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【Q】働いてみたい企業

2018.02.15 Thursday

+++vol.027 2017年8月29日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■3 Q&Aコーナー

皆さんからお寄せ頂いた質問にお答えするコーナーです。
日頃の悩み、疑問、今更誰かに聞けないギモン、、、、
質問の種類は問いません。お気兼ねなくご質問をお寄せください。
ご利用は下記に基づいてご利用いただけると幸いです。

【Q&Aについて】
▼全てのご質問にお答えすることはできません。予めご了承ください
▼いただいたご質問は、ブログ・FVIメディアルームに掲載される可能性があります
▼本名での投稿の場合は「ペンネーム:無し」となります
▼必ず下記フォームからご質問を送信ください

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

【Q&Aコーナー専用フォーム】

▼URL
https://www.secure-cloud.jp/sf/1484051839NyovBkYI

※大変お手数ですが一つの1メール1質問を原則とさせてください。
ご協力宜しく御願い致します。

※頂いたメールはすべて目を通しております。
陣内俊への要望やメルマガの感想、激励などももちろん大歓迎です!

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

●【Q】働いてみたい企業2位〜5位

ラジオネーム:トリッキーファウラー(男性)
お住いの地域:愛知県


Q.

こんにちは、トリッキーファウラーです。
いつもメルマガありがとうございます。
とても「刺激的で」毎回楽しみにしています。

さて、唐突ですが本題です。
ぼくだけではないかもしれませんが、
「カロリーハーフ」の「能力があれば働いてみたい企業はありますか」
に出てきた第2位〜5位の詳細が気になっています。
特に第5位の「琉球大学」。
ぜひきいてみたいと思ったので、
機会があればよろしくお願いします。


A.

こちらの記事ですね。

▼参考記事:「能力があれば働いてみたい企業」
http://blog.karashi.net/?eid=194

、、、今後質問コーナーなどで、
過去記事に関する質問が来たときは、
その都度「アーカイブブログ」に、
先行アップロードしていきたいと思っています。

過去記事なんて読んでる暇ねーよ、
という人がほとんどだと思いますので、
どういった記事だったかと言いますと、
オープニングトークの「質問カード」で、
「能力があれば働いてみたい企業は?」
という質問が出たわけです。

その私の答えは、
1位が北海道の六花亭、
そして2位以下については説明を端折りました。
(今日と同じですね笑)
私はどうやら文章については「尺が読めない」みたいです笑。

最後の所だけ引用します。

〈、、、さて、5つ挙げたのですが、
ここで説明する脳の活力が枯渇しましたので、
2位から5位までは、説明は割愛し、
列挙するにとどめます。
2.十勝毎日新聞社(帯広)
3.キングジム(またはコクヨ)(東京都)
4.YKK(富山県)
5.琉球大学(沖縄県)
、、、という感じです。
説明が中途半端ですが、
以上!!〉

、、、なんて不親切な終わり方なんだ、
と我ながら思いますよね。

トリッキーファウラーさんがご質問してくださいましたので、
2位以下の理由について説明していきたいと思います。



▼2位:十勝毎日新聞

私が6年間大学生時代を過ごした帯広で、
朝日、読売、産経、毎日、日経の5大全国紙よりも、
もうひとつの地方紙の北海道新聞よりも、
圧倒的なシェアと影響力を誇っていたのが、
「十勝毎日新聞」でした。

通称「かちまい」。

よく、
「世界的なニュースが駆け巡った日も、
 阪神の負けを報じるデイリースポーツ」
などと揶揄されるように、
デイリースポーツはブレない報道をすることで有名です。
サッカーワールドカップで日本代表が勝ち星を挙げた翌日、
すべてのスポーツ紙の本田圭介でしたが、
デイリースポーツの一面だけは、
「阪神の選手が結婚!」だったりしますから笑。

全国紙とデイリースポーツの一面が同じになったとしたら、
それは本当に、「真正の」全国ニュースなのだ、
ということを「時事芸人」のプチ鹿島さんも指摘しています。

▼参考リンク:「芸人式新聞の読み方」
http://amzn.asia/g1cJVOQ

、、、で、十勝において、
常軌を逸した講読率を誇る「かちまい」もまた、
「ぶれない」新聞なのです。

私は大学を卒業してから十勝地方に何度か訪れていますが、
そのときのひとつの楽しみは、ビジネスホテルのロビーや、
たまたま入った食堂などで、「かちまい」を読むことです。

最近私が覚えている「かちまい」の一面は、
「音更でトラクター展開催!」でした。

紙面には「ジョン・ディアー」やら、
「●●馬力で●●気筒のエンジン」が、、、やら、
推進方式がなんだらかんたら、、やら、
農業の専門用語がずらりと並んでいます。

ちなみにその頃、
重要な国家首脳が集まる国際会議が開催されていて、
全国紙の一面は当然そちらを報じていますが、
「かちまい」はぶれません。
十勝人にとってはどこか遠い世界の動向より、
トラクターの挙動のほうがたいせつなのです。

この「地元への振り切り」っぷりがすごくて、
古き良きローカル紙の郷愁をたっぷりのこした、
「かちまい」の記者をやったら、
きっと楽しいだろうなぁと、
1年に一回ぐらい思うことがあります。

