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陣内が先週読んだ本 2017年2月第一週 古典経済は役に立つ 他11冊

2017.06.07 Wednesday

+++パイロット版vol.2 2017年2月7日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■陣内が先週読んだ本 
期間:2017年2月第一週 1月29日〜2月4日
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

先週私が読んだ本(読み終わった本)を紹介していきます。
一週間に一冊も本を読まない、
ということは、病気で文字が読めなかった数ヶ月を除くと、
ここ数年あまり記憶にないですから、
このコーナーは、当メルマガの
レギュラーコーナー的にしていきたいと思っています。
何も読まなかった、という週は、、、
まぁ、そのとき考えます笑。

ただ紹介するのも面白みがないので、
twitterに準じて、
140文字で「ブリーフィング」します。
「超要約」ですね。

(どうしても140字を超えちゃうこともあります 汗
 、、、というか、今週は特にオーバーしまくりです。)

忙しい皆さんになり代わって、
私が読んだ本の内容を圧縮して紹介できればと思います。
ここで紹介した本や著者、テーマなどについて、
Q&Aコーナーにて質問くださったりしたら、
とても嬉しいです。



●「死の家の記録」

読了した日:1月29日
読んだ方法:図書館で借りる。

著者:ドストエフスキー
出版年:1862年(ロシア語初版)
出版社:光文社古典文庫

http://amzn.asia/2OXpeR3

140文字ブリーフィング:

出席している教会の方に教えていただきました。
ドストエフスキーの作品はこれまで、
「白痴」「カラマーゾフの兄弟」を読んでいますが、
著者が4年間シベリアで監獄生活を送った体験を元にした本作は異色です。
後の様々な作品の「元ネタ」が詰まっており、
ミハイル・バフチンの言う「多声的空間」の元ネタもここにあります。(150文字)



●「あの日」

読了した日:2017年1月29日
読んだ方法:図書館で借りる

著者:小保方晴子
出版年:2016年
出版社:講談社

http://amzn.asia/eaSobFG

140文字ブリーフィング:

STAP細胞騒動に関しては、このほかに、
須田桃子さんの「捏造の科学者」を読んでいます。

それから分子生物学者の福岡伸一が書いた、
「世界は分けてもわからない」という本に紹介されている、
1960年代コーネル大学で起きた捏造事件、
「ラッカー・スペクター事件」が完全にパラレルな現象です。
あまりにもSTAP事件と似ていて、
背筋が寒くなります。

私はPCR法とゲル泳動を実務で行い論文も書きましたが、
その実務経験に照らしたとき、
「コントロールの別のゲルを画像処理でペーストする」
という小保方さんの「間違い」は、常軌を逸しています。

唖然とするレベルです。
ミスとか言う次元ではない。

コントロールのゲルは「物差し」なので、
「Aくんの身長」という論文を書くのに、
「Aくんの写真」と、
「ものさし」の写真が別の日に別の場所で撮られた写真で、
フォトショップでくっつけました、
みたいな話です。

端的に言って、
その論文の「結論」は信頼できません。

「Aくんは、190センチ、ありまーす!!」
と記者会見で言ったとしても、
「いや、あるかもしれないけど、
 それをあの論文で信用しろ、
 というのは無理な相談だ」
というのが妥当な判断です。

(本書のなかで小保方さんは、
 「定量試験ではなく定性試験なのでオッケー」という印象を、
 読者に与えようとしていますが、
 申し訳ない、オッケーではないです。
 、、、というのがサイエンスの世界の常識です。
 もしかしたら、何も知らないからと、
 科学を知らない人を甘くみているのでしょうか。)

全国の多くの「生物系」の人たちも、
たぶん同じ気持ちだったのではないでしょうか。

理科系の人には分かっていただけると思いますが、
「STAP細胞がない」ことを証明するのは、
「悪魔の証明」なので不可能です。

(*「ないことの証明」を悪魔の証明と言います。
 「あの山にはどんぐりが落ちている」という証明は、
 ひとつ見つけて来れば良いので簡単ですが、
 「あの山にはどんぐりは一つも落ちていない」という証明は、
 神以外には出来ないので「悪魔の証明」と呼ばれます。)

