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インドの極甘スイーツ「グラブジャムン」の思い出

2018.02.15 Thursday

+++vol.027 2017年8月29日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
久しぶりの「質問カード」
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼体調について▼▼▼

メルマガ読者のみなさん、こんにちは。
先週のメルマガでご報告しましたとおり、
体調はずいぶん上向いてきました。

本も読めるようになりましたし、
文章も書けるようになりましたし、
メッセージの準備なんかもしています。
散歩をしたり外出したりもできてます。
日曜日の礼拝にも出席しましたし、
もう、ゲームをしなくても大丈夫になりました。

私にとって最後の難関は、
「不特定の人とテーマのない雑談する」ことです。
多分これは私の脳の個性による脆弱性の問題で、
「特定の人とテーマを決めて対話(議論)する」のは、
体調が最悪のときでも「なんとかなり」ますが、
「不特定の人とのテーマのない雑談」は、
健康状態万全で臨んでも、
1時間ぐらいで脳がパンチドランカーのように疲れます。
下手をするとそれがきっかけで鬱の症状が戻ってくる。

私にとって「パーティー」だとか、
「ざっくばらんな社交の場」は、
第二次世界大戦のガダルカナル戦や硫黄島のようなもので、
まともにぶつかると命がいくつあっても足りないので、
そそくさと尻尾を巻いて逃げ出すようにしています笑。
「付き合い悪い奴」としてこれからも生きていきます笑。

宮本武蔵がかつて言ったように、
負けると分かっている戦いは、
最初から試合を引き受けないのが、
「不敗の秘訣」なのです。
「逃げるは恥だが役に立つ」わけです。

、、、あと、ねんのため、
毎日9時間ぐらい寝るようにはしています。
(少なくとも私にとって)、
鬱にとって最良の治療薬であり予防薬は、
「たっぷりの睡眠」だということを、
私はこの3年間で学び取ってきたからです。



▼▼▼質問カード▼▼▼

さて、久しぶりの「質問カード」を、
やりたいと思います。
では机の上の質問カードから、
一枚質問をひきます。

今日の質問はこれ;
「いままでに食べた、
 『過去最高のスイーツ』を、
 教えてください。」

、、、みなさんはどうでしょうか?
一緒に考えてみてください。

私は、そうですねぇ。
40年近く生きていますので、
検索すべきデータベースが大きくて、
さらに検索エンジンも劣化していますので、
「これだ!」という風に、
即座に出てこないわけです。
これを老化と言います笑。

純粋に「美味しさ」という話しなら、
きっといろいろあるんだろうと思うのですが、
問題はほとんど覚えていないことですね汗。

「記憶に焼き付く」デザートであり、
さらに「美味かった!!」という感動があったものが、
脳内の検索機能で5つほどヒットしましたので、
そのなかから3つだけ紹介したいと思います。

、、、結果的に全部、旅先で食べたもの、
もしくは過去に住んでいた土地に結びつくものです。

きっとこれには理由があり、
食べたものの思い出というのは、
そのときの風景や空気、音や喧噪、
そういったものと分かちがたく結びついており、
それらと結びついた食べ物というのはやはり、
「記憶に焼き付く」からです。



▼▼▼インドの甘いやつ▼▼▼

、、では本題にいきます。
まずひとつめは「グラブジャムン」という、
インドのお菓子。

▼参考画像:グラブジャムン
http://www.museny.com/image3/india1004/110304lunch9.JPG

こちらですね。
これはインド料理屋ですら、
日本ではまだ一般的ではないので、
あまり食べたことのある人は多くないかも知れない。

インドに行ったことのある人なら、
おそらく必ず食べているやつです。
名前は「グラブジャムン」というそうです。
私はいままで「あのめちゃくちゃ甘いやつ」と、
脳内でそのお菓子のことを呼んできていて、
食べたことのある人同士ならそれで伝わりますので笑、
固有名詞を知りませんでした。

はじめに言っておきますと、
このグラブジャムンは、単体で食べても、
さほど美味しくないです(美味しくないんかい!)。
しかし、私の人生で口に入れたもののなかで、
「もっとも甘い食べ物」というのは間違いないです。
、、、で、調べてみると、
「世界一甘い食べ物」という評判もあるらしい。

▼参考リンク:ヤフー知恵袋「世界一甘い食べ物は?」
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10138451800

、、で、なんでこれが「最高のスイーツ」になるのか、
ということなのですが、単体で食べてもさほど美味しくない、
というところにその要点があります。
さらに言えば、日本で食べてもさほど美味しくないかもしれない。

食べ物には、「文脈」というものがあるのです。

説明します。

私は2008年の夏、4ヶ月間インドで過ごしました。
インドの食生活は、いつかこのメルマガにも書きましたが、
朝はカレー、昼はカレー、夜はカレー、
おやつはカレー味のスナック類です。

さらに、カレーの朝ご飯、カレーの昼ご飯を食べた後に、
彼らが髪の毛に何か油のようなものを塗りたくって、
おめかしして家族で出かける、
「地元のカレー(!)レストラン」があります。
彼らが言うレストランという言葉の中に、
「カレー」は含まれているのです。

中産階級の人が月に一回ぐらい気軽に行く店。
日本で言うデニーズみたいな感じでしょうか。

、、、で、そこのカレーが、
えげつないぐらい辛いのです。
地獄のごとく辛い。

インドでは料理は右手で食べます。
左手は「不浄の手」なので、
左利きの人でも左手ではご飯を食べませんし、
左手で子どもの頭をなでるのは侮辱です。

右手でどうやって食べるかと言いますと、
ライスとカレーを手でごにょごにょして口に入れる。
スープは中指、薬指、小指を上手に使ってスプーンを作り、
器用に口に入れて食べます。

