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生まれ育った地域の影響(後編)

2020.02.17 Monday

第109号   2019年10月15日配信号

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■1 今週のオープニングトーク
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼生まれ育った地域・後編▼▼▼

今週は、先週の質問カードの答えの「続き」です。
私は育った地域がいろいろあるので、
けっこう語ることが多いのです。


▼質問:
あなたが生まれた地域、または育った地域は、
あなたの今の性格やライフスタイルや行動様式、
考え方に何か影響を及ぼしていますか?
及ぼしているとしたらそれは、どんなことですか?


、、、先週は私の中の、
「愛知県人性」を語りました。

今週は岡山県と北海道について語ります。

まず、岡山県には、
私は小学校5年生から高校3年生まで、
7年間住んでいます。
倉敷市の連島という地域で、
去年の豪雨で被害を受けたところは、
私の生活圏だったのでびっくりしました。
中国地方って、すごーく天災が少ない地域なので、
余計にびっくりしたのです。

さて。

岡山県ですが、
これがまた味が濃いんですよね。
愛知県以上に、
その地域性は、
全国的に知られていないのです。

中国地方の人からすると、
「岡山」というと連想するものが、
いくつかあるんですよ。
それは広島とも違うし、
兵庫とも島根とも鳥取とも山口とも違う。

岡山は岡山なのです。
尾張と三河が違うように、
広島と岡山は断固、違うんです!

東京の人からしたら、
「ふーん、そうなんだー(スマホいじいじ)」
でしょうが、
岡山は岡山じゃけー
広島とはちがうけー、
そこんとこよろしく!
と思うわけです。

まず方言ですが、
いわゆる「仁義なき戦い」で、
菅原文太がしゃべてるやつ、
あれは広島弁であって岡山弁ではありません。

岡山弁は今でこそ「千鳥」で有名になりましたが、
本当に使いこなせる人は、
きっと全国に岡山県の人口程度しかいないでしょう。
あ、当たり前でした笑。

「すごい」は、
「ぼっけー」、
「俺」は「わし」
「私」は「うち」
*ギャルが使う「ウチらわトモダチ」の「ウチ」とは違います、
 「柿」の発音じゃなく、「蠣」の発音です。
「むかつく」は、
「はがえー」、
「殴るぞ」は、
「張り回すぞ」、
みたいな感じですかね。

基本的に全員が全員に対して喧嘩を売るのに適した言葉です。
デフォルトでバトルロワイヤルなんですよ、
岡山っていうのは笑。

小学校5年生で、
岡山の文化に最初に触れたときは、
マジで驚きましたから。
マジで全員が怒ってるのかと思いましたから。
後々、そういう言葉なんだ、
ということに気づいて安心したわけですが。

あと、岡山って、
小学校から制服の学校がめちゃ多いです。
何を隠そう、
倉敷市っていうのは、
たしか全国の学生服の7割を生産していまして、
当然地元の学校と企業って言うのは、
癒着とかそいうんじゃなく、
「もちつもたれつ関係」なわけで、
岡山の学校は学生服が基本なのです。

私も小学校のとき、
下は半ズボン、
上はカッターシャツにブレザー、
帽子は学生帽みたいなやつで、
学校行ってましたね。

愛知県の小学校は私服だったので、
超嫌だったのだけど、
まぁ、なれますわ。
そういうのは。

あと、「改造学生服」を売る店が、
全国で一番多いんじゃないかな(当社比)。

あと、不良が全国で一番強いんじゃないかな(当社比)。

出会ったらすぐ逃げなければならないのは、
岡山のヤンキーと北海道のヒグマですわ。
マジでカツアゲされますから。
私も1回食らったことがあります。
1回っていうのは運が良い方で、
中高の6年で、
平均すると3〜5回、
カツアゲ被害に遭います(当社比)。

なので、高額紙幣は必ず、
ソックスの中に入れてましたから。
財布の中身を全部とられたうえ、
『おい、ちょっとそこでジャンプせーや』
からの、ポケットの小銭を持って行かれても、
すっからかんにならないために。

