付和雷同して「右向け右」をする、
「ファンクラブのような内輪ウケの雰囲気」になるか、
もしくは「コメント主同士の場外乱闘」みたいになる。
もしくはその両方が起きている。
どちらにしても、それを見せられる側は、
あまり楽しいものではない。

うん、ブログは違うな、と。

で、講演会やセミナーも、
もちろん今後も要望があるかぎりは続けていきますが、
昨年の施設での講演みたいのは例外で、
ほとんどの場合は時間的な制約からも、
「モノローグ」におちいりがちである。
(それに意味がないとは言いません。
 そう思ってるからこそ続けているのです。)

では、どうしたら、
情報発信者として、
具体と抽象の両側から「橋を架ける」ような、
「有意義なダイアローグ」を、生み出せるか。

私がイメージしたのは「ラジオ」です。

ラジオという二世代前のメディアが、
じつはけっこう私の理想に近いことを発見した。

ラジオにはハガキが来ます。
以前はハガキ、10年前はFAX、今はメールとTwitterです。

テレビで「dボタンを押してください」みたいにして、
「双方向性」を生みだそうとしている、
「サムい生放送番組」を時々目にしますが、
じつはあんなの、ラジオが何十年もやってきたことです。

そういった意味では、
ラジオほど「ダイナミックな」メディアはないのです。

リスナーとパーソナリティの間に、
対話が生まれる。

パーソナリティが「具体的なエピソード」を語る。
リスナーがそれを抽象化し、「自分の具体」を語る。
それをさらにパーソナリティが受けて、、、
という「コミュニケーションのダンス」が生まれるのがラジオです。

というわけで、そうだ、ラジオやろう、
というのも良いのですが、体調のこともありますし、
参入障壁というか、やるとなると大がかりになりそうだったので、
もっともラジオに似ていて、しかも参入障壁の低いメディア、
として私が見つけたのが「メルマガ」だったわけです。

それから何種類かの有料メルマガと、
何種類かの無料メルマガをじっさいに登録してみて、
読みました。

それで確認しました。
「あぁ、これはラジオに似ているぞ」と。

それで、「これなら行けそうだ」と感じたので、
2月に開始しました。

私の目論見は、
いまのところ上手くいっているように見えます。
読者の皆様のおかげです。

、、、で、なんだっけ?

もともとは、「休む」ということを、
療養中に学んだ、という話をするつもりでした。
そこから、今週ゲームをしたよ、
という話に持っていき、
私のゲーム論を語るつもりだったのが、
文字数的にキツそうなので辞めます(笑)。

どんだけ話の構成下手だ、という(笑)。

「スベらない話」なら、
松本人志に共演NG出されるレベルです。

「ゲーム論」はまたいつかやります。

私の年齢になってゲームする人も、
あまりいないと思うので(笑)、
いつか語りたかったんですよね。

ゲームについての質問も募集しております。





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読むラジオとラジオブーム

2017.09.21 Thursday

+++vol.006 2017年3月28日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
春めいてきました。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼「読むラジオ」とラジオブーム▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
メルマガを書くようになって、
はや2ヶ月がすぎようとしています。
ラジオなら「番組開始から二ヶ月」ということですね。

だんだんと書くことが習慣化されてきて、
思考の「フロー」を活性化させるという意味でも、
メルマガは良いリズムと流れを作ってくれているように、
感じています。

さて、ラジオで言えば、
「オープニングトーク」にあたるこの文面。

先週は3.11のことを書いたりしましたが、
今週は正直、書くことがないです(笑)!

パソコンを開いて、
さて、メルマガを書くか、、、
と思ったものの、
特に書くことがないという(笑)!

、、、このメルマガのタイトルは「読むラジオ」ですが、
この数年間、私はラジオを聞くことが好きです。
世間的にもラジオは「静かなブーム」です。

デジタルガジェット環境の変化によって、
「ラジオを聞く」ということの利便性が高まったことが、
その理由でしょう。

スマホとストリーミングというのは、
じつはラジオを聞くのに理想的な組み合わせだった、
と世間が気づきつつある。

スマホという先端技術が、
ラジオという二世代前の斜陽メディアの追い風になるとは、
誰しもが予想しなかったことです。

しかし、往々にして、
技術というのは意外な方向性に役に立ったりするものです。
開発者が意図したようには使われない。

たとえばこれを見てください。

▼山善 食器乾燥機
http://amzn.asia/hg3wPOn

レビューをよく読むと、
誰も「食器乾燥機」として使っていないのが分かります。
購入者の9割以上が「プラモデルを乾かす」ことに使っている。

これは技術が開発者の意図とは違う形で使われている好例です。
私は大学が「自然科学系」でしたが、
大学の研究室なんて「こんなの」だらけです。

「そのために開発されたもの」は異常に高いから、
あれ?東急ハンズにある「これ」でいいじゃん、
ってなる。

開発者が見たら、
目をむいて驚くような使われ方を、
道具というのはされたりするものなのです。

きっとスティーブ・ジョブズが、
2017年の日本では、
スマホがラジオを聞くために結構使われてるよ、と聞いたら、
顧客体験を支配したい病的な衝動を持つ彼なら、
キレるかもしれない。

「なぜビートルズの音楽や、
 AppleTVでのピクサーの映画じゃないんだ!」と。

「オールナイトニッポン?
 ふざけるな!」と。



▼▼▼「宣伝活動」にご協力を!▼▼▼

、、、余談はさておき、
この「読むラジオ」は、
何度も繰り返してきていますが、
「読めば聞こえてくる親密な会話」を目指しています。

不特定多数、全方位的に、
とにかく「メッセージを拡散」するのとは違い、
「メルマガ登録」という、「玄関」を通っていただき、
そして、たとえば暖炉を囲んでコーヒーを片手に、
マシュマロを焼きながら、友達と親密な会話をするような、
あるいはそれを傍らのロッキングチェアで聞いているような、
そんな「雰囲気」のメルマガにしたいと思っています。

こんな志でメルマガを書いている人は、
私の知る限り日本に存在しませんから、
このメルマガはそういったジャンルでいえば、
「日本に唯一のメルマガ」です。

今後も楽しみながら、
執筆を続けていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いします。

ついでに言いますと、
どうか「宣伝」にもご協力いただけると、
大変ありがたいかぎりです。

私は自己宣伝が超絶下手くそなので、
「メルマガ読んでくださいよ。
 面白いから。」
って、言えないんです。
それじゃ駄目だと自覚はしているのですが。
でも、たぶん無理です。
「商才」ゼロですから笑。

「これ面白いよ」と言えない。
もしかしたら、その人にとっては、
「クソつまらない」かもしれないじゃん(笑)。

でも、何度かこのメルマガを読んでくださった、
読者の皆様は、
「あぁ、この感じなら○○さんは喜んで読むだろうな」
「なんだったらお金払ってでも読むだろうな」
と思う人が、一人ぐらいは
知り合いにいるような気がするのです。

もしそういう人がいるなら、
是非、勧めてあげてください。
そうやってジワジワと、
読者の輪が拡がっていくことが、
私の継続のモチベーションにもなりますし、
「Q&Aコーナー」の充実にもなりますので。



