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今の仕事以外の何で生計を立てるか?

2020.01.06 Monday

第102号   2019年8月6日配信号

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■1 今週のオープニングトーク
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼今の仕事以外の何で生計を立てるか?▼▼▼

▼質問:
今の仕事(業種)を辞めなければならないとなったとき、
あなたは何で生計を立てますか?


、、、そうですねぇ。
私は自分の今の仕事が、
「不安定な仕事」なので、
このことは結構考えますね。

10年後どころか、
5年後や、
もしかしたら1年後も、
今の形で仕事を続けられるかどうか分からない。
私と同じように、
団体からの給料ではなく、
セルフサポートで宣教活動をしている人や、
零細な個人事業主や、
作家や芸術家などのクリエイティブな個人事業者は、
たいてい同じ気持ちだと思いますが、
来年も「食えている」という保障はどこにもありません。

今まで10年間、
こういった形で働きを続けてこられたのは奇跡みたいなものです。
来年もそれが続くなんていう保障なんてないんです。
本当に。

資金が干上がれば、
即、今の形で仕事は続けられなくなる。
それだけです。

なので、私はいつも、
「臨戦態勢」です。
いつ収入がなくなっても、
次の仕事ができるように、
自分のコンディションを整えている。

私の場合、
「経営」には向きません。
マネジャーの才能がない。
お金を集めるのも儲けるのも不得手だし、
組織を構築したり維持したり、、
というのも苦手というか、
そもそもそういったことに「情熱」がありません。

なので私の場合、
「自分の労働力」という商品を売って、
糊口をしのぐという生き方しかないと思っています。
生まれながらのプロレタリアートなのです。
「金持ち父さん、貧乏父さん」の、
ロバート・キヨサキには罵倒されるでしょうが、
「うるせえ、バーカ」しか思いませんね。
人には向き、不向きがあるのです。
適性のないことを続けると身体を壊します。
2013年にうつ病になってよく分かりました。

というわけで、
私の場合「自分の労働力」が、
自分と家族の糊口をしのぐための、
唯一で最後の砦なわけですよ。

私が昨年から筋トレを始めたのは、
そのような理由もあります。
「いつでもトイレ清掃員になれるように」
身体を鍛えているのです。

身体さえ動けば、働けますから。
そして真面目に働きさえすれば、
「稼ぎに追いつく貧乏はない」ですから。
なんとか生きていけます。

あと、頭脳の筋トレも怠りません。
というか、自分で言うのは口幅ったいですが、
この10年で、
私の思考力・言語運用能力・知識の幅と深み・
知的生産性・知的創造力・アウトプット力
といった能力は、
たぶん普通の会社員の比じゃなくなりました。
普通の会社員の同年代とではありません。
いかなる年代の会社員にも、
まったく負ける気がしません。

自分で言うのは口幅ったいですが(2回目)、
ちょっと「違う次元」にいったという実感があります。

100%確実に言えるのは、
30歳のときに公務員を辞めていなければ、
41歳の私は確実に身体がたるんでおり、
そして本もあんまり読まないし、
思考力や文章力も、今の半分もなかったということです。
頭脳も身体も中年太りしていたはずです。
「つまらないおじさん」になってただろうなぁ。

私の感覚的な表現になりますが、
公務員の時代の私って、
「カニ」とかに近かったのですよね。
かつての私は「甲殻類」でした。
市役所という「固い甲羅」がある。
その中にある「かに味噌」が職員です。
自我なんて持っちゃいけないんです。
仕事で自己実現なんて考えない方が良い。
仕事は仕事と割り切り、
適当に頑張ればいい。
趣味で自己実現をする。
これが公務員の生き方です。

ところが、公務員を辞めて、
フリーランサーになってから、
「カニ」じゃなくて、
「ほ乳類」になる必要が生じた。
自分を庇護し支える構造が外部にないから、
自分の中に「骨」を持つ必要が生じた。
それが会社員とは異なる次元の健康管理だったり、
会社員とは異なる次元の「勉強」や自己研鑽です。
それが10年続くと、
もう、能力的に異次元になります。
これはマジです。
多分、私じゃなくてもそうなります。
「環境が人を作る」のです。

