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陣内が先週読んだ本2017年3月第一週 キリスト教の主要著作 他6冊

2017.08.31 Thursday

+++vol.003 2017年3月7日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■4 陣内が先週読んだ本 
期間:2017年3月第一週 2月26日〜3月4日
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

先週私が読んだ本(読み終わった本)を紹介していきます。
一週間に一冊も本を読まない、
ということは、病気で文字が読めなかった数ヶ月を除くと、
ここ数年あまり記憶にないですから、
このコーナーは、当メルマガの
レギュラーコーナー的にしていきたいと思っています。
何も読まなかった、という週は、、、
まぁ、そのとき考えます笑。

ただ紹介するのも面白みがないので、
twitterに準じて、
140文字で「ブリーフィング」します。
「超要約」ですね。
(どうしても140字を超えちゃうこともあります。
 140文字はあくまで「努力目標」と捉えてください笑。)

忙しい皆さんになり代わって、
私が読んだ本の内容を圧縮して紹介できればと思います。
ここで紹介した本や著者、テーマなどについて、
Q&Aコーナーにて質問くださったりしたら、
とても嬉しいです。




●スティーブ・ジョブズ 2

読了した日:2017年2月26日
読んだ方法:ブックオフで中古書籍購入

著者:ウォルター・アイザックソン
出版年:2011年
出版社:講談社

リンク: http://amzn.asia/7545Ixc

▼140文字ブリーフィング:
非常に面白く、最後は「読み終わるのがもったいない」
と思いながらページをめくりました。
日本の伝記って、故人を神格化してしまうようなところがありますが、
欧米の伝記はわりとそういうところがないのも好きです。
著者のアイザックソンが、
「この伝記にはあなたが怒るような嫌なことも書いている」、
と告げるとジョブズはこう答えます。
「それは良かった。
それなら社内で作った社長礼賛本みたいになる心配はないな。
かっかするのは嫌だから、当分、読むのはやめておくよ。
読むのは1年後ぐらいかなーーそのころまだ生きていたらね」

このときジョブズは癌の末期で体重は30キロ台であり、
ジョブズが完成した伝記を生きて読むことはありませんでした。
「宇宙に衝撃を与えた」人物の「圧巻の伝記」でした。

他に書くことは山ほどありますし、
すでに140文字制限は振り切っていますが(笑)、
ひとつだけ。
ジョブズは「マーケティング」なるものを信用していません。
それを現す引用だけ載せておきます。

→P424 
〈「顧客が望むモノを提供しろ」という人もいる。
僕の考え方は違う。顧客が今後、なにを望むようになるのか、
それを顧客本人よりも早くつかむのが僕らの仕事なんだ。
ヘンリー・フォードも似たようなことを言ったらしい。
「なにが欲しいかと顧客にたずねていたら、
『足が速い馬』と言われたはずだ」って。
欲しいモノを見せてあげなければ、みんな、
それが欲しいなんて分からないんだ。
だから市場調査に頼らない。
歴史のページにまだ書かれていないことを
読み取るのが僕らの仕事なんだ。〉

人々は自分が何を欲しているか、
本当には分かっていない、という本質を捉えていた彼は、
論理や分析的な能力よりも直観が卓越した「天才」であることは、
間違いないでしょう。
(731文字)





●「強すぎる自民党」の病理

読了した日:2017年2月27日
読んだ方法:図書館で借りる

著者:池田信夫
出版年:2016年
出版社:PHP新書

リンク: http://amzn.asia/hn9JWwe

▼140文字ブリーフィング:
この本で著者が言いたいことは、
「はじめに」で言い尽くされてますから、
その部分を引用します。
→P3-4
〈(ろくな政策もない自民党が強い)もう一つの答えは、
自民党が増税など有権者の嫌がる政策をすべて先送りし、
財政や社会保障などの厄介な問題にまったく触れないことだ。
2017年4月に予定されていた消費税の増税は再延期されたが、
高齢化は急速に進み、将来世代に莫大な負担が転嫁され、
最悪の場合は財政が破綻する。
ところが与野党共に、財政にも社会保障にも全く触れない。
投票者の多数派が社会保障の受益者である老人だからである。
このような老人支配を「シルバー民主主義」と呼ぶが、
このように社会保障が争点にさえならない状態では、
国民に選択肢がなく、民主主義は機能しない。〉

池田氏は現在の日本の政治を、
「老人の老人による老人のための政治」と呼びます。
小選挙区がそれを助長しています。
これ以上「孫世代」を追い込まないためには、
選挙制度の大胆な改革が必要ですが、
それもまた既得権に切り込むことなので、
しばらくは誰もしようとしないでしょう。
(456文字)





