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陣内が先週読んだ本 2017年11月第一週 『村上春樹はくせになる』清水良典 他3冊

2018.04.26 Thursday

+++vol.037 2017年11月7日配信号+++


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■3 陣内が先週読んだ本 
期間:2017年11月第一週 10月29日〜11月4日
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

先週私が読んだ本(読み終わった本)を紹介していきます。
一週間に一冊も本を読まない、
ということは、病気で文字が読めなかった数ヶ月を除くと、
ここ数年あまり記憶にないですから、
このコーナーは、当メルマガの
レギュラーコーナー的にしていきたいと思っています。
何も読まなかった、という週は、、、
まぁ、そのとき考えます笑。

ただ紹介するのも面白みがないので、
twitterに準じて、
140文字で「ブリーフィング」します。
「超要約」ですね。
(どうしても140字を超えちゃうこともあります。
 140文字はあくまで「努力目標」と捉えてください笑。)

忙しい皆さんになり代わって、
私が読んだ本の内容を圧縮して紹介できればと思います。
ここで紹介した本や著者、テーマなどについて、
Q&Aコーナーにて質問くださったりしたら、
とても嬉しいです。


●村上春樹はくせになる

読了した日:2017年10月31日
読んだ方法:図書館で借りる

著者:清水良典
出版年:2006年
出版社:朝日新書

リンク: http://amzn.asia/c5gM3Fk

メルマガ読者の読書会テキストで知って興味を持ちました。
村上春樹って、時々、語りたくなります。
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」が、
ユングの「シャドウ」とか「アニマ、アニムス」、
あるいはフロイトのオルターエゴなどを踏まえている、
という話しは説得力がありました。
著者は批評家としてではなくあくまでいちファンとして、
村上春樹を「読む」ことを楽しむというスタンスを維持していて好感が持てます。
これは村上春樹自身がインタヴューなどで言っていることですが、
彼は95年の阪神大震災とオウム真理教の地下鉄サリン事件以降、
明らかに作風を変えました。
具体的には「ディタッチメント」方向から、
「コミットメント」方向に舵を切ったのです。
ターニングポイントの「竹の節」は、
阪神大震災を題材にした短編集「神の子どもたちはみな踊る」と、
地下鉄サリン事件の被害者へのインタヴュー集である、
「アンダーグラウンド」です。

2011年の東日本大震災以降、村上春樹は何を考えてきたのか、、、。
じつは私の読みは、まだ「形になっていない」というのが、
正直なところなのではないかと思っています。
2011年以降の村上春樹作品は2つ。
「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の旅」
そして、「騎士団長殺し」です。
騎士団長殺しには「東北で出会うスバルフォレスターの男」
という表象が出てきますが、その伏線は回収されずに終わっています。
また最近友人から「多崎つくる・・・」の多崎とは、
岬がたくさんあるリアス式海岸であり、
彼を襲う友人たちとの離別や死別は、
東北の津波を意味している、という解釈を聞きました。

なるほどねぇ。。。

あくまで一読者としての、一見識にすぎないのですが、
村上春樹にとっての「95年問題」は、
2009年の「1Q84」で一応の決着を見た、と思っています。
それでも約15年かかっている。
2011年の地震はもっと大きな出来事でした。
「もう村上春樹は駄目だ」と思っている方がもしいましたら、
あと10年ぐらいは待ってあげてください笑。
(845文字)



●コミュニティデザイン

読了した日:2017年10月29日 とばし読み
読んだ方法:図書館で借りる。
著者:山崎亮
出版年:2011年
出版社:学芸出版社
リンク:http://amzn.asia/iYtGTkL

▼140文字ブリーフィング:

「街作りワークショップ」的なことを全国で行っている人です。
情熱大陸にも取り上げられたらしいです。
「復興のハード面とソフト面」という話しを思い出しました。
私が時々行っている「市長のワークショップ」にも似ています。
ただ、この本からは抽象的な原則などはほとんど何も引き出せません。
事例紹介は面白いのだけど、深い学びにはなりませんでした。
(165文字)



●ネイティブが感動する 英語にない日本語

読了した日:2017年11月2日
読んだ方法:図書館で借りる

著者:フォーンクルック幹治
出版年:2017年
出版社:河出書房出新社

リンク:http://amzn.asia/6aSUmlX

▼140文字ブリーフィング:

著者は母親が日本語しか話せず、
父親が英語しか話せないという特殊な環境で育ちました。
両親の通訳を著者はしなければならないのですが、
「英語にない日本語」「日本語にない英語」に苦労しました。
そして彼は「英語にない日本語」のほうがより苦労した、
と言っており、さらにそれを集めていくと、
日本らしさとか、日本の良さみたいなものが浮き上がってきた、
と言っています。
特に本阿弥光悦の「金継ぎ」の話しは面白かったです。
引用します。

→P87 
〈日本独自の修理法「金継ぎ」については、
なじみのない人もいるかもしれません。
破損した陶器を修理する際に、
継ぎ目に金や銀などの金属粉で装飾して仕上げる技法で、
その元祖は、江戸時代初期の芸術家・本阿弥光悦とされています。

茶の湯では、金を施した疵(きず)の繕いを美しい景色と見立て、
芸術として鑑賞されてきたのだそうです。

英語では、
"Fixing pottery and putting gold between the cracks."
「陶器を修理して継ぎ目に金をまぶすこと。」
と言いますが、
最近ではそのまま”Kin-tsugi”として知られるようになっています。

一度壊れたものを修理するだけでなく、
工夫を凝らして修復後の形を楽しむ発想は、
”It gives birth to a new work of art through its own history.”
(陶器の歴史を基に新たな作品を生む)といわれ、
英語圏の人々に大変愛されている文化です。
本来、「金継ぎ」は陶器の破損している部分を
漆(うるし)で修復してから金をまぶしますが、
最近の欧米では、接着剤と金色の絵の具を用いて行う
"Kin-tsugi DIY"が一部で流行っているのです!

環境問題が深刻になりつつある現代では
「物と自然をたいせつにする」という価値観がますます重要視されています。
「金継ぎ」や「もったいない」など、
古来、日本に伝わる文化が時代の流れと共に
世界に拡がっていることが実感できます。〉

金継ぎ、確かに良いですよね。
私が自分の家で一番気に入っている食器は、
ブラジルで買ってきた大きな水色のお皿ですが、
それは全部砂浜に落ちていた空き瓶を溶かしてつくった一点ものです。
売れ残り商品を大量に捨てまくるのも「日本文化」ですが、
ものを大切にし、渋さを味わうのも日本の文化です。
物事には両面ありますね。
(969文字)



▼▼▼リコメンド本「今週の一冊」▼▼▼

陣内が過去一週間に読んだ本の中から、
「いちばんオススメだったのは?」という基準でリコメンドします。
「いちばん優れていた本」というよりも、
「いちばんインパクトの大きかった本」という選考基準です。
皆さんの書籍選びの参考にしていただけたら幸いです。


▼今週の一冊:該当なし

コメント:
今週も忙しかったので、
あまり冊数を読めていないというのもあるし、
1時間以上集中して読書する時間が確保できないので、
深い読みができていません。
ですから今週も、「該当なし」です。
来週もこんな感じかな、、、。



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