私は『資産のポートフォリオ』の原則、
「卵を同じ籠に入れるな」を、
岡山のヤンキーから学びましたね笑。

もうひとつは、
愛知県にはなくて岡山にあったものとして、
「笑い」の地位がありあます。

愛知県では、
多分「全国スタンダード」でして、
小学生なら足が速い奴がモテましたし、
だんだん中学・高校生ぐらいになると、
スポーツとかに加えて勉強が出来ることも、
モテる要素に加えられていきます。

小学校5年生の私は、
授業はほとんど聞いてないし、
宿題もほとんど提出しないけど、
テストの点は全部100点でした。
先生にも生徒にも嫌われるパターンですね笑。
でも、足が速いほうではなかったし、
運動神経もさほど良いほうではなく、
むしろ小児ぜんそくの発作があって、
体力的には平均以下でしたので、
モテる部類ではありませんでした。

、、、で、
岡山に引っ越してびっくりしましたね。
男にも女にも先生にも一番モテるのは、
頭の良い奴でも足が速い奴でもなく、
「面白いことが言える奴」なんですよ。
これが高校まで続きます。

この「面白いこと言える奴」っていうのが絶妙で、
ただ自分が思いついた「面白ワード」を連発する、
とかそういうことではないんですよね。
だってそんなの面白くないじゃないですか笑。
ちゃんとその場の雰囲気であったり、
状況であったり、オーディエンスのことを考えて、
サッカーでいうと、
「流れの中で得点する」といいますか、
そういう「ビューティフルゴール」を挙げられる奴というのが、
一番モテました。
男子にも、女子にも、先生にも。

この「ルール改変」は、
11歳の私にとって衝撃でした。
そこから私は、
自分の知的リソースの、
かなりの大きな部分を割いて、
「面白いことを言う」ということを
追求するようになりました。

当たり前じゃないですか。

モテたいですから。
中学生男子なんて、
モテたくて生きてるんですから(当社比)。

、、、そんで、
あれは中3ぐらいですかねぇ。
5年ほどの修行の結果、
なんか「掴んだ」んですよね。
面白いことを流れの中で言う、
っていう技術を身につけたんですわ。
自分のIQの大部分を、
学業成績を上げることよりも、
「面白いことを言う」ことに割いているのですから、
まぁ当たり前です。上達するのは。

まぁモテましたよね笑。

だって、クラスで一番、
「面白いことを言える」んですから。
これって「クラスの人気者」とか、
「ひょうきんで明るいやつ」とか、
そういうことじゃないんですわ。
その役割は別にいるんです。
そいつとはポジションが違う場所に、
「一番面白いことを言える奴」はいるのです。

「センス」なんです。
この流れでこの発言が出来る!
すげー!
ってなるんです。
あいつすげー!って。

これが快感で快感で。

もし岡山に住んでなければ、
私はもう少し、
笑いのセンスがなかったでしょうね。
ただ単に明るい奴と、
ユーモアのセンスがある奴の差すら、
理解していなかったでしょうね。

多分関西圏とか西日本に住んでいない人は、
「半笑い」でこの話を聞いているでしょうが、
実はこれって本質的なことだと私は思います。
学業成績が抜群に良いことよりも、
「流れの中で面白いことを言える」ことのほうが、
「地頭の良さとの相関指数」は、
ゼッタイに高いからです。

これはアルゴリズムとヒューリスティックの差でもあります。
学業成績の良さはAIに代替可能ですが、
面白いことを言える地頭は、
AIには代替不能なのです。

よって、AI時代に生き残るのは、
関東ではなく関西です。

、、、嘘です笑。

そういうことではなく、
偏差値秀才だけどユーモアのセンスが絶望的な奴と、
偏差値は平均だがユーモアのセンスが抜群な奴なら、
私が企業のCEOなら後者を採用するし、
将来のある会社経営者なら、
同じ選択をするだろうな、と思うという話です。