、、、十勝に住めるし。

▼参考リンク:十勝毎日新聞社
http://kachimai.jp/



▼3位:キングジム(次点でコクヨ)

▼参考リンク:キングジム
http://www.kingjim.co.jp/

いまの時代、文房具のマーケットというのは、
生き残るのが非常に難しい分野です。

思い出してみれば、
職員室の向かいにあった小学校の「購買」で、
「学校認定のはさみ」を買ったとき、
確かその価格は600円とかしていました。

「なんという値段!」
と今は思いますが、
私たちの文房具の値段の常識を破壊したのは、
そう、「ダイソー」です。

かつて文房具専門店で、
500円から1,000円の間で買っていた文房具、
つまりハサミ、ホッチキス、分度器、パンチャー、
セロテープ、ボールペン、色鉛筆、、、
といった商品群の、「底値」が、
ぜんぶ「108円」になった。

しかも百均のハサミの切れること切れること、、、。

文房具メーカーにとっては悪夢です。
そのような時代にも生き残っている文房具メーカーというのは、
やはり生き残るだけの理由があるのです。

「キングジム」はそういった文脈で、
よく引き合いに出される企業です。
この会社は社員から出たアイディアを、
ほとんど「稟議にかけずに」荒削りの状態で商品にしてしまう。
「会議に次ぐ会議、決済に次ぐ決済」こそが、
イノベーションの最大の障害だということを、
多くの日本企業は認識しています。

地方自治体が時々打ち出す、
「死ぬほどダサい地域おこしイベント(ゆるキャラ込み)」を、
よく私たちは目にするのですが、
あれの戦犯は職員のセンスのなさではなく、
「役所の決済規定」にあります。

多くの組織はそれに気付いていて、
もっとボトムアップでイノベーションが起こるよう、
努力はしているのですが、なかなかそこから脱却できない。
「明日会社がなくなるかもしれない」という危機感がなければ、
そこまで大胆な組織改革はできないからです。
もっとも厳しい文房具メーカーにいるキングジムは、
大胆な組織改革によりイノベーションを殺さない工夫をしました。

▼参考リンク:キングジムのイノベーション
http://news.mynavi.jp/articles/2012/09/25/kingjim/

具体的にどうやってるかというと、
彼らは製造業の定石である「市場調査」をしません。
「ない市場」を作ることを目指しているからです。
「ない市場」を調査することに意味はありません。
かつてヘンリ・フォードが、
「なにが欲しいかと顧客にたずねていたら、
『足が速い馬』と言われたはずだ」
と言ったという話しがありますが、
「自動車」を観たことがない人は、
「より速い馬」しか思い描けないのです。

彼らは「自分だったら使いたい文具」を、
次々と商品化します。
そのうち10分の1が大ヒットすれば、
十分収益を上げられる、
という大胆なビジネスモデルです。

キングジムで最も有名な商品は、
一定規模のオフィスになら必ずある「テプラ」です。
、、、で、最近のヒットだと「ポメラ」ですね。

▼参考リンク:ポメラ
http://www.kingjim.co.jp/pomera/

これは、パソコンから
「文字を入力するという以外のすべての機能」を、
そぎ落としたマシンです。
パソコン、スマホ時代の敢えての
「ワープロへの回帰」です。

ね?

とんがってるでしょ?

製造業はすぐに「足し算」をしたがるクセがあるのですが、
引き算にこそ答えがあった。

現にこの「ポメラ」は、
執筆を仕事にする人のなかでじわじわと支持され、
多くの作家が愛用を公言しています。
じつは私もこれのひとつ前の型を所有していまして、
ブログ記事をこれで書いたりしています。

これの良いところは、
執筆以外何もできないところ。
パソコンならば集中力が切れたときに、
ネットサーフィンしたりメールチェックしたり、
YouTubeで動画を見始めたり、、、という誘惑があるのですが、
ポメラはストイックにアウトプットする以外何もできません。

こういった「とんがった商品」を作る製造業の企画部って、
相当に楽しいだろうな、と私は時々夢想するのです。
文具業界は特に面白いものが出てくるサイクルが短いので、
けっこう刺激的なのでは、、、と想像します。



▼4位:YKK

富山県にある超有名企業です。
ファスナー業界では、
国内の95パーセント、世界でも45パーセントのシェアを誇ります。
つまり世界中のファスナーの二つにひとつが富山のYKKの製品なのです。
すごくないですか?
あと、YKKはファスナーだけでなく、
窓やサッシなんかも作っています。

最近、義理の兄と話したとき、
じつは今の日本の(クオリティ・オブ・ライフという意味で)
「真の勝ち組」というのは、地元の進学校を卒業し、
地元の国立大学を卒業し、
地元の優良な製造業の大手に就職した人なのでは、
という話しで意気投合しました。

下手に(というと語弊がありますが)東大とかに入ってしまい、
迂闊に(というと語弊がありますが)、
一種国家公務員(官僚)なんかになってしまったりすると、
仕事は激務だし、官舎はボロいし、
若いときは地方公務員より薄給だし、
ストレスで病気になる確率も高いし、
転勤も多いし、家族はそのせいで疲弊するし、、、
というような状況です。

