カテゴリー

検索

便利な「検索」機能の使い方

上の検索バーに、「vol.○○」あるいは、「●年●月●日配信号」などと入力していただきますと、カテゴリ別だけでなく配信号ごとにお読みいただけます。

また、ブログ記事のアップロードは時系列で逐次していきますが、「カテゴリ別」表示をしますと、「Q&Aコーナー」だけを読む、あるいは「先月観た映画」のコーナーだけを読む、などの読み方が可能です。

スマートフォン

この他の活動媒体

●9年間続くブログです。↓
陣内俊 Prayer Letter ONLINE

●支援者の方々への紙媒体の活動報告のPDF版はこちらです↓
「陣内俊Prayer Letter」 PDF版

陣内が先週観た映画 2017年7月 『聲の形』他8本

2018.01.25 Thursday

+++vol.024 2017年8月1日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■2 陣内が先月観た映画 2017年7月

月に一度のお楽しみ、
「陣内が先月観た映画」のコーナー。

タイトルそのまんまの企画です。
先月私がいろんなかたちで観た映画を、
一挙に紹介しちゃうというコーナー。

5本以上観た月だけの限定コーナーとなります。
先月はけっこう観たので、
けっこう紹介できます。

もともと映画を観るほうではありますが、
Amazonプライムのストリーミングで観るようになって、
観る本数が3倍ぐらいに増加しました。
移動中に観れるというのが大きいです。
電車の中やバスの中で本を読むのは少し疲れますが、
映画はノーストレスです。
長時間移動がある月なんかは、
往復の移動だけで4、5本観れたりします。

観るだけではもったいないので、
皆様に紹介しちゃおう、
というのがこのコーナー。

世界一小規模の映画賞、
「月間陣内アカデミー賞」もやります(笑)。

「おもしろそうだな」と思うやつがあったら、
それをレンタルして観てみる、とか、
あとこれを読んで、観たつもりになって、
誰かに知ったかぶりする(笑)などの
使い方をしていただければ、これ幸いです。

「陣内が先週読んだ本」の140文字ブリーフィングが好評なので、
映画評論も140文字で試みます。

時短は正義(!)ですから笑。

「読んだ本」コーナーと同じで、
140文字はあくまで「努力目標」です。

*どうしても「ネタバレ」要素をいくらか含みますので、
絶対にネタバレしたくない作品がありましたら、
器用に読み飛ばしてくだされば幸いです。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

●トランスフォーマー

鑑賞した日:2017年7月3日
鑑賞した方法:Amazonプライム特典

監督:マイケル・ベイ
主演:シャイア・ラブーフ他
公開年・国:2007年(アメリカ)
リンク: http://amzn.asia/aNSepAj

▼140文字ブリーフィング:

「トランスフォーマー」は、
私が小学生のときに流行ったので懐かしいです。
これの「ファミコンソフト」は理不尽に難しいことで有名です。
今考えますと、「トランスフォーマー」とか、
「たけしの挑戦状」とか、「バンゲリグ・ベイ」といった、
「無理ゲー」ともいえる超難度のファミコンソフトによって、
私たちの世代は「人生の不条理」だとか、
人生には乗り越えられない壁というのがあるのだ、
という思想を学んだように思うのです笑。

、、、話しがそれました。
その懐かしいトランスフォーマーを、
ハリウッドが味付けしたらこうなりました、というのがこの映画。
「ハリウッド」というのは調味料で言ったら「カレー味」なので、
素材が何であろうが、同じような映画になります。
冴えない主人公の覚醒と金髪美女、
冗長なカーチェイスと過剰な火薬、
これみよがしの3D演出と、ムダに落とされる大量の命の「軽さ」、、、
「既視感の塊」です。
たぶんハリウッドの手にかかれば、
たとえば「パーマン」ですらカレー味になるでしょう。
冴えない主人公の覚醒、金髪美女、
カーチェイスと過剰な火薬とこれみよがしの3D演出、、、
ムダに落とされる大量の命の「軽さ」、、、
そういう「パーマン」。

、、、うん、興味ないです。
(475文字)