▼参考画像:右手でカレーを食べる。
http://melakajp.com/about/photo/0606/DSC_2487x800.jpg

良く「蒙古タンメン中本の北極ラーメン」みたいな、
激辛料理を食べると、「唇が痛い」と言います。

▼参考画像:北極ラーメン
http://nakamoto.tokyo/wp-content/uploads/2015/11/hokkyokuramen1.jpg

、、、「インドローカルの地獄カレー」はさらにその上を行きます。
どのぐらい辛いかというと、唇が激痛なのは当たり前で、
「カレーを混ぜている右手が辛さで痛い」ぐらい辛いのです。

「指が辛い」のです。

マジで。

爪の間とかが辛くてひりひり痛みます。
出されたものはなるべくのこさないように、
それまで私はインドのものを食べてきましたが、
あの日、ウッダルプラデシュ州のバラナシにある、
あのカレーレストランのカレーだけは、
半分食べてギブアップしました。

熱湯から出てきたダチョウ倶楽部の上島竜平さんぐらい、
半分食べた時点の私の全身は汗で「びっちょびちょ」でした。
「お前さては、食べてる間にシャワー浴びてきただろ?」
と聞かれるぐらい。

▼参考画像:熱湯からあがる上島竜平
http://daily.c.yimg.jp/gossip/2015/04/29/Images/07967257.jpg

くやしいのはホストファミリーの6歳と10歳子どもたちが、
同じカレーを平然と食べていることです。
なんだこの「圧倒的な力の差」は!
30歳を過ぎた大人が6歳に「完敗する」ことって、
あんまりないので、私の指と舌と自尊心と武士の心は、
辛さによって完全に打ち砕かれたわけです。
「離乳食からカレーを食べている民族には勝てない。」

そんな、濡れた犬のように、
辛さに打ちのめされた私の前に出てきたのが、
そう、おまたせしました。
「グラブジャムン」です。

右手の指先は燃えるように熱く、
舌と唇の感覚は失われている。
青白い蛍光灯は不安定に点滅し、
無数の蠅が周囲を飛び交い、
相変わらずやかましいヒンディ語の怒声と、
外からの鳴り止まぬクラクションの音。
外気温は40度を超え、湿度は90パーセントを超える。
何か耳鳴りのようなものが聞こえ、
シビれた脳でこれまでの人生がフラッシュバックする。

そんな私の前に、
あの、「まあるい甘いやつ」が運ばれてきます。
そいつをスプーンで半分に切って、
口にいれます。

(なぜかいつも、
 「このタイミング」でスプーンが登場します。
 インドの人もグラブジャムンは手で食べません。
 「スプーンあったんかい!」と、
 私はいつも小さく心の中でツッコむわけですが)

芥川龍之介に「蜘蛛の糸」という作品があります。
生前悪事を尽くしたカンダタという男が、
生きている間にした善行は一匹の蜘蛛を助けたことだけだった。
地獄の業火で焼かれるカンダタに、
お釈迦様は一本の蜘蛛の糸を垂らし、、、
という有名なストーリーです。

濡れた犬のように消耗した私にとって、
グラブジャムンはその蜘蛛の糸のようなものです。
もしくは、地獄の業火で焼かれて乾いた喉に垂らされる、
「一滴の甘い露」と言い換えても良いでしょう。

一滴の水に飢えたカンダタのごとく、
私はこのグラブジャムンを口に入れたのです。
そこで私はひとつの「真理」に到達しました。
そう、同じバラナシで悟りを開いたゴータマ・シッダールタのように。

その真理とは、
「めちゃくちゃ蒸し暑い気候のなかで、
法外に辛い食べ物を食べた後に、
激甘のデザートを食べるというのは至高の経験だ」
ということです。

死んでいた舌が生き返り、
麻痺していた思考力が元に戻ってくる。
「生きた心地がする」状態にしてくれる、
そんな感じです。

食べ物は「文脈」がたいせつです。

肉体労働やサウナの後のビールが、
一番美味しいと言う人がいるのと同じであり、
ラーメンを食べたあとのアイスクリームが美味しいのと同じであり、
普段ガムを噛む習慣はないが、
焼肉屋の会計でもらうスペアミントガムだけは、
なぜか美味しいと感じるのと同じです。

グラブジャムンは具体的にどんなスイーツか、
ざっくりとイメージだけで説明しますと、
「日本で一番甘いカステラ」を、さらに2倍甘くしたものを、
とりあえず「油で揚げ」ます。
それを、とびきり濃厚な砂糖シロップに浸けて、
1ヶ月置きます。
そうするとシロップを吸い込んだその「揚げカステラ」は、
もはやシロップと同じぐらいの比重となり、
「ずっしり重くて甘い何か」になります。
おおざっぱにいえば、これがグラブジャムンです。

蟻ですら遠慮するほどの甘さのこのデザートの、
ひとつあたりのカロリーはあまり計算しないほうが、
精神衛生上よろしいかと思われます。

これを食べて「美味しい!」と感じるような、
「文脈」というものが日本には存在しないので、
日本でグラブジャムンを食べても「最高のスイーツ」には、
なりづらいかとは思うのですが、
どうやら日本でも手に入るようです。

どうしても興味がある人は試してみてください。
いったい、いつ食べたらよいのか分かりませんが。

▼参考リンク:Amazon「グラブジャムン」
http://amzn.asia/0r63cUj

、、、あとふたつ紹介しようと思ってたのですが、
ここで文字数オーバーです。

今日は列挙するにとどめ、
またいつか説明します。

▼今年フィリピンで食べた「チュロス」

▼帯広「クランベリー」の、よみたんソフトクリーム

以上、「過去最高のスイーツ」の話しでした!

みなさんの最高のスイーツは何ですか?





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