しかしながら、それでもまだ、
会社員のほうが「稼ぐ能力」は高い。
「会社」というレバレッジは、
個人の能力を20倍以上高める「テコの原理」なのです。
フリーランスはだから、効率悪いんですよね笑。
正直言ってあんまり良いことないんだけど、
「個人としての能力が高まる
(というより、高めないと生き残れない)」
という、副産物があります。

ただね。

知的に生産的な仕事というのは、
巡り合わせがとても大切なので、
上手くこういった才能を活かせる、
「ポスト」といますか、
「ちょうどあなたみたいな人探してたのよー」
という「出会い頭」があればいいのですが、
それがなければ、基本的にそれを仕事にする、
というキャリアパスの門戸は狭い。

より汎用性の高い技能は、
「身体を使って汗を流す」ほうでしょう。
40を過ぎた中年は仕事を選べません。
選んでいただく側です。
なのでまぁ、ゴミ清掃とか、
いつか自分は、トイレの清掃員とか、
そういった仕事をいつかするのだろうな、
と、この10年間、思い続けています。

別にそれが、
「失敗」だとも思いませんし。
トイレ清掃員ほど尊い仕事は、
他にないともいえますし。
私の「最高の仕事」の原風景は、
手ぬぐいを片手に弟子の足を洗うイエスです。
誰かの足を洗うことに、
トイレ掃除とかって、近いですからね。

あるいは獣医師の資格を用いて
働くこともあるかもしれません。
キリスト教関係で、「あなたみたいな人探してたんだ」
「ちょうどいいところにいたね」みたいな形で、
必要としていただけることがあるかもしれません。

マジで未来がどうなるか、
ほんとうに分からないのです。
こんな風に未来が不確定なまま、
10年間生きてきました。
これって安定志向の日本人には、
あまり理解されない生き方なのですが、
最近これって「動的な安定」と呼べるのではないかと気づきました。
形は違うが、「別の形の安定」なのではないかと。

どういうことか?

走ってる自転車や、まわるコマって、
静止画だと不安定じゃないですか。
でも、動画だと安定しています。
立っているビルの場合、
静止画でも動画でも安定しています。
というか、静止画と動画の差がありません。

公務員や大企業の社員のような、
「30年後の給料も計算できる」立場って、
「立っているビル」に近いと思うんですよね。
「静的に安定している」。
私は走っている自転車のようなもので、
毎年「来年どうなるか分からない」
といいながら、10年間それでも生きてきたのです。
それって「動的安定」と言える。
その状態って、「安定と停滞をはき違える」
という間違いを犯すリスクから自由なので、
じつは不確実な今みたいな時代には、
「静的な安定」を続けた結果、
「停滞による破局」を迎えるよりも、
よいことなのではないか?

トーマス・フリードマンの
『遅刻してくれてありがとう』
を読んでから、ますますそう思うようになりました。

最後に私の職業観を申し上げますと、
24歳で市役所に就職してからというもの、
今に至るまで、
「本当の雇い主は天にいる」
と思っています。

私に給料をくれるのは、
市役所やNGOや支援会ではなく、
神ご自身です。
そして私の「人事部長」は神です。
私は「転職」をしたのではなく、
神から「市役所という部署」から、
キリスト教NGOという部署へ、
配置転換を命じられ、
辞令をいただいたと思っている。

職業を表すドイツ語「ベルーフ」は、
「呼ばれる」という意味があります。
次に人事部(神)によばれ、
次の辞令をいただくのがいつか分かりません。
それが10年後かもしれないし、来年かもしれない。
そのときは、ただそれを喜んで受け取り、
その仕事に没入するのみです。

アメリカで従軍している人のことを、
「in the Service」と言います。
私もキリストの兵士として、
「in the Service」してるので、
天から来た指令に対しては、
「Yes, Ser!」といって従うのみです。
アフガンだろうがイラクだろうが、
そこにいき任務を完遂する。
どれほどのリスクが待っていようとも。
私のアイデンティティはそういうものです。

加えて私は「天の人事部」を、
完全に信頼していますので、
軍人が将校に怯えるような感情も持っていないし、
会社組織にある「出世競争」からも自由です。
きっと天の父は良くしてくださるだろう、
そういう安心感があります。

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