しかし、
「科学的思考」を身に付けた人にとって、
学術的なレベルにおいてSTAP細胞は「ありません。」

これは「永久機関がありません。」
とか、「錬金術はありません。」
と言っているのと同じ位相においてです。

スペクター事件のときにじっさいに起きたことなのですが、
今後、似たような手技によって、似たような細胞が、
生物学の世界で発見されるかもれませんが、
それはこの一連の論文とは関係のないものです。

それはサイエンスの「ルール」で決まっています。

小保方さんの文章は詩的で巧く、
騒動のときの理研の自己保身やマスコミの執拗な取材、
世間の「いじめの構図」は(もし彼女が書いていることが信じるなら)、
非常に根深く悪質な問題ですし彼女に深く同情します。

しかし、それと「STAP細胞があるかどうか」は、
別の問題です。

彼女はこの著書において、
論文と学位が取り下げられたことに対する、
科学的に有効な反証が出来ておらず、
「心情的な自分の味方」を獲得することに、
むしろ力点を置いているように見えます。

彼女に同情できるかどうか、と、
論文の疑義に反証できているか、
は別の話です。

本書で最も印象的な言葉は、
「私の心は正しかったのか?」です。
彼女は「自分のミスに悪意はなかった」ことを何度も強調しますが、
「動機の純粋性」と、「手続きの正当性」は、
まったく関連がない、というのが科学的な態度です。

マスコミや世間はさておき、
サイエンスの世界にいる人で、
彼女の動機を問題にしている人は誰もいません。
(それを分かった上で、
 論理よりも「情緒」を大切にする「日本の世間」に向けて、
 確信犯的に情緒的な文章を書いているとしたら
 相当に頭の良い人物だと感心はしますが。)

その意味で彼女は「科学的な思考をしない人」です。
私の見解は「彼女の話は理解出来るし、
大変気の毒なことだと深く同情するが、
科学的に同意はできない」になります。(1,631文字)

*自分の専門分野にもかかわる話だったので、
 熱くなって文字数を大幅にオーバー、
 というよりも文字制限を「無視」しました。
 140文字でもなければ、ブリーフィングでもありません(笑)。
 たまにこういうこともありますので、
 そのときはどうかご容赦ください。



●わたしのウチには、なんにもない 2

読了した日:2017年1月30日
読んだ方法:図書館で借りる

著者:ゆるりまい
出版年:2013年
出版社:エンターブレイン

http://amzn.asia/hBI5EUG

▼140文字ブリーフィング:

先週第一巻を読み、面白かったので二巻を借りました。
一巻とだいたい同じ事が書いてありました(笑)。
日本人が「ミニマルライフ」を実践すると、
欧米のミニマリストと微妙に違い、「禅」に近づくんだなぁ、
みたいなことを考えながら読みました。
「掃除は心を磨く修行」とか。
私より妻のほうがハマっており、我が家は最近、
どんどんモノがなくなっています。(166文字)



●WORK SHIFT ワーク・シフト

読了した日:2017年1月30日
読んだ方法:図書館で借りる。

著者:リンダ・グラットン
出版年:2012年
出版社:プレジデント社

http://amzn.asia/4seLSIb

▼140文字ブリーフィング:

自民党の小泉進次郎氏が取り上げたことで、
LIFE SHIFT 〜100年時代の人生戦略〜
が話題になっています。
同書は図書館の予約待ちが200人(!)いたので、
同じ著者の前作のこちらを先に手に取りました。
「地球環境」「テクノロジー」「寿命」の三つの要素が、
私たちの働き方に大きな変化をもたらすだろう。
それにどのように対応していけば良いのか、という本。
非常に面白かったです。(183文字)



●「自分がイヤだ!」と思ったら読む本

読了した日:2017年1月30日
読んだ方法:光が丘図書館で借りる。

著者:心屋仁之助
出版年:2011年
出版社:中経出版


http://amzn.asia/2Aq0meN


▼140文字ブリーフィング

「本のソムリエ」という、読んだ本を紹介するメルマガの著者が、
去年読んだ本ベスト1に挙げていたので読みました。
、、、さほど面白いことは書いていませんでした 笑。
中身がスカスカというか、、、(笑)。
「自分が駄目だと認める」が自己肯定感の始まり、
というフレーズには共感しました。(135文字)