▼▼▼先週の記事の補足説明▼▼▼

さて、先週は、森友学園の話をしました。
ちょっと「政治がかった」話でしたが、
けっこう周囲からの評判は良く、
ある程度の反響がありました。

私はある政治的な意見を、
誰かに押しつけるつもりもありませんし、
あなたがどのような政治信条を持とうが、
それは各々の自由だと考えます。

先週も繰り返しましたように、
フランスの思想家ヴォルテールの
「私はあなたの意見に反対だが、
 あなたがそれを言う権利は死んでも守る」
という精神がとても大事だと思います。

また、現代社会というのはとても複雑なので、
自分を、政治的に「保守だ」とか、「リベラルだ」とか、
定義するのが難しい時代でもあります。

かつては自分を「右」だとか「左」だとか、
あるいは「ノンポリ」だとか、
「アナーキスト」だとか、
ある種のポジション取りをすることで、
発話したものです。

しかし、今の時代、そういった区分けは、
「脱構築化」され、意味を失っています。

どういうことか。

たとえば、「保守」は、
原発推進派で、
憲法改正に賛成で、
集団的自衛権に賛成で、
親米・反中・反韓で、
伝統的家族形態を重んじることに賛成で、
移民受け入れに消極的、
という「保守パッケージ」がある。

そして「リベラル」は、
原発反対派で、
憲法改正に反対で、
集団的自衛権に反対で、
反米・親中・親韓で、
性的マイノリティに理解があり、
移民受け入れに積極的、
といった「リベラルパッケージ」がある。

、、、で、
「どちらかのパッケージを買ってください」
と言われているようなものなのが、
今の選挙であり、新聞講読の選択であり、
言論界における「ポジショニング」だとしたら、
それはあまりにも乱暴すぎやしないか、
と誰もが思っている。

「幕の内弁当」か、
「点心飲茶」のどちらかを選べ、
みたいな話です。

おにぎりと小籠包が食べたい人だっているし、
焼き鮭とシウマイが食べたい人だっている。

政策の話なら、
原発推進派で、
憲法改正には反対で、
移民受け入れには積極的で、
親米的で、中国を警戒し、
性的マイノリティには理解がある、
という人もいるのです。

この人は、保守なのでしょうか?
それとも、リベラルなのでしょうか?

つまり、
「誰を支持するか?」
という問いはハッキリ言って、
意味をなしていない。

「安倍さんを支持する」
だとか、逆に、
「アベ政治を許さない!」
というのはだから、
ちょっと「人治政治」のようなところがあり、
あまり議論としては奥行きがないわけです。

タレントの春香クリスティーンさんが、
そういう「パッケージ化された政治論争」に疑問を持ち、
右翼の総本山からリベラルの論客まで、
いろんな人に話を聞きに行った、
という書籍があり、
わりと読みやすいのでお勧めです。

▼ナショナリズムをとことん考えてみたら
http://amzn.asia/eBuxGTC

彼女はスイス人と日本人のハーフです。
スイスでは小学校のときから
「政治の議論」をする練習をするそうです。

たとえば今の日本ならば、「共謀罪の法案」について、
支持する側と支持しない側で、クラスを半分に分ける。
そのとき、自分が本当は「そうでない」と、
思ってる側のグループに入れられたりする。

つまり自分は「共謀罪の法案成立に反対」と思ってるけど、
「賛成」のグループの一員として、
「反対」のグループの言っていることの矛盾を突いたり、
「賛成」にどれほどの意味があるかという証拠を集めたりする。

そういう訓練をする。
これを「ディベート」と言います。

きっとこういう高度なのは中学生以降とかですが、
こういう訓練が出来ているかどうかで、
大人になったときの「選挙」の重みは違ってくる。

「よく分からないから投票しない」とか、
「どうせ変わらないから投票しない」とか、
薄っぺらいニヒリズムに陥らないし、
根拠もなく政党を支持したり、
根拠もなく政党を毛嫌いしたりしない。

こういう素養は、
日本の教育界にも社会全体にも欠けたところだと思います。

、、、その「素養」のレベルを底上げする、
なんていうのは私には荷が重すぎます。

しかし、このメルマガで今後も、
政治の話をするとしたら、
私はこれからも「メタ議論」をします。

つまり、
「Aという意見」を私は支持する。
、、、だからみなさんも、
Aという意見を支持しましょう、
とは決して言いません。
それをするのは、
私が舌を噛んで死ぬときです笑。

そうではなく、
「Aという意見」を私は支持する。
それはBという前提を私は持っていて、
それにはこういう実証と根拠があって、
そこから論理を進めていくと、
Aという結論に行き着くと思うからだ。

という「道筋」について語るつもりです。

、、、ということは、
Cという前提を持っているひとからすると、
私の論法を辿った結果、「Aと反対」
という結論に至るかもしれない。

それでいいんです。

私は「方程式」を広めたいのであり、
「答え」を流布したいのではありません。

「こう考える」という方法を提示したいのであって、
「これが答えだ」という結論を押しつけたいのでは、
ありません。

「方法」を身に付けると、
世の中のあらゆる事象について、
一定の「視角」を得ることが出来ます。

座標軸が敷かれるのです。
そうすると、ネットやメディアで、
大衆が「あれって○○だよねー」と言っているときに、
「方法」を持っている人は、独自の判断をすることができます。
その答えが大衆と同じだったとしても、
やはり自分で到達した答えというのは違います。

そして、あなたの行動は「微妙に」違うものになります。
それは外からの観察者には気づかれないほど、
小さな差異かもしれませんが、その「小さな違い」は、
人生全体でみると、ものすごく大きな違いをもたらすのです。

そういう「考え方」の一例として、
先週は森友問題を語りました。

、、、先週の記事の「補足説明」でした。



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今週は「140文字祭り」、、と、分割送信について

2017.08.31 Thursday

+++vol.003 2017年3月7日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
今週は「140文字祭り」、、と、分割送信について
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼「書く」ことについて▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
今回は第3号です。

マルティン・ルターは、
「前進し、書き、
 書くことでまた前進する」
と自分を表現したそうです。

この言葉の元ネタは「神学の父」と言われる、
アウグスティヌスだそうですが。

私も「書くことで前進する」タイプだと、
自分では思っています。

しかし書いているだけで「前進」がないと、
バスケットボールのピボットと同じで、
同じ場所をぐるぐる回ることになりますが。

書くこと(=考え、思索すること)、
前進(=行動、実践すること)、
と仮に言い換えますと、
アウグスティヌスの先ほどの名言は、
行動と思索の間における、
「弁証法的過程」とでも言えるでしょう。

