カテゴリー

検索

便利な「検索」機能の使い方

上の検索バーに、「vol.○○」あるいは、「●年●月●日配信号」などと入力していただきますと、カテゴリ別だけでなく配信号ごとにお読みいただけます。

また、ブログ記事のアップロードは時系列で逐次していきますが、「カテゴリ別」表示をしますと、「Q&Aコーナー」だけを読む、あるいは「先月観た映画」のコーナーだけを読む、などの読み方が可能です。

スマートフォン

この他の活動媒体

●9年間続くブログです。↓
陣内俊 Prayer Letter ONLINE

●支援者の方々への紙媒体の活動報告のPDF版はこちらです↓
「陣内俊Prayer Letter」 PDF版

陣内が先週読んだ本 2017年4月第四週 一九八四年 他

2017.10.26 Thursday

+++vol.011 2017年5月2日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■4 陣内が先週読んだ本 
期間:2017年4月第四週 4月23日〜29日
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

先週私が読んだ本(読み終わった本)を紹介していきます。
一週間に一冊も本を読まない、
ということは、病気で文字が読めなかった数ヶ月を除くと、
ここ数年あまり記憶にないですから、
このコーナーは、当メルマガの
レギュラーコーナー的にしていきたいと思っています。
何も読まなかった、という週は、、、
まぁ、そのとき考えます笑。

ただ紹介するのも面白みがないので、
twitterに準じて、
140文字で「ブリーフィング」します。
「超要約」ですね。
(どうしても140字を超えちゃうこともあります。
 140文字はあくまで「努力目標」と捉えてください笑。)

忙しい皆さんになり代わって、
私が読んだ本の内容を圧縮して紹介できればと思います。
ここで紹介した本や著者、テーマなどについて、
Q&Aコーナーにて質問くださったりしたら、
とても嬉しいです。


●一九八四年

読了した日:2017年4月23日
読んだ方法: 図書館で借りる

著者: ジョージ・オーウェル
出版年:2009年 (英語初版1949年)
出版社: 早川書房

リンク: http://amzn.asia/7p3EFLF

▼140文字ブリーフィング:

「ディストピアSF小説」の金字塔。
もはや古典の域に入る、「一九八四年(原題:1984)」は、
今読んでもまったく鮮度が落ちていない。
本当は英語で読もうとKindleで買ってたのですが、
途中で挫折して日本語訳を読みました(笑)。
「ビッグ・ブラザー」の支配する独裁国家、
「オセアニア」が舞台ですが、
「ビッグ・ブラザーなる存在」が実在するかどうかも謎です。
官僚機構がそういう「架空のイメージとしての絶対者」を、
措定しているだけかもしれない。
この政府のスローガンが秀逸です。
 戦争は平和なり
 自由は隷従なり
 無知は力なり
近年の国内外の政治状況を見ていると、
もはやこれはジョークではなく現実なので、
背筋が凍る思いがします。(302文字)



●モノやお金がなくても幸せに暮らせる

読了した日:2017年4月23日
読んだ方法: 図書館で借りる

著者: ヘンリー・D・ソロー
出版年:2015年
出版社: 興陽館

リンク: http://amzn.asia/f7VlBVF

▼140文字ブリーフィング:

ヘンリー・D・ソローの古典、「ウォールデン」の、
「超訳」みたいな形式で、そのエッセンスを紹介する本です。
ソローは今で言えば「北の国から」の黒板五郎さんのような人で、
富良野に移住した倉本聰さんは確実にソローの影響を受けています。
ソローが言っている
「世界を探求するより自分の内側を探求する方が面白い。
 珍獣を猟銃で撃つより、自分の内面世界を撃ち抜いた方が、
 お宝が沢山ある」という言葉には私も共感します。
→P270 
〈キリンを追いまわしに、
いそいそと南アフリカに出かける人がいる。
でも彼らがほんとうに追い求めているのは、
そんなものではないはずだ。
いったいいつまでそんなことを続ければ気がすむのだろう?
シギを撃っていればじゅうぶん気晴らしになるのに。
でもぼくが思うに、なにより高尚なゲームとは、
自分自身を打つことなのだ。
その目を内に向けよ。
そうすれば、これまで気付かなかった千もの世界が見えてくる。
それをひとつずつ渡り歩けば、
やがては内なる宇宙を統治できる。〉
(424文字)