●逆説の軍事論 

読了した日:2017年2月28日
読んだ方法: 図書館で借りる

著者: 富澤暉
出版年:2015年
出版社: バジリコ

リンク: http://amzn.asia/68fXxJk

▼140文字ブリーフィング:
著者は元陸上自衛隊幕僚長の軍人です。
戦争の古典、クラウゼヴィッツの「戦争論」に、
「戦争は他の手段をもってする政策の継続に過ぎない」
という有名な一節があります。
現在の国際社会を巡る状況を考えたとき、
一国平和主義は現実的と言えず、
安保法制はきわめて常識的な判断だった、
と著者は言いますが、私もおおむね同意します。
武力行使はないほうが良いのは当然ですが、
それがなくても人類社会が機能すると考えることは、
人間の理性の過信であり、人間の欠陥や歴史を無視する態度です。
かといって、右派の人のいうような「武力があれば安全」、
「9条がなくなれば安全」というのもまた、思考停止であり、
非常に危険だと多くの軍事や外交のプロが指摘していますが、
著者も同じ事を言っています。
現代の日本は右も左も両方平和ボケだ、というのがよく分かります。
(356文字)






●キリスト教神学の主要著作

読了した日:2017年3月1日
読んだ方法: 図書館で借りる

著者: R.A.クライン/C.ボルケ/M.ヴェンテ
出版年:2013年
出版社: 教文館

リンク: http://amzn.asia/2NzLIJN

▼140文字ブリーフィング:
サブタイトルは「オリゲネスからモルトマンまで」。
1世紀から20世紀までの、18人の「神学の大家」の、
主要著作をそれぞれ要約説明する、という分厚いハードカバーです。
アウグスティヌス、ルター、カルヴァン、バルト、
ボンヘッファー、シュライエルマッハーなどそうそうたる面々。
神学の2000年間の歴史には大きな「転回点」がいくつかありました。
「この転回点を知らない者は、現代の神学的討論に加わることが出来ない。」
とまえがきに書いていますが、それはそのとおりで、
あらゆる学問が過去の積み上げであり、私たちは、
「巨人の肩に乗って風景を見ている」のです。
その「巨人」の概要を知る一助として、本書は優れた資料です。
(298文字)






●「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜

読了した日:2017年3月1日 途中速読
読んだ方法:図書館で借りる

著者:早川タダノリ
出版年:2016年
出版社:青弓社

リンク: http://amzn.asia/awFS6NU

▼140文字ブリーフィング:
この数年「日本人ってスゴイ」「世界が驚嘆した日本の○○」
みたいなテレビ番組や書籍の多さに、私は胸やけがしていました。
それとセットで「韓国はこんなにひどい」「中国の愚劣さ」みたいな、
隣国を賤しめる内容の書籍がセットだったりする。
こういうのを世間では「夜郎自大」と言い、
誉められた態度ではありませんし、
私はそこに腐敗臭と悪趣味を感じ取ります。
、、著者は、この「現象」は実は「デジャヴ」で、
それは満州事変以降、日本が太平洋戦争に突き進んだときに、
まったく同じ事が出版界で起きていた、と指摘します。
新潮社「日の出」(1933年)はその「はしり」ですが、
ここに登場する「日本の偉大さ」ネタを観察すると、
1.立派な日本人(個人)のエピソード
2.海外で活躍する日本人(個人)のエピソード
3.日本の美術工芸品や工業製品についての海外からの称賛
4.日本人は肉体的にも西洋人(白人)に劣っていないことを「証明」
5.日本が持っている世界一の記録集
に分類されるそうです。
現代の日本で流行している構文とあまりに似通っていて、
背筋が寒くなります。
これが何かの悪い予兆でないといいのですが、、、。
(483文字)






●荒野へ

読了した日:2017年3月2日
読んだ方法:図書館で借りる

著者:ジョン・クラカワー
出版年:2007年
出版社:集英社文庫

リンク:http://amzn.asia/feRWeS8

▼140文字ブリーフィング:
今週の140文字映画評論で紹介した「イントゥ・ザ・ワイルド」の、
原作書籍です。
あまり良い翻訳でなかったということを差し引いたとしても、
書籍よりも映画のほうが数倍良かったです。
アラスカで死んだマッカンドレスの足跡を追っていくのですが、
過去にこんな冒険者もいた、などのサイドトラックが過剰で、
物語に集中できませんでした。
(158文字)






●森の生活 ウォールデン (下)ヘンリー・ソロー

読了した日:2017年3月2日
読んだ方法:図書館で借りる

著者:ヘンリー・ソロー
出版年:1854年
出版社:岩波文庫

リンク: http://amzn.asia/6wzirZh

▼140文字ブリーフィング:
この本が書かれたときソローは変わり者としてほとんど無視されましたが、
20世紀になって突如注目を集めます。
「あとがき」で知りましたが、ソローの「市民の反抗」という文章は、
20世紀のガンジーやマーチン・ルーサー・キングなどの市民運動家の、
論理的支柱として愛読されたそうです。
→P294
〈われわれの眼をくらます光は、われわれにとっては暗闇である。
 われわれが目覚める日だけが夜明けを迎えるのだ。
 新たな夜明けが訪れようとしている。〉
という終盤のこの文章は、「啓蒙こそ暗闇であり、
太陽の光こそ本当の光だ」という、近代批判にもなっています。
ソローは45歳で結核で亡くなりますが、
彼もまた多くの預言者と同じく、「生まれるのが早すぎた」人です。
(313文字)







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