思索によって行動が変えられ、
その変えられた行動によって、
今度は思索が変えられます。

ちなみに、このメルマガの隠れテーマのひとつは、
「弁証法」です。

「弁証法」というのは、
人の知的営為において、
非常に重要な動的発展過程です。

それを「一言で」説明するのは難しいからこそ、
私はメルマガを書いています。

もっと言えばきっと、
私自身も弁証法を理解する過程にあり、
メルマガを書くことは私の思索や行動に、
「弁証法的な変化」をもたらすでしょう。

読者の皆様がメルマガを一定期間読み続けると、
「あぁ、これって弁証法なのかなぁ」と、
分かるようになるということを目指して、
このメルマガを私は書いています。

自分の生活や仕事や信仰や思索や人生が、
弁証法的に発展していくということが、
どのようなことか、体得されていく、
それに寄与できたら著者としては法外の喜びです。

ですから「弁証法」に関しては、
これからも何度も繰り返し書くつもりです。

それが私自身の、それこそ弁証法的な、
「知的営為の成長過程」の、
足跡にもなるはずです。

話を戻します。

「考えるな、感じて、動け。
 、、、そして動き続けろ」

、、これでは駄目です。

これもまたもうひとつのピボットなので、
同じ所を逆回転するだけです。

「とにかく考え続ける」も駄目です。

「脳という内燃機関」の大切な燃料は、
「経験」ですから、自分で行動してみないと、
思索は深まりません。

「失敗」は特に良い燃料になります。


▼▼▼日本語の作文技術▼▼▼

、、、書く、というのは、
考えるということです。
考えるというのは書くということです。

「うまくモノを考えられない」という人に、
どのような訓練をしたら良いか、
と問われたら、書く練習をするように、
私なら勧めます。

小学校の先生が「話すように思ったままを書きなさい」
と教えてくれましたが、あれは端的に間違いです。

書くためには「書くように書く」ことを学ばねばなりません。
話し言葉と書き言葉は違います。

国会議事録や理事会議事録などには、
逐語記録というものがあります。

逐語記録というのは発話された「あー、えー」なども含めて
そのまま記録したものですが、これを読むと、
主語述語関係などが破綻しまくっていて、
読めたものではありません。

それなのにその場で話を聴いた人に意味が通るのは、
それが「話し言葉」だからです。

「書くように書く」ためにはある種の訓練が必要です。
だからこそ「文章を書く」というだけのために、
山のような数の書籍が出版されています。

そのような書籍を私もたくさん読んできましたが、
もっとも良かったのは7年ぐらい前に読んだ、
本多勝一の「日本語の作文技術」でした。

目から鱗とはこのことで、
「書くことは技術」ということがよく分かり、
あれを読んでから自分の文章が変わった、
と自覚しています。


▼▼▼140文字祭り▼▼▼

、、、さて、今週のメルマガは、
「140文字祭り」です。

新コーナー
「陣内が先月観た映画」を立ち上げました。
先月、つまり2017年の2月に私が観た映画を、
次から次へと紹介していくというこのコーナー。

「陣内が先週読んだ本」にならい、
140文字で映画評論をします。

評論はしますが、
点数や星をつけることはしません。

本にも映画にも、
私のEvernoteの記録には星がついているのですが、
それは非公開です。

映画を観る本数にはムラがありますので、
5本以上観た月だけ、
この「先月観た映画」をやりたいと思ってます。

Amazonプライム会員になり、
タブレットで鑑賞するようになってから、
映画を観る本数は一気に増えました。

バスで長時間の移動中とか、
地味に東京都内で30分電車に乗るときとか、
寝る前に布団の中で、とか、
細切れの時間で観てると、
一ヶ月でけっこうな本数を観られる、
というのは驚きでした。

べつに高い志をもって映画を観ているわけではなく、
単なる暇つぶしに近いですが、
たとえばYouTubeで猫の動画を見るよりは、
有意義なことが多いです。
あくまで「たとえば」ですが笑。

映画というのは小説に近く、
他者を疑似体験する娯楽ですから、
想像力の幅が拡がります。

良い映画には、良い小説と同じ滋養が含まれている、
と私は思います。
悪い映画には悪い小説と同じぐらいの毒が含まれている、
というのも真実ですが。


▼▼▼分割送信と、Q&Aコーナー▼▼▼

あと、今週から、マイナーチェンジとして、
メルマガを分割送信します。

先週は文字数がかなり多く、2万字(!)を超えました。
だいたい、文庫本の一章分ぐらいのボリュームがあります。

かなりの読み応えがあったはずです。

このメルマガは「タブレット」で読むのに最適化されています。
なぜなら、私がタブレット端末を所有しており、
いつもメルマガはそれで読んでいるからです(自分勝手!)。

パソコンでももちろん読めますし、スマホでも読めます。
ガラケーは、、、、ちょっとキツいかもしれません。

ただ、この手の媒体というのはいつも、
ふたつの問題を抱えます。

1.スクロール問題。

2.改行問題。

文字数が多いとスクロールが大変な端末も出てくる。
そして改行の頻度は、端末によって差が出てくるので、
変なところで改行されたりする。

まったく改行されないと、
「余白の少なさ」と「文字密度の迫力」に圧倒され、
メルマガを送った人のうち、
最後まで読んでくれる人の割合が極端に減る笑。

あちらを立てればこちらが立たず、
という痛し痒しな状態なわけです。

それでもなんとか、
ある種の均衡点を見つけていかねばなりません。

、、、で、
とにかくまずスクロール問題を、
ちょっとでも解消しようと思いまして、
メルマガを「前半」と「後半」にわけ、
2分割送信しようというのが今週からの試みです。

よろしくお願いします。

それから、「先週読んだ本」と並んで、
「Q&Aコーナー」を、このメルマガの機軸コーナーにしたいので、
毎回、たとえ質問が一つでも、Q&Aコーナーをレギュラー化します。
その分ボリュームアップしています。

「Q&Aコーナー」は、皆様からの質問を多くいただけるほど、
盛り上がりますので、ぜひ遠慮なくたくさん質問をお寄せください。

どうぞよろしくお願いします!





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能力があれば働いてみたい企業

2017.08.28 Monday

+++vol.025 2017年8月8日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
今週は「カロリーハーフ」でお送りします。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼夏バテでしょうか?▼▼▼

メルマガ読者の皆様、こんにちは。
これを書いているのは8月7日月曜日の午後ですが、
都内は相当に暑いです。

昨日の午後教会でワークショップを導いたからなのか、
先週の日曜日の戸田での奉仕の疲れがまだ残っているからか、
最近はわりと人と会って話す予定が増えてきているからか、
それともただシンプルに暑いからなのか、
もしくは急激な老化なのか、
あるいは上記のすべてなのか、
原因は定かではないですが、
とにかく脳が思うように働きません。

イメージとしては自動車のエンジンが、
オーバーヒートしているような感じで、
アクセルをべた踏みしても20キロぐらいしか出ない。
ラジエーター関係がイカれているようです。
病気のこともありましたし、
こういうときはあまり出力を上げないのが吉です。

、、、私は学んだのです。

なので、
私の「セコンド」である妻からのアドバイスも鑑み、
今週のメルマガは「超ライト」にしたいと思います。

きっとこの暑さの中、
高密度で濃密な大ボリュームのメルマガを読む、
というのは読む側にとっても書く側にとっても、
不幸なことだと判断しました笑。

今週は「カロリーハーフ」でお届けします。
「週替わりコーナー」と「Q&Aコーナー」は、
まことに勝手ながらお休みとさせていただきます。
ご容赦ください。


▼▼▼働いてみたい企業▼▼▼

、、、という良いわけめいた前置きの後、
今週も「質問カード」いきます。

では、引きます。
今週の質問はこれ。

▼今週の質問:
「能力があれば働いてみたい企業はありますか?」

、、、いい質問ですねぇ。
みなさんはいかがでしょう?

