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「不特定多数への発信は難しい」

2017.06.07 Wednesday

+++パイロット版vol.1 2017年1月31日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週の「ブログでは言えない話」
「不特定多数への発信は難しい」
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼ブログを9年間書き続けてみて、、、▼▼▼

私は2008年からブログを書いています。
気がついてみると足かけ9年間、
ブログを書き続けている、
ということになります。

2013年10月から2015年11月まで、
途中、約2年間の療養期間を除くと、
あるときは毎日、
あるときは週に一回、
などバラツキはあるものの、
不特定多数へ向けての「アウトプット」を、
9年間続けてきたことによって、
いろんなことが分かってきました。

私のブログ「陣内俊Prayer Letter ONLINE」
http://ameblo.jp/shunjinnai-kingdomcome/
は、現在も稼働中ですし今後も更新を続ける予定です。

ただ、この数ヶ月は特に、
毎朝更新される「journal」という、
私の個人的な朝の静思の時間の記録が主体になっています。

これは自分でもあまり楽しい読み物ではないと自認しており(笑)、
評判も良くないです(笑)。



▼▼▼デボーションを公開した意外な「効用」とは▼▼▼

ただ、去年の春から、
デボーション記録を毎日更新するようになって、
約1年が経とうとしているわけですが、
これが読者に恩恵を与えたかどうかは留保するならば、
私自身にとっては非常に有意義な「習慣」になりました。

私は意志が強いほうではありませんし、
自己管理能力は端的に言って低いです。

しかし、「公開する」という制約があるため、
日々聖書と向き合い、それを咀嚼するという習慣の、
定着率と、その質は飛躍的に高まりました。

言うまでもなくデボーションというのは、
他人のためにではなく自分の霊性のためにするものですが、
「これを公開する」という制約が適度な負荷を与え、
日々の習慣に良い影響を与えたと思っています。

ブログの話に戻ります。

9年間ブログを書いたことによって、
私に起こった良いことがあるとするなら、
それは「書く」ということの楽しさを発見したことと、
そして書くという表現技法の
日々の筋トレの意味を果たしました。

一昨年、一冊の英語の本を日本語に翻訳しました。

翻訳で最も大切なのは英語力よりむしろ日本語力です。
日本語が日本語として破綻せず、
なおかつ読む人のことを考えられた、
「読みやすい」文章になることが、
翻訳においては非常に大事です。

7年ほど前にも、
一冊の本を訳しているのですが、
今回のものと一昨年のものは、
訳した自分が読んでも、
その日本語力の差は明瞭です。

日々ブログを書き続けたことは、
そのような効果がありました。



▼▼▼東日本大震災がもたらしたもの▼▼▼

一方で「ブログ」というメディアの限界というか、
その「制約」も感じているのがこの5年ぐらい、
つまり東日本大震災以降のことです。

東日本大震災以降、
日本社会は「変質」したと私は見ています。

その「変質」のひとつに、
「不特定多数」への発信が難しくなった、
ということがあると思っています。

英語に「Touchy」という表現があります。

扱いにくいやっかいな話題のことを言うときに使います。
政治や宗教の話は公の場であまりすべきではない、
なぜなら「Touchy」だからだ、
というわけです。

東日本大震災を契機に、
それまで日本ですでに存在した数多くの問題が、
「可視化」され、顕在化しました。

そのうちのひとつに、
不特定多数への発信の困難さがあります。

「ある物事がAだ」
ということを言うというのは、
「その物事がBではない」
と言っているのと同じになります。

アリストテレス論理学の基本です。

再三言ってきたように、
2011年以降の日本では、
「国論を二分するような議論が数多くある」
という、それまで覆い隠してきた「事実」が、
顕在化しました。

一億総中流社会は幻想だったし、
「日本人ってやっぱり、
なんだかんだ言っても、
同じなんだよねぇ」
というノスタルジーの欺瞞が暴かれました。

原発問題、エネルギー政策は文字通り、
国論を二分しましたし、
憲法改正などに代表される政治の議論は、
まさに「Touchy」です。
また、政治家がこれを言うことは、
「政治的自殺」なので口が裂けても言いませんが、
じつは日本の「階級格差」には地域間、職業間、学歴間よりも、
もっと大きな構造的な問題があります。