●古典経済は役に立つ

読了した日:2017年1月30日
読んだ方法:光が丘図書館で借りる。

著者:竹中平蔵
出版年:2010年
出版社:光文社新書

リンク:http://amzn.asia/g9BkYcj

▼140文字ブリーフィング:

先週、佐藤優氏との共著「国が亡びると言うこと」を読み、
竹中平蔵さんに関心を持ち手に取りました。
・アダム・スミス『国富論』
・ロバート・マルサス『人口の原理(人口論)』
・デイビッッド・リカード『経済学及び課税の原理』
・カール・マルクス『資本論』
・ジョン・メイナード・ケインズ『雇用、利子及び貨幣の一般理論』
・ヨーゼフ・A・シュンペーター『経済発展の理論』『資本主義・社会主義・民主主義』
・ミルトン・フリードマン『資本主義と自由』
・F・A・ハイエク『隷属への道』
・ワーグナー・J・M・ブキャナン『赤字財政の政治経済学』
以上の経済学の「古典」を非常にわかりやすく解説してくれる良書です。(289文字)



●「知泉 PART2 元祖『へぇ〜』939発」

読了した日:2017年1月31日
読んだ方法:Amazonで書籍購入(中古)

著者:杉村喜光
出版年:2004年
出版社:二見書房


http://amzn.asia/aBwdcGL


▼140文字ブリーフィング:

私がAmazonで古本を買ってまでこの本を読んだのは、
この本が「うんちく王」くりぃむしちゅー上田晋也のネタ元だというのを、
あるソースで知り、興味を持ったからです。
文字数オーバーを覚悟でいくつかシェアしますと、
面白いのでは次のようなのがありました。

・鹿児島県では火山灰は「燃えないゴミ」に分類され、専用コーナーがある。

・ドラえもんが地面より3ミリ浮いている、という設定は、
「靴の履き替えをせずに家に上がったり外に出かけたりするのは教育上良くない」
というPTAからのクレームに対応したもの。

・バスケットボールが1891年にジェイムズ・ネイスミスによって創案されたときの
13条あったルールの第一条は「ボールはサッカーボールを使用する」だった。

・モンゴルの名前の話が面白い。悪霊がやってきたときの用心として
「人間じゃない(フンビシ)」「誰でもない(ヘンチビシ)」という名前があったり、
きれいな名前だと悪霊が寄ってくると言うので「クソまみれ(バースト)」
「死んだ山羊の皮(トルサガ)」という名前がある。

・音痴を医学的に言うと「先天的音楽機能不全状態」

・フラダンスの「フラ」はダンスという意味。
 トリコロールの「コロール」は色だから、トリコロールカラーも重複。

モンゴルの名前「クソまみれ」には笑いました。
そいつの親は長州力かと(笑)。
(あ、これは伝わらないか。
プロレスラーの長州力には「おまえの墓にクソぶっかけてやる!!」
という名言があります。)
(勢い余って616文字)



●母性社会 日本の病理

読了した日:2017年1月31日
読んだ方法:光が丘図書館で借りる。

著者:河合隼雄
出版年:1976年
出版社:講談社+α文庫


http://amzn.asia/4eudDzD


▼140文字ブリーフィング:

先週紹介しました「父となる旅路」に何度も引用されており興味を持ちました。
私は河合隼雄が大好きで、彼の言葉は論理を超えた何かを持っていると感じます。
この本で最も印象的だったのは日本がどこまでいっても
「場の力」の支配から逃れられない、という河合さんの卓見です。
「反権力」を掲げた抵抗団体はたいてい、
日本ではその後、体制側以上に「官僚化」します。(170文字)

*この本にも紹介されている人間の
「自我と自己」を扱った河合さんの論理を下敷きに、
 論考を書いたことがありますので以下にリンクを載せます。

「中空構造 日本の新世紀」(陣内俊 2015)
https://drive.google.com/file/d/0B3HrFmMyrAJLU3h3RG5CRzU0eEk/view