獣医師にも数は少ないですが国家公務員一種に合格し、
農林水産省で働く同級生や知り合いがいますが、
本当に、かわいそうになるぐらい大変そうです。
彼らがエリートなのは間違いないけれど、
これが、はたして本当に幸せと言えるのだろうか、
というわけです。

官僚嫌いのマスコミや、
反体制がポジションになってしまっている人は、
絶対に認めないでしょうが、
日本という国は優秀な官僚によって
支えられているのは間違いない事実です。
彼らはある意味、
「ノブレス・オブリージュ(高貴なるものの責務)」
としてがんばってくれているわけで、
ただただ、頭が下がるわけです。

しかし、「本人の幸福度」でいうと、
地方の国立大学を卒業し、
地方の名士みたいな企業に就職した人というのは、
最強の勝ち組なのではないかと思うのです。

豊かな自然があり、
都会のストレスにさらされず、
地元の国立大学というのは地方では「絶対的存在」ですし、
地元の優良企業もまた地方では尊敬されます。
物価を換算すれば、東京の一流企業の年収1,000万よりも、
地方の優良企業の年収600万円のほうが価値があると、
言えなくもない。

だって家賃からして、
倍ぐらい違うのですから。

そんな「日本で幸せに暮す理想のキャリアパス」の、
ひとつのモデルケースが、富山大学→YKKなのでは、
とイメージしたのです。

「俺たちの会社がなかったら、
 世界中の男の社会の窓は開きっぱなしだ」
というのは仕事をする「誇り」を、
このうえなく与えてくれることでしょうし。



▼5位:琉球大学

琉球大学は、
まず沖縄で生活してみたい、
という不純な動機がいちばんです笑。
沖縄の海にはそれほどの訴求力があります。
「この海を観ながら暮らせるなら、
 今の生活なんてどうなってもいいな。」
と思わせる何かがある。

沖縄への本州からの移住者は後を絶ちませんが、
だいたいそういう理由です。

、、、で、沖縄で私が仕事をするとなると、
獣医師として豚の診療をするか、
もしくは大学教授になるか、
ぐらいしかないのでは、、、と思ったのです笑。

スキューバダイビングできませんし、
ペンション経営みたいな才能はゼロです。
(そもそも経営者の才覚はゼロです)

じっさいに教えられる資質があるかどうかは別として
大学で教えることは興味があります。
弟が大学で教えていますし、
なんか「気質的」なものとして、
私は「良い製品を作る」だとか、
「一つの分野を追求する」ことに向いているようです。
私は「モグラ」なのです。

掘って掘って掘り続けるのが好きで、
関心の対象を「拡げる」ことに興味がありません。
だから経営者にはまったく向かないし、
社交も嫌いなので政治家にも向かない。
「誰の役に立つかも分からないようなこと」
を、ひたすらに考えたり対話し続けたりするのが好きです。
私はたぶんソクラテスの子孫なのです笑。

あと、私が琉球大学に関心がある理由は、
じつは、海「だけ」ではありません。
沖縄って、学問的にと言うか、
思想的に面白そうだな、
と前から思っているのもあります。

沖縄って、日本文化のようでいて、
じつは日本文化ではない。
少なくとも「大和」文化ではない。
だから沖縄の人は本州の人を、
「大和人(やまとんちゅ)」と言います。
自分たちのアイデンティティと、
大和人のアイデンティティが同じだと、
沖縄の人たちは思っていない。

(無知な)本州の人は「沖縄も日本だろ」と言いますが、
彼らにとってその言説はそう簡単に受け入れられない。
沖縄の歴史を知れば「それはそうだろうな」と思います。
何度、沖縄が日本に捨てられてきたか。
殴ったほうは痛くないですが、
殴られた方は痛みを忘れることができないのです。
何が言いたいかというと、
「沖縄人が考える沖縄人」と、
「沖縄以外の日本人が考える沖縄人」は、
じつは別々のものです。
認知が非対称なのです。

彼らには彼らの思想があります。
それがとても興味深い。

「文体は思想そのもの」です。
日本の俳句は「575」ですが、
沖縄の歌は「8886」だそうです。
「8886」を理解できなければ琉球の内在的論理を理解できない、
と久米島にルーツを持つ佐藤優氏は指摘しています。

今上天皇は「8886」の琉歌を学んでいたそうですが、
きっとそれは先の戦争で日本が沖縄の人にもたらした哀しみの責任を、
天皇家が今も深く感じ続けていることの現れでしょう。

ひるがえって自民党の議員や菅官房長官を観るとき、
彼らが「8886の論理」を理解しているようには見えません。
理解する意志があるようにすら見えない。

、、、沖縄を学ぶと、
あるいは「琉球大学から沖縄のメガネで」何かを学ぶと、
日本というものが、あるいは世界というものが、
より立体的に見えてくるのではないだろうか、
という強い知的好奇心が私にはあります。



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推し芸人

2018.02.15 Thursday

+++vol.027 2017年8月29日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■2 私のお笑い論

「私のお笑い論」のコーナーです。
とにかく、お笑い有識者を自称する私が、
お笑いについて語りまくる、
そういうコーナーです。

独断と偏見とお笑い愛にまみれたコーナーにしたい、
そう願っています。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼最近注目している若手は、、、▼▼▼