●知の操縦法

読了した日:2017年4月23日
読んだ方法: Kindleで電子書籍購入

著者: 佐藤優
出版年:2016年
出版社: 平凡社

リンク: http://amzn.asia/68h3cVN

▼140文字ブリーフィング:

佐藤さんは、「新しい情報格差」が起きている、
と警鐘を鳴らすところから本書をスタートさせます。
以前は「インターネットへのアクセスやパソコンの使用」の有無で、
情報格差があると言われていましたが、今はそうではない、と。
むしろ大きな情報格差(思考力の格差)は、
「スマホ派」と「パソコン派」の間で起きている、と。
引用します。

→位置No.11 
〈一昔前まで、インターネットにアクセスできる人と
そうでない人の間で、情報空間に大きな差異が
生じると言うことが言われた。、、、
(実は新聞などを読んでいればそんなことはなく)
むしろ深刻な情報格差は、
日常的に電子媒体を用いる人の間で生じている。
パソコンしか持っていない、
もしくはパソコンとスマートフォンを併用しているが、
主にパソコンを利用している人は
「読む力」を維持することが出来ている。
これに対してスマートフォンしか持っていないか、
パソコンを持っていても使わずにほとんどスマートフォンから
情報を得ている人の「読む力」が
落ちているとの感触を私は得ている。
それはスマートフォンを多用する人が、
LINEをはじめとするSNS、SMS(ショート・メッセージ・サービス)を
もっぱら利用することと関係している。
SNS、SMSでは、限られた語彙しか用いられず、
単文、体言止めが多い。
しかも絵文字やスタンプで感情を表現する。
ここで用いられているのは話し言葉だ。
学校や職場では複雑な日本語を用いていても、
日常的には簡単な話し言葉しか用いていないと、
急速に「読む力」が退化する。
「読む力」は表現力の基本だ。
「読む力」以上の「聞く力」「話す力」
「書く力」を持っている人はいない。〉

→位置No.909 
〈LINEで瞬時に返信することばかりしていると、
千語くらいの単語数でしかコミュニケーションをしなくなるので、
長いものや難しいものを読めなくなってしまうし、
他人に伝わる文章を書くことも出来なくなります。〉

、、、では、どうすれば思考力が養われるのか。
それは「長い論理」に接することだ、というのが佐藤さんの答え。
そこでヘーゲルの「精神現象学」という難解な本の代表のような、
哲学書を読者と一緒に読み解いていく、というのがこの本の構成です。
「精神現象学」という入り組んだ論理を、
絡まったたこ糸をほぐすように、読み解き、ほぐし、
そして日常生活に応用していく手際はみごとです。
(977文字)



●pepita2

読了した日:2017年4月26日
読んだ方法: Amazonで中古書籍購入

著者: 井上雄彦
出版年:2013年
出版社: 日経BP社

リンク: http://amzn.asia/0824LSU

▼140文字ブリーフィング:

pepitaというのは、「創造力の種」のことで、
それを求めて井上さんが旅するという内容。
前回はガウディの建築物を観にスペインへ渡りましたが、
今作では伊勢神宮の遷宮をメインにしています。
現在休載中の彼の漫画が今後、これらの種を経て、
どのように開花していくのか楽しみです。(134文字)



●いのうえの 満月篇

読了した日:2017年4月26日
読んだ方法:友人からいただく


著者:井上雄彦
出版年:2008年
出版社:株式会社フラワー

リンク: http://amzn.asia/h59m7Wy

▼140文字ブリーフィング:

2008年に上野の森美術館で開かれた、
「バガボンド」の漫画展の会場で売られた本です。
友人からプレゼントしてもらいました。
私は2009年1月に大阪でのこの漫画展を観ました。
その場でしばらく動けないほど感動したのを覚えていますが、
その感動が蘇ってきました。(125文字)



●教育勅語

読了した日:2017年4月24日
読んだ方法:Kindleで電子書籍購入 

著者:明治天皇
出版年:1890年
出版社: Amazon Services International, Inc.