そもそも私は「能力」はあまりありませんので、
「能力があれば」という架空の条件設定はありがたいです。

わりとこういうことを考えるとき、
私は職種や企業イメージよりも、
「どこに住むことになるか」のほうを優先したりします。
あまり多数派ではないですが。

私の(架空の)職業選択の規準の優先順位は、
1.どこに住みたいか?
2.どんな人と一緒に働きたいか?
3.どんな内容の仕事をしたいか?
だったりします。

(じっさいは「0番」に、
 私の信仰と「召命(神の導き)」が加わりますので、
 それがいま私が東京に住んでいる唯一の理由です。
 この条件がなければ東京は住む場所としては、
 「考え得る最後の選択肢」です笑。)

、、、それを踏まえて早速、
思いつく中で、働いてみたい企業を、
挙げていきたいと思います。


1.六花亭(よつ葉乳業)

▼参考リンク:六花亭
http://www.rokkatei.co.jp/

言わずと知れた「六花亭」です。
私は大学時代の6年間を、北海道帯広で過ごしましたが、
六花亭は帯広に本社を構えるお菓子会社です。

十勝平野は甜菜(ビート)という砂糖の原料が沢山収穫され、
そして言わずもがなの、「酪農王国」ですから、
良質な牛乳、バター、チーズ、砂糖が豊富にあります。
その「地の利」を生かして作ったお菓子やケーキは、
道外出身者が度肝を抜かれる価格と品質です。

全国の人になじみが深いのは、
「マルセイバターサンド」でしょう。

▼参考画像:マルセイバターサンド
https://goo.gl/st9afA

、、、そう、あの、バターとレーズンが挟まった、
「おいしいやつ」です。

そう。
たしかにあれも美味しい。
マルセイバターサンド、大好きです。

しかし、北海道に住んでいない人々は、
六花亭のポテンシャルの半分も味わっていない、
と私は敢えて主張したいのです。

六花亭のお膝元である帯広には、
駅前に本店があり、近郊にもいくつかの大型店があります。
これらの店舗に行ったことがないという六花亭ファンは、
本当の六花亭ファンとは言えない、と私は思うのです。

北海道各地にある六花亭の大型店舗には、
飲食スペースがあります。
このタイプの店舗を北海道以外で展開するつもりはないと、
潔くも六花亭は名言しています(カッコいい!)。

、、、で、
この「イートイン」のメニューこそが、
六花亭の「本気」なのです。

ショーケースには、
ショートケーキやモンブラン、
チョコレートケーキや各種タルト、
そしてパフェやソフトクリームなど、
いわゆる町のケーキ屋さんにあるような、
ラインナップが並んでいるのですが、

その「価格と品質」がヤバイ。
東京で有に500円は超えるケーキが、
六花亭では200円台で買えます。
しかも東京のものよりもボリュームがあり、
そして味も美味しい。

当然です。
新鮮な乳製品を使っているのですから。

さらに、コーヒーはサービスで無料です。
マジか。

さらに、これは北海道在住の人でも、
知らない人が多いですが、
六花亭の一部店舗では、「ピザ」が食べられます。
この、六花亭のピザがマジで美味い。
薄いピザ生地に、もっちりとしたチーズが載っており、
バジルはあくまで香り高く新鮮です。
ハサミで切って食べます。

▼参考画像:六花亭のピザ
https://goo.gl/pM2dMs

「十勝スタンダード」では、
ピザのファーストチョイスはピザハットではなく六花亭、
セカンドチョイスはドミノピザではなく「10.4」です。
「10.4」に関してはマニアックすぎるので、
ここでは語らないことにします。

、、、六花亭の企業文化については、
すでに多くの書籍やメディアで紹介されているので、
皆さんもご存じかも知れませんが、
六花亭は、
「お菓子というのは、
人に夢や楽しさを与えるものなのだから、
社員が夢や楽しさを持っていないといけない。
だから社員は人生をしっかり楽しみ、
夢とワクワク感を持って生活して欲しい」
というポリシーをかかげていて、
社員の福利厚生や、
有休取得に非常に積極的に取り組んできています。

会社が積極的に社員に、
「休みを取って遊べ」と言う。
その「遊び」のなかに、人々に夢やワクワクを与える、
インスピレーションや活力が隠れているはずなのだから、、、
というわけです。

しかも、北海道に住める!

なんてすばらしい企業なのでしょう。
もう一度人生があったら、
六花亭の社員は「アリ」だなと思っています。

私は大学生のとき、
一定期間、本当に六花亭に、
就職することを考えた時期があります。

、、、ほぼ同じ理由で、これも北海道の乳製品製造業の、
「よつ葉乳業」への就職を考えたこともあります。
獣医師の募集は、食品衛生がらみで、
一定数ありますから、これらの企業への就職は、
いまでも0.5パーセントぐらい諦めていない、
というところがあります(笑)。

まぁ、40がらみの私にとってのこの手の妄想は、
オタクのおじさんが、
「まだアイドルとの結婚を諦めていない」
といってるのと同じぐらいの確立の低さですが。


、、、さて、5つ挙げたのですが、
ここで説明する脳の活力が枯渇しましたので、
2位から5位までは、説明は割愛し、
列挙するにとどめます。

2.十勝毎日新聞社(帯広)

3.キングジム(またはコクヨ)(東京都)

4.YKK(富山県)

5.琉球大学(沖縄県)

、、、という感じです。
説明が中途半端ですが、
以上!!

みなさんはどんな企業にでも就職できるとしたら、
どんな会社で働いてみたいですか?





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メルマガをはじめるにあたり、、、

2017.07.26 Wednesday

+++vol.001 2017年2月21日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のひとこと
メルマガをはじめるにあたり、、、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼なぜ「メルマガ」なのか?▼▼▼

こんにちは、陣内俊です。
記念すべき「メルマガ第一号」の読者となってくださった皆様には、
心より感謝いたします。

なぜ私がメルマガを書こうと思ったのかは、
長くなるのでいきなり割愛(笑)しますが、
おおざっぱに言いますと、
9年間ブログを書き続けてきたことと関係があります。

ブログというのは不特定多数に向けて、
私の場合は著者である自分の身元を明らかにし、
「誰が読んでいるかは分からない」という、
「情報開示の非対称性」という土俵で、
ブログを書き続けていました。

2013年に病気で2年間療養するまで、
ほぼ毎日のようにブログを更新する、
というのは私の「言語運用の鍛錬」という意味では、
非常に有意義な経験でしたし、ブログを読んでくれていた、
離れた地域に住む「面識のほとんどない人」が、
私の「心の声」を訊いてくれていて、共感してくれ、
そしてじっさいに話すことでさらに親密で発展的な関係が構築される、
などという、「思わぬ果報」ももたらしました。

しかし、特に2011年以降からだと私は記憶していますが、
公共的なサイバー空間で発言する、ということの「難度」があがり、
リスクが高まり、そしてメリットが減った、という感覚を持ちました。

何かを発信することは、
「これはAである」ということです。
それはつまり「これはBではない」と言うのと同じことです。
論理学の「矛盾律」といいます。
(排中律ともいいます。)

で、世の中にはAからZまでの意見を持つ人がいるわけですから、
「これはBだ」ということに命を賭しているような人が、
たまたま私の「これはAだ(つまりBじゃない)」という記事を目にして、
気分を害する恐れがあるのです。

もちろん2011年以前も「矛盾律」はあったわけですし、
状況が違ったわけではありません。

しかし、「ブログやSNS」というものの黎明期には、
まだけっこう牧歌的なところがあって、
書く側は「のびのびと」書くことが出来ていました。

それはたとえば昭和初期の電車の社内では
社内で喫煙も唾はきも横行していた、
というような話にも似ていています。

ある文化が黎明期を超えて成熟期になって、
いろんな暗黙知が蓄積されたこと、それから、
2011年を境に、「日本がひとつではない」ことが可視化されたことで、
公共空間において、発話するということが簡単ではなくなりました。