久しぶりに、「お笑い」について語りたくなったので、
「私のお笑い論」やります。

、、、今回は短めに。

私は「お笑い有識者」ですので笑、
ときどきこうして読者の皆様に、
「優良なお笑いコンテンツ」についてご提案するのが、
私の歴史的な使命かと存じています。
私以外だれも「そんなこと存じていない」かもですが笑。

そうですねぇ。

2017年上半期はなんといっても、
「ブルゾンちえみ」でしたね。
ブルゾンちえみは岡山県出身です。

私は愛知県生まれの帰国子女で、
岡山育ちで、心の半分は北海道っ子の、
現在東京在住という、
複雑なプリズムを持つ人間ですが、
小学校高学年、中学校高校の7年間を過ごした、
岡山出身のタレントがテレビで活躍したりすると、
ちょっと嬉しい気持ちがいまだにあります。

岡山って「広島の影に隠れたマイナーな県」
という印象が強いのであまり知られていませんが、
B'zの稲葉さんも、
次長課長も、
千鳥も、
THE BLUE HEARTSの甲本ヒロトも、
橋本龍太郎元総理も、
水道橋博士も、
みんな岡山県人です。
(かつて高校生だった私の弟は橋本龍太郎の選挙カーに、
 あやうく引かれそうになったことがあります笑。)

岡山はベネッセホールディングス、
昔の進研ゼミ(福武書店)の発祥地でもあり、
「教育に力を入れている県」なのです。
統計的にも県の予算に占める教育への支出割合が高い、
という記事を読んだことがあります。

だからかどうか分かりませんが、
岡山県出身の有名人って、
どこかインテリな雰囲気が漂ってませんか?

教養の匂いがするというか。

「どこが?」と反論されるかもしれませんが、
甲本ヒロトなんてめちゃくちゃ頭いい進学校出てますし、
彼の書くリリックはもはや「純文学」だと私は思っています。
また、水道橋博士も本を読めば分かりますが、
めちゃくちゃ頭いいです。

、、、サンプル数が少なすぎるので、
何の意味もなしていない発言ですが笑。

ブルゾンちえみも、
どことなく「知性の匂い」がするんですよね。
現に彼女は国立大学の教育学部を卒業しています。
きっと多くの人が彼女に感じている、
「そこはかとない好感度」というのは、
彼女の知性に由来すると思っています。
どこか「品」みたいなものがある。



▼▼▼おすすめの芸人▼▼▼

話しがそれましたが、
この上半期で、ブルゾンちえみがブレークしたのは、
別にいまさら私が言及しなくても皆さんが知っていることですから、
まだあまりテレビに露出していないけど、
「この人面白いよ」という人を何組か紹介します。

▼マツモトクラブ

この人は私がもうずいぶん前から、
「推し」ている人です。

リズムネタなど「わかりやすいネタ」、
お笑い用語でいう「ベタ」を志向するのが、
昨今のお笑い界の風潮です。

それは当然で、テレビの力が相対的に落ちていますから、
長いネタというのはそもそも見てもらえない。
シュールで咀嚼しないと笑えないネタなんていうのは、
論外なわけです。

そんななか、ある意味、
「シュールというストロングスタイル」の、
フィールドで勝負している彼は、
サムライのようでカッコいいです。

ブレイク前のバカリズムとどこか重なるところがあります。
「俺は俺が面白いと思ったことをやり続ける。
 世間が必ず気付くときが来る。」
という頑固なまでの信念。

売れて欲しいなぁ。
ただ、彼の場合はまだデビューして5年とか6年なので、
今売れていないというのは逆にラッキーです。
いまのうちにお笑いの地肩を鍛え、ネタを増やし、
野球のピッチャーで言うところの「球種」を増やし、
制球の精度を高めておくことができるからです。
ブルゾンちえみの場合、幸か不幸か、
そのあたりの「地肩」がまだ固まっていないうちに、
ブレークしましたので、今後苦労するでしょう。
まぁ、彼女の場合はお笑い芸人と言うよりも、
「タレント」として生きる道もありますが。

▼参考動画:マツモトクラブ「ストリートライブ」
https://youtu.be/_0VMRgktQaE



▼ネルソンズ

このコンビは最近、
私の中で最も「熱い」ですね。
たしか今年の正月の「おもしろ荘」にも出ていました。

特にボケの「和田まんじゅう」の存在感が至高です。
こういう「正真正銘のコメディアン」というのは、
昨今のお笑いシーンのなかで、いそうで案外いなかった。

顔、体型、話し方、話す内容、動き、、、
すべてが面白いです。

▼参考画像:和田まんじゅう
https://goo.gl/KzsZM3


彼は本当にオールラウンドタイプの天才肌、
って感じで、ちょっとした衝撃を受けています。
ネタもめちゃくちゃ面白いし。

登場するだけで笑いが起こる。
「こいつは何かをやってくれそうな気がする」
というワクワク感を、私は久しぶりに味わっています。

▼参考動画:ネルソンズ「祭り」
https://youtu.be/7v0l5Q8QAZ0

いま地上派で彼らが出ている番組は、
「日曜チャップリン」と、
「有田ジェネレーション」ぐらいですかね。
興味ある方は是非、チェックしておいてください。



▼チョコレートプラネット

チョコレートプラネットに関しては、
キングオブコントにも出ていますし、
知っている方も多いと思うのですが、
最近改めて、面白いなぁと思うのです。
ネタがちゃんと面白いコンビは、
それだけで信頼してしまいます。

▼参考動画:チョコレートプラネット「カラオケ」
https://youtu.be/E3FNuc93StU

ツッコミ?のおかっぱ頭だった人(名前知らない)が、
最近IKKOさんのモノマネをはじめまして、
そのクオリティがヤバイです。
何度観ても笑ってしまいます。


以上、偶然にも、ピン、コンビ、トリオと、
ひと組ずつ紹介する形になりましたが、
2017年上半期、私が「笑った」人々を紹介しました。
またネタがたまったらお笑いについて語りたいと思います。
乞うご期待!