あと、岡山の人って、オシャレです。

これも当社比なのですが、
結構真を食ってると思います。
多分そういうイメージは、
全国的に共有されていないと思いますが、
この「説」に私はけっこう自信がある。

まず、客観的なファクトとして、
倉敷っていうのは、
繊維の街と言われていて、
国産ジーンズのシェアも相当なものです。
だから、たしか『繊維祭』っていうイベントがあったりして、
そこでジーンズとかアメカジ商品が安く売られたりしてます。

そんで、小中学生の段階から、
そういうカジュアルファッションに対する、
関心というか意識が高いんですよね。
「501」とか「MA-1」とか「レッドウィング」とか、
「エビス」とか「カムコ」とか、
そういったアメカジがらみの「用語」ってあるじゃないですか。

そういうのを、中学1年生とかが、
普通に会話の中で話していて、
「遊びに行く」というのは、
たいてい「服をウィンドウショッピングする」
という意味でした。

友達と服を交換しあったり、
とにかく「服」に対する関心が高かったんですよね。
私が服に関心を持ったのは、
中学時代の友人がまさにそういう奴らだったからで、
私は中高生を岡山で過ごさなかったら、
高3まで、
『お母さんにイトーヨーカドーで服を買ってきてもらう派』
だったと思います。

そんなわけで、
大人になった私が、
じゃあ人よりオシャレかというと、
そんなに自信はありません。
妻のほうがセンスがあるので、
結婚後に学んだことのほうが多いですが、
それでも服を見たり、
新しいファッションを試したりするのは好きです。

そして、大人になってから気づいたのですが、
「岡山出身」の人に会うと、
たいていその人はオシャレに気を遣っていて、
その人なりの「スタイル」を持っています。

この「説」はけっこう自信があるんですよね。
多分誰も知らないでしょうから紹介しました。


、、、あと、北海道。
これは18〜24歳までの6年間過ごしました。
結果、自分が一番フィットしたのは北海道でしたね。

この理由も多分明確で、
私は生まれてから、
岡山→東京→愛知→岡山→シカゴ
→愛知→岡山、、、
って、引っ越しを繰り返してるんですよ。

そんで、北海道って、
「よそ者の集まり」なんですよ。
最大に遡っても4世代ぐらいなんです。
「ひいおじいちゃん」になると、
もう、「開拓者」なのです。

そうすると、
「開拓者」っていうのは、
基本的に「バガボンド気質」といいますか、
一つの場所に根っこを下ろして、、、
っていう土着型ではなく、
「新しい気風に開かれた人間」なわけです。
そういう人が集まったのが北海道なので、
「よそ者同士、助け合っていこうや」
という、サバサバした距離感があるのです。
人間関係の「湿度」が低いというか。

私自身が転勤族でバガボンド(流浪者)なので、
北海道みたいな距離感というのは、
非常に心地よかったですね。
これは「よそ者社会」の、
アメリカの両沿岸部、
およびカナダとオセアニアにも言えます。

夏に弱い私には、
気候的にも北海道が一番フィットしました。
そこで身につけた今の私の性格というと、、、。

なんだろう?

あ、そうだ。

「本州を絶対化しない」
というのはあるかもしれません。
沖縄もそうですが、
本州・四国・九州のことを、
彼らは「内地」と言います。

「今度内地にいくのかい?」
「内地は暑いっしょ。」
みたいな会話が、
北海道では交わされるわけですが、
なんていうか、
自分こそ日本の中心、
って思ってる東京・大阪・名古屋あたりの人からすると、
コペルニクス的な視点の転換なんですよね。

そんな北海道。
お勧めです。
「地方移住」の罠は、
地方にある「人間関係のしがらみや排他性」が、
実際に住み始めるとめちゃ大きいことに、
住み始めてから気づいてしまうことですが、
その壁にぶち当たった人は、
すごすごと東京に戻るよりも、
北海道を試すことをお勧めします。

、、、というわけで、
育った地域と自分の性格に関して、
2週間にわたりお届けしました。

今週のオープニングトークは以上!