▼▼▼ラジオとメルマガが面白い▼▼▼

それはテレビもそうですしネットも、
そして紙の文字媒体もそうです。

そんななか、比較的のびのびとやっている二つのメディアが、
ラジオとメルマガ(と書籍)なんではないかと、
気がついたわけです。

本当は全部やってみたいのですが(笑)、
まずは参入障壁の一番低い「メルマガ」を私は手始めに選びました。

、、、で、この第一号を配信する前に、
家族や友人やFVIの関係者に協力してもらい、
12名に「試作版の読者」となってもらい、
試験的に3週間にわたり、記事を書いてみました。

結果、相当に楽しい(笑)。

メルマガとブログ、
書く側にとって何が違うんだろう、
どちらも書いたことのない方は思われるかも知れませんが、
これが違うんです。

なんというか、
殺伐とした駅のホームで拡声器で話しているのと、
家の玄関を通っていただいて、
バックヤード(欧米か!)に設置したバーベキューの炎を一緒に見ながら、
暖かい飲み物を飲みつつ、リラックスして数人で親密な会話をする、
というぐらい違います。

駅のホームの拡声器は、正直しんどいです(笑)。
しょっちゅう言葉につまるし、書こうと思ってやはり書かないことが、
約9割、という感じ。

たき火を囲んでの会話は、とてもやりやすい。
もちろん一定の責任は生じるわけですが、それでも、
「メルマガ登録」という玄関を一応通ってもらった上での発信は、
もっと気軽に、それこそざっくばらんに、のびのびと書くことが出来る。

なんていうか、すらすら言葉が出てきます。
とどまるところを知らない。

書くボリュームはだから、
本当はもっと書きたいけれど分量を押さえている(笑)ぐらいです。



▼▼▼メルマガの行く末▼▼▼

このメルマガが果たして、
どのような発展を見せていくのかということは、
書いている私にも分かりませんが、
とりあえず「半年」続けることは決めています。

そのあともちゃんと読者がついて、
未来に向かって展望が見え続けていたなら、
ずっと続けていきたいと考えています。

私はこのメルマガを書くために、1年半ほど前から、
身銭を切って3種類の有料メルマガを一定期間講読して、
「メルマガとは何か」について事前調査しました。

それで分かってきたのは、
メルマガはメディアとしてはテレビよりもラジオに近く、
「仮想コミュニティ」を創りやすいメディアだということです。

ラジオリスナーの方には分かっていただけると思いますが、
ラジオの良いところは、パーソナリティとリスナーの間に、
「仮想共同体」が自然に構築されていくことです。

ラジオに寄せられるメールやファックスを通じて、
リスナーとパーソナリティ、リスナーとリスナーの間に、
「対話する関係性」が生まれ、
それぞれの番組に固有の「空気」が作られていく。

テレビではこういうことは起きませんし、
ブログでも、あまりこういうことは起きません。

メルマガはラジオに近い共同体が作られる
可能性のあるメディアだと思っています。

私が目指すこのメルマガの「雰囲気」というのは、
「たき火を囲んで話し合う親密な会話」が、
このメルマガを読むと、聞こえてくる、
そんな風になっていけば著者としては最高の幸せだと思っています。

そのような「対話」が生まれるために、
今週も掲載している「Q&Aコーナー」は、
非常に重要なコーナーですので、
ウケ狙いでも何でもよいので、
是非いろんな質問をお寄せ下されば幸いです。

【Q&Aコーナー専用フォーム】
▼URL
https://www.secure-cloud.jp/sf/1484051839NyovBkYI



▼▼▼「PR」掲載について▼▼▼

最後に、メルマガには毎回PRを入れさせていただいています。
私は非営利組織のFVIという団体の担い手として活動しており、
原則としてセルフサポート(*)という形態を取っていますので、
「陣内俊を支える会」への有志の皆様からの寄付金によって、
支えられています。

*セルフサポート:
団体からの給与でなく、
有志の支援者の献金によって生計を立てる活動形態

「陣内俊を支える会」のご支援を通して
活動を支えてくださる仲間や、
FVI「声なき者の友の輪」と志を共有してくださる方々の、
裾野が広がっていくことで活動が可能になります。

メルマガは本来「有料」であり、
このメルマガは月額1080円(税込)のつもりで書いています。

それを無料で配信できるのは、
テレビやラジオの番組に「コマーシャル」があるのと同じで、
最後の「PR」を毎回させていただくことを
「広告料」と見なしているからです。

もしメルマガを読んで気に入ってくださり、
陣内やFVIの活動を応援したいと思ってくださる方がいましたら、
祈り、応援し、ご支援くださるとともに、
お知り合いにこのメルマガの事を伝えたり、
FVIの活動のことを広めたり、講演に呼んでくださったりしたら、
大変、ありがたく思います。

よろしくお願いいたします。




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パイロット版読者の皆様へ

2017.06.07 Wednesday

+++パイロット版vol.3 2017年2月14日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■次週から本格始動します!
パイロット版001〜003号をお読みくださった皆様へ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼来週から、本格始動します。▼▼▼

パイロット版にご協力いただいた皆様のおかげで、
「どうやらこんなペースで執筆できそうだぞ」という目算を、
得ることが出来ました。

12名の協力者の皆様にはあらためて、お礼を申し上げます。

いよいよ、と言いますか、晴れて、と言いますか、
来週から一般にも告知して、このメルマガを正式に立ち上げる予定です。
どうか今後もメルマガを応援くだされば幸いです。

何度も書いていますが、このメルマガは無料ですが、
月額1080円(税込)のつもりで書いています。
ボリュームと情報密度において、
巷の有料メルマガにひけを取らない内容と自負(?)しております。

このメルマガを読むことで、読者の生活と人生が、
「ちょっと豊かに」なったら、著者としては至福です。



▼▼▼新コーナーの立ち上げと、コーナーの代謝▼▼▼

さて、3回にわたり「試作品」を作ってきたわけですが、
このメルマガの「ポテンシャル」の、ほんの一部が見えただけだと、
私は思っています。

今後、ラジオ番組のように、新たなコーナーが次々と立ち上がり、
同じペースで消えていくコーナーもある、みたいな感じで、
「コーナーの代謝」が起きてくることをもくろんでいます。

また、読者の質問やご意見を発端として新しいコーナーが始まったら、
さらに楽しい発展になるのではないかと思っています。

パイロット版で立ち上げた「初期コーナーは以下の5つ」

▼今週の「ブログでは言えない話」

▼本のエスプレッソショット

▼陣内が先週読んだ本

▼今週の一言

▼Q&Aコーナー

どのコーナーが面白かったか、どのコーナーをもっと読みたいか、
本当は読者の皆様にアンケートをとれたら嬉しいのですが、
その辺はおいおい、評判を聞いてまわりたいと思います。

今後立ち上げを考えている、
「ダッグアウト」に控えているコーナーたちには、
次のようなものがあります。

▼今週の時事ネタ

▼読むラジオ「こども版」

▼お笑いルポ

▼病気を読み解く〜2年間の病気で学んだこと〜

▼テーマ別コーナー
(ビジネスマンのための読むサプリ・
 信仰者への読むサプリ・
 病気を抱える人への読むサプリ)