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インドの極甘スイーツ「グラブジャムン」の思い出

2018.02.15 Thursday

+++vol.027 2017年8月29日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 今週のオープニングトーク
久しぶりの「質問カード」
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

▼▼▼体調について▼▼▼

メルマガ読者のみなさん、こんにちは。
先週のメルマガでご報告しましたとおり、
体調はずいぶん上向いてきました。

本も読めるようになりましたし、
文章も書けるようになりましたし、
メッセージの準備なんかもしています。
散歩をしたり外出したりもできてます。
日曜日の礼拝にも出席しましたし、
もう、ゲームをしなくても大丈夫になりました。

私にとって最後の難関は、
「不特定の人とテーマのない雑談する」ことです。
多分これは私の脳の個性による脆弱性の問題で、
「特定の人とテーマを決めて対話(議論)する」のは、
体調が最悪のときでも「なんとかなり」ますが、
「不特定の人とのテーマのない雑談」は、
健康状態万全で臨んでも、
1時間ぐらいで脳がパンチドランカーのように疲れます。
下手をするとそれがきっかけで鬱の症状が戻ってくる。

私にとって「パーティー」だとか、
「ざっくばらんな社交の場」は、
第二次世界大戦のガダルカナル戦や硫黄島のようなもので、
まともにぶつかると命がいくつあっても足りないので、
そそくさと尻尾を巻いて逃げ出すようにしています笑。
「付き合い悪い奴」としてこれからも生きていきます笑。

宮本武蔵がかつて言ったように、
負けると分かっている戦いは、
最初から試合を引き受けないのが、
「不敗の秘訣」なのです。
「逃げるは恥だが役に立つ」わけです。

、、、あと、ねんのため、
毎日9時間ぐらい寝るようにはしています。
(少なくとも私にとって)、
鬱にとって最良の治療薬であり予防薬は、
「たっぷりの睡眠」だということを、
私はこの3年間で学び取ってきたからです。



▼▼▼質問カード▼▼▼

さて、久しぶりの「質問カード」を、
やりたいと思います。
では机の上の質問カードから、
一枚質問をひきます。

今日の質問はこれ;
「いままでに食べた、
 『過去最高のスイーツ』を、
 教えてください。」

、、、みなさんはどうでしょうか?
一緒に考えてみてください。

私は、そうですねぇ。
40年近く生きていますので、
検索すべきデータベースが大きくて、
さらに検索エンジンも劣化していますので、
「これだ!」という風に、
即座に出てこないわけです。
これを老化と言います笑。

純粋に「美味しさ」という話しなら、
きっといろいろあるんだろうと思うのですが、
問題はほとんど覚えていないことですね汗。

「記憶に焼き付く」デザートであり、
さらに「美味かった!!」という感動があったものが、
脳内の検索機能で5つほどヒットしましたので、
そのなかから3つだけ紹介したいと思います。

、、、結果的に全部、旅先で食べたもの、
もしくは過去に住んでいた土地に結びつくものです。

きっとこれには理由があり、
食べたものの思い出というのは、
そのときの風景や空気、音や喧噪、
そういったものと分かちがたく結びついており、
それらと結びついた食べ物というのはやはり、
「記憶に焼き付く」からです。



▼▼▼インドの甘いやつ▼▼▼

、、では本題にいきます。
まずひとつめは「グラブジャムン」という、
インドのお菓子。

▼参考画像:グラブジャムン
http://www.museny.com/image3/india1004/110304lunch9.JPG

こちらですね。
これはインド料理屋ですら、
日本ではまだ一般的ではないので、
あまり食べたことのある人は多くないかも知れない。

インドに行ったことのある人なら、
おそらく必ず食べているやつです。
名前は「グラブジャムン」というそうです。
私はいままで「あのめちゃくちゃ甘いやつ」と、
脳内でそのお菓子のことを呼んできていて、
食べたことのある人同士ならそれで伝わりますので笑、
固有名詞を知りませんでした。

はじめに言っておきますと、
このグラブジャムンは、単体で食べても、
さほど美味しくないです(美味しくないんかい!)。
しかし、私の人生で口に入れたもののなかで、
「もっとも甘い食べ物」というのは間違いないです。
、、、で、調べてみると、
「世界一甘い食べ物」という評判もあるらしい。

▼参考リンク:ヤフー知恵袋「世界一甘い食べ物は?」
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10138451800

、、で、なんでこれが「最高のスイーツ」になるのか、
ということなのですが、単体で食べてもさほど美味しくない、
というところにその要点があります。
さらに言えば、日本で食べてもさほど美味しくないかもしれない。