リンク: http://amzn.asia/0SH7Ycv

▼140文字ブリーフィング:

「森友学園問題」で話題になった「教育勅語」です。
そういえば、原文を読んだことないな、と思い、
Kindleで購入しました。意外にというか、
めちゃくちゃ短いんですよね。1ページに収まりますし、
全文をここに掲載することもできますが、
「引用」の範囲を超えるので差し控えます。
よく言われるように、親孝行とか、友人を大事に、とか、
普遍に正しいことも書かれています。
ただ、敢えて
「この精神を現代に召喚しようとする」日本会議などの勢力が、
何を願っているのかと考えると恐ろしいです。
それは終盤のこの一節に集約されます。
「もし危急の事態があれば、
義勇の心を持って公のために奉仕し、
それによって永遠なる皇室を助けよ。」
これは、ただ単に時代錯誤的であるだけでなく、
とりもなおさず、「国民は国のために命を捧げよ」
みたいなロジックの根幹をなす思想であり、
明治政府の成り立ちを考えますと、この国民が助けるべき
「皇室」というのは文字通りの天皇陛下ではなく、
それを「担ぎ上げた体制」つまり「明治レジーム」であり、
それこそが、多くの人が指摘するとおり、
安倍首相が「取り戻したい」日本だったりするのが、
透けて見えるから不気味なのです。
(498文字)



●荒地

読了した日:2017年4月26日 後半とばし読み
読んだ方法:図書館で借りる

著者: T.S.エリオット
出版年:2010年 (英語初版1922年)
出版社: 岩波文庫

リンク: http://amzn.asia/7jV0DRl

▼140文字ブリーフィング:

西洋の人の書いたものに、異常に高い頻度で引用される、
T.S.エリオットですが、そういえば一冊も読んだことないなぁ、
と思い手に取りました。結果、難しくて分からなかった(笑)。
これは詩集なのですが、詩に対する訳者の「注釈」が、
詩より長いという笑。
注解のほとんどは、シェークスピアとギリシャ神話と聖書です。
西洋思想を理解しようとすると、シェークスピア、
ギリシャ神話、聖書の3つを押さえておかないと、
ほんとうには理解できない、
と佐藤優が以前どこかに書いていましたが、
その意味がよく分かります。(242文字)



●キリスト教とローマ帝国 小さなメシア運動が帝国に広がった理由

読了した日:2017年4月27日
読んだ方法:図書館で借りる

著者:ロドニー・スターク
出版年:2014年
出版社:新教出版社

リンク: http://amzn.asia/g1DPEW4

▼140文字ブリーフィング:

この本はめちゃくちゃ面白いです。
原題は「The Rise of Christianity」といい、
私が翻訳した「If Jesus Mayor」という、
私のメンターのボブ・モフィット師が書いた本でも、
がっつり引用されていました。
日本語訳されていたのを最近知りまして、
慌てて読んだ次第です。
一言では要約不能なのですが、著者は一次資料に当たり、
社会学的な手法で分析し、そして、
「ローマ帝国でキリスト教が興隆した理由は、
 その教義が魅力的だったからだ」という、
社会学者が一番嫌うタイプの結論を出します。
いつか「本のエスプレッソショット」で紹介したい。
この本はオススメです。
(276文字)




↓記事に関するご意見・ご感想・ご質問はこちらからお願いします↓

https://www.secure-cloud.jp/sf/1484051839NyovBkYI


このブログでは過去6ヶ月前の記事を紹介しています。
もっとも新しい記事が直接メールボックスに届く
無料メルマガに登録するにはこちらから↓↓


http://karashi.net/carrier/catalyst/jinnai/mailmag.html