▼今週観た映画・観たテレビ番組

▼海外で昔、こんな経験しました。

▼質問カードでひとこと

▼映画評論「シネマサプリ」

▼140文字で答える、「Q&A祭り」

▼陣内俊の「すべらないレシピ」

以上のようなコーナーがダッグアウトに控えていますので、
今後順次、バッターボックスに立たせて見たいと思っています。
まったく打てなかったら早々に引っ込めますが(笑)。

読者の皆様にも、「こんなコーナーがあったら面白いのでは?」
というご意見をお寄せいただけましたら嬉しいです。



▼▼▼このメルマガ発行の深い位相における「狙い」とは、、、?▼▼▼

現代は非常に「困難な時代」です。
いつの時代だって生きるのは困難なのですが、
これまでの「困難さ」とはちょっと違う困難さを、
現代を生きる人々は抱えているのではないかと思います。

それは単に「受験が、仕事が、生活が大変だ」というような、
「直線的な」生きづらさとは違い、
自分や人々が「生きるということ」を構成する要素が、
バラバラなアトムに分解され、それを統合する紐帯がない。
敢えて言葉にすれば、そういった困難さです。

「これが紐帯だ」と大声で叫ぶ声が時々聞こえるが、
それはあまりにも陳腐な「安物の物語」であったり、
極端な国家主義だったり、おぞましい排外主義だったりする。

かといって現実と距離を取り、
「ニヒリズム」に陥るのも、
「それは違う」と心のどこかで分かっている。

ニヒリズムに陥らず現実にコミットし、
なおかつポストモダンの世界において、
自分自身が脱構築されバラバラにならずに生き抜く、
というのは、わりと大変なのです。

今の時代のような困難さを抱える時代に、
私たちが生きる上でとても大切なのは、
「世界観」です。

大切なのは「世界をどう見るか」という
「世界を捉える方法」を、体得することなのであって、
各分野についての知識を大量に積み重ねることではありません。

神学者N.T.ライトは
「キリスト教は宗教ではなく世界観だ」と言っています。
この困難な時代に、人々に「統合された世界像」を提示する、
「切り口」を提供することが、深い位相における、
私の「宣教活動」であり「預言の働き」だと考えています。

そして「切り口」は一冊の本を読んだり、
一回何かのメッセージを聞けばそれで身につくものではなく、
何度も、何度も、繰り返し、繰り返し、
その考え方を聞いたり読んだり考えたり実践したりする中で、
皮膚からしみこむようにして身につくものです。

何人かのメルマガをじっさいに講読してみて、
またこれまでの私の信仰の歩みからも、
私はそれを体験しました。

だから私は何度も同じ事を、
このメルマガで繰り返し書くことになると思います。
同じ事を違う角度から何度も書きます。
「森羅万象、あらゆることを、一貫した世界観で、語る。」
その世界観こそが、ライトのいうキリスト教そのものなのです。
これがこのメルマガの「秘密」です。

この「舞台裏」は来週以降は、
たぶんあんまり明示的に語る事はないと思いますので、
この号で書いておこうと思いました。



▼▼▼告知にご協力をよろしくお願いします。▼▼▼

、、、さて、三回にわたり、試作品を書きました。
ご協力くださった、12名の読者の方々、
本当にありがとうございました。

この三通のメールは、しばらく他の人の目に触れることのない、
「幻の三通」になります笑。

もしこの三通を読んで、
「あぁ、このメルマガは読む価値がある。」
「これが無料で読めるというのは知らないと損だ。」
と思っていただけた、という方がいましたらお願いがあります。

頭に思い浮かぶ、「これを読みたいだろうな」という、
知り合い方がいましたら、是非、
このメルマガについて教えてあげてください。

こちらがリンクになります。
https://www.secure-cloud.jp/sf/1483951705IFhlBFWg

SNSなどでシェアしてくださっても結構です。

FVIのホームページや、私のブログやSNSなどでも、
告知していく予定ですが、
いかんせん私は内向型人間で、自己宣伝が極度に苦手なので(笑)、
皆様にご協力していただけると力強いです。

よろしくお願いします。



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スマホ時代の二宮金次郎たち

2017.06.07 Wednesday

+++パイロット版vol.2 2017年2月7日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今週の「オープニングトーク」
「スマホ時代の二宮金次郎たち」
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼パイロット版にご協力ありがとうございます。▼▼▼

こんにちは。陣内俊です。
今回はパイロット版第2号です。

書くボリュームや配信頻度、
内容やコンセプトを固めるのに、
いまは試運転期間ですので、
ご協力くださっている方には心より感謝いたします。

自動車メーカーが新車を発売するとき、
専用のレーストラックを、何百キロも試運転して、
安全性に問題がないかなど、あらゆるチェックをしますね。

あれと似たようなものです。

メルマガをはじめたは良いが、
2ヶ月で方向性が見えなくなってしまった、
とか、送信頻度設定を間違えて、
「休刊」だらけになってしまった、
とならないように、
皆さんのお時間をいただいて、
「実験」させていただいています。


▼▼▼スマホの登場とラジオの復権▼▼▼

、、、さて、
このメルマガのタイトルは「読むラジオ」としました。
なぜ「読むラジオだったのか」という話を、
今日はしたいと思います。

この数年、静かなブームとして、
「ラジオの復権」が言われています。
スマートフォンが「マス相」にまで普及したことが
大きく影響しています。

ラジオ番組はYouTubeなどの
動画配信サイトにアップロードされますので、
それにより「過去の番組にさかのぼって聞く」
ということが可能になりました。
(著作権的にはグレーらしいですが汗。
 ストリーミングは大丈夫らしいです。)

また、電車や車での通勤、
料理や掃除などの手を使う「作業」などは、
「耳が留守」になります。
そのときに情報をインプットする手段としてラジオは優れています。

以前、ラジオというのは中途半端なメディアで、
家のコンポでラジオを聞くという人は少数派でしたし、
手のひらサイズのトランジスタラジオを持ち歩いている、
という人も私はお目にかかったことがありません。

しかし「スマホの登場」が状況を一変させました。

若きスティーブジョブズがいみじくも夢想したように、
「テレビとカメラと電話とラジオと文房具と地図と本とコンポと、、、」
を、手のひらのなかに入るサイズに凝縮した道具が、
スマホなわけです。

なので、人はいつも、
コンポとテレビと本棚とCDラックと、
電話と地図とコンパスと、
、、、
そして、ラジオを、
持ち歩いているわけです。

「ラジオが聞きたいからスマホを持つ」
と言う人はおそらく皆無です。

しかし、スマホが何をしたか。

ラジオの「値段と質量」をゼロにしたわけです。
スマホ所持が標準設定になったいま、
それに付随する「ラジオ機能」に、
人は1円も払わず、1グラムも余計な荷物を持ちません。

しかも、YouTubeやラジコなどの登場によって、
時間的制約からも自由になった。
常にHDDに「全録画」出来ている状況です。

すると、人は気づくのです。

ん?