食べ物には、「文脈」というものがあるのです。

説明します。

私は2008年の夏、4ヶ月間インドで過ごしました。
インドの食生活は、いつかこのメルマガにも書きましたが、
朝はカレー、昼はカレー、夜はカレー、
おやつはカレー味のスナック類です。

さらに、カレーの朝ご飯、カレーの昼ご飯を食べた後に、
彼らが髪の毛に何か油のようなものを塗りたくって、
おめかしして家族で出かける、
「地元のカレー(!)レストラン」があります。
彼らが言うレストランという言葉の中に、
「カレー」は含まれているのです。

中産階級の人が月に一回ぐらい気軽に行く店。
日本で言うデニーズみたいな感じでしょうか。

、、、で、そこのカレーが、
えげつないぐらい辛いのです。
地獄のごとく辛い。

インドでは料理は右手で食べます。
左手は「不浄の手」なので、
左利きの人でも左手ではご飯を食べませんし、
左手で子どもの頭をなでるのは侮辱です。

右手でどうやって食べるかと言いますと、
ライスとカレーを手でごにょごにょして口に入れる。
スープは中指、薬指、小指を上手に使ってスプーンを作り、
器用に口に入れて食べます。

▼参考画像:右手でカレーを食べる。
http://melakajp.com/about/photo/0606/DSC_2487x800.jpg

良く「蒙古タンメン中本の北極ラーメン」みたいな、
激辛料理を食べると、「唇が痛い」と言います。

▼参考画像:北極ラーメン
http://nakamoto.tokyo/wp-content/uploads/2015/11/hokkyokuramen1.jpg

、、、「インドローカルの地獄カレー」はさらにその上を行きます。
どのぐらい辛いかというと、唇が激痛なのは当たり前で、
「カレーを混ぜている右手が辛さで痛い」ぐらい辛いのです。

「指が辛い」のです。

マジで。

爪の間とかが辛くてひりひり痛みます。
出されたものはなるべくのこさないように、
それまで私はインドのものを食べてきましたが、
あの日、ウッダルプラデシュ州のバラナシにある、
あのカレーレストランのカレーだけは、
半分食べてギブアップしました。

熱湯から出てきたダチョウ倶楽部の上島竜平さんぐらい、
半分食べた時点の私の全身は汗で「びっちょびちょ」でした。
「お前さては、食べてる間にシャワー浴びてきただろ?」
と聞かれるぐらい。

▼参考画像:熱湯からあがる上島竜平
http://daily.c.yimg.jp/gossip/2015/04/29/Images/07967257.jpg

くやしいのはホストファミリーの6歳と10歳子どもたちが、
同じカレーを平然と食べていることです。
なんだこの「圧倒的な力の差」は!
30歳を過ぎた大人が6歳に「完敗する」ことって、
あんまりないので、私の指と舌と自尊心と武士の心は、
辛さによって完全に打ち砕かれたわけです。
「離乳食からカレーを食べている民族には勝てない。」

そんな、濡れた犬のように、
辛さに打ちのめされた私の前に出てきたのが、
そう、おまたせしました。
「グラブジャムン」です。

右手の指先は燃えるように熱く、
舌と唇の感覚は失われている。
青白い蛍光灯は不安定に点滅し、
無数の蠅が周囲を飛び交い、
相変わらずやかましいヒンディ語の怒声と、
外からの鳴り止まぬクラクションの音。
外気温は40度を超え、湿度は90パーセントを超える。
何か耳鳴りのようなものが聞こえ、
シビれた脳でこれまでの人生がフラッシュバックする。

そんな私の前に、
あの、「まあるい甘いやつ」が運ばれてきます。
そいつをスプーンで半分に切って、
口にいれます。

(なぜかいつも、
 「このタイミング」でスプーンが登場します。
 インドの人もグラブジャムンは手で食べません。
 「スプーンあったんかい!」と、
 私はいつも小さく心の中でツッコむわけですが)

芥川龍之介に「蜘蛛の糸」という作品があります。
生前悪事を尽くしたカンダタという男が、
生きている間にした善行は一匹の蜘蛛を助けたことだけだった。
地獄の業火で焼かれるカンダタに、
お釈迦様は一本の蜘蛛の糸を垂らし、、、
という有名なストーリーです。

濡れた犬のように消耗した私にとって、
グラブジャムンはその蜘蛛の糸のようなものです。
もしくは、地獄の業火で焼かれて乾いた喉に垂らされる、
「一滴の甘い露」と言い換えても良いでしょう。

一滴の水に飢えたカンダタのごとく、
私はこのグラブジャムンを口に入れたのです。
そこで私はひとつの「真理」に到達しました。
そう、同じバラナシで悟りを開いたゴータマ・シッダールタのように。

その真理とは、
「めちゃくちゃ蒸し暑い気候のなかで、
法外に辛い食べ物を食べた後に、
激甘のデザートを食べるというのは至高の経験だ」
ということです。

死んでいた舌が生き返り、
麻痺していた思考力が元に戻ってくる。
「生きた心地がする」状態にしてくれる、
そんな感じです。

食べ物は「文脈」がたいせつです。

肉体労働やサウナの後のビールが、
一番美味しいと言う人がいるのと同じであり、
ラーメンを食べたあとのアイスクリームが美味しいのと同じであり、
普段ガムを噛む習慣はないが、
焼肉屋の会計でもらうスペアミントガムだけは、
なぜか美味しいと感じるのと同じです。