●マルクスの『資本論』

読了した日:2017年2月2日
読んだ方法:Amazonで書籍購入(中古)

著者: フランシス・ウィーン
出版年:2007年
出版社: ポプラ社

http://amzn.asia/8S9bnxR

▼140文字ブリーフィング:

「世の中には二種類の人間がいる。
××を読んだことのある人間と、そうでない人間だ。」
という言葉が当てはまるのは、聖書を除けば、
『資本論』でしょう。

それほどに『資本論』は、現代社会の思考の枠組みを形成しています。
ちなみに、私はまだ『資本論』、読んでいません(笑)。

登山家にとってのモンブランやエベレストのようなもので、
「いつか上ってみたい山」として、資本論は存在しています。
かの池上彰さんも、「恥ずかしながらじつは『資本論』を読んで
理解したのはけっこう最近のことだ」と「自白」していました。

本書は、2012年に購入して本棚に寝ていたのですが
佐藤優と池上彰の対談本『希望の資本論』のなかで池上さんが、
資本論入門書として勧めていて、思い出したように読みました。

この本は資本論の概略を説明するというより、
マルクスとエンゲルスという人物の、
人間ドラマの方に半分軸足がのっています。

資本論は「未完の大作」ですが、
資本論が「未完」であることこそ、
マルクスが「資本論」を「動的なプロセス」として、
世の中に提示していたことの証左だ、と著者は言います。

『資本論』を不磨の大典のように取り扱うのはだから、
マルクスに反する行為だ、ということになる。

じっさいマルクスは、フランスの共産主義者たちに、
「わたしに分かっているのは、
 わたしはマルクス主義者ではないということだ。」
と言い放っています。

これを読みながら、キリストが現代に生きていたら、
「私は福音派のクリスチャンだ。」と言ってくれるだろうか、
「私は日本キリスト教団の信徒だ。」「私はカトリックだ。」
と言われるでしょうか?
「いや、私はユダヤ教徒だ」と言われるのでしょうか?

どれもしっくり来ません。

真理は「動的で多義的」なので、あらゆる教条主義を斥けます。
マルクスと『資本論』においてそうであるように、
キリストと『聖書』にも、それは言えます。
(またしても、勢い余って772文字)

*文字数オーバーというより、文字数無視が過ぎる、と反省しています泣。
 ごめんなさい。ただ、これを140字に縮めはじめると、
 私の執筆時間が膨張するので、サボらせていただきます(笑)。



●ウェストミンスター小教理問答 聖句付き
 
読了した日:2017年2月2日
読んだ方法:新宿オアシスブックセンターで書籍購入(新品)

著者:ウェストミンスター会議 松谷好明(訳)
出版年:1648年(ウェストミンスター会議による初稿)
出版社:一麦出版社


http://amzn.asia/79Gskox


▼140文字ブリーフィング

教理問答の古典です。
問答1 
問 人間の第一の目的は何ですか。
答 人間の第一の目的は、神に栄光を帰し、永遠に神を喜びとすることです。
はあまりに有名。
人間の生き方の「北極星」と言えるでしょう。
全108の問答がありますが、「十戒」と「主の祈り」に
項数の5割以上が割かれていたのが印象的でした。(140文字)



●グローバリズム以後

読了した日:2017年2月3日
読んだ方法:図書館で借りる。

著者:エマニュエル・トッド
出版年:2016年
出版社:朝日新聞出版


http://amzn.asia/hM2RYDl


▼140文字ブリーフィング

アラブの春やBrexitを「予言」したことで注目を集める人口学者のインタビュー。
かつて「神のような存在」だった米国が失墜し国々は動揺している。
貨幣や国家よりもスパンの長い「家族形態」、「出生率」、「識字率」といった、
他にない切り口で慣れ親しんだ問題に斬新な「軸」や「視点」を与え、
複雑な問題を解きほぐすトッドの手際は、
解けなかった「知恵の輪」を一瞬にして分解するような気持ちよさがあります。
(195文字)




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