ラジオって、案外、いいぞ、と。


▼▼▼タブレットでラジオを聞く私▼▼▼

何を隠そう私もまた、
この数年の「デバイス環境の変化」によって、
ラジオの良さに目覚めたひとりです。

私はちなみに、
スマホは持っていません。

特に変わった思想を持っているわけでも、
ユニークな新宗教を信じているわけでもないのですが、
私は一貫してスマホを所有したことがありません。

「今後も持たない」とは言いません。

いつか持つことになるでしょう。
だって、きっと、ガラケーなくなるから泣。

いくら
「わらじしか履かない!
 拙者は靴など履かんでござる!」
とわめいていた江戸末期、
もしくは明治初期の「元サムライ」でも、

いつかは靴を履かねばならない。

だって、わらじ、売ってないんだもの泣。


、、、靴、すげーいいじゃん泣。


すげー歩きやすいじゃん号泣。


、、、ということになるのです。


きっと。


、、、話を戻しますと、
私はスマホを所持していませんが、
タブレットを所持しています。

7インチのタブレット、
SonyのXperiaZ3というやつです。
国内用はSIMロックがかかっているので、
海外から並行輸入品を買い、
格安SIM(月額980円)を入れて運用しています。

タブレットは、スマホの「通話機能」を除けば、
スマホで出来るすべてのことが出来ますので、
私がラジオを聞くようになったことと、
タブレットを所持するようになったことは、
関連があります。


▼▼▼療養期間に「ラジオ」に出会った2014年▼▼▼

2年前病気療養をしているとき、
「闇に押しつぶされそうなつらい時間」を、
どのようにやり過ごすか、
というのは重大問題でした。

「休み方を修得する」
ということだけに、半年を要しました。
心療内科では薬を処方してくれますが、
休み方は教えてくれません。

カウンセラーと相談しながら、
自分の「脳」が、どうやったら、
すっかり休むことが出来るのか、
それを模索することに腐心しました。

最初の半年は、焦りと不安と罪責感とで、
どうしても「もがき、あがいて」しまうので、
上手に休むことが出来ません。

最初の2ヶ月は文字が神経に突き刺さるように感じて、
文字を読むことも出来ず、どうやり過ごしたかも覚えていません。
遠くを見ていると理由は分からないけれど泣いていた、
みたいなことが多かったと記憶しています。

文字が読めるようになってからは、ひたすらに読書をしました。
読書は「思考停止」の良いツールでした。
ひたすら著者の「思考のトラック」に、自分の思考を載せて、
「ミニ四駆のサーキットを走らせる」ように、
脳を自動運転させます。

それが「脳を休ませるひとつめの方法」でした。

本を読むことで思考停止していられる時期が3ヶ月ほど続くと、
本を読めない時期が訪れます。

そうすると今度は、ゲームをすることによって思考停止しました。
「ゲーム脳」という言葉がありますが、
ゲーム(やパチンコ)をしている人の脳は、
前頭葉の活動が有意に低下していることが実証されています。

それを「逆手にとって」、
私は療養期間中の脳の休息のために、
ゲームを利用しました。

ゲーム→読書→ゲーム→読書
というのが、「不可逆的な脳の疲労」である、
「燃え尽き症候群」の療養中に、
私が脳を休息させるために学んだ、
ふたつの方法でした。

しかし、読書とゲームの時期の「端境期」に、
そのどちらも出来なくなることがあります。

そのときに助けられたのが「ラジオ」でした。
タブレットで過去のラジオ番組を、
ストリーミング再生してそれを聞くことで、
ときに自殺念慮に導く「自律的思考」を
ストップさせることが出来ました。

そのときに聞いていたラジオは、
「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」という、
過去のラジオ番組で、その頃にこれが「子守歌」になってから、
現在でもなぜか、これを聞きながらだとよく眠れます。

体調が回復してくると、
「くりぃむオールナイト」以外にも、
様々なラジオ番組を試すようになりました。

最近は聞く番組は決まってきていて、

▼J-WAVE JAM THE WORLD
(月曜の津田大介さん、木曜の萱野稔人さん、
 そして金曜の青木理さんの回を中心に)

▼TBSラジオたまむすび
(月曜日の「週刊ニッポンの空気」という、
 コラムニストの小田嶋隆さんがゲストのコーナーが面白く
 その20分間だけを聞きます。)

▼三四郎のオールナイトニッポンゼロ(好きなお笑い芸人のラジオです)

▼山里亮太の不毛な議論(同上。山ちゃんは77年生まれ、同級生です。)

▼「くにまるジャパン」と「あさラジ」
(佐藤優さんがしゃべる回だけ聞きます。)

▼過去番組の「放送室」(松本人志と放送作家の高須さんの伝説のラジオ)

▼リック・ウォレン牧師の説教(Daily Hopeというサイトから聞けます。)

、、、と、このぐらい。

これらを、あるときはラジコで、
あるときはYouTubeで、
ストリーミング再生して聞いています。

ラジオの良いところは、
耳さえ空いていれば良いので、
両手がふさがっていても聞けるところです。
「聞く読書」ですね。

今気づきましたが、
「読むラジオ」と、
「聞く読書」は、
同じ道を逆走しているのですね。
言語活動的には似ているはずです。

、、、で、
この「聞く読書」を、
あるときはトイレ掃除をしながら、
あるときは布団で寝付くために、
あるときは靴を磨きながら、
あるときはパソコンで単純作業をしながら、
あるときは地下鉄で移動しながら、
あるときは歩きながら、
あるときは洗面所で歯を磨きながら
聞いているわけです。

時間としては週に5時間〜10時間ぐらい(?)ですが、
必ず何かを「しながら」聞いているので、
テレビのように「時間を無駄にしてしまった」という感じはありません。


▼▼▼二宮尊徳とスマホラジオ▼▼▼

二宮尊徳は薪を運ぶという「労働」をしながら、
留守になった両手と目を使って読書をしました。

いまでも薪を運びながら読書する彼の銅像が、
全国至る所の小学校におかれているのは、
彼の「学びの姿勢」に、
何か私たちが感ずるところがあるからでしょう。

現代社会で仕事中に本を開いて勉強している人はいません。
(本を読むこと自体が仕事の一部である場合を除いて)

しかし、現代でも
「労働しながら学ぶ」という精神は失われていない、
と私は思っています。

どういうことか。

じつは現代の「二宮尊徳的な行為」というのは、
通勤中や単純労働中に、留守になった耳で情報を取り込む、
「スマホでラジオを聞くこと」などという形になって、
現代社会に復活しているのかもしれません。

Amazonによる新サービス、
「オーディオブック(音読された本を「聞く」)」や、
以前から活発なポッドキャストによる外国語学習も、
この流れを汲んでいると言えるでしょう。

東京の地下鉄に乗りますと、
ほとんどのひとが何かを「聞いて」います。
音楽を聴いている人もいるかも知れないし、
スマホゲームの音を聞いているのかもしれない。

しかし、少なからぬ人が、
英語のリスニングであったり、
Amazonのオーディオブックだったり、
TOEICの勉強だったり、
BBCの英語放送のリスニングだったり、
「耳を使って学問する」ことに費やしています。

また、私は地方都市にも生活したことがありますが、
通勤のために毎朝、平均すると車で片道30分から40分間、
つまり往復1時間以上を、車のなか過ごします。

スマホを車のスピーカーにつなぎ、
それこそ「耳学問」をしている人は、
大勢いるのではないでしょうか。


▼▼▼「読むラジオ」の楽しみ方▼▼▼

私がこのメルマガを「読むラジオ」としたのは、
そのような「ながら勉強」に役立てていただこう、
という意図があったからです。

「上質な暇つぶし」でも良いと思っています。

電車の中で、
あるいは誰かを待っているとき、
細切れの空き時間に、このメルマガを読んで、
ほんの少しでも、皆さんの人生が豊かになってくれたら嬉しい、
とういう気持ちで書いています。

購読料はいただいていませんが、
月額1000円のつもりで書いています。

興味のないところは読み飛ばしてくださってかまいません。
楽しみ方は「読者に100パーセント一任」しています。

でも、このメルマガが、
皆様の生活に少しでもお役に立てたら、
これほど嬉しいことはありません。




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15歳のあなたは今のあなたを見てどう思う?