グラブジャムンは具体的にどんなスイーツか、
ざっくりとイメージだけで説明しますと、
「日本で一番甘いカステラ」を、さらに2倍甘くしたものを、
とりあえず「油で揚げ」ます。
それを、とびきり濃厚な砂糖シロップに浸けて、
1ヶ月置きます。
そうするとシロップを吸い込んだその「揚げカステラ」は、
もはやシロップと同じぐらいの比重となり、
「ずっしり重くて甘い何か」になります。
おおざっぱにいえば、これがグラブジャムンです。

蟻ですら遠慮するほどの甘さのこのデザートの、
ひとつあたりのカロリーはあまり計算しないほうが、
精神衛生上よろしいかと思われます。

これを食べて「美味しい!」と感じるような、
「文脈」というものが日本には存在しないので、
日本でグラブジャムンを食べても「最高のスイーツ」には、
なりづらいかとは思うのですが、
どうやら日本でも手に入るようです。

どうしても興味がある人は試してみてください。
いったい、いつ食べたらよいのか分かりませんが。

▼参考リンク:Amazon「グラブジャムン」
http://amzn.asia/0r63cUj

、、、あとふたつ紹介しようと思ってたのですが、
ここで文字数オーバーです。

今日は列挙するにとどめ、
またいつか説明します。

▼今年フィリピンで食べた「チュロス」

▼帯広「クランベリー」の、よみたんソフトクリーム

以上、「過去最高のスイーツ」の話しでした!

みなさんの最高のスイーツは何ですか?





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陣内が先週読んだ本 2017年8月第二、第三週 『暴力の人類史 上』スティーブン・ピンカー他4冊

2018.02.08 Thursday

+++vol.026 2017年8月22日配信号+++

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■4 陣内が先週読んだ本 
期間:2017年8月第二、三週 8月6日〜19日
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

先週私が読んだ本(読み終わった本)を紹介していきます。
一週間に一冊も本を読まない、
ということは、病気で文字が読めなかった数ヶ月を除くと、
ここ数年あまり記憶にないですから、
このコーナーは、当メルマガの
レギュラーコーナー的にしていきたいと思っています。
何も読まなかった、という週は、、、
まぁ、そのとき考えます笑。

ただ紹介するのも面白みがないので、
twitterに準じて、
140文字で「ブリーフィング」します。
「超要約」ですね。
(どうしても140字を超えちゃうこともあります。
 140文字はあくまで「努力目標」と捉えてください笑。)

忙しい皆さんになり代わって、
私が読んだ本の内容を圧縮して紹介できればと思います。
ここで紹介した本や著者、テーマなどについて、
Q&Aコーナーにて質問くださったりしたら、
とても嬉しいです。

*今週は病気で本を読んでいませんので、
今回ご紹介するのは先々週に読んだ本です。
あと、体調が本調子になるまで、
読む本はけっこう減ると思われますので、
あらかじめご了承ください。


●仕事なんか生きがいにするな

読了した日:2017年8月7日
読んだ方法:Kindleで電子書籍購入

著者:泉谷閑示
出版年:2017年
出版社:幻冬舎新書

リンク: http://amzn.asia/2ekzjTg

▼140文字ブリーフィング:

著者の泉谷氏は精神科医で、
私は病気療養の初期の2014年に、
著者の「クスリに頼らなくても『うつ』は治る」に、
大きなヒントを得て以来、彼の書くものを結構読んできました。
泉谷さんは現代の精神疾患の増加の背景に、
21世紀における価値観の地殻変動を見ています。
「生きることの意義」は生産性で測られますが、
「生きることの意味」は生産性とは関係ありません。
引用します。

→位置No.1059 
〈しかし、一方の「意味」というものは、
「意義」のような「価値」の有無を必ずしも問うものではありません。
しかも、他人にそれがどう思われるかに関係なく、
本人さえそこに「意味」を感じられたのなら「意味がある」ということになる。
つまり、ひたすら主観的で感覚的な満足によって決まるのが「意味」なのです。
これを、別の言い方で説明してみましょう。
「意義」とは、われわれの「頭」の損得勘定に関係しているものなのですが、
他方の「意味」とは、「心=身体」による
感覚や感情の喜びによって捉えられるものであり、
そこには「味わう」というニュアンスが込められています。〉

「あん」という映画があります。
社会から隔絶されその「存在を末梢されてきた」
ハンセン氏病の当事者を描いた映画です。
樹木希林演じるハンセン氏病患者がこの映画の最後に、
こう言っています。

「ねえ、店長さん。わたしたちはこの世を見るために、
聞くために生まれてきた。
だとすれば、何かになれなくてもわたしたちは、
わたしたちには、生きる意味が、あるのよ。」
(629文字)

▼参考リンク:クスリに頼らなくても「うつ」は治る 泉谷閑示
http://amzn.asia/fQXvIbQ

▼参考リンク:映画「あん」
http://amzn.asia/aLhjOzO



●放射線医が語る 福島で起こっている本当のこと

読了した日:2017年8月8日
読んだ方法: 図書館で借りる

著者: 中川恵一
出版年:2014年
出版社: KKベストセラーズ

リンク: http://amzn.asia/cpGhCeH

▼140文字ブリーフィング:

東大医学部の中川恵一先生は、
東海村のJOC臨界事故で急性放射線障害により亡くなった、
2人の作業員の方の治療に携わった放射線医です。
彼は養老孟司さんの盟友でもあり、
2011年の福島原発事故以降、
多くのデマゴーグが現れては消えるなか、一貫して、
「まっとうな科学的な発言」をし続けている勇気ある人です。
彼が言っているのはずっと「冷静になれ」ということです。
9.11同時多発テロのあと米国中の人が飛行機を避けた結果、
めちゃくちゃ多くの交通事故死(数千人単位の死者数)が起きましたが、
福島でも同じことが起きていると著者は指摘しています。
大学で「放射線学」の単位を取得した私も、まったく同感です。

→P22 
〈一方、世界のCTスキャナの3分の1が日本にあります。
これだけCTスキャナが身近にあるということは、
当然、医療被曝も多くなるわけです。
CTは病気を見つける能力が非常に高く、
日本人の長寿にプラスになっています。
用はメリットとデメリットのバランスです。
世界一医療被曝が多い日本人が
世界一長生きになっていることを忘れてはいけません。
これらを踏まえると、1ミリシーベルト以下を目指して、
除染に兆単位の予算を割くなら、
住民とのリスクコミュニケーションなどにお金を割くべきだと私は思います。
この場合のリスクコミュニケーションとは、
被災者と専門家がリスクについて話し合う双方向コミュニケーションのことです。
 、、、私も福島支援の研究班を立ち上げて、
部下のひとりに、全村避難を続けている
飯館村の松川第一仮説に住んでもらい、
福島市内に避難している飯館村役場の健康福祉課に勤務してもらってきましたが、
「リスクコミュニケーション」といった分野になかなか予算を割いてもらえない。
一方、我々から見るとムダに見える除染に莫大な予算をかけているのは、
なんともアンバランスだなと思います。〉

BSEしかり、ヒアリしかり、放射能しかり、
日本人の行動というのは合理的じゃなくて絶望的な気持ちになります。
その行動はまるで、
「高層ビルから落ちたスパナが脳天に直撃して死んだ人のニュース」
をテレビで見た次の日に、ヘルメットをかぶって出勤する人のようです。
それによって狭くなった視界による交通事故の死亡リスクは、
おそらく「スパナリスク」の100万倍以上です笑。
冗談のように聞こえるかも知れませんが、
こういうことを日本人は事象を変えては繰り返しています。
(958文字)



●ポアンカレ予想

読了した日:2017年8月8日
読んだ方法:図書館で借りる

著者:ジョージ・G・スピーロ
出版年:2011年
出版社:ハヤカワ文庫

リンク: http://amzn.asia/3Ckf9yB

▼140文字ブリーフィング:

100年間解けなかった数学の難問「ポアンカレ予想」をめぐる物語です。
リーマン予想の「素数の音楽」と違うのは、
最後にこの問題が「解けた」ことです。
2006年にペレルマンというロシア人数学者によって解かれました。
ポアンカレ予想は「リーマン予想」や「フェルマーの問題」と違い、
高校数学までの知識ではイメージできません。
「ドーナツとマグカップは同じものである」という、
位相幾何学という名の数学の分野があるのですが、
その分野に関する問題で、5次元、6次元、7次元、それ以上、、、
という高次元空間における「証明されない仮説」の話しです。
ポアンカレの大天才ぶりには驚きました。
「系に加わる微細な擾乱が大きな影響を及ぼす可能性がある」
という複雑系の論理(バタフライ効果)の原型も彼が発端だし、
位相幾何学(トポロジー)の基礎も彼が作りました。
ちなみに素粒子論の「超ひも理論」はトポロジーから来ていますから、
ポアンカレは現代の先端物理学の始祖と言えるかも知れません。
(423文字)



●暴力の人類史(上)

読了した日:2017年8月8日
読んだ方法: 図書館で借りる

著者: スティーブン・ピンカー
出版年:2015年
出版社: 青土社

リンク: http://amzn.asia/jc6PIeA

▼140文字ブリーフィング:

ビル・ゲイツが「私が読んだ本で最も重要な本だ」
と絶賛して話題になった本です。
上下巻で1200ページを超える大作ですので、
140文字ではブリーフィングできません。
(まだ下巻は途中ですし)
目次を以下に記します。

目次と構造
【上巻】(全652ページ)
第1章 異国
第2章 平和化のプロセス
第3章 文明化のプロセス
第4章 人道主義革命
第5章 長い平和
第6章 新しい平和

【下巻】(全579ページ)
第7章 権利革命
第8章 内なる悪魔
第9章 善なる天使
第10章 天使の翼に乗って

この本の論旨は、
「多くの思想家や社会学者や政治家の指摘とは逆で、
人類史が始まってから、暴力というのは、
一貫して減り続けている」ということであり、
欧米人らしい緻密かつ遠大な論理でそれを実証的に説明していきます。
「人類史を大づかみに語る」というのが、どうやらこの10年ほどの、
欧米社会における言論界のブームのようです。
ジャレド・ダイヤモンドの「銃・病原体・鉄」もそうですし、
ユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス全史」もそうです。
(432文字)




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