▼参考画像:ファミコン「トランスフォーマー」画像
https://goo.gl/RhZ4CE



●茄子 アンダルシアの夏

鑑賞した日:2017年7月3日
鑑賞した方法:Amazonプライム特典

監督:早坂希太郎
主演:大泉洋(ぺぺ)他
公開年・国:2003年(日本)
リンク: http://amzn.asia/7M7pgEK

▼140文字ブリーフィング:

約30分(ぐらい)の短編アニメ映画です。
Amazonプライム会員にならなかったら、
死ぬまで見ることはなかったと断言できます笑。
長野への出張の帰りに、長時間のバス移動で見ました。
(先ほどのトランスフォーマーも同じバスで見ました)
監督はジブリの「もののけ姫」を作画監督した人で、
宮崎駿の右腕とも言われた人だそう。
人物造形は、なんか浦沢直樹っぽいと感じました。
「これといった起伏がある話し」でもないのですが、
スペインの自転車レースの面白みに引き込まれました。
意外な良作でした。
(225文字)



●祈りのちから

鑑賞した日:2017年7月10日
鑑賞した方法:Amazonビデオでレンタルして鑑賞

監督:アレックス・ケンドリック
主演:アレックス・ケンドリック、プリシラ・シャイラー他
公開年・国:2016年(アメリカ)
リンク: http://amzn.asia/1aqslL4

▼140文字ブリーフィング:

これは「クリスチャンの、クリスチャンによる、
クリスチャンのための映画」といいますか、
アメリカ南部のファンダメンタルな信仰を持つ教会が作った、
外部から見たら「プロパガンダ映画」です。
家庭内の問題が「祈り」によって解決されるというストーリー。
べつにディスっているわけでも、嫌いなわけでもないです。
こういう純粋な信仰は本当に尊いと思う。
同じチームが作成した、
「ファイアー・ストーム」そして、
「カレイジャス」という映画があり、
私はそちらも見ていますが、そちらの2本の方が良かったかな。
純粋な信仰に加えて、「ファイアー、、、」のほうは、
妻への誠実な愛、という美徳を、
「カレイジャス」のほうは、
「既婚者の男はただの男ではなく家庭の祭司なのだ」
というたいせつなことを思い出させてくれるからです。
(338文字)

▼参考リンク:「ファイアーストーム」
http://amzn.asia/7qilmui

▼参考リンク:「カレイジャス」
http://amzn.asia/gioxR85



●スワロウテイル

鑑賞した日: 2017年7月7日
鑑賞した方法: TSUTAYA DISCUSでレンタルして鑑賞

監督: 岩井俊二
主演: Chara、三上博史他
公開年・国: 1996年(日本)
リンク: http://amzn.asia/5G8Thut

▼140文字ブリーフィング:

20年前の映画です。
私が大学生のとき、同級生がやたらこの映画を観ていて、
「スワロウテイルを見るってオシャレ」みたいな空気がありました。
私は周囲が見ると見たくなくなるという屈折した性格なので、
そのときは見てませんでしたが、
Charaの歌う「あいのうた」は、良い歌だなぁ、と思ってました。
それから20年ごしに、「やっと、ついに観た」という感じです。
岩井俊二はそもそも大好きで、
「リリィ・シュシュのすべて」も、
「ラブレター」も、
「花とアリス」も観ていたのですが、
出世作のこれはスキップしていた。
20年前の映画ですがまったく古くない。
北斗の拳や「AKIRA」の世界観にも似た、
「なつかしい未来」がそこにはあり、
岩井俊二的な切なさもちゃんとある。
エンドロールで「あいのうた」が流れたたら、
どんな駄作でも「良い映画だったかもしれない」と思わせる、
説得力があります。小林武史、すごいぞ。
(325文字)

▼参考道が:「あいのうた」YEN TOWN BAND
https://www.youtube.com/watch?v=Vz32Lrz8G7M



●マイ・ブルーベリー・ナイツ

鑑賞した日:2017年7月11日
鑑賞した方法:Amazonプライム特典で鑑賞

監督:ウォン・カーウァイ
主演:ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ他
公開年・国:2007年(香港、フランス、中国)
リンク:http://amzn.asia/76f4Plv

▼140文字ブリーフィング:

「あの」ノラ・ジョーンズが主演しています。
「恋する惑星」のウォン・カーウァイが監督です。
ノラ・ジョーンズはインド系が入っているので、
ウォン・カーウァイ監督の「どこか無国籍な感じ」と、
彼女のエスニックな雰囲気が絶妙にマッチしていました。
アメリカ大陸を横断するロードムービー感も好きでした。
あと、食べるシーンの使い方の巧さ。印象的な色彩の使い方。
今年観たウォン・カーウァイ監督作品「ブエノスアイレス」は、
ゲイカップルという要素に最後までついて行けなかったけれど、
この作品はウォン・カーウァイの良さが全部出た良作だと思います。
作中に出てくるブルーベリーパイがとにかく美味そうです。
(287文字)



●シン・ゴジラ

鑑賞した日:2017年7月12日(二回目)
鑑賞した方法:TSUTAYA DISCUSでレンタルして鑑賞

監督:庵野秀明
主演:長谷川博己、石原さとみ他
公開年・国:2016年(日本)
リンク: http://amzn.asia/6WywEWi

▼140文字ブリーフィング:

この映画を観るのは3度目です。
去年、2度、映画館で観ました。
にもかかわらず、DVDを借りてまた観るという。
3度目に観ても新しい発見があります。
この映画、庵野監督が最初に編集したとき、
4時間近くあったというのを聞いたことがあります。
それを「削って削って」2時間にした。
私はモノを書いたり講演したりする経験があるのでわかりますが、
「最初4時間あったものを2時間にした」場合、
情報の密度が高くなるだけで情報の総量はあまり変わりません。
「削った部分」というのは文章でも講演でも、
「おりたたまれてそこにある」のです。
シンゴジラも同じで、情報密度が高いため、
複数の解釈が可能ですし、
複数回観ても新しい情報を発見出来るほど、
「密度が高い」です。
ファンのあいだで「内閣総辞職ビーム」と呼ばれている、
米国の地中弾道ミサイルを食らったゴジラの背中から出るビームが、
東京の街を火の海にするシーンがあるのですが、
そこは何回観てもなぜか「泣きそう」になります。
「戦後70年の哀しみ」であり、
「東日本大震災の哀しみ」であり、
現代日本社会のかかえる行き場のない矛盾が、
そのゴジラの「切ない怒り」に凝縮されているからでしょう。
(497文字)

▼参考記事:映画評「シン・ゴジラ」(陣内俊Prayer Letter ONLINE)
http://ameblo.jp/shunjinnai-kingdomcome/entry-12190058628.html



●聲(こえ)の形

鑑賞した日:2017年7月22日
鑑賞した方法:TSUTAYA DISCUSでレンタルして鑑賞

監督:山田尚子
主演:入野自由、早見沙織ほか
公開年・国:2016年(日本)
リンク: http://amzn.asia/hKJU34j

▼140文字ブリーフィング:

聴覚障害者を軸にした青春映画です。
前半のいじめのシーンがめちゃくちゃリアルでした。
たぶんあまりどこでも語られていないと思うのですが、
この映画(原作漫画も?)の隠れたテーマは、
「父の不在」なのではないかと私は思いました。
この作品にはいちども「父」が登場しません。
ポストモダンの時代にアトム化した個人が動揺する、
という意味では、「桐島、部活やめるってよ」と通じます。
父の不在にの世界に、救済を与えるのが、
永束くんというトリックスターとしての、
「空気を読まないグイグイ系の親友」だったのは、
何か象徴的なことのような気がしています。
(262文字)



●ゼロ・ダーク・サーテイ

鑑賞した日:2017年7月26日
鑑賞した方法:Amazonプライム特典

監督:キャスリン・ビグロー
主演:ジェシカ・チャスティン
公開年・国:2013年(アメリカ)
リンク: http://amzn.asia/dsvdNy8

▼140文字ブリーフィング:

ウサマ・ビンラディン殺害作戦に携わった、
実在のCIA捜査官をモデルとした「事実をもとにした」映画です。
拷問のことなどにも踏み込んでいて、CIAから批判もされたそうです。
じっさい最後は「終わりのない復讐劇に救いはない」という、
政府批判じみたメッセージもあるのですが、
大筋としては「アメリカプロパガンダ映画」になっている。
見ていて、どこか言い様のない虚しさを感じました。
その虚しさというのは「もやもや感」が二重だからだ、
と後で気付きました。
二重のもやもや感というのがあるのは、
この映画が構造的にプロパガンダ映画でありながら、
復讐の虚しさという薄っぺらな誠実さで糊塗しているからです。
この作戦の巻き添えに死んだ沢山のアラブ人の家族が、
この映画を見たらどのような気持ちになるのでしょう。
おそらく彼らは「セカンドレイプ」のような形で、
二重に屈辱を受けた形になります。
そのようなところには決して想像力が回らないのが、
「強者の論理」で突き進む米国の傲慢であり、
それが米国の求心力減退の正体なのだ、とは、
きっと彼らは夢にも思っていないのでしょう。
(465文字)



▼▼▼月間陣内アカデミー賞▼▼▼

世界一小さな映画賞、
「月間陣内アカデミー賞」を、開催いたします。
主催者、プレゼンターは陣内がつとめます。

作品賞、主演(助演)俳優賞、そしてもうひとつ、
という感じで、ぬるーくやります。
皆さんの映画選考の参考にしていただければ幸いです。


▼作品賞
「シン・ゴジラ」

コメント:
やはり「シン・ゴジラ」ですね。
伝統あるゴジラの新作を、庵野秀明に任せた時点で、
東宝の「勝ち」は決まっていた。
「何か分からないものが東京湾から唐突に現れる」
というプロットはエヴァンゲリオンとまったく同じですし、
要所要所の明朝体の「テロップ」は、
「フィクションの中のシリアスさ」を現す小道具になっている。
これもエヴァンゲリオンと同じ。
日本全体に「刷り込み」が効いているから、
みな「うっすらとした既視感」をもちながら、
しかし、やはりまったく新しい作品を観ている。
良く出来た映画です。



▼主演(助演)男優賞
長谷川博己(シン・ゴジラ)

コメント:

映画館で二度観たときは、
シン・ゴジラに出演する、
まさに「オール・ジャパンの俳優陣」のなかで、
主演の彼に、ほとんど目が行きませんでしたが、
あのポジションを演じられる俳優は多くはない、
と後で思い至りました。
「あの位置」は確かに難しい。
織田裕二だと「踊る大捜査線」になっちゃうし、
佐々木蔵之介も違う。香川照之も違うし、
堺雅人も違う。「官僚感」がちゃんと出て、
無味無臭というか、物語を邪魔しない俳優として、
長谷川博己は最適解だったと思います。



▼主演(助演)女優賞
ノラ・ジョーンズ(マイ・ブルーベリー・ナイツ)

コメント:
ノラ・ジョーンズの演技、ことのほか良かったです。
プロの俳優ではないので、ものすごい迫真の演技、
みたいなのを最初から期待はしていないのですが、
やはりミュージシャンには「まとっている空気」がある。
だから映画に起用するとけっこう「成立」することが多いです。
日本だとRADWIMPSの野田洋二郎は「トイレのピエタ」に、
Charaは「スワロウテイル」に、
山崎まさよしは「月とキャベツ」に出演していますが、
全部それぞれに、「まとっている空気」で、
ちゃんと映画が成り立っている。



▼その他部門賞「映画音楽賞」
「スワロウテイル」(小林武史)

コメント:
岩井俊二映画の音楽を小林武史が担当する、
というのはスワロウテイル以降、何度か繰り返されますが、
この二人はやはり相性が良いと確認しました。
YEN TOWN BANDの「あいのうた」はもう、最強ですね。
エンドロールとともに、Charaの声で、
「止まった手のひら 震えてるの躊躇して♪」
と流れたら、どんなクソ映画でも感動したことにしてしまいそうな、
圧倒的な力を感じます。





↓記事に関するご意見・ご感想・ご質問はこちらからお願いします↓

https://www.secure-cloud.jp/sf/1484051839NyovBkYI


このブログでは過去6ヶ月前の記事を紹介しています。
もっとも新しい記事が直接メールボックスに届く
無料メルマガに登録するにはこちらから↓↓


http://karashi.net/carrier/catalyst/jinnai/mailmag.html

この記事のトラックバックURL
トラックバック