2017.01.11 Wednesday

+++vol.022 2017年7月18日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
久しぶりの質問カード
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼15歳のとき、、、▼▼▼

先週はオープニングトークはお休みでしたが、
今週は2週ぶりにやります。
そう、「質問カード」。

では、引きます!

▼今週の質問:
「15歳のあなたは、
 今のあなたを見てどう思うでしょう?」

、、、皆さんならいかがでしょう?

私の場合、そうですねぇ。
まず、15歳のとき、私は岡山県倉敷市に住んでいました。
15歳というのは、中学3年生から高校一年生になる年齢ですね。

そのころ私はタバコを吸い、
学校の白シャツの中に赤いTシャツを着、
眉毛を剃り、当時流行っていたサイドバックという髪型をし、
カマキリハンドルといって、
あり得ない角度に曲がったハンドルのついた自転車に乗り、
校則違反のズボンを履き、
(「ボンタン」という名前です。アメのことじゃありません笑)
2度ノーヘルを摘発されたので自転車通学の権利を失ったのに、
近所に住む友人の家を「駐輪場」として使うことで、
法の抜け道をかいくぐって自転車通学を続け、
すべての教科書・参考書を学校の机の中に「置き勉」してるので、
学校に持っていく学生鞄は羽毛のように軽く、
そのくせ定期試験の成績はクラスで一番なので、
学級委員に任命され、
「学級委員がああいう生活態度だと、
 クラス全体の指揮が下がるので困る、、、」
という理由で、気の弱い担任の山口先生が、
我が家まで来て玄関で母に「陳情」するのを、
「やかましいわ山口のくせに。センター分けのくせに。」、
とか内心思いながら、部屋でファミコンを続けていました。

外見もやってることも、
超絶ダサいのですが、
当時の私は「かっこいい」と思っていました。

たぶん尾崎豊を聞きすぎたのだと思います笑。

「とにかくもう、学校や家には、
 帰りたくないぃぃ〜♪」

、、、という気分ですね笑。

高校に入ると、
そういう「ヤンキー」みたいな人が、
まったくいない地元の公立進学校でしたので、
なんか途中からバカらしくなって、
学生服も生活態度も全部普通にもどりました。
なのでタバコは18歳でやめました笑。

それ以来まったく吸ってません。
何の自慢なのかまったく分かりませんが笑。



▼▼▼オジサンとしての現在▼▼▼

15歳のときの自分が、
今の39歳の私を見たら、
いったいどう思うんだろう、、、。

考えてみますと、
今の私は、あのときの担任の、
センター分けの山口先生よりも、
年上なわけです。

なんか「すげーな」と思います。

、、、というか、
30代も後半にもなりますと、
「自分がおじさんおばさんだと思っていた人たち」が、
年下になっていたりして驚くことが増えます。

たとえば、「こち亀」の両津勘吉の年齢設定は、

なんと、

、、、

「36歳」

です。

余裕で年下ですね笑。
ぜったい年上だと思ってたのに。

サザエさんが「若い」のは有名で、
なんと24歳。
マスオさんは28歳。

二人とも一回り下なわけです。
20代夫婦のサザエさんやマスオさんは、
「弟であり妹」です。

さらに皆さんを驚かせますと、
「アナゴさん」というマスオさんの同僚の年齢は衝撃です。

なんと彼は、

、、、

「27歳」。

マジかよ。

老けすぎだぜ。

▼参考画像:アナゴさん
https://goo.gl/aHoUdg

、、、というわけで、
15歳のときの私が今の私を見たら、
「おじさんだな」と思うでしょうね。
街ですれ違ったら、
「あ、おじさんとすれ違った」と笑。

なんせ「両津勘吉よりも年上のひと」ですから、

「君の名は」みたいにタイムループしたとしても、
お互い気付かないんじゃないでしょうか。
1992年の岡山県倉敷市に私がタイムスリップし、
当時の「カマキリリーゼント細眉毛」
の私と自転車ですれ違っても、
私は「昭和かよ!!」と心のなかでツッコミを入れ、
向こうは「おじさんかよ」とスルーする。

以上です。

悲しいですね笑。

まぁ、人間というのは7年で全ての細胞が入れ替わりますから、
もうあれから、かれこれ最低3回は細胞が入れ替わっています。

だからあれは「別人」です。

「知らない奴」と言っていい。
「面識のないヤンキーのなりそこない」です笑。



▼▼▼15歳の自分の「影響」▼▼▼

、、、15歳の私と現在の私の、
地続きな部分が逆に何かあるかどうか、
ということで考えた場合、
そうですねぇ。

このメルマガを書きながら私は、
イーグルスのベストアルバムを聴いているのですが、
当時の私もイーグルスを聴いていました。

そして当時の私は、
同じ岡山県出身の甲本ヒロトが率いる、
ザ・ブルーハーツに心酔していたのですが、
今も心酔しています。

当時家ではもっぱら、
据え置き型ゲーム機の、
「スーパーファミコン」をしていたのですが、
今も「プレイステーション」をしています。

当時の私は毎週ジャンプで「スラムダンク」を、
死ぬほど楽しみにしていましたが、
今も私は井上雄彦の書く漫画も本も、
すべて買って読んでいます。

当時、マイケルジョーダンがシカゴブルズで3連覇したりして、
空前の「NBAブーム」が日本を席巻していて、
家でもブルズの試合を見たりツタヤで
VHSのバスケのビデオを借りてきて、
見たりしていましたが、
今も私はNBAの試合を見るのが大好きです。
当時のシカゴブルズの現役シューターの、
スティーブ・カーが、現在、
ゴールデンステイツ・ウォリアーズのヘッドコーチになっている、
みたいな「隔世の感」はありますが。

あと、最近自覚するようになったのですが、
当時私が住んでいた岡山県倉敷市というのは、
「繊維の街」でもあります。
日本産のジーンズの圧倒的シェアを誇っていたりして、
「アメカジ文化」が根付いています。

だから、中学生のときの同級生とかもオシャレで、
みんな自分の着るものに気を使っていた。
古着屋にも行くし、アメカジショップにも一緒に行った。
私は「比較的貧乏なおじさん」になった今でも、
ファッションに関しては「わりとコンシャス」です。

ファッション誌を講読するほどでもないし、
毎シーズン新しい服を買うほどでもないですが、
着るものについて考えるのが好きです。
ファッションの「論理」が好きというか。

それは15歳のころ毎日のように一緒に遊んでいた友人が、
みなファッション大好きでオシャレを意識していたからだ、
と最近気がつきました。

、、、という私の「思い出話」でした。
このように考えると案外「15歳の自分」は、
今の自分を形成するパズルのピースになっていたりしますね。

皆様の「15歳」は、
どんな15歳でしたか?




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