それが「世代間格差」です。

構造的に、今生まれた赤ちゃんは、
「逃げ切り組」と言われる団塊の世代と比較し、
生涯の間に国から受けられる支援の収支総額が
一人当たり2億円少ないと言われています。
しかしそれを言ってしまうと
その政治家は次の選挙に勝てないので、
絶対に言いません。

このように、日本の社会がある意味「分断」された結果、
不特定多数に、「この問題はAだ(と私は思う)」という言明することの、
メリットは限りなくゼロに近く、
リスクだけが極大化しました。


▼▼▼まともな人が沈黙し、まともでない人が「拡声器」を持つ公共空間▼▼▼

結果として、
「比較的まともな人は沈黙し、
 極端な意見を表明することで悪目立ちし、
 注目を集めビジネス化をもくろむ、
 『まともでない人』の声が、
 パブリックな言説空間の、
 マジョリティを占める」
という、悲しい状況が続いています。

それはインターネットの世界のみならず、
テレビや街頭でのデモ活動などですら、
「エクストリーム(極端)バイアス」
とでも形容できる現象が起きているように、
私には思えるのです。

9年間ブログで不特定多数に発信してきた私にとって、
なぜこの「極端バイアス」がかかるのか、
その「力学」がなんとなく、
皮膚感覚として分かるわけです。

私などは有名人ではありませんし、
社会的影響力も微々たるものです。
それでもしかし、
自分の身元を明かして、
不特定多数の読者に情報を発信する、という、
いわば「情報開示の非対称性」という土俵で、
何かを発信しようとした場合、
「各方面に気を遣った結果、
 結局何も言っていないのと同じような文章」
が仕上がってしまい、
結局「お蔵入り」したブログ記事は、
本当に数多くあります。

その「お蔵入りの記事」の数が突然上がったのが、
2011年の震災以降だったわけです。


▼▼▼メルマガで私が書きたいのは何か▼▼▼

、、、さて。

ここまで書いてきて、
一つの結論としては、
「だからメルマガでは遠慮なく書くぞ!」
という宣言でも「啖呵」ではありません。

メルマガもまた、
登録制とはいえ多くの人が読むものですから、
まったく何のブレーキもなしに、
あらゆる事を自由に書けるなどとは思っていません。

ただ、四方八方に壁のない、
まったくの「ノーガード」な、
ブログという公開方式よりも、
メルマガ登録という、
一応「玄関」を通っていただいた後の、
言説空間のほうが、
より親密で、より「本音」に近く、
そしてより滋養のある内容を語れるのではないか、

それが、私がこのメルマガをはじめようと思った理由です。

このメルマガではそんな、
たとえば冬の夜に、ストーブに当たり、
温かい飲み物を飲みながら、
親しい友人と親密な会話をするような、
あるいは湖のほとりでたき火をしながら、
「この10年間思い出すこともなかった
 非常に個人的な昔の思い出」について、
打ち明け合うような、
そんな「対話」が生まれることを期待しています。

「読むと親密な会話が聞こえてくる」
そんなメルマガを目指しています。
読者の皆様と一緒に作り上げていければ幸いです。

、、、あ、ブログもやめませんので、ご心配なく。
ただ、書く内容とトーンが、、、

、、、

、、、

変わると思ったけど、
うん、よく考えてみると、
あんまり変わらないだろうな。

むしろメルマガのほうが、
これまでブログでは語ってこなかったけれど、
直接会ったときに友人と話すような話、
というような内容を書いていく予定です。

いわばブログを「補完」する内容ですね。

お楽しみに。
 






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